上 下
31 / 77
PART5

桜庭くんと観覧車で…♡

しおりを挟む






◆◆◆


「久しぶりすぎてどうやって乗るんだっけ、うわっ!」


「里帆、危ないよ」


観覧車の乗り口で足をもたつかせてしまい、私は桜庭くんに両手を支えてもらいながらやっとの思いで乗り込んだ。

係員にドアを施錠されると、ゆっくりとゴンドラは上へ移動して行った。

幾つになっても観覧車や飛行機といった類のものは怖い。だってこんなに重い人間が何人乗っても落下しないで空中に浮いているだなんて、冷静に考えれば考える程これ以上に恐ろしい事はない。

桜庭くんと向かい合って座ると、彼は外の景色をみるでもなく私の顔ばかりを穴が開くほどじっと見つめてきた。


「うわー。高ーい!ウチの会社のビル見えるかなあ?」


「見えるんじゃないかな?」


空はすっかり群青色に染め上がり、夜もいよいよ本番となる時刻だった。街のビル灯りはすでにチカチカと瞬いている。

元々、高層ビルの灯りが好きで、眼下に広がっていく夜の景色をうっとりと満喫している私を余所よそに、桜庭くんは静かに私の腕を引いた。


「里帆、こっち来て?」


「え!無理無理無理!だって傾くよ!」


「何、怖いの?ほんとそういうとこ、可愛いよね。丈夫だよ。俺の膝の上、乗って」


半ば無理矢理、腰を引っ張られるようにして私は桜庭くんの膝の上に座った。
面白い程に私達が座る方へゴンドラは傾いて、思わず大声を上げてしまう。


「怖い怖い怖い!!落ちる!」


「こんなんじゃ落ちないよ。ほんと里帆は可愛いんだから。ねぇ、こっち見て」


桜庭くんの首元に腕を回し、彼と目が合う。
私のアソコは洪水のように濡れた。
そのまま唇を奪われると、舌と舌が触れ合い、ゆっくりと絡み合う。


「んっ、ん……!さくらばく、ん、隣の人に見られちゃうよ……っ」


「……いいよ、見られても……ん、里帆、舌、出して?」


今すぐ挿入されてバッコバコに突かれたい!!!と思いながら、私はおそるおそる舌を突き出した。


「ん、良い子だよ……んっ」


そして出した舌を桜庭くんに吸い上げられて、まるでフェラされてるみたいに舌の根本から先まで舐め上げられた。


「ん、ふっ……」


「もっと、出して、そう、んっ」


舌を何度も吸い上げられた後、上顎の凹凸した部分を舌でなぞられる。私は堪らなくなって桜庭くんの胸元のシャツを握り締めて乳首の辺りを撫で付けると、彼は喉の奥で喘ぎ声を上げた。

スカートの中に彼の右手が入ってくると、ショーツの上から性器をまざまざと撫でられ、左手は服の上から胸の膨らみに触れて柔らかく揉まれる。

頭がクラクラしてきて、観覧車に乗っている事すら忘れていた。


「エロいね……パンツびしょ濡れだよ」


「はぁ、桜庭くん……っ、わたしもう、我慢できないよ、ムリ」


すると桜庭くんは焦らすかのように、ショーツの上から触れるのをやめて、私のシャツのボタンを3つ程開け、ブラのカップを下にずらした。


「里帆のおっぱい、可愛い……舐めていい?」


「んんっ、指挿れてほしいよ……」


「だめ、まだ。もっとゆっくり、後でしてあげるから……」


胸の膨らみにキスを落とされ、乳首をレロレロと舐め上げられ、私はアソコをひくつかせた。

チュッ、チュッと乳首を吸われる音がゴンドラ内に響く。いつの間にか観覧車の頂上に私達は登っていて、隣の人に見られたかどうかさえ確認する事も叶わなかった。

数多くのカップルは観覧車の天辺でキスをするのが定番だけれど、私は乳首を吸われている。


「あ、さくらばく、……あ、きもちい……」


「気持ちいいの?里帆、エッチだね。こんな場所で俺におっぱい舐められて」


じゅるじゅると音を立てられると、我慢しきれなくなって私は強引に桜庭くんの長い指を自分のアソコに添え当てた。

すると彼はアーモンド型の大きな目を丸くした後、クスクスと笑った。


「もう~急かすねぇ。もう少しゆっくり里帆の胸、舐めたいのに……そんなに俺の指が欲しいの?」


また口の中に舌が入ってきて、桜庭くんの荒い息遣いをダイレクトに感じた。
お尻の辺りに桜庭くんの硬いものがデニム越しでも伝わる。今すぐにその硬く大きなモノを挿入して欲しいけど、確実に観覧車1周では終わらないので、私はせめて指だけでも挿れて欲しくて懇願した。


「うん、挿れてほしいの……もう下に着いちゃうからっ、お願い……」


彼の指を掴み、グリグリとクリトリスに当て擦ると、彼は耳元で『エッチだね』と囁いてきた。


「いいよ、里帆……自分で俺の指を好きに動かして」


意地悪にそう言われると、私はなけなしの理性をゴンドラの窓から外にぶん投げて、左手でショーツを横にずらして、割れ目に桜庭くんの長くて形のいい中指と薬指を2本、ズプリと割れ目に挿し込んだ。


「ん、あ……っ、さくらばく……っ、あっ」


「俺の指、気持ちいいんだ?もっと好きに動かしていいよ。いつも自分の指をおまんこに挿れてオナニーしてるんでしょ?いつもしてるみたいに動かしてみて?」


私はなり振り構わず言われた通りに、いつも自分で処理するように桜庭くんの手首を掴んでピストンをさせた。そして自分の右手の中指でクリトリスを円を描くように撫で擦った。


