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星花祭り①
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手の中でかち、かちと秒針が規則正しい拍を刻んでいる。使い込んだ真鍮はずっしりと重く、その針が頂点を指すのを待ってアーサーは口を開いた。
「――おわり。筆記具を置いてください」
宣言と同時、張りつめていた空気が一気に緩んだ。生徒たちは各々ペンを投げ出し、あるいは椅子の背に力なくもたれる。期末試験の最終日、アーサーが監督する科目は第一学年の魔術薬学基礎論だった。
「解答用紙に名前が書いてあることを確認してください。不備がある人はいますぐ手を挙げてください。……いませんね。では解答用紙を回収します。合図するまでその場を動かないでください」
アーサーはクラス全体を見回し、軽く手を振った。すると教室中の机の上から紙が浮き上がり、前へと流れてくる。そうして整然と積み上がった紙束を前に、アーサーは枚数を数え始めた。出席番号順に正しく並んでいるか、名前はきちんと書かれているか。あれだけ注意しても書き忘れる生徒がたまにいる。
さいわい、今回はなさそうだった。そのことを確認し、アーサーは改めて生徒たちへ向き合った。
「では、以上をもって魔術薬学基礎論の試験、および後期期末試験を修了とします。お疲れさまでした」
最後の一言と同時、教室が沸き立つ。我先にと教室を出て行くもの、休みの予定について話し始める者、苦労を分かち合う者、問題の内容を議論する者。態度はそれぞれだが、試験から解放された! という空気はどこか晴れやかだ。「先生、さよならー!」と手を振る生徒に応えながら、アーサーは羨ましさに目を細めた。教員の地獄はこれからである。
……あ。
ふと、見知った顔を見つけた。ユージェフだ。後ろのほうに座っていた彼は、浮かない顔で鞄に荷物を詰めている。普段の溌剌さが嘘のようだ。さもありなん。そう思いながらアーサーは教室を出た。
――先週、教師サルウェルが何者かの襲撃を受けた。
刺された場所が急所を外れていたのもあり、幸いサルウェルは命を取り留めた。しかし傷は深く、いまになっても意識は戻っていない。
白昼の学院で起こった殺人未遂。なにより、凶器は銀の短剣――すなわち教会の刺客が侵入したということだ。
ことがことだけに事情は伏せられ、サルウェルは急病による休職扱いとなった。第一発見者のアーサーとユージェフは他言無用を言い含められている。そんな学院上層部の対応に思うところはあれ、下っ端にすぎないアーサーは頷く選択肢しかない。というより、それどころではなかった。
なぜならサルウェルの業務……第一学年第三クラスの担任がまるごとアーサーに引き継がれたためである。
「ただいま、バジルくん」
準備室に戻ると、机に向かっていたバジルが顔を上げた。その顔にはいつもの飄々とした余裕はなく、どこかやつれているようにも見える。
「あ、おかえりなさい。監督お疲れさまです」
「うん、ただいま」
「とりあえず記述以外は採点してます。あと一クラスまで来ました」
「ありがとう。すごく助かる」
着ていた黒のローブを脱ぎ、ぐぐっと背を伸ばした。着慣れない正式なローブは窮屈なつくりで、試験の雰囲気もあいまって肩が凝る。
「そのローブ見ると試験って感じがしますね」
「いまじゃ滅多に着ないもんね」
ローブをハンガーに着せ、壁に掛ける。教員は、試験期間はローブの着用が必須となる。伝統的な作りのローブは布地が多く重たい作りで、見た目にも古めかしい。いまはほとんど着られていない型だが、教員は試験期間と式典で着用必須だ。
「でも着る側になると、先生も大変だなぁと思うよ。これ結構重いし」
「おれはちょっとださいなって思ってました」
「正直わかるけど、他の先生には言わないであげてね」
「はーい」
クラシカルと言えば聞こえはいいが、要するに流行遅れということだ。とはいえ着る目的を考えれば似合う似合わないの問題ではない。
