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3章 異魔眼と瞬滅
第40話 決戦
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「貴方を捕える事はしないわ!その代わり、分かっているでしょうね!?」
「フフフ、分かってはいますが、それを貴女が成してもよろしいので?」
そうして、私と『禁忌術者』、デッド・ザージュの戦いが始まった。
(そう、私が殺めるのは良くない。それは最悪の手段。なら、1番の手練を呼ぶまで。)
暗部を呼ぶ事を決意する。
彼らが来るまで、時間を稼ぐしかない。
「確かに良くないわ……っね!」
『炎槍』を大量に放つ。
それに対抗し、ザージュは『氷槍』をピンポイントに当てる。
(あの数を、正確に!?)
少し焦った。
それだけの実力者だという証明になるからだ。
「私への……勝算でもあるのです?!」
「さぁ…ね!それを教える義理はないわ!」
私はこっそりと魔法を構築する。
暗部の団長とも言える人に、連絡をする用だ。
(『連絡蝶』よ、応援を要請すると伝えなさい。)
不可視化された蝶が、暗部の元へと飛んで行く。
限界まで不可視化を強くかけておいたのだが、
「おっと、危ない。暗部からの応援が来るところでした。」
「くっ!」
ザージュに『連絡蝶』が見つかり、消滅させられてしまった。
「暗部が来て、1対複数人となれば厄介ですねぇ。」
「気付かれるとはね。」
「あれで隠していたつもりですか?笑えますね。」
「応援を要請せずとも、貴方を倒せば良いだけだわ。」
「自信に満ちていますねぇ!ですが……。」
「っ!その魔法は!」
「ええ、貴女が思い描いている魔法で正解ですよ。禁忌魔法『魔物化』です。」
「自分にかけるつもり!?」
「いえいえ、そんな事はしませんよ。自分の身が第一ですから。ですが……ねぇ?」
私に魔法をかけるつもりだ。
恐らくだが、ザージュは自身に『魔物化』をかけたとしても、理性が残る確率が高いだろう。
ずっと禁忌魔法を研究していたのだから。
しかし自分にかけないのは、それほど追い詰められていないということ。
「貴方を殺すのは惜しい。ですので、魔物と化し私の手駒となって下さい!」
「私に『魔物化』をっ!そんな事……させるわけないでしょ!」
その瞬間、構築していた『魔物化』の魔法陣が割れ、消えていった。
「ほう……魔眼ですか。魔力に直接影響するようですが…。目から潰した方が良いみたいですね!」
「そう簡単に出来るかしらね!」
ザージュが魔法を構築しては、それを私が魔法具体である右目、『魔刃眼』で発動前に消滅させていく──
「フフフ、分かってはいますが、それを貴女が成してもよろしいので?」
そうして、私と『禁忌術者』、デッド・ザージュの戦いが始まった。
(そう、私が殺めるのは良くない。それは最悪の手段。なら、1番の手練を呼ぶまで。)
暗部を呼ぶ事を決意する。
彼らが来るまで、時間を稼ぐしかない。
「確かに良くないわ……っね!」
『炎槍』を大量に放つ。
それに対抗し、ザージュは『氷槍』をピンポイントに当てる。
(あの数を、正確に!?)
少し焦った。
それだけの実力者だという証明になるからだ。
「私への……勝算でもあるのです?!」
「さぁ…ね!それを教える義理はないわ!」
私はこっそりと魔法を構築する。
暗部の団長とも言える人に、連絡をする用だ。
(『連絡蝶』よ、応援を要請すると伝えなさい。)
不可視化された蝶が、暗部の元へと飛んで行く。
限界まで不可視化を強くかけておいたのだが、
「おっと、危ない。暗部からの応援が来るところでした。」
「くっ!」
ザージュに『連絡蝶』が見つかり、消滅させられてしまった。
「暗部が来て、1対複数人となれば厄介ですねぇ。」
「気付かれるとはね。」
「あれで隠していたつもりですか?笑えますね。」
「応援を要請せずとも、貴方を倒せば良いだけだわ。」
「自信に満ちていますねぇ!ですが……。」
「っ!その魔法は!」
「ええ、貴女が思い描いている魔法で正解ですよ。禁忌魔法『魔物化』です。」
「自分にかけるつもり!?」
「いえいえ、そんな事はしませんよ。自分の身が第一ですから。ですが……ねぇ?」
私に魔法をかけるつもりだ。
恐らくだが、ザージュは自身に『魔物化』をかけたとしても、理性が残る確率が高いだろう。
ずっと禁忌魔法を研究していたのだから。
しかし自分にかけないのは、それほど追い詰められていないということ。
「貴方を殺すのは惜しい。ですので、魔物と化し私の手駒となって下さい!」
「私に『魔物化』をっ!そんな事……させるわけないでしょ!」
その瞬間、構築していた『魔物化』の魔法陣が割れ、消えていった。
「ほう……魔眼ですか。魔力に直接影響するようですが…。目から潰した方が良いみたいですね!」
「そう簡単に出来るかしらね!」
ザージュが魔法を構築しては、それを私が魔法具体である右目、『魔刃眼』で発動前に消滅させていく──
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