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美少年の正体

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     あの約束から5年たった…


突然ランベルト帝国からの使者がバイオレット家の屋敷に訪問され皇太子殿下と私の婚約が持ち上がったと聞かされ私は勿論家族が驚いていた。

そんな私達を横目に使者の者は私を含めバイオレット家の家族を帝国の城に招待され…そう帝国は王国の遥か雲の上の存在断ろうものならバイオレット家を潰され兼ねない半信半疑ながら私家族は1週間間掛けてランベルト帝国の用意した高級感溢れる場所で向かった。

それは夢か現実か分からない程の豪華なパーティーだった…

「この度はお招き頂き恐悦至極にございます。皇帝陛下様並び皇后陛下様皇太子殿下様…」

「バイオレット公爵殿お久しぶりに御座います!」

「貴方様はリオル様…」

えっリオル…

「申し遅れました、あの時に身分を隠して訪問しましたが…私はリオル・ランベルトと申します。」

私は言葉を失う中宰相様らしき方が私達の下へ来て


「ゴホッ…ヴェルローズ・バイオレット公爵令嬢」

「はい…」

「ロード宰相堅苦しいのは私は嫌いです!私から話します、良いですよね父上…」

「ウム…良かろう許可する。」

「リオルしっかり決めるのですよ。」

なんだろう静まり返る会場とリオルの足音だけが私の方へと近づいて


「ヴェルローズ嬢、私と結婚を前提に婚約者になって頂けないでしょうか?」


リオルが皇太子殿下…あの時の可愛い男の子が皇太子殿下…

「ヴェル…皇太子と言う身分を隠しててすいませんでした。」

「えっ…リオル…リオル殿下は本当にあの時の…」


「えぇ…あの時の自分が大嫌いな少年です。」

5年も経ってるから成長してるのは分かってたはずなのにこんなことって…前よりも背が凄く伸びて美少年からカッコよくなってる。

「あの時にヴェルからの条件を満たしてませんか?」

「そんな事ありませんわ!」

「じゃあ…」

考えてる暇ないわよね…周りは私達2人に注目浴びてるし

「リオル殿下婚約有り難くお受け致しますわ。」

その瞬間周りは凄く盛り上がった
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