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34話(閑話的なお話有)
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266回。
凄い数字だねぇ・・・。
どうやら一ヶ月で“した”数らしい。
わざわざカウントしてた事も凄いけどさ、
1日約9回!?
・・・あれ?でも1週間位寝込んでいた筈だよな?
まあ、考えた所でどうにもならないしな!
うん、この事は考えるのは止めよう。
それよりも今日何をするかを考えよう。
演習で俺の出番も暫く無いだろうしな。
俺的には鍛冶屋に行って武器を作ってみたいんだけど、
あんな事があったもんな・・・。
ただ、2番目の奥さんにしてしまった以上、
このまま放置しておく訳にもいかない
“色々”と覚悟を決めると、ファルに鍛冶屋
・・・ブリギッドに会いに行く事を伝えた。
しかしファルは「分かった」と一言だけ呟いただけだった。
ただ玄関を出る時に俺の背中に抱き付きながら、
「必ず家に帰ってきて」と懇願された。
俺は当然の様に「勿論帰ってくるさ」と言い出かけた。
前回と同じように高速飛行で鍛冶屋に到着する。
今日も金属を打つ音は聞こえていない。
よく見るとドアが完全に閉まっていない。
まさか、また!?と思いながら慌ててドアを開けると、
床をゴロゴロ転がっているブリギッドがいた。
思わず声をかけようとしたが、何かを言っているようなので、耳を傾けた。
「えへへへ、あたしでも結婚出来ちゃった!しかも超イケメンだし!!絶対凄く強いだろうし!優しいっぽいし!これからどうしよう・・うふふふ・・・」
ひとしきり転げまわったかと思うと、
服の擦れる音がかすかに聞こえたかと思うと、身体を小刻みに動かしはじめる。
「んっ・・・あっ!あっ!・・・はぁ・・リョウ・・・あんん!!」
というような艶っぽい声が聞こえてきた。
・・・うん、完全に声をかけるタイミングを失ったな。
いや、初めから無かったのか?
こんな場合はドアをノックする所からやり直した方がいいな、
ブリギッドの為にも。
そう思い一旦ドアを閉めようとしたが、
運悪くドア付近の乱雑に散らばっている武具が崩れた。
当然、俺とブリギッドの視線が交錯する。
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・聞いてた?」
「えっと・・・何を?」
「・・・うぅ・・うぅ・・」
「すまん!悪気があった訳じゃないんだ!」
思わず駆け寄り謝罪する。
「こ、こんなに゛エッチなこ゛はぎら゛い゛だよね・・・ふぇええええん」
「そんな事無いぞ!?」
「ほんとう・・・?」
「あ、ああ・・・」
思わずファルにやる様にハグしながら頭と背中を撫でてしまっていた。
「良かったー!じゃあ証拠を見せてくれるよね?」
ブリギッドの目付きがギラッと獲物を狩る
猛禽類の様なものに変わった。
「へ!?証拠ってど・・んん!!」
俺の顔を包み込む様に固定すると、
ディープキスを躊躇することなくしてきた。
「新婚初夜も安心して出来るよね?子供いっぱい作ろうね?」
そう言いながら押し倒された。
******
やっぱりドラゴン族の子達は肉食系だと言わざるを得ない。
満足そうに布団に寝ているブリギッドには申し訳ないが、
ファルとの約束を守る為に急いで帰路についた。
聞きたい事も、やりたい事も出来てないけど、
“あのテクニック”が加速度的に上達している気がする・・・。
凄い数字だねぇ・・・。
どうやら一ヶ月で“した”数らしい。
わざわざカウントしてた事も凄いけどさ、
1日約9回!?
・・・あれ?でも1週間位寝込んでいた筈だよな?
まあ、考えた所でどうにもならないしな!
うん、この事は考えるのは止めよう。
それよりも今日何をするかを考えよう。
演習で俺の出番も暫く無いだろうしな。
俺的には鍛冶屋に行って武器を作ってみたいんだけど、
あんな事があったもんな・・・。
ただ、2番目の奥さんにしてしまった以上、
このまま放置しておく訳にもいかない
“色々”と覚悟を決めると、ファルに鍛冶屋
・・・ブリギッドに会いに行く事を伝えた。
しかしファルは「分かった」と一言だけ呟いただけだった。
ただ玄関を出る時に俺の背中に抱き付きながら、
「必ず家に帰ってきて」と懇願された。
俺は当然の様に「勿論帰ってくるさ」と言い出かけた。
前回と同じように高速飛行で鍛冶屋に到着する。
今日も金属を打つ音は聞こえていない。
よく見るとドアが完全に閉まっていない。
まさか、また!?と思いながら慌ててドアを開けると、
床をゴロゴロ転がっているブリギッドがいた。
思わず声をかけようとしたが、何かを言っているようなので、耳を傾けた。
「えへへへ、あたしでも結婚出来ちゃった!しかも超イケメンだし!!絶対凄く強いだろうし!優しいっぽいし!これからどうしよう・・うふふふ・・・」
ひとしきり転げまわったかと思うと、
服の擦れる音がかすかに聞こえたかと思うと、身体を小刻みに動かしはじめる。
「んっ・・・あっ!あっ!・・・はぁ・・リョウ・・・あんん!!」
というような艶っぽい声が聞こえてきた。
・・・うん、完全に声をかけるタイミングを失ったな。
いや、初めから無かったのか?
こんな場合はドアをノックする所からやり直した方がいいな、
ブリギッドの為にも。
そう思い一旦ドアを閉めようとしたが、
運悪くドア付近の乱雑に散らばっている武具が崩れた。
当然、俺とブリギッドの視線が交錯する。
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・聞いてた?」
「えっと・・・何を?」
「・・・うぅ・・うぅ・・」
「すまん!悪気があった訳じゃないんだ!」
思わず駆け寄り謝罪する。
「こ、こんなに゛エッチなこ゛はぎら゛い゛だよね・・・ふぇええええん」
「そんな事無いぞ!?」
「ほんとう・・・?」
「あ、ああ・・・」
思わずファルにやる様にハグしながら頭と背中を撫でてしまっていた。
「良かったー!じゃあ証拠を見せてくれるよね?」
ブリギッドの目付きがギラッと獲物を狩る
猛禽類の様なものに変わった。
「へ!?証拠ってど・・んん!!」
俺の顔を包み込む様に固定すると、
ディープキスを躊躇することなくしてきた。
「新婚初夜も安心して出来るよね?子供いっぱい作ろうね?」
そう言いながら押し倒された。
******
やっぱりドラゴン族の子達は肉食系だと言わざるを得ない。
満足そうに布団に寝ているブリギッドには申し訳ないが、
ファルとの約束を守る為に急いで帰路についた。
聞きたい事も、やりたい事も出来てないけど、
“あのテクニック”が加速度的に上達している気がする・・・。
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