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第二章
66話 一日目②
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洞窟を出た後、負傷者もいるので一旦休憩となった。
「あと一つもあるのかよ」
「魔道具探しもあるから、正確には後二つだね」
「今回、何かキツくね?」
「難易度上がってると思う」
三年生の先輩たちの話を聞いて、難易度が上がってる割には、この班はミッションを六つもクリアしているので、優秀なメンバーに当たったんだな、と俺は思った。
「ココ助かった。ありがとな。戻ってもいいよ」
ココは俺の言葉に、一度すりすりと擦り寄ってから、大人しく俺の影に戻った。
すると、それを見た謎解き先輩が『あーっ!!』と悲鳴じみた声を上げる。
「何でしまっちゃうんだよ!?このまま戦力として出しておけばいいだろ!」
「魔力をだいぶ消費したので無理です。それに、僕の影に入った方が回復早いんで」
「そんな~」
先輩は、しおしおとへたり込み項垂れた。
余程、魔物に囲まれたことが怖かったのだろう。
ぷるぷる震えている。
俺は安心させるように謎解き先輩の背中をゆっくり撫でた。
その少し離れた場所では、負傷者した三名が二年生の先輩に手当てをしてもらっていた。
「リリアーナ様。どうですか?」
「ありがとうございます。痛くありません」
リリアーナは立って右足の具合を確認すると、安心したように顔を綻ばせた。
魔物から攻撃を受けて倒れた時に足を捻ったのだ。布を巻いて固定してもらったので、痛みは軽減されたようだった。
その言葉に、他のメンバーは胸を撫で下ろした。
王女と一緒の班になったことにより『王女に絶対怪我をさせてはならない』という暗黙のミッションが課されていた。
王女といえど、同じ階級テストの参加者であり、一人の戦力には変わりない。
だが、王女という立場を蔑ろにすることはできなかった。
本人は普通の生徒として扱えと言うが無理である。
さりげなく守りながら、ミッションをこなしていくしかなかった。
「アンリ、胸と背中はどう?」
「だ、大丈夫。骨は、折れてないと思う」
「どれどれ。わぉ。真っ赤になってるね。とりあえず薬塗っておこうか」
アンリは双剣使いの同級生に腹と背中に薬を塗ってもらった。
薬草に詳しい彼は、山を進みながら使えそうな薬草をその都度採集していたのだ。
槍使いの一年生は腕を負傷しており、薬を塗って布を巻かれた。
「おーい、そこの二人は怪我してない?」
フィンは、まだ項垂れている二年生の背中をさすっている。その二年生は呻くように『心に傷が』と言った。
「そりゃ、専門外だ」
フィンは大丈夫だと言い、三年生の二人も大きな怪我はなかった。
「あいつ無傷なの?」
槍使いの一年生は、面白くなさそうにフィンを見ながら鼻に皺を寄せた。
「彼、すごいね。実戦慣れしてるよ。視野も広いし、魔法の使い方もうまい」
双剣使いの二年生は感心したように、フィンを褒めた。
その言葉に、リリアーナとアンリも頷く。
正直、ちまっとして戦闘に向かなさそうなフィンが、一番多く魔物を倒していた。
魔物のレベルに合わせて魔法を放つ上、攻撃魔法の的中率が高いのだ。
しかも、魔力を節約しながら効率よく敵を倒していた。
同じ魔法の使い手として、その凄さを二人は肌で実感した。
槍使いの一年生は、魔法があまり得意ではないから分からないのか、自分を優先的に守ったから無傷なのではないかと疑っている。
だが、強い使い魔を持ってると知り、襲われては堪らないと、あからさまに文句を言うことはなかった。
「どうだった?初日は」
イドが、夕飯で出された大きな芋を口に放り込みながら問いかけてきた。
一日目の階級テストが終わり、山のフィールドから宿泊施設へと連れてきてもらい、朝に別れたイドたちと再会していた。
今は皆が好きなように夕食を食べている。
俺は、もしゃもしゃと葉野菜を食べながら肩を落とした。
「おしかった。あとちょっとで魔道具取れたんだけど」
ミッションは七つ見事にクリアできた。
しかし、頂上に上がった時点ですでに二班おり、魔道具争奪戦の真っ只中だった。
