7 / 9
7話
しおりを挟む
7話
翌日バイト先で「ヤリ逃げされたかと思った…」と完全にハイライトが消えた涙目の先輩にガチ目に怒られた。
しっかり謝ったら許してくれた、と思う。
・・・たぶん。
お泊りの約束5回とデート10回を拒否権無く約束させられた。
別にそんな約束しなくてもいずれそれ位成り行きでしちゃう気がするけどなぁ・・・。
それから暫くはテスト期間に突入してしまった為、少しの期間だけ会えなくなってしまった。
そして久しぶりに茉莉さん家へお泊りする日だ。
今度はしっかりと栞にも泊まる事を事前に伝えておいたし大丈夫だろう。
異様に機嫌が悪かったから帰りにお土産を買って帰ろうかな。
勿論ゲーム友達と徹夜でゲームをするって事にしてある。
いつか本当の事を伝えないといけないとは思ってはいるんだけど、なかなかね・・・。
茉莉さんは茉莉さんのお母さんに呼ばれ、部屋には居ない。
それなりの時間待ってるけど、まだ帰ってくる気配は無い。
茉莉さんが持ってきてくれたジュースは飲み尽くした。
・・・っ!
とりあえずトイレを借りよう。
そう思い茉莉さんの部屋を出ると、
まるでタイミングを見計らっていたかのように茉理ちゃんと遭遇した。
「や、やぁ!元気だった?」
自分で言うのも何だが完全に不審者っぽい対応をしてしまった。
「お久しぶり♪耕太おにいちゃん♪お兄ちゃんと激しく求めあってからず~~っと、生理きてないの♪
・・・ねぇ?
・・・どうしよっか?♪」
茉理ちゃんは素敵な笑顔でドギツい一言を放ってきた。
「はいっ!?」
想像を遥かに超える爆弾発言を食らい頭が真っ白になった。
あれって1ヶ月位前だよな・・・?
それからずっとって事は・・・もしかして・・・。
「ねぇとりあえずお兄ちゃんの連絡先教えてぇ~?」
「えっと・・・」
「嫌ならいいよぉ?お姉ちゃんとママに相談するだけだしぃ~♪」
「わ、分かった!分かったから…」
もはや逃げ場などどこにも残されていなかったので連絡先を交換した。
「ありがとう♪何かあったら連絡するねぇ♪お兄ちゃん♪何も無くても連絡頂戴ねぇ?」
「あ、あぁ・・・うん・・・」
僕の返事を聞くと、精一杯の背伸びをして僕へディープなキスをしてきた。
とても僕より年下とは思えないキスだった。
暫くキスをしていたが、背伸びが辛くなってきたのか最後に僕の唾液を吸われた。
まだ口内に僕の唾液を残しているのか、口元を押さえながらとびきりの笑顔を浮かべた。
そのまま手を振ると小走りで茉理ちゃんの部屋へ消えていった。
またトイレに行くつもりが体中に嫌な汗をびっしりとかいてしまい尿意が完全に消滅した。
まるで孤独にトイレで腹痛による激痛を堪えているときに吹き出してくる、あの滅茶苦茶嫌な汗のようだ・・・。
こんな事茉莉さんに絶対に相談出来ない・・・。
もしかすると、茉莉さんよりも早く茉理ちゃんを孕まさせてしまったかも・・・!?
でも・・・もしかしてもしかすると姉妹揃って孕ませてしまった可能性もあるって事か!?
ヤバイヤバイヤバイ!!
こんな嫌な汗をかいたのはあの時以来かもしれない。
思い出したくもない記憶が走馬灯の様にフラッシュバックしてくる・・・。
そうあれは例の治験を始めたばかりの頃だったけーーーー
翌日バイト先で「ヤリ逃げされたかと思った…」と完全にハイライトが消えた涙目の先輩にガチ目に怒られた。
しっかり謝ったら許してくれた、と思う。
・・・たぶん。
お泊りの約束5回とデート10回を拒否権無く約束させられた。
別にそんな約束しなくてもいずれそれ位成り行きでしちゃう気がするけどなぁ・・・。
それから暫くはテスト期間に突入してしまった為、少しの期間だけ会えなくなってしまった。
そして久しぶりに茉莉さん家へお泊りする日だ。
今度はしっかりと栞にも泊まる事を事前に伝えておいたし大丈夫だろう。
異様に機嫌が悪かったから帰りにお土産を買って帰ろうかな。
勿論ゲーム友達と徹夜でゲームをするって事にしてある。
いつか本当の事を伝えないといけないとは思ってはいるんだけど、なかなかね・・・。
茉莉さんは茉莉さんのお母さんに呼ばれ、部屋には居ない。
それなりの時間待ってるけど、まだ帰ってくる気配は無い。
茉莉さんが持ってきてくれたジュースは飲み尽くした。
・・・っ!
