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シャワールームで『おっぱいがいっぱい』を声高らかに歌っている最中、突然鳩尾に砲丸のような一撃を受け、声も出せずに吐瀉物を撒き散らし倒れた込んだ上から熱湯を浴びせられ、そのままミマヨのいる寝室まで髪を掴まれ引き摺られて来た盛肚は、最初なにが起きたかわからなかった。
シャワールームでは何も見なかった。
気づくと目の前で見知らぬ男とミマヨが見せつけるように乳まみれで熱烈に絡み合っていた。
「てぃ……てぃ…」
うわ言のようにミマヨの口からその言葉が漏れている。
どうやら男の名前のようだった。
「んふ、らむぅ……あぁぁ、らもぉ……」
何かの呪文か?
盛肚は芋虫のように床に転がったまま、その光景を眺めているしかなかった。
動こうにも体の中心にダメージが残っており、ままならなかった。
こいつは誰だ? ミマヨにこんな奴がついてるなんて聞いてないぞっ。ミマヨの奴、わしのときと態度が全然違うじゃないかっ。マグロじゃなかったのか? ……見ろ、あんなに嬉しそうな楽しそうな顔をして……わしのときは一度もあんな顔したことなかったぞ? 母乳で濡れて光り輝く滑らかで羊脂玉のような肌を桜色に上気させて……ミマヨ、綺麗や……ほんまに綺麗や……ってそんな感想を抱いてる場合じゃないっ! これは罠なのか? ミマヨは身も心もわしの性奴隷になったはずじゃなかったのか? わしは……わしはミマヨをハメていたつもりがハメられていたのか?
酒樽の中で発酵する酵母のように途切れることなく疑問が沸いてくる。
ここからはこの種の人間にお馴染みの思考パターンだった。
とにかく、この状況を切り抜けることが先決だ。話はそれからだ。わしには自来也組の知り合いがおるんじゃ、そいつに頼んで……
盛肚がそこまで考えたとき、絹を裂くようなミマヨの歓喜の絶叫で現実に引き戻された。
Tとミマヨの繰り広げていた痴態にようやく幕間が訪れていた。
ミマヨは仰向けに大の字になったTに覆い被さり、クスクス笑いながらその顔中にキッスの雨を降らせている。
Tは優しく微笑んでミマヨのなすがままにさせている。
それを見ている盛肚は、中学生カップルに目の前でイチャつかれている彼女いない歴イコール年齢の中年男のような気分だった。
おのれら~っ!
シャワールームでは何も見なかった。
気づくと目の前で見知らぬ男とミマヨが見せつけるように乳まみれで熱烈に絡み合っていた。
「てぃ……てぃ…」
うわ言のようにミマヨの口からその言葉が漏れている。
どうやら男の名前のようだった。
「んふ、らむぅ……あぁぁ、らもぉ……」
何かの呪文か?
盛肚は芋虫のように床に転がったまま、その光景を眺めているしかなかった。
動こうにも体の中心にダメージが残っており、ままならなかった。
こいつは誰だ? ミマヨにこんな奴がついてるなんて聞いてないぞっ。ミマヨの奴、わしのときと態度が全然違うじゃないかっ。マグロじゃなかったのか? ……見ろ、あんなに嬉しそうな楽しそうな顔をして……わしのときは一度もあんな顔したことなかったぞ? 母乳で濡れて光り輝く滑らかで羊脂玉のような肌を桜色に上気させて……ミマヨ、綺麗や……ほんまに綺麗や……ってそんな感想を抱いてる場合じゃないっ! これは罠なのか? ミマヨは身も心もわしの性奴隷になったはずじゃなかったのか? わしは……わしはミマヨをハメていたつもりがハメられていたのか?
酒樽の中で発酵する酵母のように途切れることなく疑問が沸いてくる。
ここからはこの種の人間にお馴染みの思考パターンだった。
とにかく、この状況を切り抜けることが先決だ。話はそれからだ。わしには自来也組の知り合いがおるんじゃ、そいつに頼んで……
盛肚がそこまで考えたとき、絹を裂くようなミマヨの歓喜の絶叫で現実に引き戻された。
Tとミマヨの繰り広げていた痴態にようやく幕間が訪れていた。
ミマヨは仰向けに大の字になったTに覆い被さり、クスクス笑いながらその顔中にキッスの雨を降らせている。
Tは優しく微笑んでミマヨのなすがままにさせている。
それを見ている盛肚は、中学生カップルに目の前でイチャつかれている彼女いない歴イコール年齢の中年男のような気分だった。
おのれら~っ!
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