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第三章
117話 贈呈式
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「卒業したのに帰国して来ないと思ったら、お前は一体何をしているんだ?」
「ふぉへぇんなふぁい」
ヴィルヘルムに両頬をつねられ、今回は迷惑をかけた自覚があるだけに、俺は素直に謝った。
気が済んだのか、ヴィルヘルムは手を離し、自分でつねった俺の頬を今度は優しく撫でてくれる。
間近で見つめられ、甘い雰囲気になりそうなタイミングで、部屋の扉がノックされた。
「失礼致します。ヴィルヘルム殿下。そろそろお時間でございます」
「分かった。ほら、フィン。行くぞ」
「うん。ヴィル、ごめんね」
「もういい。父上からも、いい機会だから挨拶してこいと言われたからな。外交の練習だとでも思うさ」
ヴィルヘルムは今、俺の留学先である隣国に来ている。
ドラゴンの卵を受け取るためにだ。
隣国の国王陛下と謁見したあの日、俺は一つ頼みがあると陛下に言われた。
卵と導き手を引き離すことはできない。
だが、そのまま卵を俺が持ち帰って誰かに譲渡することを、すんなりと承諾はできないと言われた。
『十中八九、その卵から生まれるドラゴンは強力な魔力を宿しているだろう。我が国の民であれば良かったのだが、ドラゴンが異国民を選んだのなら仕方あるまい。我々はそれに従うまでだ』
卵と導き手を引き離したり、導き手が選んだわけでもない他者へ渡すよう強要すると、その国に災いが降りかかり、卵からは邪竜が生まれると言われている。
その為、俺の意思を尊重するしか道はないそうだ。
だけど、隣国に強大な戦力が加わるのを指を咥えて見ていることはできない。
『そなたは導き手。ならば、我々と新しく生まれるドラゴン、そしてその半身との橋渡しにもなってほしい』
この国としては、国王からヴィルヘルムに贈るという形にして恩を売り、友好関係を築きたいということだった。
敵であれば頭の痛い話だが、味方であれば文句はない。
元々、同盟国同士でもあるし、より強固な絆づくりとして、今回の場が開かれることになった。
というか、譲る相手が第二王子だと話したら、きちんとした場も設けようということになったのだ。
その話をするために、隣国の国王陛下直筆の書簡を持ち、使者を連れて、俺は一度帰国した。
いきなり国交問題を持ち帰ってきた息子に、宰相である父上は頭を抱え、我が国の国王陛下は大笑いし、一方的に指名されたヴィルヘルムは驚愕していた。
その後、卵を置いてきたこともあり、俺はすぐに隣国へ舞い戻った。
だから、ヴィルヘルムとゆっくり話をできたのは先程で、ちゃんと説明しろと言われ経緯を話して、両頬をつねられていたという訳だ。
今回の贈呈式は非公式で行われた。
言い伝えなど信じずに、導き手や半身を卵から引き離し、卵を我が物にしようとする輩は必ず出てくる。
無駄な厄災を招かないためにも、厳選された人のみで式は粛々と行われた。
導き手である俺は、留学生としてではなく、我が国の宰相の息子という立場で式に参加していた。
通っていた学校の理事でもある国王陛下は、俺の正体を知っているから問題はない。
髪と瞳を元の色に戻し、礼装に身を包み、貴族として振る舞う。
服を用意してくれたトリスタンは気合が入っていた。
式はつつがなく行われ、ヴィルヘルムの手に卵が渡るのを見届ける。
式が終わった後、非公式だからか、国王陛下と宰相が気安く話しかけてきた。
「どうか、その卵を直接抱いてやってはくれまいか?」
「半身を待っている卵は、孵化のタイミングを自分で決めると言われています。導き手がすぐに現れない場合、卵は眠りにつきます。導き手と出会ったことで卵は眠りから覚め、半身に触れられて、はっきりと覚醒するそうです。ヴィルヘルム殿下の魔力を感じ、そのドラゴンが会いたいと望めば、すぐに孵るやもしれません」
ニコニコと二人は笑っている。
あわよくば、ドラゴンが孵る瞬間を見たいらしい。
それに、本当にヴィルヘルムが卵の半身なのか、確認したい意味もあるのだろう。
でも、そんな簡単に孵るんだろうか。
「なるほど。ではお言葉に甘えて」
ヴィルヘルムは、籠の中に丁寧に置かれていた卵をそっと抱き上げた。
腕に抱き、優しく表面を撫でる。
壊れ物を扱うような、繊細な手つきだった。
「鼓動を感じますね」
「本当?」
発見してから今日まで、俺は何度か卵に触れているが、その時は何も感じなかった。
「あぁ。ほら、フィンも触ってみろ」
「えっ?」
ヴィルヘルムに促され、恐る恐る卵の表面に手を置いた。
するとその瞬間、ピシッと卵の表面に亀裂が入った。
「えぇ!!」
そんな強く押してないのに!
