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3章 異魔眼と瞬滅
第41話 決着
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「はぁ…はぁ…はぁ……。」
「ふぅ……。」
暫く戦闘が続いた。
戦闘の最中、生命探知に反応があった。
「そろそろ、本気で行かせてもらうわ。」
「笑止。今までは本気でなかったと仰るのですか?!」
「当たり前よ。さて……(パチッ)」
指を鳴らすと、ザージュの動きが鈍る。
「なっ…!何をしたのです!?」
「さぁ?教えたら解除の魔法をかけられるもの。教える訳ないわ。」
「くっ!」
私がかけたのは、《麻痺毒》。
その名の通り、相手を麻痺させる魔法だ。
ザージュが反応出来なかったのは、無詠唱で発動させたからだ。
無詠唱魔法が扱えたとして、魔法発動には、最低でもその魔法の名前を呼ぶ必要があるとされている。
「指を……鳴らすだけで魔法を…?答えろ!」
「貴方がそれを知る必要はないわ。それに、それだけ隙を作れば……ね?」
「何っ!?」
その瞬間、ザージュの首は宙を舞っていた。
目の前でその瞬間を見た私は、気分が少し悪くなる。
(覚悟していたとは言え、やはり生で見るのは酷ね…。)
そして暗部の者が声をかけてくる。
「リアラ王女殿下。ご助力、感謝致します。そして、このような事を任せてしまい、誠に申し訳ございません。奴を早くに始末出来ていなかった、私どもの失態です……どうかお許しを。」
「暗部の方々を責めるつもりはありません。現に、彼はかなり強かった……。それと1つお頼みしても?」
「…後始末ですね。」
「話が早くて助かりますね。お任せしても良いかしら?」
「はっ、お任せ下さい。奴らの仲間ごと、我々で処理致します。今回の首謀者も確保済みです。」
「ありがとう。私は陛下の所にいます。」
「畏まりました。では後ほど。」
「ええ。」
そうして、私は国王ヴィライユの下へ《瞬間移動》するのだった。
「ふぅ……。」
暫く戦闘が続いた。
戦闘の最中、生命探知に反応があった。
「そろそろ、本気で行かせてもらうわ。」
「笑止。今までは本気でなかったと仰るのですか?!」
「当たり前よ。さて……(パチッ)」
指を鳴らすと、ザージュの動きが鈍る。
「なっ…!何をしたのです!?」
「さぁ?教えたら解除の魔法をかけられるもの。教える訳ないわ。」
「くっ!」
私がかけたのは、《麻痺毒》。
その名の通り、相手を麻痺させる魔法だ。
ザージュが反応出来なかったのは、無詠唱で発動させたからだ。
無詠唱魔法が扱えたとして、魔法発動には、最低でもその魔法の名前を呼ぶ必要があるとされている。
「指を……鳴らすだけで魔法を…?答えろ!」
「貴方がそれを知る必要はないわ。それに、それだけ隙を作れば……ね?」
「何っ!?」
その瞬間、ザージュの首は宙を舞っていた。
目の前でその瞬間を見た私は、気分が少し悪くなる。
(覚悟していたとは言え、やはり生で見るのは酷ね…。)
そして暗部の者が声をかけてくる。
「リアラ王女殿下。ご助力、感謝致します。そして、このような事を任せてしまい、誠に申し訳ございません。奴を早くに始末出来ていなかった、私どもの失態です……どうかお許しを。」
「暗部の方々を責めるつもりはありません。現に、彼はかなり強かった……。それと1つお頼みしても?」
「…後始末ですね。」
「話が早くて助かりますね。お任せしても良いかしら?」
「はっ、お任せ下さい。奴らの仲間ごと、我々で処理致します。今回の首謀者も確保済みです。」
「ありがとう。私は陛下の所にいます。」
「畏まりました。では後ほど。」
「ええ。」
そうして、私は国王ヴィライユの下へ《瞬間移動》するのだった。
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