転生魔法伝記〜魔法を極めたいと思いますが、それを邪魔する者は排除しておきます〜

2章 王と陰謀

第9話 魔法発動

計画実行の数分前。
レヴィーアは、王城近くの倉庫に居た。
その場所には魔法陣が描かれ、今にも儀式をするといった雰囲気だ。



「さて、待ちに待ったこの日が来た。皆、もうすぐ時間だけど、準備は良いかい？」

「「「はい。」」」



総勢50人程の魔導師や剣士が、その場に揃っていた。
レヴィーアの声掛けに、その全員が嬉嬉として返事をした。

そして、儀式の呪文詠唱が始まるのだった──



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レヴィーアが倉庫にて計画を進めている頃、私とミアスはすぐ近くで待機していた。



「魔力反応を感知次第、突撃するわよ。」

「了解。お前が魔物共と王子の相手をして、俺が周りの奴らを抑えておけばいいんだったよな。」

「ええ。頼りにしているわ、ミアス。」

「お互い様だろう？」



そうやり取りをし、2人は時を待つのだった。



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「召喚魔法──魔の大軍デモンズアーミーッッ！」



その瞬間、巨大な地響きと共に、大量の魔物が召喚された。
その魔物達は、倉庫を破り、街へと解き放たれた。



「5分ほど待ってから、動くとしよう。」



レヴィーアがそう言った瞬間、膨大な魔力を感じ視線を向けると、そこにはリアラが居た。



「創作オリジナル魔法──魔殲滅の光弓シャイニング・アロー」



その瞬間、魔物達が消滅していくのだった──