とりあえずトイレを借りよう。
そう思い茉莉さんの部屋を出ると、
まるでタイミングを見計らっていたかのように茉理ちゃんと遭遇した。
「や、やぁ!元気だった?」
自分で言うのも何だが完全に不審者っぽい対応をしてしまった。
「お久しぶり♪耕太おにいちゃん♪お兄ちゃんと激しく求めあってからず~~っと、生理きてないの♪
・・・ねぇ?
・・・どうしよっか?♪」
茉理ちゃんは素敵な笑顔でドギツい一言を放ってきた。
「はいっ!?」
想像を遥かに超える爆弾発言を食らい頭が真っ白になった。
あれって1ヶ月位前だよな・・・?
それからずっとって事は・・・もしかして・・・。
「ねぇとりあえずお兄ちゃんの連絡先教えてぇ~?」
「えっと・・・」
「嫌ならいいよぉ?お姉ちゃんとママに相談するだけだしぃ~♪」
「わ、分かった!分かったから…」
もはや逃げ場などどこにも残されていなかったので連絡先を交換した。
「ありがとう♪何かあったら連絡するねぇ♪お兄ちゃん♪何も無くても連絡頂戴ねぇ?」
「あ、あぁ・・・うん・・・」
僕の返事を聞くと、精一杯の背伸びをして僕へディープなキスをしてきた。
とても僕より年下とは思えないキスだった。
暫くキスをしていたが、背伸びが辛くなってきたのか最後に僕の唾液を吸われた。
まだ口内に僕の唾液を残しているのか、口元を押さえながらとびきりの笑顔を浮かべた。
そのまま手を振ると小走りで茉理ちゃんの部屋へ消えていった。
またトイレに行くつもりが体中に嫌な汗をびっしりとかいてしまい尿意が完全に消滅した。
まるで孤独にトイレで腹痛による激痛を堪えているときに吹き出してくる、あの滅茶苦茶嫌な汗のようだ・・・。
こんな事茉莉さんに絶対に相談出来ない・・・。
もしかすると、茉莉さんよりも早く茉理ちゃんを孕まさせてしまったかも・・・!?
でも・・・もしかしてもしかすると姉妹揃って孕ませてしまった可能性もあるって事か!?
ヤバイヤバイヤバイ!!
こんな嫌な汗をかいたのはあの時以来かもしれない。
思い出したくもない記憶が走馬灯の様にフラッシュバックしてくる・・・。
そうあれは例の治験を始めたばかりの頃だったけーーーー
26
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
年上彼氏に気持ちよくなってほしいって 伝えたら実は絶倫で連続イキで泣いてもやめてもらえない話
ぴんく
恋愛
いつもえっちの時はイきすぎてバテちゃうのが密かな悩み。年上彼氏に思い切って、気持ちよくなって欲しいと伝えたら、実は絶倫で
泣いてもやめてくれなくて、連続イキ、潮吹き、クリ責め、が止まらなかったお話です。
愛菜まな
初めての相手は悠貴くん。付き合って一年の間にたくさん気持ちいい事を教わり、敏感な身体になってしまった。いつもイきすぎてバテちゃうのが悩み。
悠貴ゆうき
愛菜の事がだいすきで、どろどろに甘やかしたいと思う反面、愛菜の恥ずかしい事とか、イきすぎて泣いちゃう姿を見たいと思っている。
豪華クルーズに乗り込んだら大富豪に本気求愛種付けされた話
トリイチ
恋愛
推し活と生活費を稼ぐため豪華クルーズのアルバイトに飛びついた愛海。
意気揚揚と船に乗り込み渡された制服はバニーガールだった──。
※この作品はフィクションです。
pixiv、ムーンライトノベルズ、Fantiaにも投稿しております。
【https://fantia.jp/fanclubs/501495】
【R18】義弟ディルドで処女喪失したらブチギレた義弟に襲われました
春瀬湖子
恋愛
伯爵令嬢でありながら魔法研究室の研究員として日々魔道具を作っていたフラヴィの集大成。
大きく反り返り、凶悪なサイズと浮き出る血管。全てが想像以上だったその魔道具、名付けて『大好き義弟パトリスの魔道ディルド』を作り上げたフラヴィは、早速その魔道具でうきうきと処女を散らした。
――ことがディルドの大元、義弟のパトリスにバレちゃった!?
「その男のどこがいいんですか」
「どこって……おちんちん、かしら」
(だって貴方のモノだもの)
そんな会話をした晩、フラヴィの寝室へパトリスが夜這いにやってきて――!?
拗らせ義弟と魔道具で義弟のディルドを作って楽しんでいた義姉の両片想いラブコメです。
※他サイト様でも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる