魅了魔法に掛かっていた私は被害者だと元婚約者が復縁を求めてきますが、貴方が魅了魔法に掛かっていた事はみんな知っていましたよ?


この作品は更新を終了することに致しました。
ここまでのご愛読ありがとうございましたm(_ _)m






✱話の展開速度等が気になる方は、完結表示が付いてから読まれる事をお勧め致します。





「リリーシア嬢!私は貴方との婚約をこの場を以て破棄する!」

 ババーン!とでも効果音の付きそうな程に大袈裟な身振りで、彼の人は宣言した。

「婚約破棄、ですか。その意味を理解した上でのお言葉ですか?
セリアージュ殿下」

「もちろんだ!
国の第一王子である私の婚約者という立場に在りながら、妃教育を受けることも無く茶会ばかり催しているような者は私の婚約者には相応しくない!
そんな王子妃の資質の欠片もないような貴方との婚約は今この時を以て破棄だ!
私はこの、ミリアと婚約する!」


そうですか、宜しいのですね。
それではわたくしは自分の国へと帰らせて頂きます。



自国のただの貴族令嬢との婚約など破棄しても問題ないと公衆の面前で婚約破棄を言い渡した王子と、婚約破棄を言い渡された他国の姫君のお話。







タイトル通り
ざまぁするのが中心のお話し。



思いの外説明に文字数を使いそうなので、ショートショートから短編へと表記変更させて頂きました。





✱✱✱✱✱✱✱✱

ここまでの読者様が読んでくださるとは思わず、流行りに乗っかり気楽にたまに更新位の気持ちで書き始めたので、更新が不定期ですみません。
昨夜HOTランキング2位にいるのを発見し、思わず震えてしまいました…。
感想や誤字報告、ご指摘などありがとうございます。
近況の方は別作品の小噺等で活用しているので、ここで挨拶をさせて頂きます。
感想にはネタバレも含まれる事があるので一律お返事は控えさせて頂きますが、応援とても嬉しいです。ありがとうございます。
指摘や誤字報告にのみの返事になるのが申し訳無いのですが、全て目を通し、反映させて頂いております。
稚拙な文でご不快に思われる方もいるかと思いますが、モチベーションのやりくりをしながら完結まで書きたいと思っておりますので、引き続きご覧頂ければ幸いです。
読んでくださる皆様に心からの感謝を。




24h.ポイント 14pt
8
小説 30,889 位 / 194,332件 恋愛 13,783 位 / 57,811件

あなたにおすすめの小説

夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。

Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。 そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。 だが夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。 これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。 (1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)

【完結】ああ……婚約破棄なんて計画するんじゃなかった

岡崎 剛柔
恋愛
【あらすじ】 「シンシア・バートン。今日この場を借りてお前に告げる。お前との婚約は破棄だ。もちろん異論は認めない。お前はそれほどの重罪を犯したのだから」  シンシア・バートンは、父親が勝手に決めた伯爵令息のアール・ホリックに公衆の面前で婚約破棄される。  そしてシンシアが平然としていると、そこにシンシアの実妹であるソフィアが現れた。  アールはシンシアと婚約破棄した理由として、シンシアが婚約していながら別の男と逢瀬をしていたのが理由だと大広間に集まっていた貴族たちに説明した。  それだけではない。  アールはシンシアが不貞を働いていたことを証明する証人を呼んだり、そんなシンシアに嫌気が差してソフィアと新たに婚約することを宣言するなど好き勝手なことを始めた。  だが、一方の婚約破棄をされたシンシアは動じなかった。  そう、シンシアは驚きも悲しみもせずにまったく平然としていた。  なぜなら、この婚約破棄の騒動の裏には……。

魅了魔法に対抗する方法

碧桜 汐香
恋愛
ある王国の第一王子は、素晴らしい婚約者に恵まれている。彼女は魔法のマッドサイエンティスト……いや、天才だ。 最近流行りの魅了魔法。隣国でも騒ぎになり、心配した婚約者が第一王子に防御魔法をかけたネックレスをプレゼントした。 次々と現れる魅了魔法の使い手。 天才が防御魔法をかけたネックレスは強大な力で……。

あなたには、この程度のこと、だったのかもしれませんが。

ふまさ
恋愛
 楽しみにしていた、パーティー。けれどその場は、信じられないほどに凍り付いていた。  でも。  愉快そうに声を上げて笑う者が、一人、いた。

婚約破棄?べつにいいよ。だって私は恋とか愛とかまだ分からない幼い令嬢だから

まと
恋愛
婚約破棄されたばかりの令嬢アイリス(6歳) けれどすぐに人質といった形で、隣国の王子エレンと婚約する事に。 ホームシックなアイリスが大事に大事に溺愛されるまでのお話。

あなたのことなんて、もうどうでもいいです

もるだ
恋愛
舞踏会でレオニーに突きつけられたのは婚約破棄だった。婚約者の相手にぶつかられて派手に転んだせいで、大騒ぎになったのに……。日々の業務を押しつけられ怒鳴りつけられいいように扱われていたレオニーは限界を迎える。そして、気がつくと魔法が使えるようになっていた。 元婚約者にこき使われていたレオニーは復讐を始める。

もう我慢する気はないので出て行きます〜陰から私が国を支えていた事実を彼らは知らない〜

おしゃれスナイプ
恋愛
公爵令嬢として生を受けたセフィリア・アインベルクは己の前世の記憶を持った稀有な存在であった。 それは『精霊姫』と呼ばれた前世の記憶。 精霊と意思疎通の出来る唯一の存在であったが故に、かつての私は精霊の力を借りて国を加護する役目を負っていた。 だからこそ、人知れず私は精霊の力を借りて今生も『精霊姫』としての役目を果たしていたのだが————

ええ、婚約破棄は構いませんが、今まで貸したお金は返してくださいね?

水垣するめ
恋愛
「お前との婚約は破棄する! 卒業パーティーだしいい機会だからな!」 主人公ローラ・ベネットは婚約者のニック・エドマンドにいきなり婚約破棄された。 どうやらニックは卒業パーティーだからという理由で思いつきで婚約破棄したようだ。 ローラはそんなニックに呆れ返り、こんなのと婚約していられない!と婚約破棄することを受け入れた。 するとニックは「当然だ!お前みたいな女より俺にはもっと相応しい相手がいるからな!」とローラを貶め始めた。 ローラは怒りが溢れそうになったが、何とか我慢する。 そして笑顔でニックにこう言った。 「今まで貸したお金を全て返して下さい。卒業パーティーだしいい機会なので」 ニックは今までローラから友人と遊ぶためのお金を借り続けていた。 それは積りに積もって、大金となっていた。 その額にニックは「覚えてない」と逃げようとするが、ローラはすかさず今までの借用書を突きつけ逃さない。 「言い逃れは出来ませんよ? 指紋も押してあるしサインもしてあります。絶対に絶対に逃しませんから」 一転して莫大な借金を背負ったニックはローラに許しを乞うがもちろんローラは許すはずもなく……。