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天才と秀才⑤
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ジルベルトの膝の上には論文集がある。あくまでさりげなく、アーサーは視線をやった。ページの右端には執筆者の名前が入っている。フィリップ・リエ。知っている名だ。ジルベルトと同じ、《塔》の人間である。専門分野が被るので真っ先に目を通した。
「その論文、読んだよ」
声をかけると、ジルベルトが顔を上げた。
「その人、術式にかなり効率性を求める印象があるね。魔力の流れの整理がすごく綺麗で、使用時の快適性が高そうだ。前回の紀要に載っていた論文も踏まえると、かなり魔力の節約にもなるし」
「……同感だ」
「ただ熟練者ならある程度書きこなせるだろうけれど、正直クセが強いかな。筆者は低魔力者への補助に……と書いているけど、結構難しそうだと個人的には思う」
感想を述べると、ジルベルトは顎に手を当てた。どうやらアーサーの考えとは違うらしい。
「魔力量が低いほど恩恵があるのは確かだと思うが」
「それはそうだよ。ただ、魔力量が低い人間ほど魔術の知識量も少ない傾向がある。学院でも顕著だね、魔力量が多いほど扱える術が多いから。この術式の畳み方はかなり慣れがいるし、ある程度学んでいないと理屈すら通らない。たぶんうちの第三学年の成績上位層くらいでやっとじゃないかな。そこまでできる子はだいたい魔力量が多いし、この術式の書き方は『魔力をちょっと節約できる、知っていたら便利な小技』になる。この理論の真価はそこじゃないよね」
「……なら、魔道具などへの導入は。かなり容量が少なくなるはずだ」
「それは十分ありえると思う。ただ、けっこう時間がかかりそうだ。製造するにしろ修理するにしろ、市井の魔術工たちへの周知が必要になるから。その頃にはより有用な理論ができているかもしれない……けど、これが浸透すれば術式の省略化が進んで、さらに機能を搭載することが可能になるんじゃないかな」
「汎用化を進めるならそこからか」
「僕個人の意見としてはね」
「いや、参考になる。伝えておく」
沈黙が落ちた。かさり、かさりと紙を繰る音だけが響く。世界でふたりぼっちになったような静けさに、ふいにアーサーは懐かしさを覚えた。
――思えば、学生時代はよくこうして二人で過ごしていた。
ジルベルトは、とても目立つ生徒だった。それは当然のことだ。史上稀にみる魔術の天才、それに加えて家柄もよければ容姿も優れている。目立たないわけがない。有象無象が歩く学院の中で、彼はまるで光を放っているようにアーサーの目を引いた。
とはいえ、アーサーはただの一生徒でしかない。確かに人より勉強はできたけれど、それだけだ。ジルベルトのように他を圧倒するようなものではない。身分だって不釣り合いだ。だから彼とは住む世界が違うのだろうと思っていた。けれど虫が光に引き寄せられるように、ジルベルトをつい目で追ってしまう。人と群れない、むしろ避けてすらいるように見える彼を追う眼差しは、おそらく憧れと呼ぶべきものだったろう。
そんな彼と接点を持つようになったきっかけは、本当に些細なことだった。体調を崩したジルベルトを通りすがりに介抱した、ただそれだけ。しかしそれ以来ジルベルトはアーサーの前に現れるようになった。
アーサーが他の人と話しているとき、あるいは頼まれて勉強を見ているときは絶対に姿を見せない。だがひとりになると不意に現れて、なにをするでもなく隣で論文を読み始めるのが常だった。彼の巣とも言うべき図書室の一室や温室の隅に連れていかれることもあった。ふたりきりのとき、ジルベルトは普段よりずっと饒舌だった。読んでいた論文について議論を交わしたし、はたまたそれ以外の本の感想を語ることもあった。ジルベルトが意外にも子ども向けの冒険小説を好むことは、きっとアーサー以外知らないに違いない。
あの時間はアーサーにとって特別で、かけがえのないものだった。誰彼構わず自慢したいような、ひとりの胸にしまっておきたいような、そんな困った感情を抱いた。だから卒業するとき、なによりもアーサーが惜しんだのはジルベルトと会えなくなることだった。その時点で彼は《塔》直々の指名で入棟が決まっていたし、アーサーも教員として学院に残ることが決まっていた。だからもうこの先の人生は交わらない。ジルベルトは《塔》の偉大な魔術師として名を残し、身分の釣り合う素敵な相手と結婚するのだろう。そう思い至ったとき、驚くほど胸が苦しくなって、アーサーは己のジルベルトに対する感情が憧れから恋慕へ変わっていることを自覚したのだ。
