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6章 始まりの魔法
92話 脅威
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真っ黒なローブを身に纏い、顔は見えないが声からして女性なのだと分かる。
だがその不気味さと異様なまでに小さい魔力に、私とミアスは警戒態勢を取った。
魔眼でその人物を見ると、やはり膨大な魔力を隠しているのだと分かった。
「知り合いと会った帰りに、貴女様が目の前に現れるとは…。」
私達が警戒していると気付いているはずだが、特に焦る様子もなく堂々としている。
まるで攻撃されても何も問題が無いと言うかのように、その立ち居振る舞いは堂々としていた。
「……あなたは誰かしら。」
「…ふふっ。そう警戒なさらないでください。私に敵対する意思はありませんよ。今はね。」
「『今は』……ねぇ。なら危険分子であることに変わりはないわね。私には、あなたの隠している魔力が見えているのよ。」
私は彼女を拘束すべく、魔法を放とうと手をかざす。
彼女は魔力量を偽っているだけでなく、魔力の質まで変えていた。
それが意味するのは、相当の実力者であるという事と、魔力の質を変えなければならない理由があるという事…。
隣に居るミアスも、鞘に入れた状態の剣を握り、何時でも攻撃出来る体勢を取っていた。
「それはそれは…。ですが私とて、貴女様に勝てるなどという傲った考えは持ち合わせていませんよ。それにお隣の側近様も、相当な実力者…。2対1では分が悪過ぎますから。なのでここで荒事は起こしたくないのです。」
「だから『見逃せ』とでも言うの?」
「その通りです。そもそも何故会ったばかりの私に対して、警戒なさるのですか?真の実力を隠すのはよくあること。それが冒険者であれば尚更です。貴女様とて、他人のことは言えないでしょう?」
「……それとこれとは別の話よ。率直に訊くけれど、あなたは『クリエイトルイン』の一人なのでしょう?それもおそらく幹部クラスの…。」
私は思っていたことを包み隠さず、端的に訊いた。
彼女を見た瞬間に何となく勘で察しただけだが、会話をする毎にそれは確証へと変わっていったからだ。
セラの言っていた女性とは、おそらくこの人物だろう。
ドラゴンに混ざっていたセラとは別の魔力、それがこの女性から感じられる。
「……誤魔化しても無駄なようですね。その眼は全てを見透かしているようですから。」
「あら、あっさり認めるのね。」
「ええ。無駄なことはしない主義なのですよ。それに知られたところで、問題はありません。貴女様と直接話ができただけでも、我々にとっては収穫ですもの。」
「……私達から逃げられるとでも?」
「何が何でも逃げさせていただきますよ。ではいずれ、また会いましょう。」
そう言うと、彼女は魔物を置き土産に、完全に気配を消して何処かへと言ってしまった。
念の為に、私は《魔法使用不可》の結界を張っていたが、彼女はその結界の範囲外に出て、《瞬間転移》を使用した様子。
さらに彼女を閉じ込める為の結界も、容易に割られてしまっていた。
「……手練というレベルではないほどの危険な存在を、逃がしてしまったわ…。」
「あれは拘束のしようがない。俺が剣を抜いても、防がれるどころか反撃、或いは俺が死んでいただろう。」
「…そうよね……。上には上がいるものよね…。」
『クリエイトルイン』は、私が考えていた以上に危険な相手のようだ。
私かミアスとの1対1ならば、こちらが彼女に負けていただろう。
あれほどの強さで幹部クラスということは、組織を取り仕切る頭やその他の幹部はさらに強い可能性も出てくる。
事が起きる前に、出来る限りのことはやっておくべきだろう。
「とりあえず、レイの元へ行くわよ。その後は陛下にも報告するわ。」
「了解。」
私とミアスはギルド本部、グランドマスターの部屋の前へと転移した。
「リアラとミアスよ。ファル、中に入ってもいいかしら。」
「どうぞ。」
室内へ入ると、レイが足を組んで座っていた。
『厄介事か』と言わんばかりの表情だ。
しかしそうも言っていられない内容が故に、大人しく聞いてもらおう。
「それで?急に来るということは、何か非常事態が起きたか、すぐにでも知らせるべき重要なことがあるんだろう?朝には何も言ってなかったんだからな。」
「ええ。数分前というか本当につい先程だけれど、セラに魔法をかけたであろう女性に会ったわ。」
「そうか……って、はぁ!?会っただと!?それで、会話はしたのか?!!」
