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第50話 モテない理由
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「ケガ、だいぶ良くなっているようでよかった」
「ご心配をおかけしました」
私の顔の傷を、それこそ羽で撫でるかのように、優しく、優しく触れてセユンは確認している。
「それでも、傷は残るかもしれないね」
「化粧で隠せますよ。私は気にしません」
今日は化粧はしていない。まだ傷が完全に癒えていないため、肌によくないからだ。
私はあえて朗らかに笑ってみせた。みんなが私を痛々しそうに見るから、自分は気にしていないとアピールをしないといけないのだ。
二週間近く会っていなかったが、セユンは少し痩せたようだった。
剣を握る凛々しい伯爵の裏の顔が白日の下にさらされたことの嘲笑と非難と、クロエの裏切りと。その両方はさすがに彼に堪えたのだろうか。
「クロエさん……、どうでした?」
私の方へも改めて事情聴取をされたりして、その時に憲兵隊の人からクロエの話を聞いたりもした。
取り調べが進むにつれて、彼女の色々な過去の問題行動が浮き上がってきたらしい。
クロエには習慣的な横領があったり、ブティックの従業員への見えない場所での脅迫やいじめ行為も問題になっていたようだ。
モナード伯爵は自分のものという意識がクロエの根底にあるのを知っていたため、クロエがそのような行動をしていたとしても、ありえるだろうと思ってしまうのが悲しい。
そしてクロエが父親から相続していた爵位権は返上ではなく販売をされていた。これは貴族として重い罪にあたるので、他にも隠れた罪があるのでは、そしてモナード伯爵も一緒になって行っていたり隠匿しているのではと疑われることにもなっているようだ。
セユンは大まかな事情を話してくれたが、疲れたようにため息をついた。
「俺はクロエの気持ちを、わかっていなかった。いや、意図的に気づかないようにしていたのかもしれない。でもどういわれようと、彼女は俺にとって一番身近な存在で家族のようなもので、恋愛対象にならなかった。不幸にしたいわけではなかったのに……」
「セユンさん……」
もしかしたら、それは無意識のうちのセユンの防衛本能だったのかもしれない。
クロエがセユンを愛していたかどうかはともかく、クロエの金銭欲や名誉欲からくるセユンへの執着に対し、セユンが気づかないうちにそれを敬遠していたのかもしれないのだから。
「デザイナーとして、俺の隠れ蓑にクロエを選んだのは、親と夢を同時に我が家のいざこざに巻き込んで失わせてしまった彼女への償いのつもりだったんだ……。彼女が貴族籍を捨てたのも、嫌な思い出から徹底的に逃れたいからなのかと思っていたよ。決して俺が捨てさせたわけではない。……俺はつくづく考えが甘いな」
その言葉に私は黙って頷いた。
クロエはいまだに貴族籍を捨てたのはセユンの指示で、自分の全ての行動はセユンを想うが上だと主張しているらしい。
しかしセユンが隠れ蓑に選ぶのなら、クロエではなく男性を選ぶ方が楽だっただろう。
なんたって事業は男性が中心で動いているのだから。
モナード伯爵家で事情を知っている誰かなんてたくさんいただろうし。
クロエはあんなことを言ってはいたけれど、平民だけが事業を担っているわけではない。父のように事業をしている貴族だっているのだから。
彼女はモナード伯爵である幼馴染から、自分が特別扱いされる理由を求めていただけだ。
「だからクロエにそんな選択をさせた俺が、できる限り償わなければと思ってた。平民として与えられる最高の栄誉と富を彼女が受け取れば、夢を捨てた彼女が慰められると思っていたんだ……」
「じゃあ、その歳でも結婚されなかったのは……クロエさんへの配慮というわけではなかったのですね」
「そんな時間的余裕がなかったのもあったね。あと、どうも俺、女性に嫌われるみたいだし……まぁ、仕方ないよな。見た目もこんなだし厳しすぎると言われるし、怖がられるのも当然だよな」
「……は?」