あのときはまさかその後も会い続けることになるなんて思いもよらなかったし、しかもこんな爛れた関係になるとは想像もしなかったが。
「ジルベルト」
「うん」
呼びかけると、ジルベルトが論文集から顔を上げた。冷たい双眸がまっすぐアーサー見据え、決意が鈍りそうになる。だがこのままでいいんですか、というバジルの言葉に踏みとどまった。
息を吸って。吐いて。
「その……今度、星花祭りがあるだろ。研究の気分転換というか、一緒に行かないか。『暁の英雄』の劇もあるし、」
「無理だ」
淡い期待を抱く間もなかった。にべもない断りに、アーサーは一瞬理解が遅れた。じわじわとその意味を理解して、うつむく。
「そう、か。なら仕方ないな……君も、忙しいだろうし。すまない、言ってみただけなんだ」
膝の上で拳を握り、ジルベルトが視界に入らないよう目を瞑る。そうでもしないとなにかが零れてしまいそうだった。無理だ、という甘さの欠片もない声がぐるぐる回る。胸のなかがぐつぐつ煮えたぎるように苦しくて、せっかく出した勇気は完膚なきまでに打ちのめされた。残ったのは言わなきゃよかった、という後悔だけだ。
もしかしたら外に出るのは億劫なだけのかもしれない。星花祭りのような人混みならなおさらだろう。違う場所なら頷いてもらえたかもしれない。だが試す気にはならなかった。もうそんな気力はアーサーには残っていなかった。
「……すまない、もう寝るよ。眠くなってきた」
これ以上話していると、思ってもないことを言ってしまいそうだった。アーサーは腰に回った手を振りほどき、ジルベルトに背を向ける。
「論文読むのは構わないけれど、寝るときには明かりを消して――わっ?」
突然腕を引かれた。ジルベルトの膝の上に倒れ込む形になる。紙がぐしゃりと歪む音がした。しまった論文集を下敷きにしている。慌てて起き上がろうとしたが、ジルベルトの力が強くて起き上がれない。
頭上で、ジルベルトがじっとこちらを見つめている。その見透かすような目に、アーサーは怯んだ。
「な、なに、んんっ」
頬を包まれ、唇を塞がれる。無遠慮に入ってきた舌が口をまさぐり、歯列をたどった。その間にも手は服の上から身体をなぞり、夜着を暴こうとする。いまからこの男はアーサーを抱こうとしている。そう知らしめるような触れ合いにアーサーは困惑するばかりだ。
「まって、本が」
「弁償する」
そういう問題じゃない、という抗議はキスに吸い取られた。そのまま服を剥がれ、ベッドに転がされる。ちらりと見えた論文集はページが折れてひどい有様だった。
このままだと流される、と直感した。それはよくない。よくない、と思う。なんとか話題を逸らそうとして、飛び込んできたのは己の腕だった。
「そ、そうだジルベルト、君がくれた指輪にへんな術が入っているだろう。今日発動して困ったんだ。危ないものはやめてほしい……というか、この指輪外せるようにしてもらえないかな」
「……誰か触ったのか」
キスは止んだが、外してほしいの部分は綺麗に聞き流された。息を整えながら、アーサーはなんとか目の前の男から距離を取ろうとする。が、やたら力が強い。
「生徒だよ。魔石に興味があるって言うから見せたら、思いきり弾かれたんだ。怪我はなかったからよかったけど……、ひっ」
「アーサー」
開かされた足の間でじゅわりと染みるような感覚がした。術で後ろを洗われた。そのままジルベルトの指先が入ってくる。逃げるな、と叱られている気分になった。内臓を押し上げる感覚に、アーサーは堪らず眼前の袖を掴む。
「じ、ジルベルト」
「うん」
「す……する、の」
「うん」
観念するしかなかった。こわごわ尋ねれば、当然のようにジルベルトは頷く。
なんなんだこの男。本当になにを考えているんだろう。だが久々の体温に勝手に身体は安らいで、のしかかる男を喜んで迎え入れた。気持ちはこのうえなく惨めなはずなのに、そうかでもまだ抱けるんだな、と安堵すらしてしまう。さっき浴室で一度抜いたはずなのに、アーサーの雄はすでに反応していた。後ろをほぐされながら擦られるともうだめで、勝手に声が漏れてしまう。一本、二本と侵入する指が増えて、そのたびにちかちかと視界に光が散る。久々の行為は、最近の欲求不満も相まって過ぎるほどに気持ちいい。
「あ、そこ、ぁ」
「アーサー」
「あ、あ……っ」