俺は真っ青になった。
どうしよう、とヴィルヘルムを見上げたら、驚いたような興奮したような瞳とかち合った。
「生まれるぞ」
「「おぉ!!」」
国王陛下と宰相が身を乗り出す。
ヴィルヘルムの言葉に慌てて卵に視線を戻すと、ひび割れた所から小さな爪が少し覗いているのが見えた。
「わっ、わっ、本当だ!」
卵を籠に戻すよう言われ、ヴィルヘルムはゆっくりと卵を置いた。
ピシッ、ピシッ、ピシィ。
中にいるドラゴンが懸命に出てこようと殻を破る音が聞こえる。
そして。
「ぎゃう」
ヴィルヘルムと同じ琥珀色の瞳をしたドラゴンの赤ちゃんが、ひょこっと顔を出した。
「すごい!生まれた!生まれたよ!ヴィル!」
ヴィルヘルムの方を見ると、嬉しそうにこちらを見つめていた。
気がつくと、俺は無意識にヴィルヘルムの腕に抱きついて、卵が孵るのを見守っていたらしい。
顔が燃えるように熱くなった。
慌てて手を離したら、素早く腰に手を回されて、引き寄せられる。
「あぁ、奇跡が起きたな」
ヴィルヘルムは、嬉しそうにドラゴンに視線を向けると、弾んだ声でそう言った。
ヴィルヘルムが喜んでくれて俺も嬉しい。
嬉しいんだけど。
『ヴィル。ヴィル、ちょっと。離してよ』
『嫌だ』
俺たちの小さな攻防に国王陛下たちは気づかず、奇跡の瞬間が見れたことに大喜びしている。
「まさか本当に生まれるとは!」
「長生きはするものですな!」
こうして、ヴィルヘルムは生涯の相棒となるドラゴンを手に入れたのだった。
「おい。いつまでそうしている。帰るぞ。コハク」
「ぎゃうぅ」
コハクと名付けられたドラゴンの赤ちゃんは、俺の腕の中で甘えたように鳴いた。
ヴィルヘルムにすぐに懐いたが、俺にも懐いてくれた。
ヴィルヘルムが帰国する日、まだこの国に滞在予定の俺とはお別れだと分かっているのか、やたらとベッタリ甘えてきた。
俺はコハクの体をゆっくりと撫で、頭にちゅっと口づけを落とす。
「コハク。また帰国したら会いに行くから。それまでヴィルのことよろしくね」
「ぎゃう!」
うん。いいお返事だね。
ヴィルヘルムの方に返すと、腕には収まらず、器用に肩に乗り上がった。
ココの時もそうだったけど、子獣ってやたらと肩に乗りたがるよね。
居心地がいいのだろうか。
「フィン。俺には?」
コハクに口づけたことがお気に召さなかった模様で、俺にもしろと催促された。
髪に口づけ、ではないですよね。
はい。
「ヴィル、屈んで?」
すっと顔を近づけられ、俺は少し伸び上がって、ちゅっとヴィルヘルムに口づけた。
「……何で頬なんだ」
「これが限界だよ!」
これでもめっちゃ恥ずかしいのに。
文句言うな。
「仕方ないな」
呆れたように言われ、許してもらえたことに息を吐いた瞬間、いきなり抱きしめられ口を塞がれた。
「んーーーーっ!」
ぐっと顎を掴まれ、口を無理矢理開けさせられたかと思うと、ぬるりとした何かが侵入してきた。
ちょ、舌!舌入れんな!
あぁぁぁぁぁぁぁ!
「んっ、ふっ」
上手く息継ぎができなくて苦しくなり、ヴィルヘルムの胸をバシバシ叩いた。
そろそろ止めろ!馬鹿!
