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本編
70.「あぁ、そんなこと覚悟の上だ」
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「……もう大丈夫だよ」
十数分後、ベッドに横になって安らかな寝顔を見せる咲夜のそばで、フィルが脱力して床にへたり込む。その横で椅子に腰掛けて、珍しくため息をついたのはゆあ。
「で、リュカ。咲夜になんて言ったの」
「食べちゃいたいぐらい可愛い……と」
「っはぁ、禁句のど真ん中すっぱ抜いちゃったね」
そう言ってまたひとつ大きなため息をつき、しかしゆあが言ってなかったからだね、と非を認める。対してはフィルはどうしてその言葉が禁句なのか、と疑問に思っていた。
「禁句?」
「そう。もうはっきり言っちゃうとね、咲夜にはトラウマがあるの」
「何が、あったんだ」
「……。あれは、そうだなぁ。咲夜の両親が亡くなる、半年ほど前のことだよ」
***咲夜が中学生の頃***
その日、ゆあは1人で帰路に着いた。理由は咲夜が委員会の用事で学校に残らなくてはいけなかったから。
しかし、ゆあは全くと言っていいほど気落ちしていなかった。その日の夕食は、神川・朔夏家合同焼肉パーティーだったからだ。
そして午後5時。家に帰るよう促す、地区のアナウンスが流れ始めた頃。未だ家に帰ってこない咲夜を心配したゆあが、忘れ物を取りに行くと言い訳をして1人学校へと戻った。
「……咲夜、どこにいるんだろ」
まだ多くのクラブが活動中で、校外は賑やかだった。しかし校内に入ると4階で練習している吹奏楽部の音が少し聞こえるくらいで、静けさが付きまとう。
ゆあは早歩きで職員室へと急ぎ、咲夜の所属する委員会の、担当の先生を探す。委員会中なら居ないはずの先生がいたので、咲夜と途中ですれ違ったかな、などと考えるゆあ。
……しかし。
「今日は神川さんのおかげで早く終わったんですよ。30分前に終わりましたよ」
そこでゆあはやっと、何かがおかしいことに気がついた。咲夜は間違っても道草をするような人ではないし、学校から家までどれほどゆっくり歩いても20分でつく距離だ。
「あの、先生。咲夜がどこに行ったか知らない?」
「さぁ……嬉しそうに急いで飛び出て行きましたけど。そういえば、荒木達に呼び止められていたきもします」
「(荒木って、前にゆあに暴力を奮ってきた奴じゃなかったっけ。騒ぎを大きくしたくなくて、黙ってたけど……)
先生、心配だから校内を調べてきていいかな」
「構わないですよ。私もついて行きます」
それからゆあと先生で校内を捜索した。先生はゆあがどうしてそこまで必死になっているのか分からない様子だったが、何も言わないでいた。
そして、最後の部屋である4階の音楽室Ⅱ。普段、放課後は合唱部が使っているが今日は活動がないらしい。そこまでは普通だった。
しかし、いつも開けられている遮音カーテンが全て引かれており、中から押し殺したようなくぐもった悲鳴がゆあの耳に届いた。
「先生っ、この中に人がいる!悲鳴が……!」
1つ隣の教室で練習する吹奏楽部の音で先生には聞こえなかったが、ゆあはしっかりと聞き取った。それが咲夜の声であることも、察しがついていた。なので先生を急かし、鍵が開くと同時に中に飛び込んで電気のスイッチを入れる。
「……っ、咲夜!」
「うぉっ、ってなんだ朔夏か。おい、朔夏も抑えようぜ」
「荒木君、一体何を……。神川さん!?」
蛍光灯に照らされた教室の中には、数人の男子と咲夜が。男子はそろって下半身を露出させており、コソコソと恥ずかしそうにズボンを履いているがそんなことにゆあは構わなかった。
