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50話
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暫く家の様子を伺っていたが、誰も付いて来ないことを確認した。
流石にこれからする事はあまり見られたくなからな・・・。
そう思うと、庭先に伝説の剣の様に埋められた“例のバトルアックス”引き抜いた。
こいつでも使わないと、“お話”できないからな。
うっかり即死なんてさせるつもりなんて、絶対に無いからな。
俺は素早くデバッグを唱えると、
ブリギッドの家周辺100kmのドラゴン以外の全生物の情報を取り込んだ。
膨大な情報が流れ込んで頭痛がするが、気にしない。
あの時よりまだマシだ。
その中から、ドラゴンにダメージを与えられる可能性を持つもの、
逃亡しているだろう事から現在移動しているものを絞り込んでいく。
膨大な情報を精査していくと、
おかしなステータスを持っている奴が見つかった。
名前:プリム
年齢:18
身長:9999
体重:9999
スリーサイズ:9999
種族:魔族
職業:アサシン
レベル:36
HP:1980
MP:1620
STR:1260
VIT:900
DEX:1080
AGI:720
INT:900
スキル
擬態(人間)
擬態(ドラゴン)
隠密
不意打ち
状態異常耐性Lv10
痛覚耐性Lv10
念の為に全データを取り込んでみたが、コイツしか該当が居なかった。
「コイツか・・・」
しかし便利なスキルを持っているな。
だがこれで黒幕は、魔王で間違いない確証が持てた。
やはり人間とドラゴンを戦わせて消耗させた所を、
叩くつもりか・・・。
そんなクソくだらないストーリは叩き壊してやる。
だが今は逃げている奴と“仲良くお話”をしに行こう。
バトルアックスを担ぐと飛行スキルで、
目的地まで予備動作無で音速を超える速さで向かった。
俺はバトルアックスを構えると、音速のまま対象に激突した。
「がっ・・・」
激突されたモノは回避行動も防御体勢も取れず、膝から崩れ落ちた。
コイツかある限り俺からのダメージは1固定だし便利なものだ。
通常なら確実にミンチになっているだろう。
「おい、起きろ」
黒装束の奴をバトルアックスの刃の無い所で軽く突いた。
「ぐっ・・・何奴・・・」
「お前・・・プリムには色々と聞きたい事があるんだよ、
素直に話してくれないか?」
「なっ、何故しぇ・・拙者の名前を!?」
「俺の質問に答えろよ?」
そういうとバトルアックスを振るう。
「がああああ!!!」
即死級の激痛が走り悶え苦しんでいる様だ。
「必要な事だけ答えろよ?分かったな?」
そういうともう一度バトルアックスを振るう。
「・・・・ひっ」
だが、寸止めにしてやった。
精神的に死なれて廃人になられても困るからな。
「お前は、誰からの依頼で動いている?」
「・・・・っ」
「へぇ・・・なかなかの忠義だな」
容赦なくバトルアックスを振るう。
「がっ・・・・」
俺のバトルアックスが当たる寸前に
自分で舌を噛み切りやがったよ、凄いな。
勿論死なせるつもりなんて無いから、
ヒールで回復してやった。
「別に何度舌を噛み切っても構わないが、
聞きたい事が聞けるまで俺はお前を死なせるつもりなんてないからな?
無駄に痛いだけだぞ?
まあバトルアックスの攻撃も死ぬ程痛いけどな?」
「ひぅ・・・」
「そんなに怯えるなよ?
素直に知っている事を話してくれればいいだけなんだがな?」
俺はとびきりの笑顔で語りかけてやった。
流石にこれからする事はあまり見られたくなからな・・・。
そう思うと、庭先に伝説の剣の様に埋められた“例のバトルアックス”引き抜いた。
こいつでも使わないと、“お話”できないからな。
うっかり即死なんてさせるつもりなんて、絶対に無いからな。
俺は素早くデバッグを唱えると、
ブリギッドの家周辺100kmのドラゴン以外の全生物の情報を取り込んだ。
膨大な情報が流れ込んで頭痛がするが、気にしない。
あの時よりまだマシだ。
その中から、ドラゴンにダメージを与えられる可能性を持つもの、
逃亡しているだろう事から現在移動しているものを絞り込んでいく。
膨大な情報を精査していくと、
おかしなステータスを持っている奴が見つかった。
名前:プリム
年齢:18
身長:9999
体重:9999
スリーサイズ:9999
種族:魔族
職業:アサシン
レベル:36
HP:1980
MP:1620
STR:1260
VIT:900
DEX:1080
AGI:720
INT:900
スキル
擬態(人間)
擬態(ドラゴン)
隠密
不意打ち
状態異常耐性Lv10
痛覚耐性Lv10
念の為に全データを取り込んでみたが、コイツしか該当が居なかった。
「コイツか・・・」
しかし便利なスキルを持っているな。
だがこれで黒幕は、魔王で間違いない確証が持てた。
やはり人間とドラゴンを戦わせて消耗させた所を、
叩くつもりか・・・。
そんなクソくだらないストーリは叩き壊してやる。
だが今は逃げている奴と“仲良くお話”をしに行こう。
バトルアックスを担ぐと飛行スキルで、
目的地まで予備動作無で音速を超える速さで向かった。
俺はバトルアックスを構えると、音速のまま対象に激突した。
「がっ・・・」
激突されたモノは回避行動も防御体勢も取れず、膝から崩れ落ちた。
コイツかある限り俺からのダメージは1固定だし便利なものだ。
通常なら確実にミンチになっているだろう。
「おい、起きろ」
黒装束の奴をバトルアックスの刃の無い所で軽く突いた。
「ぐっ・・・何奴・・・」
「お前・・・プリムには色々と聞きたい事があるんだよ、
素直に話してくれないか?」
「なっ、何故しぇ・・拙者の名前を!?」
「俺の質問に答えろよ?」
そういうとバトルアックスを振るう。
「がああああ!!!」
即死級の激痛が走り悶え苦しんでいる様だ。
「必要な事だけ答えろよ?分かったな?」
そういうともう一度バトルアックスを振るう。
「・・・・ひっ」
だが、寸止めにしてやった。
精神的に死なれて廃人になられても困るからな。
「お前は、誰からの依頼で動いている?」
「・・・・っ」
「へぇ・・・なかなかの忠義だな」
容赦なくバトルアックスを振るう。
「がっ・・・・」
俺のバトルアックスが当たる寸前に
自分で舌を噛み切りやがったよ、凄いな。
勿論死なせるつもりなんて無いから、
ヒールで回復してやった。
「別に何度舌を噛み切っても構わないが、
聞きたい事が聞けるまで俺はお前を死なせるつもりなんてないからな?
無駄に痛いだけだぞ?
まあバトルアックスの攻撃も死ぬ程痛いけどな?」
「ひぅ・・・」
「そんなに怯えるなよ?
素直に知っている事を話してくれればいいだけなんだがな?」
俺はとびきりの笑顔で語りかけてやった。
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