89 / 116
第三章
123話 水の精霊
しおりを挟む
啜り泣くような声が聞こえた。
とても悲しい、途方に暮れたような感情。
ラルフは引き寄せられるように、その木箱を手に取った。
「それにするの?」
小さな木箱を手にしているラルフに、俺は声をかけた。じっと木箱を手にしたまま微動だにしないので心配になったのだ。
「…兄さま」
「ラルフ?」
顔を覗き込むと、ラルフは静かに涙を流していた。
ポロポロと頬を伝う涙を見て、俺は目を見開く。
ハンカチを取り出し、優しく涙を拭き取りながら『どうしたの?』と聞いてみた。
「分かんない…何だか、とても悲しいの。悲しいって言ってる」
ラルフは、そう言いながら手に持っている木箱を見下ろした。
「言ってる?その木箱が言ってるの?」
「うん。出たいけど、出たくなくて…どうしたらいいのか、分からないの」
ラルフの言葉を聞き、中に何か入ってるのだろうかと、俺はベルボルトを呼んだ。
ベルボルトは、ラルフが手に持っている木箱を見て、気まずそうな顔をする。
「申し訳ない。それは売り物とちゃうねん。誰かの落とし物みたいやねんけど」
「そうなの?中に何かいるみたいなんだけど」
「ほんまに?振っても音がせえへんかったから、空やと思ったんやけど」
話してるうちに、木箱が青く光り出した。
淡く、弱々しい。
ここにいるよ、と頑張って主張しているようだ。
「この光は精霊か?」
「イド、分かるの?」
イドの母国には大きな湖があり、そこで見る水の精霊たちと光り方が酷似しているそうだ。
イドは木箱を見て『封印されているな』と言った。
エスパーか。
見ただけで何故そんなに分かるんだ。
封印を解けるかと聞いたら、出来なくもないが、どんな精霊が入ってるか分からないと言われた。
「水の精霊じゃないの?」
「水の精霊だろうが、封印されてるってことは何かしらの理由があるはずだ。迂闊に開けるのは危険だぞ」
確かに。
木箱から発せられている光に濁ったところはなく、悪霊に堕ちたというわけではなさそうだが、何故封印されてしまったのか。
顎に手を当てて考え込む俺の後ろでは、ベルボルトたちが『光なんて見えへんけど』と首を傾げていた。
精霊が見えない人もいる。
見える人でも、はっきり見える人もいれば、薄らと光だけしか見えない人もおり、見え方にも個人差があった。
声が聞こえたり、精霊の言葉が分かる人は少なく、精霊側から思念が送られてくる時があり、その時だけ意思の疎通が可能な場合もあった。
ちなみに俺は、丸い光が見えるだけで精霊の姿や形は見えず、声も聞こえない。
イドは、はっきり見え、会話も出来るようだった。
そして、同じように精霊の言葉が分かるラルフは、木箱から聞こえる声に熱心に耳を傾けていた。
どのような話をしているのか、俺には聞こえないから分からない。
けれど、木箱から顔を上げたラルフはもう泣いておらず、まだ少し涙に濡れた瞳からは、しっかりとした意思が感じられた。
「兄さま。僕、この子を助けてあげたい」
『助けてあげて』ではなく『助けてあげたい』とラルフは言った。
その瞬間、青い光が木箱から溢れ、辺りを満たした。
パキンっと割れる音がし、箱の蓋が自然と開く。
木箱から出てきた丸い光がラルフに触れると、ラルフの額に紋様が浮かび上がってきた。
最後となる、水の使い手の誕生だった。
『この封印は、次に選んだ相手があなたのことを受け入れたら、解けるようになっているわ』
彼女は海を眺めながら、独り言のように呟く。
『包み隠さず私のことを話すのよ?それでも受け入れることが出来たなら、その人は私のようにはならない。あなたは正しい人を選んだの』
不思議なことを言う、と木箱に閉じ込められた精霊は思った。
間違うはずなどない。
だって同じだもの。
同じ魂の色。
"あなたを選んだことも、私は正しかったと思っているわ"
そう精霊は言ったけれど、その言葉はもう彼女には届かなかった。
彼女は、戸惑いながらも懸命に、魂に刻まれた責務を全うした。
何度出会っても変わらない。
あなたは健気で弱く、泣き虫な私の愛しい主よ。
『まぁ、なんて不満そうなの?主と私がいれば何も問題ないわ!指輪は所詮ただの器。力を集約して発揮する道具に過ぎず、なくても困らないのよ?頭の固い老人には理解できないのかしら?いろいろ経験した自分の考えがすべて正しいと思っているなら、それは立派な老害だわ。退位した方がよろしいのではなくて?』
