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35話
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家のドアを開けると、同時にファルに抱き付かれた。
そのあと強引に風呂場に連れ込まれて、全身隈なく洗われた。
その後は言わずもがなだったよ、うん。
ファルの「全部搾り出せば他の女の分はなくなるよね」
なんて独り言は聞かなかった事にしておこう。
明日こそ鍛冶について教えてもらおう・・・。
なんて一瞬気を散らしだけで、「余計な事考えているの?」
と疑われ「今は私だけを見て」と言われてしまった。
観察力半端ないですよ、ファルさん・・・。
翌朝、鍛冶屋に行くと伝えたら「二日“も”連続で行くの?」
といって睨まれてしまった。
結局、不機嫌になりながらも送り出してくれたから、いいのか・・・?
なんとも釈然としないまま、鍛冶屋へ向かった。
“案の定”金属を打つ様な音は聞こえてこなかった。
一応ノックをして家の中へ入っていった。
「ブリギッドー起きてるかー?」
昨日の事情があった場所を確認すると
まだブリギッドがそこにいるままだった。
「おはよ・・・なんで昨日帰っちゃうかな?」
布団から半分だけ顔を出しながら、
滅茶苦茶不機嫌そうに呟いた。
「帰るって約束していたからな」
「ふーん・・・」
「それより、鍛冶について教えてくれないか?」
「ちょっと無理・・・かな?」
顔を赤くしたかと思うと、布団に潜ってしまった。
「ちょ!なんでだよ!?」
慌てて問いただすと、どうやら昨日の影響で、
腰が抜けて起き上がれないし、
余韻が抜け気っておらず、フワフワして手足に力がはいらないそうだ。
「ブリギッドの希望通りにしただけなんだがな?」
「ばか!ばか!本当にあんなにされるなんて思わなかったし!
まだ何か挟まっている様な感じがするし、腹の中にも一杯入っているし・・・」
「お、おぅ・・・」
なんて事を口走るんだコイツは・・・。
いや、まあそうかもしれないけどさ・・・。
「ねえ、お風呂入りたい!」
「ああ、入ればいいんじゃないか?」
「連・れ・て・行・っ・て!」
勿論ギロリっと睨む様な視線のオマケつきだった。
「はぁ・・・」
しょうがないのでお姫様抱っこで風呂場に連れていった。
顔を赤くしながら、必死にはだけた服を押さえて“色々”見えない様にしていた。
また何か言われそうだったので、身体も綺麗に洗ってやった。
途中、何を勘違いしたのか、俺が服を脱ぎだすと
「ま、またするの・・・?あたし壊れちゃうよ・・・」と
熱っぽい視線で見つめられたので、軽くデコピンしておいた。
「そこまでしほしい訳じゃ・・・!」「だ、だめ!そんな所っ!」とか
「そ、そんな所まではやめてよ!!」とか抵抗されたけど、
抵抗される度にデコピンしていたら大人しくなった。
それにしても、ブリギッドがさらしを巻いていたせいかすっかり騙された。
相当でかい。
さらしを巻いている状態でファルより少し小さい位だったから、
間違いなくファルよりかはでかい。
だからと言って形が崩れている訳でもないし、うっすいピンクだし、
しかも妙に感度がいい。
癖になる弾力もあるし、ずっと触っていても飽きないな・・・。
おっと、綺麗に洗ってやらないとな。
後半、大人しくを通り越してグッタリしている様に感じたから、
まさかと思ってステータス鑑定してみたら
本当にHPが結構減っていてグッタリしているだけだった。
慌てて「ヒール」をかけておいた。
そのお陰で、抜けていた腰も回復したみたいだし、
まあ良かったんじゃないかな?
そういう事にしておこう。
風呂場から戻る時もお姫様抱っこを要求されたが、
負い目があったので渋々承諾しておいた。
腰が治っているんだからもう自分で歩けるのにな?
