上 下
5 / 5

入学式

しおりを挟む
「閉会の辞、以上をもちまして平成30年度上崎市立上崎高校の入学式を終了いたします一同起立、礼、着席・・・。」

◇ ◇ ◇

僕は今、大変なことになっている。
入学式が終わり、新しい教室で自己紹介をしたのち教科書などをもらい校舎を案内志手もらい昼帰りのはずだった・・・なのに。
「九十九君って何が好きなの?。」
「どんな本が好きなの?」
「九十九君ってどこ中?」
「私、一ノ瀬志紀よろしく。」
「あっ!ずるい私青葉鈴、鈴でいいよ!」
「・・・。」

・・・・・・質問攻めにあっていた。
「あっ時雨のクラスここなんだ、やっほ~時雨!。」
「・・・時雨帰ろ?」
そう言って教室の中へ入ってくる女子が二人いた。
「あっ・・・茜、それに由芽もちょっと待ってて今行く・・・・・・それじゃまたねみんな!また明日。」
そう言うと机から荷物をとり、逃げるように教室から出た。
「時雨、帰りマック寄ってかない?」
「・・・寄り道ならゲームセンター。」
「・・・。」
「・・・。」
「「時雨が決めて!」」
「それじゃあ両方で、昼終わりで時間もたくさんあるから遅くならない程度にね?」
「そう言うことならお昼をかねてマックに行きましょ!先に!」
「わかった。」
「・・・それなら。」
「それじゃあ行きましょう!」

◇    ◇    ◇

「私ダブルテリヤキセット!飲み物はコーラで。」
「・・・チキンフィレオのセット、飲み物は白ブドウ。」
「じゃあ僕はフィレオフィッシュのセットで飲み物は烏龍茶でお願いします。
「以上でよろしいでしょうか?」
「はい。」
「お会計は1950円でございます。」
「どうぞ。」
そう言って財布から千円札を二枚渡した。」
「二千円ですね、五十円のお釣りです・・・店内でお召し上がりになりますか?お持ち帰りですか?」
「店内で。」
「わかりました、隣へずれてお待ち下さい。」
お釣を受け取り財布にしまい、言われた指示に従い隣へずれた。
(いつもとちょっと違う・・・あっ新人さんか。)
「そう言えば二人とももう部活は決めてるの?」
「・・・まだ。」
「私も。」
「明日部活動見学あったよね?一緒に回らない?」
「・・・私はかまわないよ。」
「時雨がどうしてもって言うなら考えてあげなくもないわよ?」
「なら茜は来なくていいよ、由芽と一緒に行くから。」
「ちょっ!冗談よ冗談!是非行かせてもらうわ!」
「お待たせいたしました。フィレオフィッシュセットとダブルテリヤキセット、チキンフィレオセットでお待ちのお客様。」
「はい。」
どうやら僕達が部活動見学のことで話している間に準備できたようだ。
「フィレオフィッシュセットとダブルテリヤキセット、チキンフィレオセットですお待たせいたしました。」
「ありがとございます。」
僕は自分のを受け取り、空いている席を探して腰を下ろした。
「「「いただきます。」」」
「うまっ!やっぱりダブテリは最高だよ~。」
ダブルテリヤキを食べながら茜はそんな感想を述べていた。
犬ならしっぽが千切れるんじゃってほどにふっているだろうと思えて笑いそうになってしまったがこらえた。
「早く食べ終わってゲームセンターに行きたい。」
そう言って袖のはしを由芽が引っ張ってきた。
「食べ終わったらな。」
「わかった。」
僕がそう言うと由芽はおとなしく引き下がり、チキンフィレオを食べ始めた。

◇   ◇   ◇

「「「ごちそうさまでした~。」」」
そう言って三人同時に手を合わせた。
「・・・早くゲームセンター!」
「わかったわかった。」
(ゲームのことになると積極的だけど子供みたいだな・・・まあ大人からするとまだ僕達は子供か・・・・・・。)
そんなことを思いながらゴミを捨て、店を出た。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(4件)

とんずら
2018.07.19 とんずら

情景描写が欲しいです。
後行間がもう少し行間があれば読みやすいです。

解除
酪王カフェオレ

転生時の魔力50は残ったんでしょうか?
長く続く事を願います。

解除
咲良 有
2018.07.08 咲良 有

設定とかも裏をついてて好きだし、私はわりかしテンポ早くて好きかな。

たしかに主要なキャラの説明とかも足りないしどっちの女の子が話してるのかはわからないかな。
細かなマックの描写もあまり話の進展とかがない分、いらないと思っちゃったかも。伏線だったらごめんね🙏🏻でもマックの商品をただ待つシーンを伝えられるよりもそこを削ってそのスペースを主要キャラの説明に回してくれた方が読者としては読みがいがあります!

最後にこれから主人公がどんな目標立てて2度目の地球での転生ライフ過ごしていくのか楽しみにしてます、頑張って!