精霊の言葉が分かる魔法士数名と、マキシミリアンは目を逸らした。
姿だけ見える者は、精霊が何かを必死に訴えているように見え、光しか見えない物は、丸い光が上下に動いているように見えた。
国王陛下は、やっと現れた水の使い手と、いつの間にか分裂されていた魔道具の指輪及び水の精霊を見て、眉を顰める。
「私が老害だと?」
ピシリと部屋の空気が凍った。
陛下も精霊の言葉が分かったようだ。
言葉が通じると思っていなかったのか、水の精霊は飛び上がると、素早くラルフの後ろに隠れた。
盾にされたラルフは、陛下からの鋭い視線を浴び、冷や汗を流す。
そこに追加で爆弾を落としたのは、この国の第二王子だった。
「老害と言われても仕方ないのでは?父上はたまに頭が固過ぎますから」
「ヴィル!」
マキシミリアンが慌ててヴィルヘルムの口を手のひらで塞いだ。
『本当のことだけど、今は言っては駄目だ』とボソボソ注意している。
仲の良い異母兄弟で何よりだが、ここまで聞こえているぞ。
わざとなのか?
小さな青筋を立てた陛下は、息子たちに苦言を言うことなく、矛先をこちらへ向けてきた。
とばっちりである。
「フィン。そなたも私を老害だと思っておるのか?」
老害までは思っていない。
ヴィルヘルムの言う通り、たまに頭が固いなと思っているだけだ。
だが、肯定など出来るはずもなく、仕方なく一歩前に出た俺は、胸に手を当てて否定の言葉を口にした。
「とんでもございません。陛下は精力的で若々しく、まだまだ老人の域などには程遠いではありませんか。広い視野を持ち、常に慎重で、国や民のためを思う心優しき王でございます」
「ふむ」
少し機嫌が直ったのか、陛下は顎を撫でながら頷いていた。
「陛下のご心配は最もですが、指輪と精霊は無理に離されてしまった為に、二つを元に戻すことができません。例え成功したとしても、以前のような力は発揮できないでしょう。時間も迫っており、精霊が使い手に憑依するという方法を使えば、同じように儀式を行えると精霊は申しております」
精霊から説明を受けたラルフの話によるとこうだ。
魔界の入り口となる場所を囲うように四つの石碑がある。
石碑に四人の使い手が手を当てて力を注入し、四人の魔力が合わさって、結界魔法が発動するそうだ。
その魔力も精霊と使い手の魔力を混ぜた力が必要だそうで、それを簡易的に行うことができる魔道具が指輪だった。
だから、憑依すれば力の融合は行え問題ない。
それよりも考えなければならないことがあった。
前回の水の使い手は、体の一部を失う程の負傷を負い、人生を憂いて海へ身を投げた。
多くの兵や民も負傷したと聞く。
戦いは苛烈を極めたようで、それほど魔界側の攻撃が激しかったということだ。
「使い手は儀式成功の鍵です。その為には、彼等を傷一つ付けずに石碑へ送り届ける必要があります。そして、この戦いは四人だけのものではありません」
儀式を行うのは四人だが、成功させる為には騎士団や魔法士の他にも様々な人たちの協力が必要なのだ。
近くの住民は避難をし、どこから魔物や魔獣が襲ってくるか分からないから、住民たちを守る部隊も必要だった。
結界修復の儀式は、崩壊が始まってからしか行えない。
魔界の濃い瘴気を感知した石碑が反応して、初めて準備が整う。
結界の崩壊が始まれば、そこから魔界の魔物や魔獣がこちら側へ侵入し始める。
石碑はその近くに位置している。
正面からの対決だった。
崩壊開始から二十四時間が勝負で、一日経てば完全に結界がなくなってしまう。
それまでに襲ってくる魔界側の住人を押さえ付け、儀式を成功させなければならなかった。
とても悲しい、途方に暮れたような感情。
ラルフは引き寄せられるように、その木箱を手に取った。
「それにするの?」
小さな木箱を手にしているラルフに、俺は声をかけた。じっと木箱を手にしたまま微動だにしないので心配になったのだ。
「…兄さま」
「ラルフ?」
顔を覗き込むと、ラルフは静かに涙を流していた。
ポロポロと頬を伝う涙を見て、俺は目を見開く。
ハンカチを取り出し、優しく涙を拭き取りながら『どうしたの?』と聞いてみた。
「分かんない…何だか、とても悲しいの。悲しいって言ってる」
ラルフは、そう言いながら手に持っている木箱を見下ろした。
「言ってる?その木箱が言ってるの?」
「うん。出たいけど、出たくなくて…どうしたらいいのか、分からないの」
ラルフの言葉を聞き、中に何か入ってるのだろうかと、俺はベルボルトを呼んだ。
