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28話
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28話
意識を失ったユリを自宅まで連れて行くと
ベッドへ転がし、俺ももう一度眠りについた。
翌朝、俺は下半身の違和感で目を覚ました。
「あっ・・・あっん♪、あっ、おはよう」
と俺のナニを挿入し騎乗位で動いているユリがいた。
思わず驚いてユリの膣内にぶちまけてしまった。
「あっ♪・・・きもちいい・・・」
ユリは精液を零さない様に腰を密着させ、
俺の長い射精を気持ちよさそうに子宮に浴び、うっとりしている。
「もう私は”手遅れ”だと思ってるけど、ちゃーんと奥まで洗うからね?偉いでしょー?ほめて~♪」
俺が言おうとしていたことを先回りして言われてしまったので
「あ、ああ・・・」
という相槌を打ちながら、甘えてくるユリを撫でてやった。
・・・俺ってそんなに分かりやすいのか?
その後、当然の様に同伴出勤すると、
ランクアップした冒険者ライセンスを貰った。
ユリに対応している最中ずっと
名も知らぬ受付嬢から異様に熱のこもった視線を受けていたのはユリに相談しておいた。
どうやらジュディと言うらしいが、俺には全く面識は無かった。
「くれぐれも他の受付の人達とは”仲良く”しないで下さいね?」
と殺意が籠もった素敵な笑顔で言われた。
「受付の人達以外だったらいいのか?」
なんとなくユリをいじめたくなって、いやらしい質問をしてやった。
するとあっさりと、
「えっ?別に良いですよ?」
当たり前じゃないですか?なんでそんな事言うんですか?
と言わんばかりに首を傾げながら言われてしまった。
「一夫多妻なんだから当たり前じゃないですか?
でも、欲張りな事言えば私だけって思いますけど、世間的には難しいじゃないですか・・・」
「世間的に?」
「さーくん?この国では最低でも7人と結婚してるかそれぐらい愛人がいないと甲斐性なしって言われてますからね?あ、私が何番目なんて言わないで良いからね!」
出来れば相手は選んでほしいなーなんて呟いていたのは聞き逃さなかった。
うーん・・・これがカルチャーショックってやつだな。
ヤマからは聖なる契約は事実上禁止されているし、
俺は当面このままが無難だろう。
・・・今度何故駄目なのか聞いてみるか?
だが、俺はスバルの件もあったし内心、大分ほっとした。
なんだか変な雰囲気になってしまったので、
俺は冒険が円滑に出来るための助手が居ないか聞いてみた。
すると、戦利品や雑用は奴隷にやらせる人が圧倒的に多いらしい。
奴隷は一度契約を結べば、契約を解除するまで逆らう事は出来ないので、窃盗や裏切り行為の予防も出来るメリットが有る反面、モチベーション次第で働きが変わってくるので、
しっかり面倒をみないと後で取り返しのつかない事があると脅された。
なんでも、とある冒険者は奴隷を連れて単独でダンジョンに挑んでいたが、奴隷を散々過酷に酷使していたせいで
ダンジョンの奥地で食料と全て燃やされ、契約により奴隷も死に、その後本人は救援隊にギリギリの所で
救出されたという事例や、これに似たような事件が年に何回か報告されているらしい。
意識を失ったユリを自宅まで連れて行くと
ベッドへ転がし、俺ももう一度眠りについた。
翌朝、俺は下半身の違和感で目を覚ました。
「あっ・・・あっん♪、あっ、おはよう」
と俺のナニを挿入し騎乗位で動いているユリがいた。
思わず驚いてユリの膣内にぶちまけてしまった。
「あっ♪・・・きもちいい・・・」
ユリは精液を零さない様に腰を密着させ、
俺の長い射精を気持ちよさそうに子宮に浴び、うっとりしている。
「もう私は”手遅れ”だと思ってるけど、ちゃーんと奥まで洗うからね?偉いでしょー?ほめて~♪」
俺が言おうとしていたことを先回りして言われてしまったので
「あ、ああ・・・」
という相槌を打ちながら、甘えてくるユリを撫でてやった。
・・・俺ってそんなに分かりやすいのか?
その後、当然の様に同伴出勤すると、
ランクアップした冒険者ライセンスを貰った。
ユリに対応している最中ずっと
名も知らぬ受付嬢から異様に熱のこもった視線を受けていたのはユリに相談しておいた。
どうやらジュディと言うらしいが、俺には全く面識は無かった。
「くれぐれも他の受付の人達とは”仲良く”しないで下さいね?」
と殺意が籠もった素敵な笑顔で言われた。
「受付の人達以外だったらいいのか?」
なんとなくユリをいじめたくなって、いやらしい質問をしてやった。
するとあっさりと、
「えっ?別に良いですよ?」
当たり前じゃないですか?なんでそんな事言うんですか?
と言わんばかりに首を傾げながら言われてしまった。
「一夫多妻なんだから当たり前じゃないですか?
でも、欲張りな事言えば私だけって思いますけど、世間的には難しいじゃないですか・・・」
「世間的に?」
「さーくん?この国では最低でも7人と結婚してるかそれぐらい愛人がいないと甲斐性なしって言われてますからね?あ、私が何番目なんて言わないで良いからね!」
出来れば相手は選んでほしいなーなんて呟いていたのは聞き逃さなかった。
うーん・・・これがカルチャーショックってやつだな。
ヤマからは聖なる契約は事実上禁止されているし、
俺は当面このままが無難だろう。
・・・今度何故駄目なのか聞いてみるか?
だが、俺はスバルの件もあったし内心、大分ほっとした。
なんだか変な雰囲気になってしまったので、
俺は冒険が円滑に出来るための助手が居ないか聞いてみた。
すると、戦利品や雑用は奴隷にやらせる人が圧倒的に多いらしい。
奴隷は一度契約を結べば、契約を解除するまで逆らう事は出来ないので、窃盗や裏切り行為の予防も出来るメリットが有る反面、モチベーション次第で働きが変わってくるので、
しっかり面倒をみないと後で取り返しのつかない事があると脅された。
なんでも、とある冒険者は奴隷を連れて単独でダンジョンに挑んでいたが、奴隷を散々過酷に酷使していたせいで
ダンジョンの奥地で食料と全て燃やされ、契約により奴隷も死に、その後本人は救援隊にギリギリの所で
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