もうなにも考えたくなかった。目を閉じると、すかさず唇を重ねられる。その舌先に己のものを擦りつけると、その先端に歯を立てられた。甘い痛みに身を震わせると、直後指が引き抜かれる。そして押し当てられた熱を、アーサーは抗わず受け入れた。
「その論文、読んだよ」
声をかけると、ジルベルトが顔を上げた。
「その人、術式にかなり効率性を求める印象があるね。魔力の流れの整理がすごく綺麗で、使用時の快適性が高そうだ。前回の紀要に載っていた論文も踏まえると、かなり魔力の節約にもなるし」
「……同感だ」
「ただ熟練者ならある程度書きこなせるだろうけれど、正直クセが強いかな。筆者は低魔力者への補助に……と書いているけど、結構難しそうだと個人的には思う」
感想を述べると、ジルベルトは顎に手を当てた。どうやらアーサーの考えとは違うらしい。
「魔力量が低いほど恩恵があるのは確かだと思うが」
「それはそうだよ。ただ、魔力量が低い人間ほど魔術の知識量も少ない傾向がある。学院でも顕著だね、魔力量が多いほど扱える術が多いから。この術式の畳み方はかなり慣れがいるし、ある程度学んでいないと理屈すら通らない。たぶんうちの第三学年の成績上位層くらいでやっとじゃないかな。そこまでできる子はだいたい魔力量が多いし、この術式の書き方は『魔力をちょっと節約できる、知っていたら便利な小技』になる。この理論の真価はそこじゃないよね」
「……なら、魔道具などへの導入は。かなり容量が少なくなるはずだ」
「それは十分ありえると思う。ただ、けっこう時間がかかりそうだ。製造するにしろ修理するにしろ、市井の魔術工たちへの周知が必要になるから。その頃にはより有用な理論ができているかもしれない……けど、これが浸透すれば術式の省略化が進んで、さらに機能を搭載することが可能になるんじゃないかな」
「汎用化を進めるならそこからか」
「僕個人の意見としてはね」
「いや、参考になる。伝えておく」
沈黙が落ちた。かさり、かさりと紙を繰る音だけが響く。世界でふたりぼっちになったような静けさに、ふいにアーサーは懐かしさを覚えた。
――思えば、学生時代はよくこうして二人で過ごしていた。
ジルベルトは、とても目立つ生徒だった。それは当然のことだ。史上稀にみる魔術の天才、それに加えて家柄もよければ容姿も優れている。目立たないわけがない。有象無象が歩く学院の中で、彼はまるで光を放っているようにアーサーの目を引いた。
とはいえ、アーサーはただの一生徒でしかない。確かに人より勉強はできたけれど、それだけだ。ジルベルトのように他を圧倒するようなものではない。身分だって不釣り合いだ。だから彼とは住む世界が違うのだろうと思っていた。けれど虫が光に引き寄せられるように、ジルベルトをつい目で追ってしまう。人と群れない、むしろ避けてすらいるように見える彼を追う眼差しは、おそらく憧れと呼ぶべきものだったろう。
そんな彼と接点を持つようになったきっかけは、本当に些細なことだった。体調を崩したジルベルトを通りすがりに介抱した、ただそれだけ。しかしそれ以来ジルベルトはアーサーの前に現れるようになった。
アーサーが他の人と話しているとき、あるいは頼まれて勉強を見ているときは絶対に姿を見せない。だがひとりになると不意に現れて、なにをするでもなく隣で論文を読み始めるのが常だった。彼の巣とも言うべき図書室の一室や温室の隅に連れていかれることもあった。ふたりきりのとき、ジルベルトは普段よりずっと饒舌だった。読んでいた論文について議論を交わしたし、はたまたそれ以外の本の感想を語ることもあった。ジルベルトが意外にも子ども向けの冒険小説を好むことは、きっとアーサー以外知らないに違いない。
あの時間はアーサーにとって特別で、かけがえのないものだった。誰彼構わず自慢したいような、ひとりの胸にしまっておきたいような、そんな困った感情を抱いた。だから卒業するとき、なによりもアーサーが惜しんだのはジルベルトと会えなくなることだった。その時点で彼は《塔》直々の指名で入棟が決まっていたし、アーサーも教員として学院に残ることが決まっていた。だからもうこの先の人生は交わらない。ジルベルトは《塔》の偉大な魔術師として名を残し、身分の釣り合う素敵な相手と結婚するのだろう。そう思い至ったとき、驚くほど胸が苦しくなって、アーサーは己のジルベルトに対する感情が憧れから恋慕へ変わっていることを自覚したのだ。
あのときはまさかその後も会い続けることになるなんて思いもよらなかったし、しかもこんな爛れた関係になるとは想像もしなかったが。
「ジルベルト」