ベルボルトは、ラルフが手に持っている木箱を見て、気まずそうな顔をする。
「申し訳ない。それは売り物とちゃうねん。誰かの落とし物みたいやねんけど」
「そうなの?中に何かいるみたいなんだけど」
「ほんまに?振っても音がせえへんかったから、空やと思ったんやけど」
話してるうちに、木箱が青く光り出した。
淡く、弱々しい。
ここにいるよ、と頑張って主張しているようだ。
「この光は精霊か?」
「イド、分かるの?」
イドの母国には大きな湖があり、そこで見る水の精霊たちと光り方が酷似しているそうだ。
イドは木箱を見て『封印されているな』と言った。
エスパーか。
見ただけで何故そんなに分かるんだ。
封印を解けるかと聞いたら、出来なくもないが、どんな精霊が入ってるか分からないと言われた。
「水の精霊じゃないの?」
「水の精霊だろうが、封印されてるってことは何かしらの理由があるはずだ。迂闊に開けるのは危険だぞ」
確かに。
木箱から発せられている光に濁ったところはなく、悪霊に堕ちたというわけではなさそうだが、何故封印されてしまったのか。
顎に手を当てて考え込む俺の後ろでは、ベルボルトたちが『光なんて見えへんけど』と首を傾げていた。
精霊が見えない人もいる。
見える人でも、はっきり見える人もいれば、薄らと光だけしか見えない人もおり、見え方にも個人差があった。
声が聞こえたり、精霊の言葉が分かる人は少なく、精霊側から思念が送られてくる時があり、その時だけ意思の疎通が可能な場合もあった。
ちなみに俺は、丸い光が見えるだけで精霊の姿や形は見えず、声も聞こえない。
イドは、はっきり見え、会話も出来るようだった。
そして、同じように精霊の言葉が分かるラルフは、木箱から聞こえる声に熱心に耳を傾けていた。
どのような話をしているのか、俺には聞こえないから分からない。
けれど、木箱から顔を上げたラルフはもう泣いておらず、まだ少し涙に濡れた瞳からは、しっかりとした意思が感じられた。
「兄さま。僕、この子を助けてあげたい」
『助けてあげて』ではなく『助けてあげたい』とラルフは言った。
その瞬間、青い光が木箱から溢れ、辺りを満たした。
パキンっと割れる音がし、箱の蓋が自然と開く。
木箱から出てきた丸い光がラルフに触れると、ラルフの額に紋様が浮かび上がってきた。
最後となる、水の使い手の誕生だった。
『この封印は、次に選んだ相手があなたのことを受け入れたら、解けるようになっているわ』
彼女は海を眺めながら、独り言のように呟く。
『包み隠さず私のことを話すのよ?それでも受け入れることが出来たなら、その人は私のようにはならない。あなたは正しい人を選んだの』
不思議なことを言う、と木箱に閉じ込められた精霊は思った。
間違うはずなどない。
だって同じだもの。
同じ魂の色。
"あなたを選んだことも、私は正しかったと思っているわ"
そう精霊は言ったけれど、その言葉はもう彼女には届かなかった。
彼女は、戸惑いながらも懸命に、魂に刻まれた責務を全うした。
何度出会っても変わらない。
あなたは健気で弱く、泣き虫な私の愛しい主よ。
『まぁ、なんて不満そうなの?主と私がいれば何も問題ないわ!指輪は所詮ただの器。力を集約して発揮する道具に過ぎず、なくても困らないのよ?頭の固い老人には理解できないのかしら?いろいろ経験した自分の考えがすべて正しいと思っているなら、それは立派な老害だわ。退位した方がよろしいのではなくて?』
精霊の言葉が分かる魔法士数名と、マキシミリアンは目を逸らした。
姿だけ見える者は、精霊が何かを必死に訴えているように見え、光しか見えない物は、丸い光が上下に動いているように見えた。
国王陛下は、やっと現れた水の使い手と、いつの間にか分裂されていた魔道具の指輪及び水の精霊を見て、眉を顰める。
「私が老害だと?」
ピシリと部屋の空気が凍った。
陛下も精霊の言葉が分かったようだ。
言葉が通じると思っていなかったのか、水の精霊は飛び上がると、素早くラルフの後ろに隠れた。
盾にされたラルフは、陛下からの鋭い視線を浴び、冷や汗を流す。
そこに追加で爆弾を落としたのは、この国の第二王子だった。
「老害と言われても仕方ないのでは?父上はたまに頭が固過ぎますから」
「ヴィル!」
マキシミリアンが慌ててヴィルヘルムの口を手のひらで塞いだ。
『本当のことだけど、今は言っては駄目だ』とボソボソ注意している。
仲の良い異母兄弟で何よりだが、ここまで聞こえているぞ。
わざとなのか?