レイはいつになく驚き慌てている様子だ。
少し怒っているようにも見える。
正直言って面白いが、本人にとってはそれどころではないのだろう。
私とて、彼女を実際に見て『脅威』だと感じた。
『クリエイトルイン』という組織は予想より巨大かつ、彼女程の強者が複数人いると考えるべきだ。
私達にとって文字通りの『脅威』であり、知識や理性を持つだけでも、魔物などより遥かに危険な存在である。
「レイ、一先ず落ち着いて。そんな様子では、話したい事も話せないわよ。」
「…っと、すまない……。セラを利用した連中だ。つい取り乱してしまった。」
「長生きしていても、そういうところはあるのね。」
「当たり前だろう。どれだけ長生きしようと、どれだけ強かろうと、大切な人やものを傷付けられる痛みは、耐え難いものさ。2人ならその気持ちが分かるだろう。」
「…そうね。」
「…ああ。」
私にとってはミアス、ミアスにとって私が、傷付けられると怒りに満ちてしまう対象だ。
きっと私は、ミアスに何かあれば理性を失ってしまうだろう。
しかし怒りに飲まれないよう、気を付けなければならない。
それこそが、力を持つ者として最低限必要なことであると思っている。
「さて、アタシは落ち着いた。リアラ、先程会ったという女性について、話してくれるか。」
「ええ。」
私は『クリエイトルイン』の一人であると認めた女性について、包み隠さずレイに話した。
レイは初めこそ驚いていたが、次第に険しい表情へと変わっていった。
私が危険視するほどの存在であるが故に、彼女も事の重大さと深刻さが理解出来た様子。
「アタシが想像していたより、厄介な相手のようだな…。」
「ええ。たとえ彼らが動いても、私やミアス、そしてレイが居ればなんとかなると考えていたけれど、甘い考えだったわ。本気で対策をしておかないと、取り返しのつかない事態になりかねない。」
「同意見だ。明日行う予定のヴィライユとの情報交換の際に、リアラとミアスも同席してくれないか?2人はこちら側の戦力の中でも、要に位置するからな。」
「分かったわ。」
そうして、翌日には『クリエイトルイン』に対する主な対策が話し合われた。
国王ヴィライユは暗部が集めた情報を共有し、レイと私も知りうる限りの情報を共有する。
暗部の集めた情報の中には、『近日中に事を起こす噂有り』という様な内容のものがあった。
時間の猶予は少ないだろうと知らされたのだ──
だがその不気味さと異様なまでに小さい魔力に、私とミアスは警戒態勢を取った。
魔眼でその人物を見ると、やはり膨大な魔力を隠しているのだと分かった。
「知り合いと会った帰りに、貴女様が目の前に現れるとは…。」
私達が警戒していると気付いているはずだが、特に焦る様子もなく堂々としている。
まるで攻撃されても何も問題が無いと言うかのように、その立ち居振る舞いは堂々としていた。
「……あなたは誰かしら。」
「…ふふっ。そう警戒なさらないでください。私に敵対する意思はありませんよ。今はね。」
「『今は』……ねぇ。なら危険分子であることに変わりはないわね。私には、あなたの隠している魔力が見えているのよ。」
私は彼女を拘束すべく、魔法を放とうと手をかざす。
彼女は魔力量を偽っているだけでなく、魔力の質まで変えていた。
それが意味するのは、相当の実力者であるという事と、魔力の質を変えなければならない理由があるという事…。
隣に居るミアスも、鞘に入れた状態の剣を握り、何時でも攻撃出来る体勢を取っていた。
「それはそれは…。ですが私とて、貴女様に勝てるなどという傲った考えは持ち合わせていませんよ。それにお隣の側近様も、相当な実力者…。2対1では分が悪過ぎますから。なのでここで荒事は起こしたくないのです。」
「だから『見逃せ』とでも言うの?」
「その通りです。そもそも何故会ったばかりの私に対して、警戒なさるのですか?真の実力を隠すのはよくあること。それが冒険者であれば尚更です。貴女様とて、他人のことは言えないでしょう?」
「……それとこれとは別の話よ。率直に訊くけれど、あなたは『クリエイトルイン』の一人なのでしょう?それもおそらく幹部クラスの…。」
私は思っていたことを包み隠さず、端的に訊いた。
彼女を見た瞬間に何となく勘で察しただけだが、会話をする毎にそれは確証へと変わっていったからだ。
セラの言っていた女性とは、おそらくこの人物だろう。
ドラゴンに混ざっていたセラとは別の魔力、それがこの女性から感じられる。
「……誤魔化しても無駄なようですね。その眼は全てを見透かしているようですから。」
「あら、あっさり認めるのね。」