「うちの学院、そういう伝統は凝ってますよね。時計もそうでしたよね?」
「うん。毎回試験のたびに手入れしてるらしいよ」
「へぇー」
時間管理に使う時計も、公平を期すため学院側が管理しているものを貸与される。精確に調整された懐中時計は現在の軽量化されたモデルよりも古く、学院の歴史の重みを感じるものだ。
「たかが試験に、って感じですけど」
「昔は補習っていう救済措置がなかったからね。容赦なく落第、あるいは退学させてたわけだから」
「うわ」
「まぁ大仰にもなるんだろうね」
「納得しました」
顔をしかめたバジルに、アーサーは笑った。いまでこそ魔術は魔道具や簡略式として一般化し、魔力をほとんどもたない者でも扱えるほどに普及した。しかし一昔前は魔術といえば限られた者にしか扱えない秘術であり、この学院の門も狭いものだった。そこでの教育は正しく高等教育であり、傑材を磨き凡人を追放するものだったのだ。その頃であれば、商家の息子であるアーサーは入学も許されなかっただろう。
「よし、採点するか」
アーサーが処理済の解答用紙を抱えて椅子に座ると、教務助手は眉をひそめた。
「ちょっと休んだらどうですか。せめてお茶一杯くらい」
「うーん、でも今回は記述問題多いし、早く取り掛からないと」
「それでもです。先生は最近根を詰めすぎですよ」
「……そう、かな」
「はい」
きっぱりと頷かれた。正直、アーサーにも自覚はある。
通常授業と並行しての試験問題作成、提出物評価、そこに降ってわいた担任業務ときた。ただでさえ忙しい期末にこの仕打ち、犯人許すまじ。アーサーが心の底から呪うほどである。担任の穴をふさぐのは副担任の役目とはいえ、さすがに二年目の新米には少々荷が重い。
「なら……ちょっと休もうかな」
答えると、バジルがほっと表情を緩めた。その表情にも疲れの色がある。アーサーが忙しければ、その助手であるバジルも必然として忙しくなる。確かに、上司に休む姿勢がなければ彼も休みづらいだろう。
「ごめんね、ただでさえ忙しいのに仕事増やしちゃって」
「病気ばかりは仕方ないです……と言いたいですけど、よりによってこの時期にとは思いますね」
こんなの菓子折りのひとつやふたつもらわないと割に合いませんよ、とバジルが憎まれ口をたたく。むしろ菓子折りのいくつかで許すのか。優しいな、とここ数日の残業時間を数えてアーサーは笑った。
……早く、目を覚まされるといいんだけど。
いまでこそ同僚だが、アーサーもかつてはサルウェルの授業を受けていた。温和で気さくな恩師を思い、やるせない気持ちになる。そしてそれ以上に腑に落ちない点があった。
銀の短剣が使われた以上、新聞を賑わせる連続殺人犯の仕業には間違いない。そしてその背後には教会がいる――管理職や捜査当局はそう考えているようだ。だからこそ学院上層部は関係悪化を恐れて事件の公表を慎重になっている。
しかし、だとすればサルウェルが狙われたのは不自然だ。
なぜならサルウェルは禁術指定反対派ではない。むしろ、どちらかと言えば教会寄りの人物である。いつかバジルが教えてくれたように見せしめの殺人ならば、まず狙われるはずがない。
他にも不自然な点はある。例えば、一連の事件はいずれも正面から心臓を一突きにしているが、サルウェルが刺された場所は背中、しかも心臓からは遠い場所だった。
これは単純な連続殺人のひとつではない。それが、ざらりとした嫌な予感をアーサーに伝えてくる。
が、いまの己にその謎を追う余裕はかけらもなかった。とにかく仕事、仕事である。できることは捜査当局が早く犯人を捕まえるられるように、そしてサルウェルが早く回復するよう願うことだけだ。
どうか、どうか。祈るような気持ちでアーサーは席を立った。水を汲み、マグを出す。そして棚からイェイラの茶葉を出したところで、台上に見覚えのない包みを見つけた。少なくとも朝にはなかったはずだ。
……バジルくんが受け取ってくれたのかな?
