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閑話 上の妹2(カルマリン視点)
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王宮内で行われるパーティーで、ひと段落ついた頃。
ステラの姿を探そうとするが、姿が見えないのに気づいた。
こういう時に無意識に家族の位置を把握しようとしてしまう。
何かあった時にすぐに対応できるように、と周囲に目を配る訓練をさせられているせいもあるが、自分より歳若いマリアンヌとステラはどうしてもどこかで守らなければならないと思っている節もある。
「ステラとスピネルは?」
たまたま傍にいたマリアンヌに声をかける。
「お姉さまなら、スピネル様と一緒に大広間を出ていかれました」
パートナーであるはずのスピネルもいなくなっているのに言われて気づくが、マリアンヌはなんでもないようにそんな答え方をする。それで、こちらも、あぁ、と頷くにとどめた。
いつからだろう。ステラとスピネルは、パーティのさなかにも雲隠れすることを繰り返すようになった。
最初の方は不安に思って探し回ってもいたが、そのうちこちらも慣れて騒ぐことをしなくなった。
どうせ侍従や侍女はついているだろうから、と。
そして、家族のような信頼を、スピネルにもするようになっていた。
二人きりで何をしているのだろうとしても、ステラを知っている人達は「どうせ本でも読んでいるんだろう」と思っているし、何も知らない人は「仲の良い婚約者同士で、二人で愛を語り合っているのだわ」と邪推をしていたのだろう。
もちろん自分は前者で、頃合いを見て、二人を呼び戻す役割をいつしか受け持つことが多くなっていた。
こういう時、二人がいる場所は大体決まっている。それはスピネルがあえてそうさせているに違いない。
一国の王女が、本当の意味で警護できないような場所に引きこもることはできないから。
人目がつかないけれど、決して完全に目を離すようではないという場所に、意図的にステラを連れ込んでいるようだった。
狭く人目を憚るようなところに暗いランプを持ち込み、そんな中で常に字が細かい本に目を落としているのはステラで、スピネルはその時々でしていることが違っていただろうか。
何かを考えこんでいたり、ステラの様子をその薄い青い瞳で無表情に見ていたり、彼は彼で本をめくっていたり。
俺が近づいて戻るよう告げると、二人は迎えが来たと言わんばかりに立ち上がり、そしてパーティーに戻っていく。
ステラをパーティーに戻し、自分もそろそろ引き上げるかと帰り支度をしようとするスピネルに近づいた。
「スピネル」
「はい?」
「ステラをありがとな」
「?」
もともと、俺とスピネルは同い年だとしてもそれほど親しい存在ではなかった。
スピネルは将来的に、俺を支えてこの国の中心に入る存在ではあるだろうけれど、なんでもできて涼しい顔をしているスピネルの性格はよそよそしく思えて、好ましく思えずにいて、正直、苦手だった。
しかし、スピネルがステラの婚約者になった後は、そんな感覚が薄れていった。
スピネルがステラの傍にいる時の顔を知ったからだろう。
「礼には及びません」
スピネルからしたら、俺のお礼なんていらなかっただろうし、なによりお礼を言われる意味がわからなかっただろう。
きっと妹のお守りをしてくれてありがとうと言われたと思ったのかもしれない。
いつもの皮肉そうな笑顔を浮かべて、うなずくだけの友人に俺は勝手に微笑んだ。
スピネルはあまり感情を表に出さない。
しかしそんなスピネルも、ステラの傍にいると、スピネルの呼吸が落ち着いているように思える。
それを見ると、相性というものがこの世にあって、言わなくてもわかる存在ってあるんだろうなと感じた。
同じ位置で、同じ目線の高さで、同じ未来を見ることができて。
二人で話しもせずに、勝手なことをしている様は、他の誰もが入り込めない世界を作っているようで、何も言わずに通じ合っているようで。
――そんな二人の様子を見るのを、俺は好きだったんだ。
そんな二人を、どこかで羨ましくも思っていたのだが。
「なんで特士になりたいんだ?」
そう訊いても答えなかったその答えがわかったのは、ステラが合格した日だった。
