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11話
帰宅した俺は順応している真白はたいしたものだと関心しつつも、はるかさんに周辺の変わりようを聞くことにした。
・・・妙に手の込んだ夕食を食べながら。
はるかさんの話によると、我が家周辺1kmは全て立ち退いてもらったそうだ。
その上で邪魔な建物は全て解体、撤去、再整備を最新の七菱が誇るテクノロジーを駆使し、たった半日で終わらせたそうだ。
勿論、我が家にあった荷物は綺麗に分類されてダンボール箱に梱包されている。
今回の費用ははるかさんが今まで貯めていた”お小遣い”の一部らしいから驚きだ。
どう考えても軽く数十億・・・数百億は掛かっていそうな気がするが・・・。
正確に幾ら掛かったのかはとても恐ろしくてとても聞けなかった。
俺は現実逃避するかのように2人に部屋の案内をしてもらう事にした。
1人1部屋とキッチン、リビング、倉庫、テラスに屋上大浴場まであった。
それに見たことの無いような大きなベッドが置いてある部屋が1つ・・・。
3人の寝室と伝えてきたはるかさんの照れた顔が可愛いと思ったのは真白には秘密にしておこう。
真白も流石に3人で寝る事は想像していなかったようで「3pか~はるちゃんとでもちょっと恥ずかしいかも~♡」
なんてすっかり3人でする事を想像して盛り上がっている。
すっかりエロ娘に育ってしまい将来が不安・・・と言っても俺とずっといてくれるんだろうか?
そう遠く無い未来に俺の子供を産む事は間違い無いが・・・。
真白にしっかりと聞いておかないと、な。
はるかさんとは死が二人を分かつときまでって感じだろう。
何があっても離婚だけはしないし、出来ないと思われる。
だからと言っていつまでも他人行儀のままではいつか必ず支障が出てくる事だろう。
建前上、妻になってしまった以上それなりに接しないとな。
はるかさんともどこかのタイミングでしっかりと話しておかないとな。
それに”俺達に対する先行投資”って結局何だったのか聞いていない。
話してくれるか甚だ疑問だが、どこかのタイミングで聞くだけ聞いてみよう。
広いベッドに3人で横になりながら、俺の隣にはのぼせてグッタリした真白とはるかさん。
はるかさんが何かを期待したキラキラした視線を送ってきている。
どうしてこうなったかと言うと、
大浴場もとても広く、サウナまで備え付けられていた。
だがそれがいけなかった。
ハッスルしてしまった真白がサウナにチャレンジし、持ち前の我慢強さで我慢し過ぎてぶっ倒れてしまったからだ。
どうもその時真白をお姫様抱っこで運んでいるのをはるかさんに目撃されてから様子がおかしい。
俺は真白の様子を見ながらも後ろからキラキラした視線は永続的に感じていた。
真白も目を覚ましそうにない。
俺は覚悟を決めると、はるかさんに向き直った。
「・・・新婚初夜ですね」
キラキラとした視線のまま俺を見つめる。
「そ、そうですね」
はるかさんは器用に躊躇無く肌が触れ合う距離まで近づいてきた。
一般的な新婚初夜の認識で良いのか全く分からなず、躊躇しているとはるかさんが俺の腕の中に収まってきた。
ゼロ距離で見てもとても整った顔とサラサラの髪、真白とはまた違った女の子の良い香りがフワッと鼻孔をくすぐる。
本当に俺がこんなお嬢様を抱いていいのかと葛藤していると、
「逞しい腕・・・」
はるかさんはそう言いながら俺の腕をサワサワと触ってきた。
帰宅した俺は順応している真白はたいしたものだと関心しつつも、はるかさんに周辺の変わりようを聞くことにした。
・・・妙に手の込んだ夕食を食べながら。
はるかさんの話によると、我が家周辺1kmは全て立ち退いてもらったそうだ。
その上で邪魔な建物は全て解体、撤去、再整備を最新の七菱が誇るテクノロジーを駆使し、たった半日で終わらせたそうだ。
勿論、我が家にあった荷物は綺麗に分類されてダンボール箱に梱包されている。
今回の費用ははるかさんが今まで貯めていた”お小遣い”の一部らしいから驚きだ。
どう考えても軽く数十億・・・数百億は掛かっていそうな気がするが・・・。
正確に幾ら掛かったのかはとても恐ろしくてとても聞けなかった。
俺は現実逃避するかのように2人に部屋の案内をしてもらう事にした。
1人1部屋とキッチン、リビング、倉庫、テラスに屋上大浴場まであった。
それに見たことの無いような大きなベッドが置いてある部屋が1つ・・・。
3人の寝室と伝えてきたはるかさんの照れた顔が可愛いと思ったのは真白には秘密にしておこう。
真白も流石に3人で寝る事は想像していなかったようで「3pか~はるちゃんとでもちょっと恥ずかしいかも~♡」
なんてすっかり3人でする事を想像して盛り上がっている。
すっかりエロ娘に育ってしまい将来が不安・・・と言っても俺とずっといてくれるんだろうか?
そう遠く無い未来に俺の子供を産む事は間違い無いが・・・。
真白にしっかりと聞いておかないと、な。
はるかさんとは死が二人を分かつときまでって感じだろう。
何があっても離婚だけはしないし、出来ないと思われる。
だからと言っていつまでも他人行儀のままではいつか必ず支障が出てくる事だろう。
建前上、妻になってしまった以上それなりに接しないとな。
はるかさんともどこかのタイミングでしっかりと話しておかないとな。
それに”俺達に対する先行投資”って結局何だったのか聞いていない。
話してくれるか甚だ疑問だが、どこかのタイミングで聞くだけ聞いてみよう。
広いベッドに3人で横になりながら、俺の隣にはのぼせてグッタリした真白とはるかさん。
はるかさんが何かを期待したキラキラした視線を送ってきている。
どうしてこうなったかと言うと、
大浴場もとても広く、サウナまで備え付けられていた。
だがそれがいけなかった。
ハッスルしてしまった真白がサウナにチャレンジし、持ち前の我慢強さで我慢し過ぎてぶっ倒れてしまったからだ。
どうもその時真白をお姫様抱っこで運んでいるのをはるかさんに目撃されてから様子がおかしい。
俺は真白の様子を見ながらも後ろからキラキラした視線は永続的に感じていた。
真白も目を覚ましそうにない。
俺は覚悟を決めると、はるかさんに向き直った。
「・・・新婚初夜ですね」
キラキラとした視線のまま俺を見つめる。
「そ、そうですね」
はるかさんは器用に躊躇無く肌が触れ合う距離まで近づいてきた。
一般的な新婚初夜の認識で良いのか全く分からなず、躊躇しているとはるかさんが俺の腕の中に収まってきた。
ゼロ距離で見てもとても整った顔とサラサラの髪、真白とはまた違った女の子の良い香りがフワッと鼻孔をくすぐる。
本当に俺がこんなお嬢様を抱いていいのかと葛藤していると、
「逞しい腕・・・」
はるかさんはそう言いながら俺の腕をサワサワと触ってきた。
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