「うん」
呼びかけると、ジルベルトが論文集から顔を上げた。冷たい双眸がまっすぐアーサー見据え、決意が鈍りそうになる。だがこのままでいいんですか、というバジルの言葉に踏みとどまった。
息を吸って。吐いて。
「その……今度、星花祭りがあるだろ。研究の気分転換というか、一緒に行かないか。『暁の英雄』の劇もあるし、」
「無理だ」
淡い期待を抱く間もなかった。にべもない断りに、アーサーは一瞬理解が遅れた。じわじわとその意味を理解して、うつむく。
「そう、か。なら仕方ないな……君も、忙しいだろうし。すまない、言ってみただけなんだ」
膝の上で拳を握り、ジルベルトが視界に入らないよう目を瞑る。そうでもしないとなにかが零れてしまいそうだった。無理だ、という甘さの欠片もない声がぐるぐる回る。胸のなかがぐつぐつ煮えたぎるように苦しくて、せっかく出した勇気は完膚なきまでに打ちのめされた。残ったのは言わなきゃよかった、という後悔だけだ。
もしかしたら外に出るのは億劫なだけのかもしれない。星花祭りのような人混みならなおさらだろう。違う場所なら頷いてもらえたかもしれない。だが試す気にはならなかった。もうそんな気力はアーサーには残っていなかった。
「……すまない、もう寝るよ。眠くなってきた」
これ以上話していると、思ってもないことを言ってしまいそうだった。アーサーは腰に回った手を振りほどき、ジルベルトに背を向ける。
「論文読むのは構わないけれど、寝るときには明かりを消して――わっ?」
突然腕を引かれた。ジルベルトの膝の上に倒れ込む形になる。紙がぐしゃりと歪む音がした。しまった論文集を下敷きにしている。慌てて起き上がろうとしたが、ジルベルトの力が強くて起き上がれない。
頭上で、ジルベルトがじっとこちらを見つめている。その見透かすような目に、アーサーは怯んだ。
「な、なに、んんっ」
頬を包まれ、唇を塞がれる。無遠慮に入ってきた舌が口をまさぐり、歯列をたどった。その間にも手は服の上から身体をなぞり、夜着を暴こうとする。いまからこの男はアーサーを抱こうとしている。そう知らしめるような触れ合いにアーサーは困惑するばかりだ。
「まって、本が」
「弁償する」
そういう問題じゃない、という抗議はキスに吸い取られた。そのまま服を剥がれ、ベッドに転がされる。ちらりと見えた論文集はページが折れてひどい有様だった。
このままだと流される、と直感した。それはよくない。よくない、と思う。なんとか話題を逸らそうとして、飛び込んできたのは己の腕だった。
「そ、そうだジルベルト、君がくれた指輪にへんな術が入っているだろう。今日発動して困ったんだ。危ないものはやめてほしい……というか、この指輪外せるようにしてもらえないかな」
「……誰か触ったのか」
キスは止んだが、外してほしいの部分は綺麗に聞き流された。息を整えながら、アーサーはなんとか目の前の男から距離を取ろうとする。が、やたら力が強い。
「生徒だよ。魔石に興味があるって言うから見せたら、思いきり弾かれたんだ。怪我はなかったからよかったけど……、ひっ」
「アーサー」
開かされた足の間でじゅわりと染みるような感覚がした。術で後ろを洗われた。そのままジルベルトの指先が入ってくる。逃げるな、と叱られている気分になった。内臓を押し上げる感覚に、アーサーは堪らず眼前の袖を掴む。
「じ、ジルベルト」
「うん」
「す……する、の」
「うん」
観念するしかなかった。こわごわ尋ねれば、当然のようにジルベルトは頷く。
なんなんだこの男。本当になにを考えているんだろう。だが久々の体温に勝手に身体は安らいで、のしかかる男を喜んで迎え入れた。気持ちはこのうえなく惨めなはずなのに、そうかでもまだ抱けるんだな、と安堵すらしてしまう。さっき浴室で一度抜いたはずなのに、アーサーの雄はすでに反応していた。後ろをほぐされながら擦られるともうだめで、勝手に声が漏れてしまう。一本、二本と侵入する指が増えて、そのたびにちかちかと視界に光が散る。久々の行為は、最近の欲求不満も相まって過ぎるほどに気持ちいい。
「あ、そこ、ぁ」
「アーサー」
「あ、あ……っ」
もうなにも考えたくなかった。目を閉じると、すかさず唇を重ねられる。その舌先に己のものを擦りつけると、その先端に歯を立てられた。甘い痛みに身を震わせると、直後指が引き抜かれる。そして押し当てられた熱を、アーサーは抗わず受け入れた。
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