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会談①
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「単刀直入に言わせてもらおう。私はツィレイル王国と、『相互不戦条約』を結びたいと考えている。」
「ふむ……。その理由を伺っても?」
「……分かっているかと思うが。」
「2人、か。」
そう言うと、国王陛下は私とエフェンを横目で見る。
おそらく、私やエフェンに勝てる者はこの世界にいないだろう。
だからといって、慢心するほど愚かではないが。
「それと、『賢華』ヴァリフィア。」
「はい…?」
「君に我が直属騎士団の副団長を襲わせた事、申し訳なかった。せめてもの謝罪の気持ちとして、これを受け取ってくれないだろうか。」
「これは……。申し訳ありませんが、この品は受け取れません。お気持ちだけで結構です。皇帝陛下の行いを責めるつもりはありませんから、ご安心を。」
「……そうか…。本当にすまなかった。」
「頭をお上げ下さいっ!そこまでなさる必要はありません。」
「許してくれてありがとう。」
「では話を戻そう。先の『相互不戦条約』を結びたいとの申し出、受けて良いと思っている。2人はどう思う?」
「私も、条約を結ぶことに賛成します。」
「私も同意見です。ですがもう1つ、私から相互不戦条約を結ぶ条件を加えさせてもらえないでしょうか。」
「内容によるが、構わない。」
「余も異論はない。」
「ありがとうございます。条件は、今後一切、皇帝陛下や陛下の臣下の者が私やヴァリフィアと接触することを禁止させていただくことです。」
「ほう?」
「しかしそれでは不公平となります。ですので、こちらは私とヴァリフィアは帝国の情報を一切、国王陛下に伝えません。いかがでしょうか。」
「良いだろう。」
「余も賛成だ。条件を追加するとしよう。」
そうして、条約は締結された。
互いがサインし、私達も見届けた。
しかし、まだ会談は終わらない……。
「ふむ……。その理由を伺っても?」
「……分かっているかと思うが。」
「2人、か。」
そう言うと、国王陛下は私とエフェンを横目で見る。
おそらく、私やエフェンに勝てる者はこの世界にいないだろう。
だからといって、慢心するほど愚かではないが。
「それと、『賢華』ヴァリフィア。」
「はい…?」
「君に我が直属騎士団の副団長を襲わせた事、申し訳なかった。せめてもの謝罪の気持ちとして、これを受け取ってくれないだろうか。」
「これは……。申し訳ありませんが、この品は受け取れません。お気持ちだけで結構です。皇帝陛下の行いを責めるつもりはありませんから、ご安心を。」
「……そうか…。本当にすまなかった。」
「頭をお上げ下さいっ!そこまでなさる必要はありません。」
「許してくれてありがとう。」
「では話を戻そう。先の『相互不戦条約』を結びたいとの申し出、受けて良いと思っている。2人はどう思う?」
「私も、条約を結ぶことに賛成します。」
「私も同意見です。ですがもう1つ、私から相互不戦条約を結ぶ条件を加えさせてもらえないでしょうか。」
「内容によるが、構わない。」
「余も異論はない。」
「ありがとうございます。条件は、今後一切、皇帝陛下や陛下の臣下の者が私やヴァリフィアと接触することを禁止させていただくことです。」
「ほう?」
「しかしそれでは不公平となります。ですので、こちらは私とヴァリフィアは帝国の情報を一切、国王陛下に伝えません。いかがでしょうか。」
「良いだろう。」
「余も賛成だ。条件を追加するとしよう。」
そうして、条約は締結された。
互いがサインし、私達も見届けた。
しかし、まだ会談は終わらない……。
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