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5歳の僕 ♢学園編 2♢
1✱
しおりを挟む主人公には出会わないまま新年を迎え、誕生日も迎えてまた1つ歳を重ねた。
僕は5歳になった。
学園も2年生に無事進級し、変わらずミー兄様と一緒に誉組にいる。
ディー兄様は今年、最高学年。
来年には卒業してしまう。
そして15歳になるディー兄様は、今年、成人する。
「はっ…はぁ…ぁ…」
「レティ、もう少し舌を出して」
「ふぁぃ…」
舌ごと唾液をくちゅくちゅかき混ぜられる。
ミー兄様の、少し薄くて柔らかい舌。
僕の舌の練習は、あれからほぼ毎日続いている。
ディー兄様の掌が、僕の下腹を直接撫でてるのが凄く気持ちいい。
ミー兄様が唇を離して、次はディー兄様に教えてもらう番。
毎日繰り返される練習に、僕は自然と次に教えてくれる兄様の唇に自分のを合わせにいく。
ディー兄様の舌は肉厚で、口の中がいっぱいになる。
ほっぺたの内側とか、歯列の裏側とか、舌の裏側、口蓋の奥の方。
全部に兄様の舌が触れてきて、たまに苦しい位なのに、ひどく気持ちよくて。
兄様達と練習してると、すぐに何も考えられなくなってしまう。
最近は、練習をしているとすぐに体が熱くなって、兄様達に沢山触ってもらわないと熱が無くならなくて、うずうずして、寝れなくなってしまってる。
もじもじしてる僕に気がついたミー兄様が、僕の夜着の裾を捲り上げるように手を差し入れてきた。
「レティのちっちゃいお口、今日も凄く気持ちいいね。
こっちも、気持ち良くしてあげるね。」
ミー兄様はそう言って、僕の項に口付けながら、胸全体をさするように撫でてくる。
最初はさするように、円を描くように。
だんだん揉み込むような強さになってきて、触れるのが両胸の中心に向かって集中してくる。
掌に触れる両胸の先端が、期待で緩く立ち上がってくるのが分かる。
ミー兄様にも、きっとバレてしまっている。
僕の息も、羞恥と期待でだんだんと荒くなって、思わずディー兄様の舌に吸い付いてしまう。
そんな時のディー兄様が、少し嬉しそうに、意地悪そうに笑ってるのを、僕は知ってるんだ。
でも、気持ちいいと、もっと気持ちよくなりたいっていうのでいっぱいで、何の抗議もできない。
掌で撫でさすっていたミー兄様が、だんだん掌から指が胸の先端に当たるように、手の位置を変えてくる。
僕が、気持ちいいが足りなくてもどかしい、って思ってたのがバレていたみたい。
だんだん強く明確になってくる刺激に合わせて、僕の下肢の中心に熱が集まってくる。
去年の終わりくらいから、兄様達に触られると、ここが緩く立ち上がってくるようになった。
精通もまだでちっちゃいままなのに恥ずかしくて、でも気持ちよくて、もっと触って欲しいって気持ちで頭の中がいっぱいになる。
練習で気持ち良くなってしまう僕に、呆れるでもなく、僕が楽になるまで兄様達は、僕に触ってくれる。
もう舌を自分で考えて動かせなくて、ディー兄様の舌にされるがまま撫でられ、絡められ、吸われながら。
ミー兄様の指先に、両胸の中心の飾りを集中的に摺ったり、ぐにぐにと押しつぶすように刺激したり、軽く摘まれたりして。
僕の腰が勝手に緩く震えだす。
気がついたディー兄様が、「楽にしてやる」って、口付けたまま囁いて、夜着のズボンの上から、僕の熱くなった下肢の中心を、包むように上下に撫でさすり始める。
それをされると、いつも僕はすぐに我慢できなくなって。
せり上がってくる気持ちいい感覚に抗えないまま、上り詰めてしまう。
ディー兄様の夜着の襟元を、両手で握りしめて、限界まで上がってきてた快感が白く弾けた瞬間、強ばりながら体が勝手に痙攣して、少しして力が入らなくなって。
兄様が支えながら、僕の体をベッドに寝かせてくれる。
下着の中が、透明な液でぐじゅぐじゅになってるのが分かる。
兄様達が、ズボンと下着を脱がせ、拭き清めてから新しい下着とズボンを履かせ直してくれてるのをぼんやりと認識しながら、そのままどんどん強くなる眠気に抗えず、瞼を閉じた。
少し遠くから、兄様達のおやすみって声と、優しく触れる唇の感触がする。
兄様達に、僕もおやすみを返したいのに、唇は少しも動かせないまま、僕の意識は深いところに沈んでいった。
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