「スピネルのことが嫌いなのか?」
そう訊いても、ステラは微笑んで答えない。
婚約破棄を言い出した妹に、王宮内が大騒ぎになっていた。しかし、それよりステラの努力を知っているからこそ、彼女が何を考えているのか、そして今まで考えてきたのかも全然わからなかった。
ようやく試験が終わり、これから色々と少女らしいこともしたいのだろうと勝手に思っていた。
ステラとの様子を見ても、スピネルだってステラのことが好きだろうし。スピネルはあんなことを言い出したステラをどう思っているのだろうか。
俺がスピネルだったら怒る。
どういうつもりだ!? と怒鳴ってしまうかもしれない。
しかし俺はスピネルではないし、王女に公爵令息が怒りを露わにするようなこともできないと、スピネルはこらえてしまうかもしれないが……。いや、それはあいつの性格上ないか。
もしステラがスピネルのことが嫌いで、こんなことを言い出したとしても、どうにもおかしくて。
王家の婚約は王命でもって決まっている。これはお互いが死ぬとかでない限り、よほどのことでは取り消されることはない。
しかし、スピネルのことが嫌いでどうしても結婚したくないなら、ステラの性格ならもっと早くアクションをしてきていただろう。
王族の血の保護のために公爵家の男子と結婚しなくてはならないにしても、どうしても相手がスピネルでなくてはならないわけではないのだから。
歳がやや離れてはいるが、他にも公爵家はあって、そこに男子は生まれているのだし。
本当に困っているならステラは俺に打ち明けてくれたと思う。いや、そう思いたい。
家族として悩みを打ち明けてほしいと思うから。それは俺の願望。
それでも好きでもない男と婚約したのが嫌だったからって、そんな人生を賭けるような無茶ぶりを計画するくらいなら、暴れて父親を脅迫する方が早いのだし。
俺が思うステラ像と、実際の彼女の行動がちぐはぐに思えてならなくて。
ステラという妹を知る立場からして、スピネルと本気で婚約破棄をしたくての行動ではない、と判断した。
何かわけがある。
そう思うが、いつも何も言わない妹の口を割らせるのも難しくて――成功したこともなくて。
俺は聞き出すことを諦めていた。
ステラの姿を探そうとするが、姿が見えないのに気づいた。
こういう時に無意識に家族の位置を把握しようとしてしまう。
何かあった時にすぐに対応できるように、と周囲に目を配る訓練をさせられているせいもあるが、自分より歳若いマリアンヌとステラはどうしてもどこかで守らなければならないと思っている節もある。
「ステラとスピネルは?」
たまたま傍にいたマリアンヌに声をかける。
「お姉さまなら、スピネル様と一緒に大広間を出ていかれました」
パートナーであるはずのスピネルもいなくなっているのに言われて気づくが、マリアンヌはなんでもないようにそんな答え方をする。それで、こちらも、あぁ、と頷くにとどめた。
いつからだろう。ステラとスピネルは、パーティのさなかにも雲隠れすることを繰り返すようになった。
最初の方は不安に思って探し回ってもいたが、そのうちこちらも慣れて騒ぐことをしなくなった。
どうせ侍従や侍女はついているだろうから、と。
そして、家族のような信頼を、スピネルにもするようになっていた。
二人きりで何をしているのだろうとしても、ステラを知っている人達は「どうせ本でも読んでいるんだろう」と思っているし、何も知らない人は「仲の良い婚約者同士で、二人で愛を語り合っているのだわ」と邪推をしていたのだろう。
もちろん自分は前者で、頃合いを見て、二人を呼び戻す役割をいつしか受け持つことが多くなっていた。
こういう時、二人がいる場所は大体決まっている。それはスピネルがあえてそうさせているに違いない。
一国の王女が、本当の意味で警護できないような場所に引きこもることはできないから。
人目がつかないけれど、決して完全に目を離すようではないという場所に、意図的にステラを連れ込んでいるようだった。
狭く人目を憚るようなところに暗いランプを持ち込み、そんな中で常に字が細かい本に目を落としているのはステラで、スピネルはその時々でしていることが違っていただろうか。