魔道具はどちらかの班が謎を解き明かしたのか、空中に浮いており、まさに全員が魔道具に向かって手を伸ばしている状態だった。
俺たちの班もそこに無理やり参戦したが、一歩遅く他の班の人に取られてしまった。
魔道具を持って下山し、ゴールのテープを切ったらいいそうなので、途中で魔道具を奪うことはルール上、オッケーだった。
そのため、そこからは下山するまで、魔道具を持っている人を追いかけていたのだが、最後まで追いつけず、テスト終了の鐘が鳴ってしまったのだ。
「すごいやん。うちの班なんて、五つしかクリアできひんかったで。ほんまクソやわ」
ベルボルトは、夕飯で出された骨付き肉の骨をガブガブ噛みながら悪態をつく。
右頬に湿布、右腕と肩と胸にかけ包帯をしており、怪我をしてしまったらしく、痛々しい姿だった。
「まだマシだ。俺のところは三つしかクリアできなかった」
頭に包帯を巻いたスヴェンはそう言って、珍しく落ち込んでいる。
こちらもベルボルトに負けず痛そうな姿だ。
何でも、使い魔を使った先輩がいたらしいのだが、その使い魔が暴走したらしい。
味方からの攻撃を受け班は全滅。戦闘不能のため、途中離脱を余儀なくされたそうだ。
使い魔が暴走することなんてあるのか、と俺は驚いた。
ココと長年一緒にいるが、ココが俺の言うことに従わなかったことなどない。
使い魔契約をしたら、主に絶対服従を強いられると祖父は言っていたはずだ。暴走しても制御できるから、とも言っていたと思う。
主が気を失って、使い魔に命令することができない状況だったのだろうか。
俺もココを出すなら気をつけないといけないな。
「イドは?」
「とったぞ」
イドはぐっと力瘤を作るように腕を持ち上げた。
つまり、見事に魔道具を手にしてフィールドを制覇したらしい。
「えっ!すごい!」
「はぁ~!?はぁ~!?はぁ~!!」
「……」
ベルボルトは悔しそうに叫ぶ。
スヴェンはますますシュンとしてしまった。
「明日も同じような感じなのかな?」
「班は同じでフィールドが入れ替わるらしいぞ」
一日目と同じフィールドは当たらないらしい。
イドは砂漠、ベルボルトは海、スヴェンは森で、俺は山だった。
上手い具合に一日目は四人バラけている。
それぞれのフィールドについて情報交換をし、食後に風呂に入ってから、それぞれ部屋に戻って就寝した。
「あと一つもあるのかよ」
「魔道具探しもあるから、正確には後二つだね」
「今回、何かキツくね?」
「難易度上がってると思う」
三年生の先輩たちの話を聞いて、難易度が上がってる割には、この班はミッションを六つもクリアしているので、優秀なメンバーに当たったんだな、と俺は思った。
「ココ助かった。ありがとな。戻ってもいいよ」
ココは俺の言葉に、一度すりすりと擦り寄ってから、大人しく俺の影に戻った。
すると、それを見た謎解き先輩が『あーっ!!』と悲鳴じみた声を上げる。
「何でしまっちゃうんだよ!?このまま戦力として出しておけばいいだろ!」
「魔力をだいぶ消費したので無理です。それに、僕の影に入った方が回復早いんで」
「そんな~」
先輩は、しおしおとへたり込み項垂れた。
余程、魔物に囲まれたことが怖かったのだろう。
ぷるぷる震えている。
俺は安心させるように謎解き先輩の背中をゆっくり撫でた。
その少し離れた場所では、負傷者した三名が二年生の先輩に手当てをしてもらっていた。
「リリアーナ様。どうですか?」
「ありがとうございます。痛くありません」
リリアーナは立って右足の具合を確認すると、安心したように顔を綻ばせた。
魔物から攻撃を受けて倒れた時に足を捻ったのだ。布を巻いて固定してもらったので、痛みは軽減されたようだった。
その言葉に、他のメンバーは胸を撫で下ろした。
王女と一緒の班になったことにより『王女に絶対怪我をさせてはならない』という暗黙のミッションが課されていた。
王女といえど、同じ階級テストの参加者であり、一人の戦力には変わりない。
だが、王女という立場を蔑ろにすることはできなかった。
本人は普通の生徒として扱えと言うが無理である。
さりげなく守りながら、ミッションをこなしていくしかなかった。
「アンリ、胸と背中はどう?」
「だ、大丈夫。骨は、折れてないと思う」
「どれどれ。わぉ。真っ赤になってるね。とりあえず薬塗っておこうか」