「ええ。無駄なことはしない主義なのですよ。それに知られたところで、問題はありません。貴女様と直接話ができただけでも、我々にとっては収穫ですもの。」
「……私達から逃げられるとでも?」
「何が何でも逃げさせていただきますよ。ではいずれ、また会いましょう。」
そう言うと、彼女は魔物を置き土産に、完全に気配を消して何処かへと言ってしまった。
念の為に、私は《魔法使用不可》の結界を張っていたが、彼女はその結界の範囲外に出て、《瞬間転移》を使用した様子。
さらに彼女を閉じ込める為の結界も、容易に割られてしまっていた。
「……手練というレベルではないほどの危険な存在を、逃がしてしまったわ…。」
「あれは拘束のしようがない。俺が剣を抜いても、防がれるどころか反撃、或いは俺が死んでいただろう。」
「…そうよね……。上には上がいるものよね…。」
『クリエイトルイン』は、私が考えていた以上に危険な相手のようだ。
私かミアスとの1対1ならば、こちらが彼女に負けていただろう。
あれほどの強さで幹部クラスということは、組織を取り仕切る頭やその他の幹部はさらに強い可能性も出てくる。
事が起きる前に、出来る限りのことはやっておくべきだろう。
「とりあえず、レイの元へ行くわよ。その後は陛下にも報告するわ。」
「了解。」
私とミアスはギルド本部、グランドマスターの部屋の前へと転移した。
「リアラとミアスよ。ファル、中に入ってもいいかしら。」
「どうぞ。」
室内へ入ると、レイが足を組んで座っていた。
『厄介事か』と言わんばかりの表情だ。
しかしそうも言っていられない内容が故に、大人しく聞いてもらおう。
「それで?急に来るということは、何か非常事態が起きたか、すぐにでも知らせるべき重要なことがあるんだろう?朝には何も言ってなかったんだからな。」
「ええ。数分前というか本当につい先程だけれど、セラに魔法をかけたであろう女性に会ったわ。」
「そうか……って、はぁ!?会っただと!?それで、会話はしたのか?!!」
レイはいつになく驚き慌てている様子だ。
少し怒っているようにも見える。
正直言って面白いが、本人にとってはそれどころではないのだろう。
私とて、彼女を実際に見て『脅威』だと感じた。
『クリエイトルイン』という組織は予想より巨大かつ、彼女程の強者が複数人いると考えるべきだ。
私達にとって文字通りの『脅威』であり、知識や理性を持つだけでも、魔物などより遥かに危険な存在である。
「レイ、一先ず落ち着いて。そんな様子では、話したい事も話せないわよ。」
「…っと、すまない……。セラを利用した連中だ。つい取り乱してしまった。」
「長生きしていても、そういうところはあるのね。」
「当たり前だろう。どれだけ長生きしようと、どれだけ強かろうと、大切な人やものを傷付けられる痛みは、耐え難いものさ。2人ならその気持ちが分かるだろう。」
「…そうね。」
「…ああ。」
私にとってはミアス、ミアスにとって私が、傷付けられると怒りに満ちてしまう対象だ。
きっと私は、ミアスに何かあれば理性を失ってしまうだろう。
しかし怒りに飲まれないよう、気を付けなければならない。
それこそが、力を持つ者として最低限必要なことであると思っている。
「さて、アタシは落ち着いた。リアラ、先程会ったという女性について、話してくれるか。」
「ええ。」
私は『クリエイトルイン』の一人であると認めた女性について、包み隠さずレイに話した。
レイは初めこそ驚いていたが、次第に険しい表情へと変わっていった。
私が危険視するほどの存在であるが故に、彼女も事の重大さと深刻さが理解出来た様子。
「アタシが想像していたより、厄介な相手のようだな…。」
「ええ。たとえ彼らが動いても、私やミアス、そしてレイが居ればなんとかなると考えていたけれど、甘い考えだったわ。本気で対策をしておかないと、取り返しのつかない事態になりかねない。」
「同意見だ。明日行う予定のヴィライユとの情報交換の際に、リアラとミアスも同席してくれないか?2人はこちら側の戦力の中でも、要に位置するからな。」
「分かったわ。」
そうして、翌日には『クリエイトルイン』に対する主な対策が話し合われた。
国王ヴィライユは暗部が集めた情報を共有し、レイと私も知りうる限りの情報を共有する。
暗部の集めた情報の中には、『近日中に事を起こす噂有り』という様な内容のものがあった。
時間の猶予は少ないだろうと知らされたのだ──
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