「ふっ、これで俺を呼び寄せたことは許してやるよ」
「はぁ、はぁ、はふ……うぅ、ひどいよ」
「もう一回するか?」
「嘘です!許してくれてありがとう!」
「残念。じゃあ、また次会った時な。早く帰って来いよ」
ヴィルヘルムはそう言って、颯爽とコハクと共に帰国して行った。
「きっと、出会う運命だったんだね」
しっくりとくる一人と一頭を見て、改めて俺は思う。
コハクは、生まれた時からヴィルヘルムのことが大好きだった。
今も、拗ねた態度をとった割にはヴィルヘルムをチラチラと盗み見ている。
俺に甘えるのも、ヴィルヘルムに構って欲しい気持ちの表れではなかろうか。
コハクをヴィルヘルムの腕に抱かせてから、俺は膝の上から降りた。
「フィン?」
「お茶飲みたくなっちゃった。ヴィルの分も入れるから、コハクと一緒に待ってて」
俺はそう言ってから、ヴィルヘルムの頬へと口づけを送ったのだった。
「ふぉへぇんなふぁい」
ヴィルヘルムに両頬をつねられ、今回は迷惑をかけた自覚があるだけに、俺は素直に謝った。
気が済んだのか、ヴィルヘルムは手を離し、自分でつねった俺の頬を今度は優しく撫でてくれる。
間近で見つめられ、甘い雰囲気になりそうなタイミングで、部屋の扉がノックされた。
「失礼致します。ヴィルヘルム殿下。そろそろお時間でございます」
「分かった。ほら、フィン。行くぞ」
「うん。ヴィル、ごめんね」
「もういい。父上からも、いい機会だから挨拶してこいと言われたからな。外交の練習だとでも思うさ」
ヴィルヘルムは今、俺の留学先である隣国に来ている。
ドラゴンの卵を受け取るためにだ。
隣国の国王陛下と謁見したあの日、俺は一つ頼みがあると陛下に言われた。
卵と導き手を引き離すことはできない。
だが、そのまま卵を俺が持ち帰って誰かに譲渡することを、すんなりと承諾はできないと言われた。
『十中八九、その卵から生まれるドラゴンは強力な魔力を宿しているだろう。我が国の民であれば良かったのだが、ドラゴンが異国民を選んだのなら仕方あるまい。我々はそれに従うまでだ』
卵と導き手を引き離したり、導き手が選んだわけでもない他者へ渡すよう強要すると、その国に災いが降りかかり、卵からは邪竜が生まれると言われている。
その為、俺の意思を尊重するしか道はないそうだ。
だけど、隣国に強大な戦力が加わるのを指を咥えて見ていることはできない。
『そなたは導き手。ならば、我々と新しく生まれるドラゴン、そしてその半身との橋渡しにもなってほしい』
この国としては、国王からヴィルヘルムに贈るという形にして恩を売り、友好関係を築きたいということだった。
敵であれば頭の痛い話だが、味方であれば文句はない。
元々、同盟国同士でもあるし、より強固な絆づくりとして、今回の場が開かれることになった。
というか、譲る相手が第二王子だと話したら、きちんとした場も設けようということになったのだ。
その話をするために、隣国の国王陛下直筆の書簡を持ち、使者を連れて、俺は一度帰国した。
いきなり国交問題を持ち帰ってきた息子に、宰相である父上は頭を抱え、我が国の国王陛下は大笑いし、一方的に指名されたヴィルヘルムは驚愕していた。
その後、卵を置いてきたこともあり、俺はすぐに隣国へ舞い戻った。
だから、ヴィルヘルムとゆっくり話をできたのは先程で、ちゃんと説明しろと言われ経緯を話して、両頬をつねられていたという訳だ。
今回の贈呈式は非公式で行われた。
言い伝えなど信じずに、導き手や半身を卵から引き離し、卵を我が物にしようとする輩は必ず出てくる。
無駄な厄災を招かないためにも、厳選された人のみで式は粛々と行われた。
導き手である俺は、留学生としてではなく、我が国の宰相の息子という立場で式に参加していた。
通っていた学校の理事でもある国王陛下は、俺の正体を知っているから問題はない。
髪と瞳を元の色に戻し、礼装に身を包み、貴族として振る舞う。
服を用意してくれたトリスタンは気合が入っていた。
式はつつがなく行われ、ヴィルヘルムの手に卵が渡るのを見届ける。
式が終わった後、非公式だからか、国王陛下と宰相が気安く話しかけてきた。
「どうか、その卵を直接抱いてやってはくれまいか?」
「半身を待っている卵は、孵化のタイミングを自分で決めると言われています。導き手がすぐに現れない場合、卵は眠りにつきます。導き手と出会ったことで卵は眠りから覚め、半身に触れられて、はっきりと覚醒するそうです。ヴィルヘルム殿下の魔力を感じ、そのドラゴンが会いたいと望めば、すぐに孵るやもしれません」
ニコニコと二人は笑っている。
あわよくば、ドラゴンが孵る瞬間を見たいらしい。
それに、本当にヴィルヘルムが卵の半身なのか、確認したい意味もあるのだろう。
でも、そんな簡単に孵るんだろうか。
「なるほど。ではお言葉に甘えて」
ヴィルヘルムは、籠の中に丁寧に置かれていた卵をそっと抱き上げた。
腕に抱き、優しく表面を撫でる。
壊れ物を扱うような、繊細な手つきだった。
「鼓動を感じますね」
「本当?」
発見してから今日まで、俺は何度か卵に触れているが、その時は何も感じなかった。
「あぁ。ほら、フィンも触ってみろ」
「えっ?」
ヴィルヘルムに促され、恐る恐る卵の表面に手を置いた。
するとその瞬間、ピシッと卵の表面に亀裂が入った。
「えぇ!!」
そんな強く押してないのに!