へこんだ様子のセユンは冗談を言ってるようではなさそうだ。眉を下げ、肩を落として『見合いの申し入れ全滅男に追い打ちかけないでくれ』としょんぼりしている。
「モテない……? サロンではあんなにモテてるのに? リリンさんもそう言ってたじゃないですか」
「あれはまた別だろ。セユンの姿ではいくらでもリッピサービスできるよ。スイッチ切り替わるし」
「いえ、それ以外でもモテると思うんですが。肩書きだけでも」
「でも俺が振られ続けてたのは事実だし、君だっておじさんって俺のこと言ってただろ?」
随分と前のことを掘り返された。それは自分と比べた年齢のことを取り上げていっただけのことだから、実際それはそうなのだが。
いや、それでもあの頃から恰好いいとは思ってたのは事実だ……本人に言わないけど。
ふと彼の言葉が気になった。言葉尻を捕らえるようだけれど、と言い置いて質問をする。
「あの……見合いの申し入れ自体を断られたんですか?」
「うん、適齢期を越えたあたりにやいのやいの言われて、いいかげん結婚相手を探そうみたいな流れになったことがあったんだ。一応打診はしたのだけれど、会う話になる以前にどこからもお断わりの手紙が届いて……あれ、十何通にもなると心折れるぞ。それで結婚を考えることはもう諦めて、養子とって爵位を譲ろうと開き直ったんだ」
市中で聴いていたモナード家の話と全然違う。人気の高い独身貴族で憧れの的だという話なのに。
「それ、ちゃんとお相手に手紙届いていましたか? どこかで握りつぶされていた可能性は……。肩書だけでもモナード家と縁組になりたいという家は多いと思うんですよ。貴族の娘なら家の意思を尊重して会うこともなく断るって考えにくいんですが……」
例えばクロエさんが打診の手紙を送ったふりして断りの手紙を勝手に書いてたとか……、と私が言ったらセユンはその可能性にようやく思い至ったらしい。
「……」
やられた! とがっくりと座ったまま深く身体を前に投げ出して脱力している。
クロエの弊害と妨害はここにもあったようだ。
家臣の中にはおかしいと気づいた人もいたかもしれないが、きっとセユン自身が元々結婚自体に興味を持ってなかったのもあって、強く口出しできなかったのだろう。
「ご心配をおかけしました」
私の顔の傷を、それこそ羽で撫でるかのように、優しく、優しく触れてセユンは確認している。
「それでも、傷は残るかもしれないね」
「化粧で隠せますよ。私は気にしません」
今日は化粧はしていない。まだ傷が完全に癒えていないため、肌によくないからだ。
私はあえて朗らかに笑ってみせた。みんなが私を痛々しそうに見るから、自分は気にしていないとアピールをしないといけないのだ。
二週間近く会っていなかったが、セユンは少し痩せたようだった。
剣を握る凛々しい伯爵の裏の顔が白日の下にさらされたことの嘲笑と非難と、クロエの裏切りと。その両方はさすがに彼に堪えたのだろうか。
「クロエさん……、どうでした?」
私の方へも改めて事情聴取をされたりして、その時に憲兵隊の人からクロエの話を聞いたりもした。
取り調べが進むにつれて、彼女の色々な過去の問題行動が浮き上がってきたらしい。
クロエには習慣的な横領があったり、ブティックの従業員への見えない場所での脅迫やいじめ行為も問題になっていたようだ。
モナード伯爵は自分のものという意識がクロエの根底にあるのを知っていたため、クロエがそのような行動をしていたとしても、ありえるだろうと思ってしまうのが悲しい。
そしてクロエが父親から相続していた爵位権は返上ではなく販売をされていた。これは貴族として重い罪にあたるので、他にも隠れた罪があるのでは、そしてモナード伯爵も一緒になって行っていたり隠匿しているのではと疑われることにもなっているようだ。
セユンは大まかな事情を話してくれたが、疲れたようにため息をついた。
「俺はクロエの気持ちを、わかっていなかった。いや、意図的に気づかないようにしていたのかもしれない。でもどういわれようと、彼女は俺にとって一番身近な存在で家族のようなもので、恋愛対象にならなかった。不幸にしたいわけではなかったのに……」
「セユンさん……」
