捨てられた魔王(♀)を保護しました~元魔王様はショタ狂い~

歩く、歩く。

文字の大きさ
上 下
17 / 34

17話 帝の名を持つ妖刀

しおりを挟む
 結局一睡もできなかった。
 エルザみたいな美女がずっと抱きしめてくるなんて、本当に拷問だった……一応僕も男だから、彼女の好意は嬉しい。でも、だからと言ってあれは……刺激が強すぎるよ。

「うーん! 今日はすこぶる元気だ、快晴で気分もいいな!」

 一方のエルザはすんごく調子が良さそうだ。肌はつやつやしてるし、髪の毛も心なしか潤っているし、調子が良すぎて今日のモンスター討伐を通常の三倍の速度で片付けちゃったし、キレッキレだ。
 でもほんと、ロイドとミスティに気付かれなくてよかった。もし見つかっていたら何を言われていたことか。

「ううむ、ここまで回復効果があるとなると……シュウ、提案がある」
「却下で」
「私はまだ何も言っていないぞ?」
「君と一緒に眠ったら僕が眠れなくなっちゃうんだ、申し訳ないけど、勘弁して……」
「むす~……」

 ほっぺた膨らませて抗議してもだめだからね。あとミスティ、なんで僕らを優しい眼差しで眺めてるのかな?

「んふふ……シュウ君、私はわかってるわよ。昨日はお楽しみだったみたいね」
「ぎくっ」

 ば、ばれてーら……そりゃ、隠しきれるわけないよね……。

「ま、添い寝程度なら特に言う事はないわ。それに私ちゃんと理解ある女だから、ガンガンやっていいから」
「あの……僕寝不足になってるってわかってます?」

 ガンガンやられたおかげで頭がガンガン痛いんだけど。

「平気かシュウ? 寝不足で辛いならおぶっていくけど」
「心配には及ばぬ。いざとなれば私がシュウを抱き上げていくからな」
「どちらも却下で」

 僕は子供じゃないんだけど。これでも冒険者として五年以上のキャリアがあるんだ。

「それにしても、今日もアイテム沢山手に入ったわね。ため込んだレアアイテム、そろそろ整理した方がいいかも」
「そうだなぁ、倉庫も限界近いし、いくつか売り払うか」
「レアアイテムを蓄えていたのか、すぐに売らないのか?」
「時価があるからね、手に入れたら一旦寝かせて、価値が上がるか様子を見るのよ。それに物によっては仕事で持って行く時もあるし、予備の武器としても使えるしね」
「何か欲しいのがあったら持って行っていいぞ」
「僕はいいですよ。エルザはどう? いつも素手だけど、武器とか使わないの?」
「私も要らんな。私の力に耐えられる武器がないし、不器用だから技術が必要な得物は使えないし……」

 思わず納得してしまった。それだと武器使わない方が強いかもしれないな。
 ともあれ、二人が持っている倉庫へ向かう。ベルゼンの外れにある貸倉庫だ。

「おお、新進気鋭のパーティのお出ましか」
「ギルドマスター、来ていたんですね」

 たまたまスラーブが居た。幾人かの職員を連れて、倉庫の視察に来てたみたいだ。

「災害時の備蓄品をこの倉庫に詰めていてな、古くなりそうな奴はギルドの酒場で提供しようと思っていたんだ」
「へぇ、じゃあその時にまた覗いてみるよ。俺達はレアアイテムの整理に来ててさ、マスターも何か欲しいのあったら持ってきな。もちろん有料だがね」
「がめつい奴だな、暇だし覗いてみるがの」
「仕事してくださいマスター」

 女性職員に怒られてる。あの人本当にギルドマスターなのかなぁ。
 さておいて、倉庫の中はレアアイテムがぎっしりと詰まっていた。高品質の冒険道具やマジックアイテム、それに多種多様な武器。見渡す限りお宝の山だ、アースが見つけたら根こそぎ持って行きそうだよ。