「あ、里帆……すっごいね。おまんこ、ぐっちょぐちょだよ?いつもそんな風にオナニーしてるの?」


桜庭くんは息を荒くさせて私の耳の中に舌を入れてきた。


「うんっ、あっ、さくらばくんのっ、ゆび、長くて気持ちいいの、あ……っ」


クリトリスへの刺激と、桜庭くんの長い指のピストンでアソコがヒクヒクと痙攣し始めて、頭の中が燃え上がるように熱くなった。


「どうして欲しいの?里帆、ねぇ?言ってごらん?」


「あんっ、あ、あ、関節曲げて欲しいのっ」


「ここ、好きだもんね?いいよ、たくさんしてあげるね」


桜庭くんにGスポットを刺激するように涙目になって哀願すると、彼は中指と薬指の第二関節をカクカクと曲げ伸ばし、私が扱うよりも一際激しく密壺を犯してきた。


「あ!あ!あ、ダメ、あっ、ダメぇ、あっ、桜庭くん桜庭くんっ、私、逝っちゃうっ」


「里帆っ、逝くの?いいよ?逝くところ見ててあげるね」


「あ、あ、あ!ダメ!あ、逝くっ、あっ……!」


桜庭くんの首元にぎゅうっとしがみつきながら思い切り昇天してしまった。頭の血管がドクドクと脈打ち、息絶え絶えになって私は力尽きた。


「ほら、里帆。そろそろ地上だよ。係員の人に見られちゃうから服直そ?」


桜庭くんは私の中からズプリと指を抜き出して、そのまま自分の口に含めて愛液を舐め取った後、私のショーツを直して、ストッキングを履かせてくれた。

ほとんどの男は女の愛液をティッシュや服の端で汚い物を扱うかの如く拭き取るけれど、彼は違った。少し変態的なものを感じる。

私達は何食わぬ顔で観覧車から降りると、手を繋いで歩き出した。








しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【R18完結】エリートビジネスマンの裏の顔

白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます​─​──​。 私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。 同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが…… この生活に果たして救いはあるのか。 ※サムネにAI生成画像を使用しています

【R18】もう一度セックスに溺れて

ちゅー
恋愛
-------------------------------------- 「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」 過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。 -------------------------------------- 結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。

うちの娘と(Rー18)

量産型774
恋愛
完全に冷え切った夫婦関係。 だが、そんな関係とは反比例するように娘との関係が・・・ ・・・そして蠢くあのお方。 R18 近親相姦有 ファンタジー要素有

性欲の強すぎるヤクザに捕まった話

古亜
恋愛
中堅企業の普通のOL、沢木梢(さわきこずえ)はある日突然現れたチンピラ3人に、兄貴と呼ばれる人物のもとへ拉致されてしまう。 どうやら商売女と間違えられたらしく、人違いだと主張するも、兄貴とか呼ばれた男は聞く耳を持たない。 「美味しいピザをすぐデリバリーできるのに、わざわざコンビニのピザ風の惣菜パンを食べる人います?」 「たまには惣菜パンも悪くねぇ」 ……嘘でしょ。 2019/11/4 33話+2話で本編完結 2021/1/15 書籍出版されました 2021/1/22 続き頑張ります 半分くらいR18な話なので予告はしません。 強引な描写含むので苦手な方はブラウザバックしてください。だいたいタイトル通りな感じなので、少しでも思ってたのと違う、地雷と思ったら即回れ右でお願いします。 誤字脱字、文章わかりにくい等の指摘は有り難く受け取り修正しますが、思った通りじゃない生理的に無理といった内容については自衛に留め批判否定はご遠慮ください。泣きます。 当然の事ながら、この話はフィクションです。

たくさんの視線のある中,女子高生がバスでいやらしいことをされ,連続絶頂

sleepingangel02
恋愛
バスに乗ろうとしていた女子高生に超絶イケメンな男性が

【R18】鬼上司は今日も私に甘くない

白波瀬 綾音
恋愛
見た目も中身も怖くて、仕事にストイックなハイスペ上司、高濱暁人(35)の右腕として働く私、鈴木梨沙(28)。接待で終電を逃した日から秘密の関係が始まる───。 逆ハーレムのチームで刺激的な日々を過ごすオフィスラブストーリー 法人営業部メンバー 鈴木梨沙:28歳 高濱暁人:35歳、法人営業部部長 相良くん:25歳、唯一の年下くん 久野さん:29歳、一個上の優しい先輩 藍沢さん:31歳、チーフ 武田さん:36歳、課長 加藤さん:30歳、法人営業部事務

ミックスド★バス~家のお風呂なら誰にも迷惑をかけずにイチャイチャ?~

taki
恋愛
【R18】恋人同士となった入浴剤開発者の温子と営業部の水川。 お互いの部屋のお風呂で、人目も気にせず……♥ えっちめシーンの話には♥マークを付けています。 ミックスド★バスの第5弾です。

連続寸止めで、イキたくて泣かされちゃう女の子のお話

まゆら
恋愛
投稿を閲覧いただき、ありがとうございます(*ˊᵕˋ*)   「一日中、イかされちゃうのと、イケないままと、どっちが良い?」 久しぶりの恋人とのお休みに、食事中も映画を見ている時も、ずっと気持ち良くされちゃう女の子のお話です。

処理中です...