「ゆ、あ……」
手足を縛られ、猿轡を噛まされた状態の咲夜。ゆあが急いで近寄って外してやると、かすれ声で名を呼んだきり黙り込んでしまった。
制服も、下着も、力任せに引き裂かれ、咲夜の頬には涙のあと。先生が着ていた上着を脱いで咲夜を包み、内線でほかの先生を呼ぶ。
「何をしたか、自覚はありますか」
「んだよ。神川は嫌がらなかったぞ」
「縛っても文句一つ言わなかったしな」
「俺らは悪くないっての。それにコイツ、神川と付き合ってるしな」
「そうそう」
全く悪びれもせずそう言う荒木に、ほかの男子も頷く。その中には確かに当時咲夜が付き合っていた男子もいたが、はっきり言って仲は冷め切っていた。
「どちらにしろ、てめぇらは婦女暴漢の罪で法に裁かれる。それに咲夜が文句を言わなかったんじゃない、言えなかったんだろ!てめぇら、揃いも揃って咲夜の優しい性格につけ込みやがって……っ!」
「さ、朔夏さん、落ち着いて」
「……」
先生に宥められ、男子を不機嫌そうに睨むゆあ。その手はしっかり咲夜と繋がれていて、咲夜も虚ろな表情ながらしっかり握り返している。
「事は警察に任せます。貴方達は法によって裁かれます」
警察、法、と聞いてやっとしでかした事の重大さを理解し始めたらしい男子達。けれどゆあは男子達の今後より、咲夜の今の方が気になっていた。
「先生、咲夜を早く保健室へ……」
「朔夏さん、頼めますか?」
「もちろん」
少し心配そうな先生に胸を張って答えたゆあ。あとからやってきた先生に追加でバスタオルを貰い、それで咲夜を隠しながらそっと音楽室から連れ出した。
保健室へ連れていかれ、体を清めて服装を正した後もしばらくショック状態で口がきけなかった咲夜。しかしぽつりぽつりと、ゆあにだけ起きたことを語った。
「目隠しとってもらえると、思った。でも、違って。し、翔が、『美人とか、食べちゃいたいぐらい可愛いって言えば、コイツすぐ堕ちるんだぜ』って……。そう、言って。手を、足を、し、縛られて……」
「もういいよ、さくねぇ。辛かったね、ごめんね、行くの遅れて……」
それ以上はとても話せない様子の咲夜に、ゆあはひたすら優しい言葉をかけ続けた。彼氏(翔)に裏切られ、身も心もズタズタにされた咲夜。
事件は大々的に取り上げられ、男子達には重い刑が下された。静かにしていたい、放っておいてほしい、そう思う咲夜の気持ちとは裏腹に連日マスコミが押しよせた。
それを助けたのはゆあだった。咲夜の友達として、かわりにマスコミに対応したのだ。ゆあがさくねぇ、から咲夜へと呼び方を変えたきっかけは、まさにこの事件である。
***咲夜の寝室***
「咲夜は人一倍優しくて、強い子だよ。だから男性恐怖症も極端にはならなかった。でもリュカ、分かるよね?咲夜がどれだけ傷ついているか」
「……あぁ」
「でも実はね、その事を思い出す糸口に触れちゃってフラッシュバックが起きた時、呼ばれるのはゆあの名前だったんだよ?」
ゆあから話を聴きながら、怒りに刈られて頬が紅潮しているフィル。しかし続けられた言葉の、寂しそうな、それでいてどこか嬉しそうな声音を聞いて別の意味で赤くなる。
「今日咲夜が呼んだのは、」
「リュカの名前。それだけ気を許したって事だよ?それに咲夜自らキスするなんて、前代未聞だもん。誇っていいよ」
「当たり前だ。というかどうして知っている……」
「それは女同士の秘密だよってことでどうかな?」
そこでコロコロと笑ってから、ゆあは長く息を吐いた。それから表情を再び引き締めて今一度フィルに向き直る。
「だから、前にも言ったかもしれないけど、咲夜に優しくしてね。急いじゃダメだよ?裏切りはしないと思うけど、しないでね。ゆあの大切なさくねぇを捨てたら……殺しに行くから」