「シュウは魔法が使えないからな、レンタルマジックでも持ってみたらどうだ?」

 ロイドが投げ渡してきたのは、筒状のペンダントだ。アメジストが嵌められたアクセサリーだけど、これって凄いレアアイテムだよ。

「登録した魔法を、貯蔵した魔力の分だけ使えるアイテムですね。これ凄く貴重な物ですよ? そんなのを軽々しくもらうわけには」
「いいのいいの。いつもお世話になってるし、それくらいあげるわ」
「魔法なら私がいくらでも貸してやるとも、魔力だっていくらでもチャージしてやる。いいか、もしふしだらな痴女どもに囲まれたら、私の「ラグナロク(ゴブリンを吹っ飛ばした奴)」で跡形もなく消し飛ばしてやれ。いや、「ジャジメント(ビーム)」の方が使い勝手がいいか?」
「そんな殺意溢れる魔法は使いたくないかな……」

 エルザの目が本気で恐い。
 というかこれ、今では失われた技術で作られたオーパーツなんだけど……売ったら家一軒は買える道具だよ。そんなの貰って、本当にいいのかな。

「何考えているか分かったから先に言っておくぞ、お前はそのアイテム以上の価値がある人材だ」
「そんな事は……」

「あるわ。エリクサーが作れて鍛冶技能も高くて、たった一人で専門職以上にスキルを使いこなせる探索者が、果たして世界にどれだけ居るかしら? もう貴方が居ないと私達のパーティは成り立たなくなっているの」
「こいつは投資だ、お前を失った時の損失はあまりにもでかすぎる。シュウの強化はそのまま俺達の利益に繋がるんだ。それに恩を売っておけば、他からの勧誘が来ても乗ったりしなくなるだろ?」

「はは……ずるいですね」
「ずるくなくちゃ冒険者なんてやってらんないわよ。当然エルザも同じだから。貴女レベルのウィザードはまず見つからないもの、現時点でプラチナランク並の力を持ってるし、何が何でも繋ぎ止めてみせるからね」
「案ずることはない、シュウの居る所私ありだ。シュウが二人と共に居るのを選ぶならば、私も当然同じ選択をする。こちらとしても、ゴールドランクと組めるのはメリットしかないからな、離れる理由がない」

 何とも嬉しい評価を貰えたな。僕はサポートしか出来ないし、裏方だったから感謝されるのも少なかったし……ミスティとロイド、本当に出会えてよかったな。

「ほっほ、どれを買おうか目移りするなぁ。レアアイテムをこんなにため込んで、けしからんぞ」
「仕事してくださいマスター……」
「年寄の楽しみを邪魔するない。おや?」

 ギルドマスターが、倉庫の隅っこに目をやった。
 レイピアや片手剣などの刀剣が積まれている。マスターはその中から、一本の刀を拾い上げた。
 金の柄に丸い鍔を持った、美しい刀だ。黒塗りの鞘に納められたそれは、吸い込まれそうな妖力を感じる……。

「……これは……なぜこのような業物が……?」
「ん? それ欲しいのか? 別にいいけど、使い物にならないんだよそれ。試しに抜いてみな」
「うむ……ぐっ、抜けないな」
「私も試していいか? ぐぬぅ……! なんだこの刀、びくともせんぞ」
「だろ? なぜか鞘から抜けなくてな、俺やミスティは勿論、知り合いの冒険者たちにも無理だったんだ。かといって売ったり、質に入れたりしても、気が付くとこの倉庫に戻ってくるんだよ」
「ま、まさか幽霊!?」

 刀を放り出し、エルザが僕に飛びついた。けどマスターは首を振り、

「……当然だよ、まさかこのような場所に、こんな物が出てくるとはな」
「知ってるのマスター? ってシュウ君、どうしたの?」

 ミスティの声掛けも耳に入ってこない。なぜか僕は、刀から目を離せなかった。
 刀が語り掛けてくる、自分を手に取れと。自然と手が伸び、刀を握りしめた。

「……んっ」

 鍔に指をかけ、一気に引き抜く。薄っすらと紫がかかった刃が鞘から飛び出した。
 不思議だ、凄く暖かくて、安心する。握っていると力が湧いてくるような、優しい感情があふれてきた。
 試しに振ってみると、紫電がほとばしった。軽い手ごたえの後、一瞬音が消え去った。
 ―――音だけじゃない。目の前の景色が両断されて、時が止まったように動かなくなる。やがて両断された景色が元に戻ると、何かがはじける音がとどろいた。
 なんて切れ味だ。音、空間、時間……この世のあらゆる概念を両断してしまうなんて……。

