3 / 4
相談
しおりを挟む
その日、掃除の時間の前に彼が僕のもとにかけてきて
「なぁなぁ~今日も放課後いつもの部屋居てるん?俺も行ってえぇ⁇」
なんていつもの高めなテンションで聞いてくるもので、友人を連れて騒ぎに来るものだと思っていた。
だから
「まぁ…えぇんやけど…図書館で騒がんでもらっていいですかねぇ?」
と、ふざけて返して掃除に向かった。
放課後、僕は当然のように彼等が騒ぎに来るのだろうと待っていた。
突然されたノックはあまりに静かすぎて、彼だと思わずにドアを開け驚いた。
165㎝のただでさえ小さい彼がカバンを抱えてさらに小さくなって佇んでいた。
「なんやびっくりしたわ、一人で来はったん?」
「なんでぇ、一人できたら…あかんのかい…」
「いや、あかんことはないけど…とりあえず入りぃ」
教室で話した時より圧倒的に覇気のない彼を部屋に入れて座らせた。
「飲み物何がいい?…緑茶とほうじ茶と…紅茶と…」
「お茶ばっかりやん、っはは…ふざけんなやぁ~」
やっと笑ってくれた。普段騒がしい彼がおとなしいと調子が狂う。
「冗談やて…炭酸でいい?」
僕は相当この部屋を私物化していた。
謎に小さい冷蔵庫と電気ケトルがあったので勝手に使わせてもらっていたのだ。
「ほんまになんで?図書委員だけ待遇良すぎん?ずるいんやけど…あっ、お菓子頂戴」
早速いつもの調子に戻ったところ悪いとは思ったが、僕は話を切り出した。
「で、今日は何しに来たん?ただ遊びに来たんとちゃうやろ…」
「なぁなぁ~今日も放課後いつもの部屋居てるん?俺も行ってえぇ⁇」
なんていつもの高めなテンションで聞いてくるもので、友人を連れて騒ぎに来るものだと思っていた。
だから
「まぁ…えぇんやけど…図書館で騒がんでもらっていいですかねぇ?」
と、ふざけて返して掃除に向かった。
放課後、僕は当然のように彼等が騒ぎに来るのだろうと待っていた。
突然されたノックはあまりに静かすぎて、彼だと思わずにドアを開け驚いた。
165㎝のただでさえ小さい彼がカバンを抱えてさらに小さくなって佇んでいた。
「なんやびっくりしたわ、一人で来はったん?」
「なんでぇ、一人できたら…あかんのかい…」
「いや、あかんことはないけど…とりあえず入りぃ」
教室で話した時より圧倒的に覇気のない彼を部屋に入れて座らせた。
「飲み物何がいい?…緑茶とほうじ茶と…紅茶と…」
「お茶ばっかりやん、っはは…ふざけんなやぁ~」
やっと笑ってくれた。普段騒がしい彼がおとなしいと調子が狂う。
「冗談やて…炭酸でいい?」
僕は相当この部屋を私物化していた。
謎に小さい冷蔵庫と電気ケトルがあったので勝手に使わせてもらっていたのだ。
「ほんまになんで?図書委員だけ待遇良すぎん?ずるいんやけど…あっ、お菓子頂戴」
早速いつもの調子に戻ったところ悪いとは思ったが、僕は話を切り出した。
「で、今日は何しに来たん?ただ遊びに来たんとちゃうやろ…」
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
小スカ短編集(没作品供養)
青宮あんず
BL
小スカ小説の没にしたものを公開していきます。
設定を変えて別のシリーズとして公開したり、他で公開するのをやめたものなど。
BL多め、稀に登場人物一人の場合がある可能性あり。
保育士だっておしっこするもん!
こじらせた処女
BL
男性保育士さんが漏らしている話。ただただ頭悪い小説です。
保育士の道に進み、とある保育園に勤めている尾北和樹は、新人で戸惑いながらも、やりがいを感じながら仕事をこなしていた。
しかし、男性保育士というものはまだまだ珍しく浸透していない。それでも和樹が通う園にはもう一人、男性保育士がいた。名前は多田木遼、2つ年上。
園児と一緒に用を足すな。ある日の朝礼で受けた注意は、尾北和樹に向けられたものだった。他の女性職員の前で言われて顔を真っ赤にする和樹に、気にしないように、と多田木はいうが、保護者からのクレームだ。信用問題に関わり、同性職員の多田木にも迷惑をかけてしまう、そう思い、その日から3階の隅にある職員トイレを使うようになった。
しかし、尾北は一日中トイレに行かなくても平気な多田木とは違い、3時間に一回行かないと限界を迎えてしまう体質。加えて激務だ。園児と一緒に済ませるから、今までなんとかやってこれたのだ。それからというものの、限界ギリギリで間に合う、なんて危ない状況が何度か見受けられた。
ある日の紅葉が色づく頃、事件は起こる。その日は何かとタイミングが掴めなくて、いつもよりさらに忙しかった。やっとトイレにいける、そう思ったところで、前を押さえた幼児に捕まってしまい…?
性的イジメ
ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。
作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。
全二話 毎週日曜日正午にUPされます。
頻尿が恥ずかしい成人男性
こじらせた処女
BL
チカサ(23)はおしっこが人より近いことがコンプレックスである。そのため栄養ドリンクなんてもってのほか、カフェインでさえも絶対に飲まないという徹底ぶりでトイレの回数を控えていた。そんな中、同じ部署のニシキ先輩と一緒に外回りに行くこととなる。緊張も相まってチカサはいつもよりトイレが近くなってしまい、何度もトイレと言うのが恥ずかしくなってしまい…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる