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魔術師と教師②
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「っひ、ぁ」
待ちかねたように節くれだった指が後孔へ入ってくる。身体の内側を直接触られる感覚に、アーサーは目の前の机にしがみついた。後ろで束ねた髪が肩から落ち、頬を打つ。
ジルベルトの指は勝手知ったるとばかりに動き、ひと月ぶりの孔を拡げた。浅いところをくぱくぱと抽送し、弱いところを指の腹で擦り上げる。それだけでもうアーサーの腰は砕けて、あられもない声を撒き散らすしかなかった。はぁ、と荒っぽい息が首筋にかかる。尻の割れ目に腰を押しつけられた。ジルベルトも勃起している。
「……ぁ」
この天才が――魔力の酔いもあるとはいえ、自分なんかに興奮している。そう思うたびに目眩がするようだった。だが膨れ上がった亀頭が身体を開こうとしたところで、アーサーははっと我に返った。ここは私室とはいえ仕事場でもある。
咄嗟にジルベルトの腕を掴み、首を振った。
「待って、せめて向こうの部屋で」
「やだ」
「やだじゃな――あぁっ」
言葉を待たず、腰を押し付けられる。脳天を衝撃が突き抜けて、目の前がちかちかと光った。約ひと月ぶりの挿入に、身体は歓喜して雄を締めつける。立ったままの足ががくがく震えた。とぽとぽと吐き出された精が足の間に溜まる。あとで掃除しなきゃと逸れかけた意識は、ふたたび深くまで突き上げられて引き戻された。
「ぁ、あ……っ」
勢いよく始まった抽送にアーサーは喘いだ。己よりも頭半分高い男に抱え込まれれば逃げ場がない。腰を反らして距離を取ろうにも、大きな掌で固定されれば快感をじかにぶつけられるしかなかった。いよいよ境界なんてあってないようなもので、触れたところから魔力がでたらめに混ざり、溶け、変質する。それがまた馬鹿になるくらい気持ちよかった。
「ひ、ぁ、だめ、らって」
「だめじゃない」
「あッ」
太い竿が浅いところを擦り上げ、内壁を叩く。快感を感じる場所を余さず押しつぶされて、亀頭の段差に粘膜が巻き込まれた。絶えまない突き上げに、踵が浮く。そうなれば自重でますます深くまで侵されて、苦しさと快感にアーサーはぼろぼろ涙を流した。雫が眼鏡に落ちて、視界がまだらに屈折する。
「じるべると、ん、ぅ」
首を捻ると、すかさず唇を重ねられる。厚い舌が唇を割り開き、侵入する。すこしざらついたそれはアーサーの口蓋をなぞり、舌先を絡めて魔力を流し込んだ。賢いジルベルトはアーサーの弱点を知り尽くしている。
こうなったらもうアーサーは勝てなくて、身体の主導権すら背後の男に完全に握られてしまうのだった。かろうじて残っていた理性は丹念に舐め溶かされて、唇を離す頃には爛れた歓びに喘ぐだけの生き物に成り下がっている。この四年でそう躾けられてしまった。
そこまでくれば制止は建前だ。アーサーは「だめ、だめ」と言いながらみずから舌を伸ばしてジルベルトのそれに吸いついた。だってまだ足りない。もっとキスしたい。知らない魔力に身体の中をまさぐられる、あの感覚がほしい。ちろちろと猫が懐くような拙い誘惑に、腹の中の雄が体積を増す。
「え、ぁ、うそ、おぉきく」
「アーサー」
くっつけたままの唇が震えて、この男に名を呼ばれているのだと妙な感動を覚える。呼気に合わせてレンズが曇って、顔が見えなくなるのが寂しいと思った。
「アーサー」
「じる、べると?」
「うん」
呼びかけると答えが返る。それだけのことが嬉しくて、アーサーは口の端を柔らかくした。緩んだそこから唾液がこぼれて、目の前の男に唇ですくわれた。飲んで、と命じる声にアーサーは従順に喉を鳴らす。そんな姿が男の欲を煽ることなんか知りもしない。
そうしている間にも抽送は続いていた。苦しいはずなのに、一定のリズムで反復するそれは催眠にも似た心地よさをもたらす。まんまと騙されたアーサーの脳みそはどばどばと快楽物資を分泌して、絶え間なく溢れる魔力が誤認にますます拍車をかけた。そうなったらもう快感を追うことしか考えられなくなって、慎み深い教師はとうとう自分から腰を揺らして雄を歓待する。日頃の彼を知る人間が見れば、はしたなく足をおっぴろげて淫蕩に耽る姿に目を疑うに違いなかった。
気持ちいい。
もっとほしい。もっと、そこ、こすって。
口走った言葉は、逐一叶えられる。太い亀頭が奥壁までみっちりと埋め、細かく擦り上げる。そのたびに精をつくる部屋が裏から潰されて、焼けつくような痺れが走った。
「あ、ぁ」
ひくん、と腹の底が不意に震えた。それは一度じゃすまなくて、沸騰間近の湯が泡を膨らせるように湧き上がってくる。次第に短くなっていくそれは果てが近い証だ。
「ぁ、ジルベルト、いく」
「うん」
「も、ぼく、」
「うん」
足が震えている。ふくらはぎが攣りそうなほど伸びて、爪先がしぜん丸まった。
ジルベルトの手が腹を撫でる。中に納めた雄の形を確かめるように指先を滑らせ、その先端、臍のあたりをぐっと押さえ込む。ここまで入っているのだ。ここまで許してしまった。
それをただしく自覚した途端、脳みそが溶け落ちるほどの甘美が走った。
「あ、ぁ……っ」
視界が焼けつくほど真っ白になる。腹の奥がぎゅんぎゅん疼いて、四肢が痙攣した。陰茎からは蛇口が壊れたように白濁混じりの液がだらだら流れていて、足の間は粗相をしたようにぐっしょり濡れてひどい有り様だった。排泄を管理できない子どもみたいだという羞恥は、それ以上の開放感であっさり上塗りされる。それに乗じて欲望に従順な腹は小刻みに収縮して、雄の吐精をねだった。
すかさず背後の男は抽送を速める。
「まっ、て、いって、る、から」
「うん」
「いって、ぇ、るのに」
敏感な中をかき回され、アーサーは髪を乱して悶えた。だがジルベルトからしてみれば誘ったのはアーサーのほうで、形だけ嫌々されるのも不思議な話なのである。眼前の熟れたうなじにかぶりつき、反射で硬直した獲物を抱き込んで最奥まで雄をねじ込んだ。
「あ、っ」
出される。アーサーが直感すると同時、ジルベルトは射精した。
「ひ、ぅぅ」
ひと月ぶりだからか、やけに放埒を長く感じた。どくどくと脈打つ音が頭の中でがんがん響く。それが己のものか、ジルベルトのものかすらもうわからない。身体の最奥でじわりと広がる熱は粘度が高く濃厚の魔力を孕み、染み込んだそばからやけどするのではないかと思った。
「アーサー」
うなじに歯が当たる。
答えようと開いた口はまともな言葉を紡がなくて、それでも感じきっているのが丸わかりで恥ずかしい。
「ぁ、あ」
ずる、と中から陰茎が抜ける。それにすらぞくぞくと腰が震えて、アーサーはとうとう膝を折った。しゃがみ込む前にジルベルトにもたれるよう誘導される。
「アーサー」
「ん……」
うっすら目を開けると、唇をついばまれる。ああまだ足りないのか、とすぐ思い至った。言葉はなくとも吹き込まれる息の荒さや、腰に食い込む汗ばんだ掌がアーサーへの欲情を雄弁に伝えてくる。お互い魔力の波が荒ぶっていて、余裕のなさが笑えるくらいだ。
だがこのままされたらアーサーの身体がもたない。明日も通常授業があるのだ。だからせめて、となけなしの理性をはたいてキスの合間に囁いた。力の入らない腕を持ち上げて黒髪をかき混ぜる。向こうも興奮しているのだろう、いつもさらさらの髪はすこし汗ばんでいる。
「……する、なら。ベッドで」
「わかった」
即座に身体が浮いた。足早に隣の寝室へ進み、ベッドに転がされる。そのまま一瞬も待てないとばかりに覆い被さって眼鏡を奪う男に、今日はいったい何回ヤるんだろうと回らない頭で考えた。
この魔術師は、気まぐれにやってきてはアーサーを抱く。
恋人ではない。好きだなんて一度も言われたことはないし、たぶん今後も言われない。
いつ来るかも、なんでアーサーなのかもわからない。こちらの事情もお構いなしにやってきて、腹が膨れるまで種付けして帰っていく。そんな生活がもう四年だ。
