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3.囚われの華
精神的能力
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ミツヒコは自分の能力について問いかける。
一体どんな能力を奈緒に行使しているのか。
分かったところで、どうにかなるわけでも無いのに。
「どうせっ、俺の感覚を制御してるんだろっ!?」
ミツヒコは今も俺の胸を揉んでいる。
「いい線まで行ってるんだけどねー。
乳首、固くなっちゃってるよ、ふふ。」
「ひゃあっ、つまむなってのっ」
ヒデトは敏感になってしまったそこを、
親指と人差し指でぎゅっと押し潰してくる。
「あはは、可愛い反応。
折角だし、教えてあげるね。
俺の能力は精神操作能力の一種だよー。
自分や他人の精神と肉体を分離させたり、
さっき、君が言ったみたいに、
分離した精神には感覚を制御したりもできる。
どう、わかったー?」
「はぁっ、えっ!?」
「もうー、今の君は簡単に言ってしまえば、
幽体離脱してるってことだよー。」
「えええっ、じゃあ、俺の身体はっ!?」
「今もまだ寝てるんじゃないかなー。
でも大丈夫。
私がさっき、精神体の君に能力を使って
痛みと快感は感じるようにしといたからー。
これまでの感じで実証済み。」
「はあああっ、全然っ、大丈夫じゃないしっ
俺に勝手な事すんなよっ!!」
「だってー、しょうがないじゃんー?
君の力が必要なんだよー。」
「わけわかんねーっ」
ミツヒコは俺の胸を弄り回すのをやめて、
今度は俺の頬をやわらかく包むように撫でる。
俺はその感触にぞわりとしたものが背筋に走る。
「君の力は秘めたるものなんだよ。
今はまだ確かめられていないけれど、
このことが広まれば、あらゆる人が君の事を狙うだろう。
そうなる前に、君を完全に手に入れる。
なんとしてもね。
まあ、これは実験も兼ねてるんだけど、
君はただそこにいて感じてくれるだけでいいから。
時間はいっぱいあるしね。」
「なっ、ちょっ」
「さあ、まずは気持ちよくなろうか――。」
ミツヒコは、俺の服へと手をかけてスゥーっとなぞるだけで、俺の服を切り刻んでしまう。
きっとこの服もミツヒコの能力で精製されたものだから、切るのもその指先ひとつで事足りるのだろう。
俺はどんどん服が切り刻まれて、露出していく肌に羞恥を覚える。
やめてくれ、これ以上されると何も無くなってしまう。
ミツヒコは何の躊躇いもなく最後の下着までも切り取ってしまった。
おかげで俺にはもう隠れるところがなく、ミツヒコに全身を見せてしまっている。
「クソッ――」
俺は、自身が拘束されているせいで、
隠すこともできないので、目を固く瞑り、項垂れる。
「ふふっ、良い身体だね。
筋肉もほどよくて、しなやかで、
全身、舐め回したくなる――。」
「ひっ」
ミツヒコは俺の脇腹から腰にかけて俺の身体を
その両手で下まで撫でおろし、その肌触りの感触を楽しんでいる。
「折角だから、さっきの続きをしようか――。
ここでイけるようになってみる?」
俺の胸へと再び手を伸ばし、また少し腫れてしまったそこを弄る。
嫌だっ、嫌だっ、はやくっ、
誰か、助けてっ、お願いっ!!
俺がその快感に身体を震わせる度に、
その鎖は、無駄だと言わんばかりに
その無機質な音を響かせるのだった。
――俺はどうなるの――
一体どんな能力を奈緒に行使しているのか。
分かったところで、どうにかなるわけでも無いのに。
「どうせっ、俺の感覚を制御してるんだろっ!?」
ミツヒコは今も俺の胸を揉んでいる。
「いい線まで行ってるんだけどねー。
乳首、固くなっちゃってるよ、ふふ。」
「ひゃあっ、つまむなってのっ」
ヒデトは敏感になってしまったそこを、
親指と人差し指でぎゅっと押し潰してくる。
「あはは、可愛い反応。
折角だし、教えてあげるね。
俺の能力は精神操作能力の一種だよー。
自分や他人の精神と肉体を分離させたり、
さっき、君が言ったみたいに、
分離した精神には感覚を制御したりもできる。
どう、わかったー?」
「はぁっ、えっ!?」
「もうー、今の君は簡単に言ってしまえば、
幽体離脱してるってことだよー。」
「えええっ、じゃあ、俺の身体はっ!?」
「今もまだ寝てるんじゃないかなー。
でも大丈夫。
私がさっき、精神体の君に能力を使って
痛みと快感は感じるようにしといたからー。
これまでの感じで実証済み。」
「はあああっ、全然っ、大丈夫じゃないしっ
俺に勝手な事すんなよっ!!」
「だってー、しょうがないじゃんー?
君の力が必要なんだよー。」
「わけわかんねーっ」
ミツヒコは俺の胸を弄り回すのをやめて、
今度は俺の頬をやわらかく包むように撫でる。
俺はその感触にぞわりとしたものが背筋に走る。
「君の力は秘めたるものなんだよ。
今はまだ確かめられていないけれど、
このことが広まれば、あらゆる人が君の事を狙うだろう。
そうなる前に、君を完全に手に入れる。
なんとしてもね。
まあ、これは実験も兼ねてるんだけど、
君はただそこにいて感じてくれるだけでいいから。
時間はいっぱいあるしね。」
「なっ、ちょっ」
「さあ、まずは気持ちよくなろうか――。」
ミツヒコは、俺の服へと手をかけてスゥーっとなぞるだけで、俺の服を切り刻んでしまう。
きっとこの服もミツヒコの能力で精製されたものだから、切るのもその指先ひとつで事足りるのだろう。
俺はどんどん服が切り刻まれて、露出していく肌に羞恥を覚える。
やめてくれ、これ以上されると何も無くなってしまう。
ミツヒコは何の躊躇いもなく最後の下着までも切り取ってしまった。
おかげで俺にはもう隠れるところがなく、ミツヒコに全身を見せてしまっている。
「クソッ――」
俺は、自身が拘束されているせいで、
隠すこともできないので、目を固く瞑り、項垂れる。
「ふふっ、良い身体だね。
筋肉もほどよくて、しなやかで、
全身、舐め回したくなる――。」
「ひっ」
ミツヒコは俺の脇腹から腰にかけて俺の身体を
その両手で下まで撫でおろし、その肌触りの感触を楽しんでいる。
「折角だから、さっきの続きをしようか――。
ここでイけるようになってみる?」
俺の胸へと再び手を伸ばし、また少し腫れてしまったそこを弄る。
嫌だっ、嫌だっ、はやくっ、
誰か、助けてっ、お願いっ!!
俺がその快感に身体を震わせる度に、
その鎖は、無駄だと言わんばかりに
その無機質な音を響かせるのだった。
――俺はどうなるの――
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