「あぁ、そんなこと覚悟の上だ」
ゆあの本気の忠告に、自信ありげに頷いたフィル。それを聞いてゆあも安心したのか、笑顔になってフィルの肩をそっと叩いたのだった。
十数分後、ベッドに横になって安らかな寝顔を見せる咲夜のそばで、フィルが脱力して床にへたり込む。その横で椅子に腰掛けて、珍しくため息をついたのはゆあ。
「で、リュカ。咲夜になんて言ったの」
「食べちゃいたいぐらい可愛い……と」
「っはぁ、禁句のど真ん中すっぱ抜いちゃったね」
そう言ってまたひとつ大きなため息をつき、しかしゆあが言ってなかったからだね、と非を認める。対してはフィルはどうしてその言葉が禁句なのか、と疑問に思っていた。
「禁句?」
「そう。もうはっきり言っちゃうとね、咲夜にはトラウマがあるの」
「何が、あったんだ」
「……。あれは、そうだなぁ。咲夜の両親が亡くなる、半年ほど前のことだよ」
***咲夜が中学生の頃***
その日、ゆあは1人で帰路に着いた。理由は咲夜が委員会の用事で学校に残らなくてはいけなかったから。
しかし、ゆあは全くと言っていいほど気落ちしていなかった。その日の夕食は、神川・朔夏家合同焼肉パーティーだったからだ。
そして午後5時。家に帰るよう促す、地区のアナウンスが流れ始めた頃。未だ家に帰ってこない咲夜を心配したゆあが、忘れ物を取りに行くと言い訳をして1人学校へと戻った。
「……咲夜、どこにいるんだろ」
まだ多くのクラブが活動中で、校外は賑やかだった。しかし校内に入ると4階で練習している吹奏楽部の音が少し聞こえるくらいで、静けさが付きまとう。
ゆあは早歩きで職員室へと急ぎ、咲夜の所属する委員会の、担当の先生を探す。委員会中なら居ないはずの先生がいたので、咲夜と途中ですれ違ったかな、などと考えるゆあ。
……しかし。
「今日は神川さんのおかげで早く終わったんですよ。30分前に終わりましたよ」
そこでゆあはやっと、何かがおかしいことに気がついた。咲夜は間違っても道草をするような人ではないし、学校から家までどれほどゆっくり歩いても20分でつく距離だ。
「あの、先生。咲夜がどこに行ったか知らない?」
「さぁ……嬉しそうに急いで飛び出て行きましたけど。そういえば、荒木達に呼び止められていたきもします」
「(荒木って、前にゆあに暴力を奮ってきた奴じゃなかったっけ。騒ぎを大きくしたくなくて、黙ってたけど……)
先生、心配だから校内を調べてきていいかな」
「構わないですよ。私もついて行きます」
それからゆあと先生で校内を捜索した。先生はゆあがどうしてそこまで必死になっているのか分からない様子だったが、何も言わないでいた。
そして、最後の部屋である4階の音楽室Ⅱ。普段、放課後は合唱部が使っているが今日は活動がないらしい。そこまでは普通だった。
しかし、いつも開けられている遮音カーテンが全て引かれており、中から押し殺したようなくぐもった悲鳴がゆあの耳に届いた。
「先生っ、この中に人がいる!悲鳴が……!」
1つ隣の教室で練習する吹奏楽部の音で先生には聞こえなかったが、ゆあはしっかりと聞き取った。それが咲夜の声であることも、察しがついていた。なので先生を急かし、鍵が開くと同時に中に飛び込んで電気のスイッチを入れる。
「……っ、咲夜!」
「うぉっ、ってなんだ朔夏か。おい、朔夏も抑えようぜ」
「荒木君、一体何を……。神川さん!?」
蛍光灯に照らされた教室の中には、数人の男子と咲夜が。男子はそろって下半身を露出させており、コソコソと恥ずかしそうにズボンを履いているがそんなことにゆあは構わなかった。
「ゆ、あ……」
手足を縛られ、猿轡を噛まされた状態の咲夜。ゆあが急いで近寄って外してやると、かすれ声で名を呼んだきり黙り込んでしまった。
