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3章 異魔眼と瞬滅
第43話 二つ名……?
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『禁忌術者』を倒してから、数日が経った。
私は今、禁忌書庫に居る。
先日、陛下から立ち入り許可を出してもらったので、私が出入りしても問題は無くなった。
(こそこそしなくて良いから、罪悪感も何もないわね。)
そうして、禁忌書庫で書物を読み漁っていると、衛兵が私を呼んだ。
「リアラ王女殿下、お時間にございます。」
「分かったわ。」
午後3時前に来るよう、頼んでおいたのだ。
私は書庫を出て、ミアスと合流する。
「リアラ殿下、こちらへ。」
ミアスがそう言い、先導する。
向かっている先は、どうやら王室のようだ。
「そう言えば、聞きましたか?とある噂を。」
「全く言っている意味が分からないのだけれど?」
「最近、先日起きた禁忌術者による魔物大量発生の件で、命を救ってくれた謎の男女がいる……と。」
「私達の事ね。」
「ええ。そして皆さんはこの2人を、『異魔眼』と『瞬滅』、そう呼んでいるそうです。」
「ファイレアイ……デスアル…?」
「『ファイレ』は異なることを意味し、『デス』は死、『デスアル』で瞬間に滅するという意味になります。」
「私達以外、居ないわね。」
「はい。その通りです。」
知らず知らずの内に、二つ名がついていたようだ。
公認では無いようだが。
「今日陛下から呼び出しを受けたのは……。」
「ええ、この件でしょうね。」
少し面倒な事になりそうな気がしたのだった。
私は今、禁忌書庫に居る。
先日、陛下から立ち入り許可を出してもらったので、私が出入りしても問題は無くなった。
(こそこそしなくて良いから、罪悪感も何もないわね。)
そうして、禁忌書庫で書物を読み漁っていると、衛兵が私を呼んだ。
「リアラ王女殿下、お時間にございます。」
「分かったわ。」
午後3時前に来るよう、頼んでおいたのだ。
私は書庫を出て、ミアスと合流する。
「リアラ殿下、こちらへ。」
ミアスがそう言い、先導する。
向かっている先は、どうやら王室のようだ。
「そう言えば、聞きましたか?とある噂を。」
「全く言っている意味が分からないのだけれど?」
「最近、先日起きた禁忌術者による魔物大量発生の件で、命を救ってくれた謎の男女がいる……と。」
「私達の事ね。」
「ええ。そして皆さんはこの2人を、『異魔眼』と『瞬滅』、そう呼んでいるそうです。」
「ファイレアイ……デスアル…?」
「『ファイレ』は異なることを意味し、『デス』は死、『デスアル』で瞬間に滅するという意味になります。」
「私達以外、居ないわね。」
「はい。その通りです。」
知らず知らずの内に、二つ名がついていたようだ。
公認では無いようだが。
「今日陛下から呼び出しを受けたのは……。」
「ええ、この件でしょうね。」
少し面倒な事になりそうな気がしたのだった。
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