包みに添えられたカードを見ると、祖母からだった。なるほど、いつもの差し入れだろう。案の定、中にはシフォンケーキが入っていた。
「――おわり。筆記具を置いてください」
宣言と同時、張りつめていた空気が一気に緩んだ。生徒たちは各々ペンを投げ出し、あるいは椅子の背に力なくもたれる。期末試験の最終日、アーサーが監督する科目は第一学年の魔術薬学基礎論だった。
「解答用紙に名前が書いてあることを確認してください。不備がある人はいますぐ手を挙げてください。……いませんね。では解答用紙を回収します。合図するまでその場を動かないでください」
アーサーはクラス全体を見回し、軽く手を振った。すると教室中の机の上から紙が浮き上がり、前へと流れてくる。そうして整然と積み上がった紙束を前に、アーサーは枚数を数え始めた。出席番号順に正しく並んでいるか、名前はきちんと書かれているか。あれだけ注意しても書き忘れる生徒がたまにいる。
さいわい、今回はなさそうだった。そのことを確認し、アーサーは改めて生徒たちへ向き合った。
「では、以上をもって魔術薬学基礎論の試験、および後期期末試験を修了とします。お疲れさまでした」
最後の一言と同時、教室が沸き立つ。我先にと教室を出て行くもの、休みの予定について話し始める者、苦労を分かち合う者、問題の内容を議論する者。態度はそれぞれだが、試験から解放された! という空気はどこか晴れやかだ。「先生、さよならー!」と手を振る生徒に応えながら、アーサーは羨ましさに目を細めた。教員の地獄はこれからである。
……あ。
ふと、見知った顔を見つけた。ユージェフだ。後ろのほうに座っていた彼は、浮かない顔で鞄に荷物を詰めている。普段の溌剌さが嘘のようだ。さもありなん。そう思いながらアーサーは教室を出た。
――先週、教師サルウェルが何者かの襲撃を受けた。
刺された場所が急所を外れていたのもあり、幸いサルウェルは命を取り留めた。しかし傷は深く、いまになっても意識は戻っていない。
白昼の学院で起こった殺人未遂。なにより、凶器は銀の短剣――すなわち教会の刺客が侵入したということだ。
ことがことだけに事情は伏せられ、サルウェルは急病による休職扱いとなった。第一発見者のアーサーとユージェフは他言無用を言い含められている。そんな学院上層部の対応に思うところはあれ、下っ端にすぎないアーサーは頷く選択肢しかない。というより、それどころではなかった。
なぜならサルウェルの業務……第一学年第三クラスの担任がまるごとアーサーに引き継がれたためである。
「ただいま、バジルくん」
準備室に戻ると、机に向かっていたバジルが顔を上げた。その顔にはいつもの飄々とした余裕はなく、どこかやつれているようにも見える。
「あ、おかえりなさい。監督お疲れさまです」
「うん、ただいま」
「とりあえず記述以外は採点してます。あと一クラスまで来ました」
「ありがとう。すごく助かる」
着ていた黒のローブを脱ぎ、ぐぐっと背を伸ばした。着慣れない正式なローブは窮屈なつくりで、試験の雰囲気もあいまって肩が凝る。
「そのローブ見ると試験って感じがしますね」
「いまじゃ滅多に着ないもんね」
ローブをハンガーに着せ、壁に掛ける。教員は、試験期間はローブの着用が必須となる。伝統的な作りのローブは布地が多く重たい作りで、見た目にも古めかしい。いまはほとんど着られていない型だが、教員は試験期間と式典で着用必須だ。
「でも着る側になると、先生も大変だなぁと思うよ。これ結構重いし」
「おれはちょっとださいなって思ってました」
「正直わかるけど、他の先生には言わないであげてね」
「はーい」
クラシカルと言えば聞こえはいいが、要するに流行遅れということだ。とはいえ着る目的を考えれば似合う似合わないの問題ではない。
「うちの学院、そういう伝統は凝ってますよね。時計もそうでしたよね?」
「うん。毎回試験のたびに手入れしてるらしいよ」
