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しおりを挟む「深森君、おはよう。思ってたより早く起きちゃったね?
…ああ、でも薬はもう効いてるみたいだね、良かった。ここもちゃんとおっきくなってる…♡」
嘉賀並はそう言って篠灑の顔の横に着いているのとは逆の手で篠灑のペニスを柔く握った。
瞬間、篠灑の肩が僅かに揺れる。
その篠灑の反応に嘉賀並は舌を舐めずる様に唇を濡らしながら、握りこんだその形を辿るように、確認するようにとゆっくり上下に行き来させる。
篠灑の頬には僅かに朱が差し、呼吸も早い。
眉間が僅かに寄っている様にも、篠灑が欲情に耐えているのが窺えて、酷く気分が高揚した嘉賀並は自然と顔が笑んでしまう。
「心配しないで、さっき渡したのは即効性の媚薬でちょっと効きが強いけど、後遺症も出ない質のいい物だから。
ちょっと気分が上がってキモチイイコトしたくて仕方なくなるだけ♡
ねえ、深森君。僕ね、君が学園に来た日からずーっと味見したい、って思ってたんだよねぇ~。
だから、ここに来てくれるの待ってたんだよ?
それなのに君、何処ででも寝る癖にここには全然来てくれないんだもん。随分焦らされちゃったよ。
安心してね♡僕、慣れてるから。深森君のこと、と~ってもキモチ良くさせてあげるからね♡
だから、僕が深森君ので満足するまで付き合ってね♡」
嘉賀並はそう言うと篠灑の返事も聞かず自らの衣服を脱ぎ捨て、ギシリとベッドを鳴らしながら篠灑の上に乗り上げた。
上掛けは既に篠灑の足元に追いやられていて、嘉賀並は寝る為に緩められた制服越しに篠灑の身体を撫で回す。
その手付きは愛撫と言うよりは篠灑自身を堪能しているかの様だ。
鎖骨から大胸筋、腹直筋、腹斜筋へと手が降りてシャツのボタンを外し、ベルトも取り去ってスラックスも手際良く引き抜き、今度は下から順にまた筋肉に沿って直に肌を撫で上げていく。
篠灑は込み上げるゾクゾクとした高揚を堪えるよう奥歯を噛み締めた。
「はあ~♡深森君、とっても良い筋肉の付き方してるんだねえ♡すごーく僕好み♡
君のその顔も、均等の取れたこの身体も、それに、ココ♡
想像してたよりもすっごくおっきい…♡
はあ、…早く挿れたいけど、僕でもいきなりは無理そうだなあ…。我慢汁で染みが出来てるね、すっごく美味しそう…♡
直ぐに準備するから、ちょっと待っててね♡」
嘉賀並は小綺麗な顔を興奮に染めてハアハアと息を荒らげながら言いつつ、撫で上げていた手を自らの臀穴を解す為に後ろに回し、ローション塗れにしてグチュグチュと音を態と響かせながら中を拡げていく。
逸る気持ちを抑えるように篠灑の身体を舌と唇で愛撫し、乳首を舐めて吸っては篠灑の反応を見ながら陰茎にも舌を伸ばした。
口だけで器用にパンツを食んでずらし篠灑の陰茎を露出させると、その昂り様に嘉賀並は頬擦りでもしそうな程に顔を蕩けさせた。
薬の回り切った篠灑の限界まで張り詰めたソコは、垂れ出てくる先走りで浮き出た血管が艶めかしく光り、ピクピクと揺れている。
「ああ、本当に美味しそう…♡いただきます♡」
嘉賀並は味わうように丁寧に舌と唇で舐め上げていく。
先走りに濡れたこの大きなモノが今から己の中に入るのかと思うと、舐めしゃぶりながら解しているだけでイってしまいそうだと息が更に荒くなってくる。
上の口で咥えるのにも慣れている嘉賀並だが、流石に篠灑のモノは先端迄しか咥え込めず、両手が塞がっているの為、先端を咥えて舐め啜り、幹を舐め回す位しか出来ない。
この大きなモノで中の全部を奥まで早く犯して欲しいと、嘉賀並は解している腰を揺らしながら、早く早くと気が急くのに合わせて口淫も自然と即物的な動きになってしまう。
一方篠灑は嘉賀並が撫で回し始めた当たりから眉間に皺を刻んだまま、耐える様に奥歯を噛み締めたままで目を閉じていた。
そんな様子をちらりと見て、媚薬は効きも早ければ効果も高い物を選んで飲ませたので、緩い刺激しか無い今の状態が辛いのだろうと、嘉賀並は思った。
普段から良く使い込まれている嘉賀並のソコは、程なくしてよっつの指を深々と飲み込み、優に動かせるまでになった。
これでやっと挿れられる、と嘉賀並の口から笑みと共に熱い息が零れる。
興奮が背筋を迫り上がり、期待に胸が高鳴る。
ぢゅぷっと指を引き抜いた嘉賀並は、ゆっくりと篠灑の腰に跨る様にして腰を落とし、篠灑の欲しくて欲しくて堪らなかった隆々と聳り勃ったモノを両手で恭しく握り添えて、臀穴に押し当てた。
「深森君、お待たせ♡ああ、やっとだ♡
はあはあ、…ああ、はいってくる…♡…ぅ…ぁ…おっ、き…♡」
ぐちぐちと入口を篠灑の先端に擦り付けたかと思うと、ぐぶちゅちゅっと嘉賀並は一気に半分程までを飲み込んだ。
篠灑は眉間に更に皺を刻み、ぐっと耐える。
嘉賀並はそんな篠灑にお構い無しに、更に腰を沈めていく。
流石に奥の突き当たり迄を埋め込むのは苦しいのか、嘉賀並の表情にも余裕は無く、然しその苦しそうな表情は酷く恍惚としてみえる。
「んあっ、…はあ、はあ、ギチギチ…♡奥まで来るのスゴいイイ…♡動いてないのに全部擦れてて…♡はあ…♡…すっごくキモチイイ…♡
深森君も、僕の中、キモチイイ…?」
「……」
「うーん、無理にしたから怒っちゃった?
でも深森君だってキモチイイのは嫌いじゃ無いでしょ?
ほら、こんなにおっきくなって、僕の中でビクビク震えて…♡
あ~…熱くって硬くって…ホントにキモチ~♡
僕、基本同じ子は食べない事にしてるんだけど、深森君とはまたしたいなあ…♡」
篠灑が終始無言なのも特に気にならないのか、気を悪くした風もなく、自身を揺らしながら篠灑を味わう嘉賀並は酷く楽しそうに喋り続ける。
「ン、深森君、ここ、わかるー?ぁ、っ僕の、一番っ、奥ぅ♡深森君のが美味しくって、中が離したくない、ってキュンキュン、してる…♡
あ~奥に擦り付けて揺らしてるだけでもうイッちゃいそう♡♡♡」
ゆらゆらと腰を押し付けられ篠灑の先端に当たる嘉賀並の最奥は、初めてだった成宮の固く閉じたソコとは違い、突き当たりまで柔らかく、篠灑に口付けるかの様にちゅっちゅっと吸い付いてくる。
その擦り付ける度緩んでいくソコの感触に、本当に良く慣れているのだな、と篠灑は納得し、それならば遠慮する必要も我慢も要らないかと考えを改めた。
目が覚めてから常に体の中を荒ぶった感情がぐるぐると渦巻いていて、酷く加虐的な気持ちがしているのだ。
ただでさえ治まるまでに時間の掛る篠灑は、薬を盛った相手とは言え教師であり受け手である初対面の嘉賀並を慮って我慢していたのだが…。
嘉賀並のこの様子を見るに、気を遣う必要も無さそうだ。
抑、強制的に発情させたのは嘉賀並である。
「……先生」
「ん?なあに?イきたくなってきた?」
「先生、慣れてるみたいだし。ちょっと位なら無理させても大丈夫ですよね?」
「ん?どーゆう意味?」
「流石に薬盛られた事とか無いんで、どんだけ手加減出来るか分かん無いけど…こんだけ奥も柔かいし、イケますよね?」
「…えっと…何が…かな…?」
「……ハア…薬盛るような人でも一応先生だし、我慢してたけど…流石に、もう限界…」
篠灑はそう言いながらも何かを堪える様にひとつ長く息を吐き出す。
嘉賀並はその悩ましげな色香に当てられて、篠灑の言葉の意味を理解出来ないまま、唯その様子に見入ってしまった。
そんな嘉賀並の腰を篠灑は確りと鷲掴む。
「先生、まだイケそうだし、取り敢えずコレ、全部挿れさせて下さい」
篠灑はそう言うや、ガツンッと一気に奥目掛けて突き上げ、驚きに目を見開いてカハッと息を詰まらせた嘉賀並を強引に揺さぶりながら、ガツガツと穿ち上げ続ける。
その荒々しい突き上げに、嘉賀並は「あ゛ッ♡」「がッ♡」と視界がバチバチと弾けるのを感じながらも身悶え喘いだ。
篠灑はガクガクと揺さぶられるだけになった嘉賀並の中を、体が昂るほど冷めていく頭で何の感慨もなく出し入れしながら、自身の熱を解き放つ為に腰を押し早める。
「あ゛ッ♡はげっ、し、ッッい゛♡っっあ゛あ゛あああ♡♡♡」
「──ッ」
快感に蠢き蠕動していた嘉賀並の中が激しい突き上げにキツく引き絞る様に中イキし、その刺激に篠灑も嘉賀並の中に勢い良く精を放った。
ビュルルッと今朝方迄成宮を抱いていたとは思えない程の量を中に出し切り、それでも尚熱の引かない体に篠灑は無意識に舌打ちする。
これは本当にいつ治まりが着くか分からない。
「先生、満足する迄、してイイんですよね?」
激しさと強い快感の余韻に半ば惚けていた嘉賀並は、篠灑の怒りすら含んだような低い声音に「え?」と声にも出せないまま、篠灑によってグルンと体勢を入れ替えられた。
一気に視界が回り気がつけば背中にシーツが、頭上には蔑みを浮かべた眼差しで見下ろしてくる篠灑の顔が見える。
嘉賀並はその篠灑の目線に、ゾクゾクッと気が高ぶるのを感じた。
篠灑は嘉賀並の呼吸が整うのも待たず、再度掴んだ嘉賀並の腰を揺すってグッグッと奥に少しも萎えていない剛直を押し込み始める。
元々緩み吸い付き始めていた嘉賀並の奥の入口は、篠灑の先程の激しい突き上げで更に緩み解れていて、押し込む度にもぐもぐと中に招き入れようと食い付いてきた。
その篠灑の動きに何をしようとしているのか察した嘉賀並は、「ヒッ」と喉を引き攣らせ、篠灑の腕に慌てて手を掛ける。
「まっ、待って深森君、そ、そこは入っちゃダメなとこっっっああっ!」
「──大丈夫ですよ。センセの奥、最初から緩かったし。今も中に引き摺り込もうってギュウギュウしてるし。慣れてるんですよね?
俺もコレ全部挿れられた事今まで無かったけど、先生のなら、…挿れても、大丈夫ですよね?」
「ヒッィ、ッやめっ、むりッッイッ…アアッ!!」
力の入らない嘉賀並は碌な抵抗も出来ないまま、篠灑の押し入ってくるペニスの抉る様な感触に引き攣った声を漏らしながら、涙を滲ませ首を必死に横に振るしか出来ない。
そんな嘉賀並の抵抗とも言えない抵抗を黙殺した篠灑は、ペニスを更にグリグリと奥まで当て込む様に埋め挿れた。
嘉賀並の奥の入口は、その衝撃に完全に口を開き、そのまま篠灑の先端を中に埋め込んでしまう。
「~~~~~~~~!!!!!!」
途端、嘉賀並は電流がビリビリと全身を駆け巡ったようなそのいきなりの衝撃に喉を反らし息を詰めた。
足がピンと先まで伸びて、全身を硬直させ、息を継げずに口をはくはくと戦慄かす。
瞳も見開いたまま閉じられず、目尻からは生理的な涙が零れた。
嘉賀並と篠灑の腹は、今の衝撃で噴き上げてしまった嘉賀並の精液が飛び散っている。
今までの経験でも感じた事の無い強い快感に脳がついて来れずショートしたように何も考えられないまま、目の奥が明滅しているのだけをぼんやりと感じる。
彼は一体今、何をしたのか。
嘉賀並が其れを把握出来るようになる前に、篠灑が少し苦しげに声を漏らした。
「……あー、キッツ……、やっぱ流石に一気に全部は無理か…。
先生、全部入るまで、もうちょい頑張って下さい」
嘉賀並は篠灑が何を言っているのか分からないまま、然し先程よりはゆっくりとだが更に奥の、今まで誰も入ったことの無い所に入ってきてしまう篠灑に涙を零しながら反射的に首を振る。
が、今度は篠灑がその様子をまるっと無視して奥へと突き進んで来る。
「───ッ!!───ッ!!────ッッ!!!」
叫んでいる筈なのに喉からは声が出ていかず、体はずっとビリビリと痺れていて、勝手に痙攣し続けているし、嘉賀並のペニスは勢いを無くしたまま壊れたように精液を垂れ流し続けている。
嘉賀並はイき続けているのにも気が付かないまま、酷く熱くて辛くて、それなのに死ぬ程気持ち良くて。
もうビリビリと痺れ続ける初めての場所の感覚しか分からない。
ぐぷんっだか、ぶつんっだかの篠灑先端がそこに入り切った音がした時にはもう嘉賀並の意識はぐずぐずに蕩けてしまって殆ど無くて、唯只管に中をぎゅうぎゅうと痙攣させ絞り続ける事しか出来なくなっていた。
その強過ぎる締め付けに篠灑は片眉を寄せ、そのまま精液を結腸内に吐き出す。
薬の所為かやはり量が多い。
それなのに篠灑の下半身は全く衰える気配を見せないし、体内を渦巻く荒ぶった感情もちっとも落ち着かない。
篠灑は諦観の面持ちで、再び腰を振り始めた。
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