制服も、下着も、力任せに引き裂かれ、咲夜の頬には涙のあと。先生が着ていた上着を脱いで咲夜を包み、内線でほかの先生を呼ぶ。
「何をしたか、自覚はありますか」
「んだよ。神川は嫌がらなかったぞ」
「縛っても文句一つ言わなかったしな」
「俺らは悪くないっての。それにコイツ、神川と付き合ってるしな」
「そうそう」
全く悪びれもせずそう言う荒木に、ほかの男子も頷く。その中には確かに当時咲夜が付き合っていた男子もいたが、はっきり言って仲は冷め切っていた。
「どちらにしろ、てめぇらは婦女暴漢の罪で法に裁かれる。それに咲夜が文句を言わなかったんじゃない、言えなかったんだろ!てめぇら、揃いも揃って咲夜の優しい性格につけ込みやがって……っ!」
「さ、朔夏さん、落ち着いて」
「……」
先生に宥められ、男子を不機嫌そうに睨むゆあ。その手はしっかり咲夜と繋がれていて、咲夜も虚ろな表情ながらしっかり握り返している。
「事は警察に任せます。貴方達は法によって裁かれます」
警察、法、と聞いてやっとしでかした事の重大さを理解し始めたらしい男子達。けれどゆあは男子達の今後より、咲夜の今の方が気になっていた。
「先生、咲夜を早く保健室へ……」
「朔夏さん、頼めますか?」
「もちろん」
少し心配そうな先生に胸を張って答えたゆあ。あとからやってきた先生に追加でバスタオルを貰い、それで咲夜を隠しながらそっと音楽室から連れ出した。
保健室へ連れていかれ、体を清めて服装を正した後もしばらくショック状態で口がきけなかった咲夜。しかしぽつりぽつりと、ゆあにだけ起きたことを語った。
「目隠しとってもらえると、思った。でも、違って。し、翔が、『美人とか、食べちゃいたいぐらい可愛いって言えば、コイツすぐ堕ちるんだぜ』って……。そう、言って。手を、足を、し、縛られて……」
「もういいよ、さくねぇ。辛かったね、ごめんね、行くの遅れて……」
それ以上はとても話せない様子の咲夜に、ゆあはひたすら優しい言葉をかけ続けた。彼氏(翔)に裏切られ、身も心もズタズタにされた咲夜。
事件は大々的に取り上げられ、男子達には重い刑が下された。静かにしていたい、放っておいてほしい、そう思う咲夜の気持ちとは裏腹に連日マスコミが押しよせた。
それを助けたのはゆあだった。咲夜の友達として、かわりにマスコミに対応したのだ。ゆあがさくねぇ、から咲夜へと呼び方を変えたきっかけは、まさにこの事件である。
***咲夜の寝室***
「咲夜は人一倍優しくて、強い子だよ。だから男性恐怖症も極端にはならなかった。でもリュカ、分かるよね?咲夜がどれだけ傷ついているか」
「……あぁ」
「でも実はね、その事を思い出す糸口に触れちゃってフラッシュバックが起きた時、呼ばれるのはゆあの名前だったんだよ?」
ゆあから話を聴きながら、怒りに刈られて頬が紅潮しているフィル。しかし続けられた言葉の、寂しそうな、それでいてどこか嬉しそうな声音を聞いて別の意味で赤くなる。
「今日咲夜が呼んだのは、」
「リュカの名前。それだけ気を許したって事だよ?それに咲夜自らキスするなんて、前代未聞だもん。誇っていいよ」
「当たり前だ。というかどうして知っている……」
「それは女同士の秘密だよってことでどうかな?」
そこでコロコロと笑ってから、ゆあは長く息を吐いた。それから表情を再び引き締めて今一度フィルに向き直る。
「だから、前にも言ったかもしれないけど、咲夜に優しくしてね。急いじゃダメだよ?裏切りはしないと思うけど、しないでね。ゆあの大切なさくねぇを捨てたら……殺しに行くから」
「あぁ、そんなこと覚悟の上だ」
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