何かを考えこんでいたり、ステラの様子をその薄い青い瞳で無表情に見ていたり、彼は彼で本をめくっていたり。
俺が近づいて戻るよう告げると、二人は迎えが来たと言わんばかりに立ち上がり、そしてパーティーに戻っていく。
ステラをパーティーに戻し、自分もそろそろ引き上げるかと帰り支度をしようとするスピネルに近づいた。
「スピネル」
「はい?」
「ステラをありがとな」
「?」
もともと、俺とスピネルは同い年だとしてもそれほど親しい存在ではなかった。
スピネルは将来的に、俺を支えてこの国の中心に入る存在ではあるだろうけれど、なんでもできて涼しい顔をしているスピネルの性格はよそよそしく思えて、好ましく思えずにいて、正直、苦手だった。
しかし、スピネルがステラの婚約者になった後は、そんな感覚が薄れていった。
スピネルがステラの傍にいる時の顔を知ったからだろう。
「礼には及びません」
スピネルからしたら、俺のお礼なんていらなかっただろうし、なによりお礼を言われる意味がわからなかっただろう。
きっと妹のお守りをしてくれてありがとうと言われたと思ったのかもしれない。
いつもの皮肉そうな笑顔を浮かべて、うなずくだけの友人に俺は勝手に微笑んだ。
スピネルはあまり感情を表に出さない。
しかしそんなスピネルも、ステラの傍にいると、スピネルの呼吸が落ち着いているように思える。
それを見ると、相性というものがこの世にあって、言わなくてもわかる存在ってあるんだろうなと感じた。
同じ位置で、同じ目線の高さで、同じ未来を見ることができて。
二人で話しもせずに、勝手なことをしている様は、他の誰もが入り込めない世界を作っているようで、何も言わずに通じ合っているようで。
――そんな二人の様子を見るのを、俺は好きだったんだ。
そんな二人を、どこかで羨ましくも思っていたのだが。
「なんで特士になりたいんだ?」
そう訊いても答えなかったその答えがわかったのは、ステラが合格した日だった。
「スピネルのことが嫌いなのか?」
そう訊いても、ステラは微笑んで答えない。
婚約破棄を言い出した妹に、王宮内が大騒ぎになっていた。しかし、それよりステラの努力を知っているからこそ、彼女が何を考えているのか、そして今まで考えてきたのかも全然わからなかった。
ようやく試験が終わり、これから色々と少女らしいこともしたいのだろうと勝手に思っていた。
ステラとの様子を見ても、スピネルだってステラのことが好きだろうし。スピネルはあんなことを言い出したステラをどう思っているのだろうか。
俺がスピネルだったら怒る。
どういうつもりだ!? と怒鳴ってしまうかもしれない。
しかし俺はスピネルではないし、王女に公爵令息が怒りを露わにするようなこともできないと、スピネルはこらえてしまうかもしれないが……。いや、それはあいつの性格上ないか。
もしステラがスピネルのことが嫌いで、こんなことを言い出したとしても、どうにもおかしくて。
王家の婚約は王命でもって決まっている。これはお互いが死ぬとかでない限り、よほどのことでは取り消されることはない。
しかし、スピネルのことが嫌いでどうしても結婚したくないなら、ステラの性格ならもっと早くアクションをしてきていただろう。
王族の血の保護のために公爵家の男子と結婚しなくてはならないにしても、どうしても相手がスピネルでなくてはならないわけではないのだから。
歳がやや離れてはいるが、他にも公爵家はあって、そこに男子は生まれているのだし。
本当に困っているならステラは俺に打ち明けてくれたと思う。いや、そう思いたい。
家族として悩みを打ち明けてほしいと思うから。それは俺の願望。
それでも好きでもない男と婚約したのが嫌だったからって、そんな人生を賭けるような無茶ぶりを計画するくらいなら、暴れて父親を脅迫する方が早いのだし。
俺が思うステラ像と、実際の彼女の行動がちぐはぐに思えてならなくて。
ステラという妹を知る立場からして、スピネルと本気で婚約破棄をしたくての行動ではない、と判断した。
何かわけがある。
そう思うが、いつも何も言わない妹の口を割らせるのも難しくて――成功したこともなくて。
俺は聞き出すことを諦めていた。
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