俺は真っ青になった。
どうしよう、とヴィルヘルムを見上げたら、驚いたような興奮したような瞳とかち合った。
「生まれるぞ」
「「おぉ!!」」
国王陛下と宰相が身を乗り出す。
ヴィルヘルムの言葉に慌てて卵に視線を戻すと、ひび割れた所から小さな爪が少し覗いているのが見えた。
「わっ、わっ、本当だ!」
卵を籠に戻すよう言われ、ヴィルヘルムはゆっくりと卵を置いた。
ピシッ、ピシッ、ピシィ。
中にいるドラゴンが懸命に出てこようと殻を破る音が聞こえる。
そして。
「ぎゃう」
ヴィルヘルムと同じ琥珀色の瞳をしたドラゴンの赤ちゃんが、ひょこっと顔を出した。
「すごい!生まれた!生まれたよ!ヴィル!」
ヴィルヘルムの方を見ると、嬉しそうにこちらを見つめていた。
気がつくと、俺は無意識にヴィルヘルムの腕に抱きついて、卵が孵るのを見守っていたらしい。
顔が燃えるように熱くなった。
慌てて手を離したら、素早く腰に手を回されて、引き寄せられる。
「あぁ、奇跡が起きたな」
ヴィルヘルムは、嬉しそうにドラゴンに視線を向けると、弾んだ声でそう言った。
ヴィルヘルムが喜んでくれて俺も嬉しい。
嬉しいんだけど。
『ヴィル。ヴィル、ちょっと。離してよ』
『嫌だ』
俺たちの小さな攻防に国王陛下たちは気づかず、奇跡の瞬間が見れたことに大喜びしている。
「まさか本当に生まれるとは!」
「長生きはするものですな!」
こうして、ヴィルヘルムは生涯の相棒となるドラゴンを手に入れたのだった。
「おい。いつまでそうしている。帰るぞ。コハク」
「ぎゃうぅ」
コハクと名付けられたドラゴンの赤ちゃんは、俺の腕の中で甘えたように鳴いた。
ヴィルヘルムにすぐに懐いたが、俺にも懐いてくれた。
ヴィルヘルムが帰国する日、まだこの国に滞在予定の俺とはお別れだと分かっているのか、やたらとベッタリ甘えてきた。
俺はコハクの体をゆっくりと撫で、頭にちゅっと口づけを落とす。
「コハク。また帰国したら会いに行くから。それまでヴィルのことよろしくね」
「ぎゃう!」
うん。いいお返事だね。
ヴィルヘルムの方に返すと、腕には収まらず、器用に肩に乗り上がった。
ココの時もそうだったけど、子獣ってやたらと肩に乗りたがるよね。
居心地がいいのだろうか。
「フィン。俺には?」
コハクに口づけたことがお気に召さなかった模様で、俺にもしろと催促された。
髪に口づけ、ではないですよね。
はい。
「ヴィル、屈んで?」
すっと顔を近づけられ、俺は少し伸び上がって、ちゅっとヴィルヘルムに口づけた。
「……何で頬なんだ」
「これが限界だよ!」
これでもめっちゃ恥ずかしいのに。
文句言うな。
「仕方ないな」
呆れたように言われ、許してもらえたことに息を吐いた瞬間、いきなり抱きしめられ口を塞がれた。
「んーーーーっ!」
ぐっと顎を掴まれ、口を無理矢理開けさせられたかと思うと、ぬるりとした何かが侵入してきた。
ちょ、舌!舌入れんな!
あぁぁぁぁぁぁぁ!
「んっ、ふっ」
上手く息継ぎができなくて苦しくなり、ヴィルヘルムの胸をバシバシ叩いた。
そろそろ止めろ!馬鹿!
「ふっ、これで俺を呼び寄せたことは許してやるよ」
「はぁ、はぁ、はふ……うぅ、ひどいよ」
「もう一回するか?」
「嘘です!許してくれてありがとう!」
「残念。じゃあ、また次会った時な。早く帰って来いよ」
ヴィルヘルムはそう言って、颯爽とコハクと共に帰国して行った。
「きっと、出会う運命だったんだね」
しっくりとくる一人と一頭を見て、改めて俺は思う。
コハクは、生まれた時からヴィルヘルムのことが大好きだった。
今も、拗ねた態度をとった割にはヴィルヘルムをチラチラと盗み見ている。
俺に甘えるのも、ヴィルヘルムに構って欲しい気持ちの表れではなかろうか。
コハクをヴィルヘルムの腕に抱かせてから、俺は膝の上から降りた。
「フィン?」
「お茶飲みたくなっちゃった。ヴィルの分も入れるから、コハクと一緒に待ってて」
俺はそう言ってから、ヴィルヘルムの頬へと口づけを送ったのだった。
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