小さな青筋を立てた陛下は、息子たちに苦言を言うことなく、矛先をこちらへ向けてきた。
とばっちりである。
「フィン。そなたも私を老害だと思っておるのか?」
老害までは思っていない。
ヴィルヘルムの言う通り、たまに頭が固いなと思っているだけだ。
だが、肯定など出来るはずもなく、仕方なく一歩前に出た俺は、胸に手を当てて否定の言葉を口にした。
「とんでもございません。陛下は精力的で若々しく、まだまだ老人の域などには程遠いではありませんか。広い視野を持ち、常に慎重で、国や民のためを思う心優しき王でございます」
「ふむ」
少し機嫌が直ったのか、陛下は顎を撫でながら頷いていた。
「陛下のご心配は最もですが、指輪と精霊は無理に離されてしまった為に、二つを元に戻すことができません。例え成功したとしても、以前のような力は発揮できないでしょう。時間も迫っており、精霊が使い手に憑依するという方法を使えば、同じように儀式を行えると精霊は申しております」
精霊から説明を受けたラルフの話によるとこうだ。
魔界の入り口となる場所を囲うように四つの石碑がある。
石碑に四人の使い手が手を当てて力を注入し、四人の魔力が合わさって、結界魔法が発動するそうだ。
その魔力も精霊と使い手の魔力を混ぜた力が必要だそうで、それを簡易的に行うことができる魔道具が指輪だった。
だから、憑依すれば力の融合は行え問題ない。
それよりも考えなければならないことがあった。
前回の水の使い手は、体の一部を失う程の負傷を負い、人生を憂いて海へ身を投げた。
多くの兵や民も負傷したと聞く。
戦いは苛烈を極めたようで、それほど魔界側の攻撃が激しかったということだ。
「使い手は儀式成功の鍵です。その為には、彼等を傷一つ付けずに石碑へ送り届ける必要があります。そして、この戦いは四人だけのものではありません」
儀式を行うのは四人だが、成功させる為には騎士団や魔法士の他にも様々な人たちの協力が必要なのだ。
近くの住民は避難をし、どこから魔物や魔獣が襲ってくるか分からないから、住民たちを守る部隊も必要だった。
結界修復の儀式は、崩壊が始まってからしか行えない。
魔界の濃い瘴気を感知した石碑が反応して、初めて準備が整う。
結界の崩壊が始まれば、そこから魔界の魔物や魔獣がこちら側へ侵入し始める。
石碑はその近くに位置している。
正面からの対決だった。
崩壊開始から二十四時間が勝負で、一日経てば完全に結界がなくなってしまう。
それまでに襲ってくる魔界側の住人を押さえ付け、儀式を成功させなければならなかった。
127
お気に入りに追加
6,920
あなたにおすすめの小説
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
前世で家族に恵まれなかった俺、今世では優しい家族に囲まれる 俺だけが使える氷魔法で異世界無双
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
家族や恋人もいなく、孤独に過ごしていた俺は、ある日自宅で倒れ、気がつくと異世界転生をしていた。
神からの定番の啓示などもなく、戸惑いながらも優しい家族の元で過ごせたのは良かったが……。
どうやら、食料事情がよくないらしい。
俺自身が美味しいものを食べたいし、大事な家族のために何とかしないと!
そう思ったアレスは、あの手この手を使って行動を開始するのだった。
これは孤独だった者が家族のために奮闘したり、時に冒険に出たり、飯テロしたり、もふもふしたりと……ある意味で好き勝手に生きる物語。
しかし、それが意味するところは……。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
【5/22 書籍1巻発売中!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。