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PART5
桜庭くんと観覧車で…♡
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「久しぶりすぎてどうやって乗るんだっけ、うわっ!」
「里帆、危ないよ」
観覧車の乗り口で足をもたつかせてしまい、私は桜庭くんに両手を支えてもらいながらやっとの思いで乗り込んだ。
係員にドアを施錠されると、ゆっくりとゴンドラは上へ移動して行った。
幾つになっても観覧車や飛行機といった類のものは怖い。だってこんなに重い人間が何人乗っても落下しないで空中に浮いているだなんて、冷静に考えれば考える程これ以上に恐ろしい事はない。
桜庭くんと向かい合って座ると、彼は外の景色をみるでもなく私の顔ばかりを穴が開くほどじっと見つめてきた。
「うわー。高ーい!ウチの会社のビル見えるかなあ?」
「見えるんじゃないかな?」
空はすっかり群青色に染め上がり、夜もいよいよ本番となる時刻だった。街のビル灯りはすでにチカチカと瞬いている。
元々、高層ビルの灯りが好きで、眼下に広がっていく夜の景色をうっとりと満喫している私を余所に、桜庭くんは静かに私の腕を引いた。
「里帆、こっち来て?」
「え!無理無理無理!だって傾くよ!」
「何、怖いの?ほんとそういうとこ、可愛いよね。丈夫だよ。俺の膝の上、乗って」
半ば無理矢理、腰を引っ張られるようにして私は桜庭くんの膝の上に座った。
面白い程に私達が座る方へゴンドラは傾いて、思わず大声を上げてしまう。
「怖い怖い怖い!!落ちる!」
「こんなんじゃ落ちないよ。ほんと里帆は可愛いんだから。ねぇ、こっち見て」
桜庭くんの首元に腕を回し、彼と目が合う。
私のアソコは洪水のように濡れた。
そのまま唇を奪われると、舌と舌が触れ合い、ゆっくりと絡み合う。
「んっ、ん……!さくらばく、ん、隣の人に見られちゃうよ……っ」
「……いいよ、見られても……ん、里帆、舌、出して?」
今すぐ挿入されてバッコバコに突かれたい!!!と思いながら、私はおそるおそる舌を突き出した。
「ん、良い子だよ……んっ」
そして出した舌を桜庭くんに吸い上げられて、まるでフェラされてるみたいに舌の根本から先まで舐め上げられた。
「ん、ふっ……」
「もっと、出して、そう、んっ」
舌を何度も吸い上げられた後、上顎の凹凸した部分を舌でなぞられる。私は堪らなくなって桜庭くんの胸元のシャツを握り締めて乳首の辺りを撫で付けると、彼は喉の奥で喘ぎ声を上げた。
スカートの中に彼の右手が入ってくると、ショーツの上から性器をまざまざと撫でられ、左手は服の上から胸の膨らみに触れて柔らかく揉まれる。
頭がクラクラしてきて、観覧車に乗っている事すら忘れていた。
「エロいね……パンツびしょ濡れだよ」
「はぁ、桜庭くん……っ、わたしもう、我慢できないよ、ムリ」
すると桜庭くんは焦らすかのように、ショーツの上から触れるのをやめて、私のシャツのボタンを3つ程開け、ブラのカップを下にずらした。
「里帆のおっぱい、可愛い……舐めていい?」
「んんっ、指挿れてほしいよ……」
「だめ、まだ。もっとゆっくり、後でしてあげるから……」
胸の膨らみにキスを落とされ、乳首をレロレロと舐め上げられ、私はアソコをひくつかせた。
チュッ、チュッと乳首を吸われる音がゴンドラ内に響く。いつの間にか観覧車の頂上に私達は登っていて、隣の人に見られたかどうかさえ確認する事も叶わなかった。
数多くのカップルは観覧車の天辺でキスをするのが定番だけれど、私は乳首を吸われている。
「あ、さくらばく、……あ、きもちい……」
「気持ちいいの?里帆、エッチだね。こんな場所で俺におっぱい舐められて」
じゅるじゅると音を立てられると、我慢しきれなくなって私は強引に桜庭くんの長い指を自分のアソコに添え当てた。
すると彼はアーモンド型の大きな目を丸くした後、クスクスと笑った。
「もう~急かすねぇ。もう少しゆっくり里帆の胸、舐めたいのに……そんなに俺の指が欲しいの?」
また口の中に舌が入ってきて、桜庭くんの荒い息遣いをダイレクトに感じた。
お尻の辺りに桜庭くんの硬いものがデニム越しでも伝わる。今すぐにその硬く大きなモノを挿入して欲しいけど、確実に観覧車1周では終わらないので、私はせめて指だけでも挿れて欲しくて懇願した。
「うん、挿れてほしいの……もう下に着いちゃうからっ、お願い……」
彼の指を掴み、グリグリとクリトリスに当て擦ると、彼は耳元で『エッチだね』と囁いてきた。
「いいよ、里帆……自分で俺の指を好きに動かして」
意地悪にそう言われると、私はなけなしの理性をゴンドラの窓から外にぶん投げて、左手でショーツを横にずらして、割れ目に桜庭くんの長くて形のいい中指と薬指を2本、ズプリと割れ目に挿し込んだ。
「ん、あ……っ、さくらばく……っ、あっ」
「俺の指、気持ちいいんだ?もっと好きに動かしていいよ。いつも自分の指をおまんこに挿れてオナニーしてるんでしょ?いつもしてるみたいに動かしてみて?」
私はなり振り構わず言われた通りに、いつも自分で処理するように桜庭くんの手首を掴んでピストンをさせた。そして自分の右手の中指でクリトリスを円を描くように撫で擦った。
「あ、里帆……すっごいね。おまんこ、ぐっちょぐちょだよ?いつもそんな風にオナニーしてるの?」
桜庭くんは息を荒くさせて私の耳の中に舌を入れてきた。
「うんっ、あっ、さくらばくんのっ、ゆび、長くて気持ちいいの、あ……っ」
クリトリスへの刺激と、桜庭くんの長い指のピストンでアソコがヒクヒクと痙攣し始めて、頭の中が燃え上がるように熱くなった。
「どうして欲しいの?里帆、ねぇ?言ってごらん?」
「あんっ、あ、あ、関節曲げて欲しいのっ」
「ここ、好きだもんね?いいよ、たくさんしてあげるね」
桜庭くんにGスポットを刺激するように涙目になって哀願すると、彼は中指と薬指の第二関節をカクカクと曲げ伸ばし、私が扱うよりも一際激しく密壺を犯してきた。
「あ!あ!あ、ダメ、あっ、ダメぇ、あっ、桜庭くん桜庭くんっ、私、逝っちゃうっ」
「里帆っ、逝くの?いいよ?逝くところ見ててあげるね」
「あ、あ、あ!ダメ!あ、逝くっ、あっ……!」
桜庭くんの首元にぎゅうっとしがみつきながら思い切り昇天してしまった。頭の血管がドクドクと脈打ち、息絶え絶えになって私は力尽きた。
「ほら、里帆。そろそろ地上だよ。係員の人に見られちゃうから服直そ?」
桜庭くんは私の中からズプリと指を抜き出して、そのまま自分の口に含めて愛液を舐め取った後、私のショーツを直して、ストッキングを履かせてくれた。
ほとんどの男は女の愛液をティッシュや服の端で汚い物を扱うかの如く拭き取るけれど、彼は違った。少し変態的なものを感じる。
私達は何食わぬ顔で観覧車から降りると、手を繋いで歩き出した。
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