もしかしたら、それは無意識のうちのセユンの防衛本能だったのかもしれない。
クロエがセユンを愛していたかどうかはともかく、クロエの金銭欲や名誉欲からくるセユンへの執着に対し、セユンが気づかないうちにそれを敬遠していたのかもしれないのだから。
「デザイナーとして、俺の隠れ蓑にクロエを選んだのは、親と夢を同時に我が家のいざこざに巻き込んで失わせてしまった彼女への償いのつもりだったんだ……。彼女が貴族籍を捨てたのも、嫌な思い出から徹底的に逃れたいからなのかと思っていたよ。決して俺が捨てさせたわけではない。……俺はつくづく考えが甘いな」
その言葉に私は黙って頷いた。
クロエはいまだに貴族籍を捨てたのはセユンの指示で、自分の全ての行動はセユンを想うが上だと主張しているらしい。
しかしセユンが隠れ蓑に選ぶのなら、クロエではなく男性を選ぶ方が楽だっただろう。
なんたって事業は男性が中心で動いているのだから。
モナード伯爵家で事情を知っている誰かなんてたくさんいただろうし。
クロエはあんなことを言ってはいたけれど、平民だけが事業を担っているわけではない。父のように事業をしている貴族だっているのだから。
彼女はモナード伯爵である幼馴染から、自分が特別扱いされる理由を求めていただけだ。
「だからクロエにそんな選択をさせた俺が、できる限り償わなければと思ってた。平民として与えられる最高の栄誉と富を彼女が受け取れば、夢を捨てた彼女が慰められると思っていたんだ……」
「じゃあ、その歳でも結婚されなかったのは……クロエさんへの配慮というわけではなかったのですね」
「そんな時間的余裕がなかったのもあったね。あと、どうも俺、女性に嫌われるみたいだし……まぁ、仕方ないよな。見た目もこんなだし厳しすぎると言われるし、怖がられるのも当然だよな」
「……は?」
へこんだ様子のセユンは冗談を言ってるようではなさそうだ。眉を下げ、肩を落として『見合いの申し入れ全滅男に追い打ちかけないでくれ』としょんぼりしている。
「モテない……? サロンではあんなにモテてるのに? リリンさんもそう言ってたじゃないですか」
「あれはまた別だろ。セユンの姿ではいくらでもリッピサービスできるよ。スイッチ切り替わるし」
「いえ、それ以外でもモテると思うんですが。肩書きだけでも」
「でも俺が振られ続けてたのは事実だし、君だっておじさんって俺のこと言ってただろ?」
随分と前のことを掘り返された。それは自分と比べた年齢のことを取り上げていっただけのことだから、実際それはそうなのだが。
いや、それでもあの頃から恰好いいとは思ってたのは事実だ……本人に言わないけど。
ふと彼の言葉が気になった。言葉尻を捕らえるようだけれど、と言い置いて質問をする。
「あの……見合いの申し入れ自体を断られたんですか?」
「うん、適齢期を越えたあたりにやいのやいの言われて、いいかげん結婚相手を探そうみたいな流れになったことがあったんだ。一応打診はしたのだけれど、会う話になる以前にどこからもお断わりの手紙が届いて……あれ、十何通にもなると心折れるぞ。それで結婚を考えることはもう諦めて、養子とって爵位を譲ろうと開き直ったんだ」
市中で聴いていたモナード家の話と全然違う。人気の高い独身貴族で憧れの的だという話なのに。
「それ、ちゃんとお相手に手紙届いていましたか? どこかで握りつぶされていた可能性は……。肩書だけでもモナード家と縁組になりたいという家は多いと思うんですよ。貴族の娘なら家の意思を尊重して会うこともなく断るって考えにくいんですが……」
例えばクロエさんが打診の手紙を送ったふりして断りの手紙を勝手に書いてたとか……、と私が言ったらセユンはその可能性にようやく思い至ったらしい。
「……」
やられた! とがっくりと座ったまま深く身体を前に投げ出して脱力している。
クロエの弊害と妨害はここにもあったようだ。
家臣の中にはおかしいと気づいた人もいたかもしれないが、きっとセユン自身が元々結婚自体に興味を持ってなかったのもあって、強く口出しできなかったのだろう。
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