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3章 異魔眼と瞬滅
第21話 秘書、実は…
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※レアル視点
今日からバジュスの休暇が始まる──
私はバジュスの秘書、レアル。
いつも秘書として、沢山の仕事をこなしている。
そして、仕事と同時にしている事がある。
──『調査』だ。
私はバジュスの裏の顔を知ってしまった。
この国の為、陛下の為に彼の事を調べている。
そして、陛下から1週間の休暇を頂いたと聞いた。
これほど好都合な事はないと思った。
最近屋敷を動き回る影がある。
私は魔法が得意なので、例え姿を隠そうと、そこに居るという事は分かるの。
そして、その正体を陛下から聞かされた。
第三王女『リアラ・フィールア』様。
まさか王女様だとは思っていなかった。
まだ齢7歳の子供が、バジュスの事を調べているとは。
陛下から聞くまで、想像もしていなかった。
先日、陛下から王室に来るようにとの呼び出しを受け、話をした。
「君はトゥルーリズ侯の秘書でありながら、彼の事を調べているようだな。」
「!!」
「責める気はない。寧ろ、今まで調べた事、これから調べた事を報告してはくれないか?」
「それは構いませんが…何故でしょうか?バジュス様は優秀なお方です。」
「本当にそう思っているのかい?確かに彼は優秀だが、裏がある。それを知ったから、君も調査していたのではないのかい?」
「……。」
そして、現状についても話された。
「明日からルドゥーリズ侯に1週間の休暇を与える。その間、君にも調査の協力をしてもらいたい。」
「承知しました。」
「うむ。ルドゥーリズ侯の件は、リアラに一任している。何をすればいいかも、あの子に聞くといい。」
「……どういう事でしょうか?失礼ながら、リアラ王女殿下はまだ子供の身。今回のような事はまだ早いのではないでしょうか。」
「君の気持ちは分かる。だが、ルドゥーリズ侯に裏があると見破ったのはリアラだ。あの子はとても賢い。恐らく、この私よりもな。」
「そうですか…。失礼致しました。ではリアラ様の指示に従い、協力させていただきます。」
「ああ。よろしく頼む。」
「はっ。失礼致します。」
というような会話があり、リアラ様に協力することになっているの。
だからこそ、リアラ様が屋敷へ侵入してきても、バジュスには何も伝えなかった。
バジュスの悪事が暴かれる時は、そう遠くない未来だと私は思っている──
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そして、陛下から1週間の休暇を頂いたと聞いた。
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最近屋敷を動き回る影がある。
私は魔法が得意なので、例え姿を隠そうと、そこに居るという事は分かるの。
そして、その正体を陛下から聞かされた。
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先日、陛下から王室に来るようにとの呼び出しを受け、話をした。
「君はトゥルーリズ侯の秘書でありながら、彼の事を調べているようだな。」
「!!」
「責める気はない。寧ろ、今まで調べた事、これから調べた事を報告してはくれないか?」
「それは構いませんが…何故でしょうか?バジュス様は優秀なお方です。」
「本当にそう思っているのかい?確かに彼は優秀だが、裏がある。それを知ったから、君も調査していたのではないのかい?」
「……。」
そして、現状についても話された。
「明日からルドゥーリズ侯に1週間の休暇を与える。その間、君にも調査の協力をしてもらいたい。」
「承知しました。」
「うむ。ルドゥーリズ侯の件は、リアラに一任している。何をすればいいかも、あの子に聞くといい。」
「……どういう事でしょうか?失礼ながら、リアラ王女殿下はまだ子供の身。今回のような事はまだ早いのではないでしょうか。」
「君の気持ちは分かる。だが、ルドゥーリズ侯に裏があると見破ったのはリアラだ。あの子はとても賢い。恐らく、この私よりもな。」
「そうですか…。失礼致しました。ではリアラ様の指示に従い、協力させていただきます。」
「ああ。よろしく頼む。」
「はっ。失礼致します。」
というような会話があり、リアラ様に協力することになっているの。
だからこそ、リアラ様が屋敷へ侵入してきても、バジュスには何も伝えなかった。
バジュスの悪事が暴かれる時は、そう遠くない未来だと私は思っている──
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