「へぇー」
時間管理に使う時計も、公平を期すため学院側が管理しているものを貸与される。精確に調整された懐中時計は現在の軽量化されたモデルよりも古く、学院の歴史の重みを感じるものだ。
「たかが試験に、って感じですけど」
「昔は補習っていう救済措置がなかったからね。容赦なく落第、あるいは退学させてたわけだから」
「うわ」
「まぁ大仰にもなるんだろうね」
「納得しました」
顔をしかめたバジルに、アーサーは笑った。いまでこそ魔術は魔道具や簡略式として一般化し、魔力をほとんどもたない者でも扱えるほどに普及した。しかし一昔前は魔術といえば限られた者にしか扱えない秘術であり、この学院の門も狭いものだった。そこでの教育は正しく高等教育であり、傑材を磨き凡人を追放するものだったのだ。その頃であれば、商家の息子であるアーサーは入学も許されなかっただろう。
「よし、採点するか」
アーサーが処理済の解答用紙を抱えて椅子に座ると、教務助手は眉をひそめた。
「ちょっと休んだらどうですか。せめてお茶一杯くらい」
「うーん、でも今回は記述問題多いし、早く取り掛からないと」
「それでもです。先生は最近根を詰めすぎですよ」
「……そう、かな」
「はい」
きっぱりと頷かれた。正直、アーサーにも自覚はある。
通常授業と並行しての試験問題作成、提出物評価、そこに降ってわいた担任業務ときた。ただでさえ忙しい期末にこの仕打ち、犯人許すまじ。アーサーが心の底から呪うほどである。担任の穴をふさぐのは副担任の役目とはいえ、さすがに二年目の新米には少々荷が重い。
「なら……ちょっと休もうかな」
答えると、バジルがほっと表情を緩めた。その表情にも疲れの色がある。アーサーが忙しければ、その助手であるバジルも必然として忙しくなる。確かに、上司に休む姿勢がなければ彼も休みづらいだろう。
「ごめんね、ただでさえ忙しいのに仕事増やしちゃって」
「病気ばかりは仕方ないです……と言いたいですけど、よりによってこの時期にとは思いますね」
こんなの菓子折りのひとつやふたつもらわないと割に合いませんよ、とバジルが憎まれ口をたたく。むしろ菓子折りのいくつかで許すのか。優しいな、とここ数日の残業時間を数えてアーサーは笑った。
……早く、目を覚まされるといいんだけど。
いまでこそ同僚だが、アーサーもかつてはサルウェルの授業を受けていた。温和で気さくな恩師を思い、やるせない気持ちになる。そしてそれ以上に腑に落ちない点があった。
銀の短剣が使われた以上、新聞を賑わせる連続殺人犯の仕業には間違いない。そしてその背後には教会がいる――管理職や捜査当局はそう考えているようだ。だからこそ学院上層部は関係悪化を恐れて事件の公表を慎重になっている。
しかし、だとすればサルウェルが狙われたのは不自然だ。
なぜならサルウェルは禁術指定反対派ではない。むしろ、どちらかと言えば教会寄りの人物である。いつかバジルが教えてくれたように見せしめの殺人ならば、まず狙われるはずがない。
他にも不自然な点はある。例えば、一連の事件はいずれも正面から心臓を一突きにしているが、サルウェルが刺された場所は背中、しかも心臓からは遠い場所だった。
これは単純な連続殺人のひとつではない。それが、ざらりとした嫌な予感をアーサーに伝えてくる。
が、いまの己にその謎を追う余裕はかけらもなかった。とにかく仕事、仕事である。できることは捜査当局が早く犯人を捕まえるられるように、そしてサルウェルが早く回復するよう願うことだけだ。
どうか、どうか。祈るような気持ちでアーサーは席を立った。水を汲み、マグを出す。そして棚からイェイラの茶葉を出したところで、台上に見覚えのない包みを見つけた。少なくとも朝にはなかったはずだ。
……バジルくんが受け取ってくれたのかな?
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