アンリは双剣使いの同級生に腹と背中に薬を塗ってもらった。
薬草に詳しい彼は、山を進みながら使えそうな薬草をその都度採集していたのだ。
槍使いの一年生は腕を負傷しており、薬を塗って布を巻かれた。
「おーい、そこの二人は怪我してない?」
フィンは、まだ項垂れている二年生の背中をさすっている。その二年生は呻くように『心に傷が』と言った。
「そりゃ、専門外だ」
フィンは大丈夫だと言い、三年生の二人も大きな怪我はなかった。
「あいつ無傷なの?」
槍使いの一年生は、面白くなさそうにフィンを見ながら鼻に皺を寄せた。
「彼、すごいね。実戦慣れしてるよ。視野も広いし、魔法の使い方もうまい」
双剣使いの二年生は感心したように、フィンを褒めた。
その言葉に、リリアーナとアンリも頷く。
正直、ちまっとして戦闘に向かなさそうなフィンが、一番多く魔物を倒していた。
魔物のレベルに合わせて魔法を放つ上、攻撃魔法の的中率が高いのだ。
しかも、魔力を節約しながら効率よく敵を倒していた。
同じ魔法の使い手として、その凄さを二人は肌で実感した。
槍使いの一年生は、魔法があまり得意ではないから分からないのか、自分を優先的に守ったから無傷なのではないかと疑っている。
だが、強い使い魔を持ってると知り、襲われては堪らないと、あからさまに文句を言うことはなかった。
「どうだった?初日は」
イドが、夕飯で出された大きな芋を口に放り込みながら問いかけてきた。
一日目の階級テストが終わり、山のフィールドから宿泊施設へと連れてきてもらい、朝に別れたイドたちと再会していた。
今は皆が好きなように夕食を食べている。
俺は、もしゃもしゃと葉野菜を食べながら肩を落とした。
「おしかった。あとちょっとで魔道具取れたんだけど」
ミッションは七つ見事にクリアできた。
しかし、頂上に上がった時点ですでに二班おり、魔道具争奪戦の真っ只中だった。
魔道具はどちらかの班が謎を解き明かしたのか、空中に浮いており、まさに全員が魔道具に向かって手を伸ばしている状態だった。
俺たちの班もそこに無理やり参戦したが、一歩遅く他の班の人に取られてしまった。
魔道具を持って下山し、ゴールのテープを切ったらいいそうなので、途中で魔道具を奪うことはルール上、オッケーだった。
そのため、そこからは下山するまで、魔道具を持っている人を追いかけていたのだが、最後まで追いつけず、テスト終了の鐘が鳴ってしまったのだ。
「すごいやん。うちの班なんて、五つしかクリアできひんかったで。ほんまクソやわ」
ベルボルトは、夕飯で出された骨付き肉の骨をガブガブ噛みながら悪態をつく。
右頬に湿布、右腕と肩と胸にかけ包帯をしており、怪我をしてしまったらしく、痛々しい姿だった。
「まだマシだ。俺のところは三つしかクリアできなかった」
頭に包帯を巻いたスヴェンはそう言って、珍しく落ち込んでいる。
こちらもベルボルトに負けず痛そうな姿だ。
何でも、使い魔を使った先輩がいたらしいのだが、その使い魔が暴走したらしい。
味方からの攻撃を受け班は全滅。戦闘不能のため、途中離脱を余儀なくされたそうだ。
使い魔が暴走することなんてあるのか、と俺は驚いた。
ココと長年一緒にいるが、ココが俺の言うことに従わなかったことなどない。
使い魔契約をしたら、主に絶対服従を強いられると祖父は言っていたはずだ。暴走しても制御できるから、とも言っていたと思う。
主が気を失って、使い魔に命令することができない状況だったのだろうか。
俺もココを出すなら気をつけないといけないな。
「イドは?」
「とったぞ」
イドはぐっと力瘤を作るように腕を持ち上げた。
つまり、見事に魔道具を手にしてフィールドを制覇したらしい。
「えっ!すごい!」
「はぁ~!?はぁ~!?はぁ~!!」
「……」
ベルボルトは悔しそうに叫ぶ。
スヴェンはますますシュンとしてしまった。
「明日も同じような感じなのかな?」
「班は同じでフィールドが入れ替わるらしいぞ」
一日目と同じフィールドは当たらないらしい。
イドは砂漠、ベルボルトは海、スヴェンは森で、俺は山だった。
上手い具合に一日目は四人バラけている。
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