解除

あなたにおすすめの小説

転生したら、犬だったらよかったのに……9割は人間でした。

真白 悟
ファンタジー
 なんかよくわからないけど、神さまの不手際で転生する世界を間違えられてしまった僕は、好きなものに生まれ変われることになった。  そのついでに、さまざまなチート能力を提示されるが、どれもチートすぎて、人生が面白く無くなりそうだ。そもそも、人間であることには先の人生で飽きている。  だから、僕は神さまに願った。犬になりたいと。犬になって、犬達と楽しい暮らしをしたい。  チート能力を無理やり授けられ、犬(獣人)になった僕は、世界の運命に、飲み込まれていく。  犬も人間もいない世界で、僕はどうすればいいのだろう……まあ、なんとかなるか……犬がいないのは残念極まりないけど

転生したらチートでした

ユナネコ
ファンタジー
通り魔に刺されそうになっていた親友を助けたら死んじゃってまさかの転生!?物語だけの話だと思ってたけど、まさかほんとにあるなんて!よし、第二の人生楽しむぞー!!

死亡フラグだらけの悪役令嬢〜魔王の胃袋を掴めば回避できるって本当ですか?

きゃる
ファンタジー
 侯爵令嬢ヴィオネッタは、幼い日に自分が乙女ゲームの悪役令嬢であることに気がついた。死亡フラグを避けようと悪役令嬢に似つかわしくなくぽっちゃりしたものの、17歳のある日ゲームの通り断罪されてしまう。 「僕は醜い盗人を妃にするつもりはない。この婚約を破棄し、お前を魔の森に追放とする!」  盗人ってなんですか?  全く覚えがないのに、なぜ?  無実だと訴える彼女を、心優しいヒロインが救う……と、思ったら⁉︎ 「ふふ、せっかく醜く太ったのに、無駄になったわね。豚は豚らしく這いつくばっていればいいのよ。ゲームの世界に転生したのは、貴女だけではないわ」  かくしてぽっちゃり令嬢はヒロインの罠にはまり、家族からも見捨てられた。さらには魔界に迷い込み、魔王の前へ。「最期に言い残すことは?」「私、お役に立てます!」  魔界の食事は最悪で、控えめに言ってかなりマズい。お城の中もほこりっぽくて、気づけば激ヤセ。あとは料理と掃除を頑張って、生き残るだけ。  多くの魔族を味方につけたヴィオネッタは、魔王の心(胃袋?)もつかめるか? バッドエンドを回避して、満腹エンドにたどり着ける?  くせのある魔族や魔界の食材に大奮闘。  腹黒ヒロインと冷酷王子に大慌て。  元悪役令嬢の逆転なるか⁉︎ ※レシピ付き

ざまあ~が終ったその後で BY王子 (俺たちの戦いはこれからだ)

mizumori
ファンタジー
転移したのはざまあ~された後にあぽ~んした王子のなか、神様ひどくない「君が気の毒だから」って転移させてくれたんだよね、今の俺も気の毒だと思う。どうせなら村人Aがよかったよ。 王子はこの世界でどのようにして幸せを掴むのか? 元28歳、財閥の御曹司の古代と中世の入り混じった異世界での物語り。 これはピカレスク小説、主人公が悪漢です。苦手な方はご注意ください。

死んだと思ったら異世界に

トワイライト
ファンタジー
18歳の時、世界初のVRMMOゲーム『ユグドラシルオンライン』を始めた事がきっかけで二つの世界を救った主人公、五十嵐祐也は一緒にゲームをプレイした仲間達と幸せな日々を過ごし…そして死んだ。 祐也は家族や親戚に看取られ、走馬灯の様に流れる人生を振り替える。 だが、死んだはず祐也は草原で目を覚ました。 そして自分の姿を確認するとソコにはユグドラシルオンラインでの装備をつけている自分の姿があった。 その後、なんと体は若返り、ゲーム時代のステータス、装備、アイテム等を引き継いだ状態で異世界に来たことが判明する。 20年間プレイし続けたゲームのステータスや道具などを持った状態で異世界に来てしまった祐也は異世界で何をするのか。 「取り敢えず、この世界を楽しもうか」 この作品は自分が以前に書いたユグドラシルオンラインの続編です。

転生メイドは絆されない ~あの子は私が育てます!~

志波 連
ファンタジー
息子と一緒に事故に遭い、母子で異世界に転生してしまったさおり。 自分には前世の記憶があるのに、息子は全く覚えていなかった。 しかも、愛息子はヘブンズ王国の第二王子に転生しているのに、自分はその王子付きのメイドという格差。 身分差故に、自分の息子に敬語で話し、無理な要求にも笑顔で応える日々。 しかし、そのあまりの傍若無人さにお母ちゃんはブチ切れた! 第二王子に厳しい躾を始めた一介のメイドの噂は王家の人々の耳にも入る。 側近たちは不敬だと騒ぐが、国王と王妃、そして第一王子はその奮闘を見守る。 厳しくも愛情あふれるメイドの姿に、第一王子は恋をする。 後継者争いや、反王家貴族の暗躍などを乗り越え、元親子は国の在り方さえ変えていくのだった。

【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。 泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。 16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。 マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。 あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に… もう…我慢しなくても良いですよね? この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。 前作の登場人物達も多数登場する予定です。 マーテルリアのイラストを変更致しました。

元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます

みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。 女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。 勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。