こうまでして都合よく扱われてなお突っぱねられないのは――たいへん不本意ながら、彼に恋しているからだとアーサーは自覚している。
待ちかねたように節くれだった指が後孔へ入ってくる。身体の内側を直接触られる感覚に、アーサーは目の前の机にしがみついた。後ろで束ねた髪が肩から落ち、頬を打つ。
ジルベルトの指は勝手知ったるとばかりに動き、ひと月ぶりの孔を拡げた。浅いところをくぱくぱと抽送し、弱いところを指の腹で擦り上げる。それだけでもうアーサーの腰は砕けて、あられもない声を撒き散らすしかなかった。はぁ、と荒っぽい息が首筋にかかる。尻の割れ目に腰を押しつけられた。ジルベルトも勃起している。
「……ぁ」
この天才が――魔力の酔いもあるとはいえ、自分なんかに興奮している。そう思うたびに目眩がするようだった。だが膨れ上がった亀頭が身体を開こうとしたところで、アーサーははっと我に返った。ここは私室とはいえ仕事場でもある。
咄嗟にジルベルトの腕を掴み、首を振った。
「待って、せめて向こうの部屋で」
「やだ」
「やだじゃな――あぁっ」
言葉を待たず、腰を押し付けられる。脳天を衝撃が突き抜けて、目の前がちかちかと光った。約ひと月ぶりの挿入に、身体は歓喜して雄を締めつける。立ったままの足ががくがく震えた。とぽとぽと吐き出された精が足の間に溜まる。あとで掃除しなきゃと逸れかけた意識は、ふたたび深くまで突き上げられて引き戻された。
「ぁ、あ……っ」
勢いよく始まった抽送にアーサーは喘いだ。己よりも頭半分高い男に抱え込まれれば逃げ場がない。腰を反らして距離を取ろうにも、大きな掌で固定されれば快感をじかにぶつけられるしかなかった。いよいよ境界なんてあってないようなもので、触れたところから魔力がでたらめに混ざり、溶け、変質する。それがまた馬鹿になるくらい気持ちよかった。
「ひ、ぁ、だめ、らって」
「だめじゃない」
「あッ」
太い竿が浅いところを擦り上げ、内壁を叩く。快感を感じる場所を余さず押しつぶされて、亀頭の段差に粘膜が巻き込まれた。絶えまない突き上げに、踵が浮く。そうなれば自重でますます深くまで侵されて、苦しさと快感にアーサーはぼろぼろ涙を流した。雫が眼鏡に落ちて、視界がまだらに屈折する。
「じるべると、ん、ぅ」
首を捻ると、すかさず唇を重ねられる。厚い舌が唇を割り開き、侵入する。すこしざらついたそれはアーサーの口蓋をなぞり、舌先を絡めて魔力を流し込んだ。賢いジルベルトはアーサーの弱点を知り尽くしている。
こうなったらもうアーサーは勝てなくて、身体の主導権すら背後の男に完全に握られてしまうのだった。かろうじて残っていた理性は丹念に舐め溶かされて、唇を離す頃には爛れた歓びに喘ぐだけの生き物に成り下がっている。この四年でそう躾けられてしまった。
そこまでくれば制止は建前だ。アーサーは「だめ、だめ」と言いながらみずから舌を伸ばしてジルベルトのそれに吸いついた。だってまだ足りない。もっとキスしたい。知らない魔力に身体の中をまさぐられる、あの感覚がほしい。ちろちろと猫が懐くような拙い誘惑に、腹の中の雄が体積を増す。
「え、ぁ、うそ、おぉきく」
「アーサー」
くっつけたままの唇が震えて、この男に名を呼ばれているのだと妙な感動を覚える。呼気に合わせてレンズが曇って、顔が見えなくなるのが寂しいと思った。
「アーサー」
「じる、べると?」
「うん」
呼びかけると答えが返る。それだけのことが嬉しくて、アーサーは口の端を柔らかくした。緩んだそこから唾液がこぼれて、目の前の男に唇ですくわれた。飲んで、と命じる声にアーサーは従順に喉を鳴らす。そんな姿が男の欲を煽ることなんか知りもしない。
そうしている間にも抽送は続いていた。苦しいはずなのに、一定のリズムで反復するそれは催眠にも似た心地よさをもたらす。まんまと騙されたアーサーの脳みそはどばどばと快楽物資を分泌して、絶え間なく溢れる魔力が誤認にますます拍車をかけた。そうなったらもう快感を追うことしか考えられなくなって、慎み深い教師はとうとう自分から腰を揺らして雄を歓待する。日頃の彼を知る人間が見れば、はしたなく足をおっぴろげて淫蕩に耽る姿に目を疑うに違いなかった。
気持ちいい。
もっとほしい。もっと、そこ、こすって。
口走った言葉は、逐一叶えられる。太い亀頭が奥壁までみっちりと埋め、細かく擦り上げる。そのたびに精をつくる部屋が裏から潰されて、焼けつくような痺れが走った。
「あ、ぁ」
ひくん、と腹の底が不意に震えた。それは一度じゃすまなくて、沸騰間近の湯が泡を膨らせるように湧き上がってくる。次第に短くなっていくそれは果てが近い証だ。
「ぁ、ジルベルト、いく」
「うん」
「も、ぼく、」
「うん」
足が震えている。ふくらはぎが攣りそうなほど伸びて、爪先がしぜん丸まった。
ジルベルトの手が腹を撫でる。中に納めた雄の形を確かめるように指先を滑らせ、その先端、臍のあたりをぐっと押さえ込む。ここまで入っているのだ。ここまで許してしまった。
それをただしく自覚した途端、脳みそが溶け落ちるほどの甘美が走った。
「あ、ぁ……っ」
視界が焼けつくほど真っ白になる。腹の奥がぎゅんぎゅん疼いて、四肢が痙攣した。陰茎からは蛇口が壊れたように白濁混じりの液がだらだら流れていて、足の間は粗相をしたようにぐっしょり濡れてひどい有り様だった。排泄を管理できない子どもみたいだという羞恥は、それ以上の開放感であっさり上塗りされる。それに乗じて欲望に従順な腹は小刻みに収縮して、雄の吐精をねだった。
すかさず背後の男は抽送を速める。
「まっ、て、いって、る、から」
「うん」
「いって、ぇ、るのに」
敏感な中をかき回され、アーサーは髪を乱して悶えた。だがジルベルトからしてみれば誘ったのはアーサーのほうで、形だけ嫌々されるのも不思議な話なのである。眼前の熟れたうなじにかぶりつき、反射で硬直した獲物を抱き込んで最奥まで雄をねじ込んだ。
「あ、っ」
出される。アーサーが直感すると同時、ジルベルトは射精した。
「ひ、ぅぅ」
ひと月ぶりだからか、やけに放埒を長く感じた。どくどくと脈打つ音が頭の中でがんがん響く。それが己のものか、ジルベルトのものかすらもうわからない。身体の最奥でじわりと広がる熱は粘度が高く濃厚の魔力を孕み、染み込んだそばからやけどするのではないかと思った。
「アーサー」
うなじに歯が当たる。
答えようと開いた口はまともな言葉を紡がなくて、それでも感じきっているのが丸わかりで恥ずかしい。
「ぁ、あ」
ずる、と中から陰茎が抜ける。それにすらぞくぞくと腰が震えて、アーサーはとうとう膝を折った。しゃがみ込む前にジルベルトにもたれるよう誘導される。
「アーサー」
「ん……」
うっすら目を開けると、唇をついばまれる。ああまだ足りないのか、とすぐ思い至った。言葉はなくとも吹き込まれる息の荒さや、腰に食い込む汗ばんだ掌がアーサーへの欲情を雄弁に伝えてくる。お互い魔力の波が荒ぶっていて、余裕のなさが笑えるくらいだ。
だがこのままされたらアーサーの身体がもたない。明日も通常授業があるのだ。だからせめて、となけなしの理性をはたいてキスの合間に囁いた。力の入らない腕を持ち上げて黒髪をかき混ぜる。向こうも興奮しているのだろう、いつもさらさらの髪はすこし汗ばんでいる。
「……する、なら。ベッドで」
「わかった」
即座に身体が浮いた。足早に隣の寝室へ進み、ベッドに転がされる。そのまま一瞬も待てないとばかりに覆い被さって眼鏡を奪う男に、今日はいったい何回ヤるんだろうと回らない頭で考えた。
この魔術師は、気まぐれにやってきてはアーサーを抱く。
恋人ではない。好きだなんて一度も言われたことはないし、たぶん今後も言われない。
いつ来るかも、なんでアーサーなのかもわからない。こちらの事情もお構いなしにやってきて、腹が膨れるまで種付けして帰っていく。そんな生活がもう四年だ。
こうまでして都合よく扱われてなお突っぱねられないのは――たいへん不本意ながら、彼に恋しているからだとアーサーは自覚している。
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