「・・・ありがと」
自分に巻いたバスタオルがはだけない様に必死で押さえながら、
頬を赤くして恥ずかしそうに呟いた。
「あ、あぁ」
そうやってしおらしくしてれば可愛いのに、勿体無い。
容姿も日本人に似てて親近感がもてるのにな・・・。
そのあと強引に風呂場に連れ込まれて、全身隈なく洗われた。
その後は言わずもがなだったよ、うん。
ファルの「全部搾り出せば他の女の分はなくなるよね」
なんて独り言は聞かなかった事にしておこう。
明日こそ鍛冶について教えてもらおう・・・。
なんて一瞬気を散らしだけで、「余計な事考えているの?」
と疑われ「今は私だけを見て」と言われてしまった。
観察力半端ないですよ、ファルさん・・・。
翌朝、鍛冶屋に行くと伝えたら「二日“も”連続で行くの?」
といって睨まれてしまった。
結局、不機嫌になりながらも送り出してくれたから、いいのか・・・?
なんとも釈然としないまま、鍛冶屋へ向かった。
“案の定”金属を打つ様な音は聞こえてこなかった。
一応ノックをして家の中へ入っていった。
「ブリギッドー起きてるかー?」
昨日の事情があった場所を確認すると
まだブリギッドがそこにいるままだった。
「おはよ・・・なんで昨日帰っちゃうかな?」
布団から半分だけ顔を出しながら、
滅茶苦茶不機嫌そうに呟いた。
「帰るって約束していたからな」
「ふーん・・・」
「それより、鍛冶について教えてくれないか?」
「ちょっと無理・・・かな?」
顔を赤くしたかと思うと、布団に潜ってしまった。
「ちょ!なんでだよ!?」
慌てて問いただすと、どうやら昨日の影響で、
腰が抜けて起き上がれないし、
余韻が抜け気っておらず、フワフワして手足に力がはいらないそうだ。
「ブリギッドの希望通りにしただけなんだがな?」
「ばか!ばか!本当にあんなにされるなんて思わなかったし!
まだ何か挟まっている様な感じがするし、腹の中にも一杯入っているし・・・」
「お、おぅ・・・」
なんて事を口走るんだコイツは・・・。
いや、まあそうかもしれないけどさ・・・。
「ねえ、お風呂入りたい!」
「ああ、入ればいいんじゃないか?」
「連・れ・て・行・っ・て!」
勿論ギロリっと睨む様な視線のオマケつきだった。
「はぁ・・・」
しょうがないのでお姫様抱っこで風呂場に連れていった。
顔を赤くしながら、必死にはだけた服を押さえて“色々”見えない様にしていた。
また何か言われそうだったので、身体も綺麗に洗ってやった。
途中、何を勘違いしたのか、俺が服を脱ぎだすと
「ま、またするの・・・?あたし壊れちゃうよ・・・」と
熱っぽい視線で見つめられたので、軽くデコピンしておいた。
「そこまでしほしい訳じゃ・・・!」「だ、だめ!そんな所っ!」とか
「そ、そんな所まではやめてよ!!」とか抵抗されたけど、
抵抗される度にデコピンしていたら大人しくなった。
それにしても、ブリギッドがさらしを巻いていたせいかすっかり騙された。
相当でかい。
さらしを巻いている状態でファルより少し小さい位だったから、
間違いなくファルよりかはでかい。
だからと言って形が崩れている訳でもないし、うっすいピンクだし、
しかも妙に感度がいい。
癖になる弾力もあるし、ずっと触っていても飽きないな・・・。
おっと、綺麗に洗ってやらないとな。
後半、大人しくを通り越してグッタリしている様に感じたから、
まさかと思ってステータス鑑定してみたら
本当にHPが結構減っていてグッタリしているだけだった。
慌てて「ヒール」をかけておいた。
そのお陰で、抜けていた腰も回復したみたいだし、
まあ良かったんじゃないかな?
そういう事にしておこう。
風呂場から戻る時もお姫様抱っこを要求されたが、
負い目があったので渋々承諾しておいた。
腰が治っているんだからもう自分で歩けるのにな?
「・・・ありがと」
自分に巻いたバスタオルがはだけない様に必死で押さえながら、
頬を赤くして恥ずかしそうに呟いた。
「あ、あぁ」
そうやってしおらしくしてれば可愛いのに、勿体無い。
容姿も日本人に似てて親近感がもてるのにな・・・。
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