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目見て話そ?
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気になる香織は、
常にスマホを弄ってるタイプの女で、
クラブでたむろする俺らは、
過ごし方はそれぞれで。
俺は音楽を聴きながら酒を飲んでは、
周りを観察していた。
香織は、
凄いスタイルがよくて、
ショートカットが似合ってる。
香織は、
マッチングアプリに夢中で、
良さそうな人が見つかると、
テキーラを1杯飲み干して、
逢いに行く。
勇気が出ない俺は、
香織に話しかけれない。
そろそろ帰ろうかなと思ったら、
すごい剣幕で、
香織がやってきた。
「あぁー!!!」
香織は雄叫びをあげると、
テキーラを貰い、
飲み干した。
「今日のやつ、
まじない。」
香織は荒れていて、
大声で近くのやつらに話していた。
「ホテルに行ったのに、
これ飲んでみてとかつって、
薬渡してきて、
まじ無い。
私、薬には手を出したくないんだけどぉ!」
香織は、根が真面目だったなと、
初めて会った時の事を思い出した。
初めて会ったのは、
俺が初めてこのクラブに来た時だ。
かってもわからなくて、
キョロキョロしてたら、
図体の大きい男達にぶつかってしまった。
謝ったけど機嫌が悪かったのか、
俺に執拗に謝罪を要求してきた。
その時に、
「なになに?どうした?」と、
香織が通りかかった。
「謝ったんでしょ?
なら、もうおしまい!
あっちで、お酒飲み直しなよ!」
男達は去っていき、
俺は「あ、ありがとう!」というと、
「いーえ!もっとしゃっきとしなよね!」と、香織はにかっと笑ってどこかへ行った。
その日から俺は気になってる。
香織が特段美人だってこともあるけど、
もっと、話してみたい。
知りたいし、
俺の事を知って欲しい。
俺は時間を見つけては、
クラブに通った。
相変わらず、
話しかける勇気がなくて、
ただ横目でみてるだけだけど。
休憩時間にカフェに行った。
「はじめまして!」
聞きなれた声だった。
声の方をみると、
テーブル席に香織がいた。
俺はびっくりした。
夜の香織しかしらない。
名前だって、人づてに知ったくらいだ。
香織は、
昼間もマッチングアプリのアポイントをしてたみたいだった。
座ってる男は、
香織の妖艶さに驚いてるみたいだった。
「なんか、
タイプあわないかも!
また、今度!」
香織は見切りをつけたのか、
席を立った。
香織は颯爽と
店を出ていった。
今がチャンスだと思った俺は、
慌てて追いかけた。
ちょうど、赤信号だった。
「か、香織さん!」
「だれ?」
「あの、クラブで俺、
前に助けてもらったことあって!」
「ごめん、おぼえてない!」
「ずっと、話したいと思ってて!」
「え、でも、お兄さん、
仕事中じゃないの?」と、
俺の首に巻かれたネクタイを見つめる。
「大丈夫!」と、
俺はネクタイをとった。
あははと香織は笑う。
「俺と、話してみない?」
「いいよぉ!笑」
俺はこのチャンスを逃したくない。
会社には後で怒られよう。
常にスマホを弄ってるタイプの女で、
クラブでたむろする俺らは、
過ごし方はそれぞれで。
俺は音楽を聴きながら酒を飲んでは、
周りを観察していた。
香織は、
凄いスタイルがよくて、
ショートカットが似合ってる。
香織は、
マッチングアプリに夢中で、
良さそうな人が見つかると、
テキーラを1杯飲み干して、
逢いに行く。
勇気が出ない俺は、
香織に話しかけれない。
そろそろ帰ろうかなと思ったら、
すごい剣幕で、
香織がやってきた。
「あぁー!!!」
香織は雄叫びをあげると、
テキーラを貰い、
飲み干した。
「今日のやつ、
まじない。」
香織は荒れていて、
大声で近くのやつらに話していた。
「ホテルに行ったのに、
これ飲んでみてとかつって、
薬渡してきて、
まじ無い。
私、薬には手を出したくないんだけどぉ!」
香織は、根が真面目だったなと、
初めて会った時の事を思い出した。
初めて会ったのは、
俺が初めてこのクラブに来た時だ。
かってもわからなくて、
キョロキョロしてたら、
図体の大きい男達にぶつかってしまった。
謝ったけど機嫌が悪かったのか、
俺に執拗に謝罪を要求してきた。
その時に、
「なになに?どうした?」と、
香織が通りかかった。
「謝ったんでしょ?
なら、もうおしまい!
あっちで、お酒飲み直しなよ!」
男達は去っていき、
俺は「あ、ありがとう!」というと、
「いーえ!もっとしゃっきとしなよね!」と、香織はにかっと笑ってどこかへ行った。
その日から俺は気になってる。
香織が特段美人だってこともあるけど、
もっと、話してみたい。
知りたいし、
俺の事を知って欲しい。
俺は時間を見つけては、
クラブに通った。
相変わらず、
話しかける勇気がなくて、
ただ横目でみてるだけだけど。
休憩時間にカフェに行った。
「はじめまして!」
聞きなれた声だった。
声の方をみると、
テーブル席に香織がいた。
俺はびっくりした。
夜の香織しかしらない。
名前だって、人づてに知ったくらいだ。
香織は、
昼間もマッチングアプリのアポイントをしてたみたいだった。
座ってる男は、
香織の妖艶さに驚いてるみたいだった。
「なんか、
タイプあわないかも!
また、今度!」
香織は見切りをつけたのか、
席を立った。
香織は颯爽と
店を出ていった。
今がチャンスだと思った俺は、
慌てて追いかけた。
ちょうど、赤信号だった。
「か、香織さん!」
「だれ?」
「あの、クラブで俺、
前に助けてもらったことあって!」
「ごめん、おぼえてない!」
「ずっと、話したいと思ってて!」
「え、でも、お兄さん、
仕事中じゃないの?」と、
俺の首に巻かれたネクタイを見つめる。
「大丈夫!」と、
俺はネクタイをとった。
あははと香織は笑う。
「俺と、話してみない?」
「いいよぉ!笑」
俺はこのチャンスを逃したくない。
会社には後で怒られよう。
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