「――ュウ、どうしたんだシュウ?」
「え、あれ? 何が?」
「うつろな目で刀を抜いたからな、しかしその刀が抜けた、だと?」

 ようやく僕は気付いた、誰も抜けなかった刀を解き放っていたことに。
 薄紫の刀身から、妖気のような得体のしれない力を感じる。何だろうこの刀、まるで生きているみたいだ。

「シュウ君が抜いた? なんで、どうして?」
「刀が彼を選んだ、それだけの事だろうて」
「マスター、この刀を知っているんですよね。教えてください、これはなんて刀なんですか」
「「天帝」。それがその刀の銘だよ。そいつは意思を持っていて、自ら使用者を選ぶんだ。一度所有者として認められれば、いかに遠くへ居ようとも、ひと声で持ち主の下へ飛んでくる。その刃はふさわしき者が持てば空間、時空をも切り裂くと言われている、幻の妖刀だ」

 天帝……噂だけは聞いた事がある。
 記録にも残らないほどの大昔、英雄が使い、動乱の世に平和をもたらした、歴史に埋もれた伝説の刀。勇者の聖剣にも肩を並べる名刀だ。
 数百年前まではある国が所有していたみたいだけど、その国が滅亡してから行方が分からなくなったって……でも、気の遠くなるような時を超えて、ベルゼンまで流れ着いていたんだね。

「凄いじゃないかシュウ! そんな刀に選ばれるとは!」
「君が選ばれたなら持って行きなさい。私達が持っていても無用の長物だし、使える人が持っていた方が刀も喜ぶもの」
「……いえ、残念ですけど、これはいただけません」

 天帝を元に戻し、僕は倉庫から出た。
 あの刀は素晴らしい逸品だ、きっと位列は最上大業物に上るだろう、だからこそ僕には身に余る。

「シュウ、どうしたんだ? 剣が使えなくとも、ロイドに教わればいいではないか」
「そうじゃない、そうじゃないんだ……ごめん、少し一人にさせて」
「…………」

 去っていく僕を、ロイドが目を細めて眺めていた。

  ◇◇◇

 公園に逃げ込み、空を仰ぐ。つい逃げてしまったな。
 天帝を抜いた感触がまだ残っている、久しぶりにあんな名刀を手にしてしまった。
 あの刀は凄い剣だ、だけど使えば、斬ってはならない人まで斬り飛ばしてしまう危うさを備えた剣でもある。
 あんな物を、使うわけには、いかない。僕なんかが、取っていい剣ではないんだ。

「腰の得物、よく似合ってるじゃないか」

 ロイドが追い付いてきて、僕は肩を跳ね上げた。それに気が付くと、腰に天帝が収まっている。
 驚いて手放すけど、勝手に腰にワープしてくる。一度認めたら離れてくれないのかな? そんなの困るよ……だって僕はもう。

「邪険にしてやんなって、刀が可哀そうだぞ? 女も剣も同じだ、惚れられたのなら、受け入れてやれって」
「そういわれても、僕は剣を使う力がありませんし……」
「本当にそうなのか?」

 ロイドは片目を閉じて、尋ねてきた。

「なぁシュウ、最初の仕事での落石事故、覚えているか。あの時ミスティを助けてくれたのは、お前なんじゃないか?」
「……なんで、そう思うんですか?」
「崩れた岩の断面が、あまりにも鮮やかすぎるんだよ。自然に砕けたのならありえない、鋭利な刃物で斬らない限り起こらないんだ。ミスティにあんな事はできないし、他に助けに来た奴はいない。必然的にシュウしかいないだろう? ……お前がミスティのナイフで、岩を切り裂いたんだ、違うか?」
「違いますよ。僕は戦闘スキルを持たない探索者ですから」
「にしては、天帝の扱いが随分と手馴れていたな。一振りしただけだが、切っ先がぶれず、一直線を描いて振りぬかれた。剣の素人なら、まず出来ない。軽く振っただけで、空気や空間すら切り裂くような真似も、もちろんな。あれは経験者じゃないと成しえない技術だ」
「……アイテムラヴァの効果は装備にも及びますし、その影響だと思いますよ」
「いい加減、嘘をつくのはやめな」

 やっぱり、ゴールドランク冒険者にはごまかしきれないか。

「シュウ、何か剣術を修めていただろう。それも超高度な技術をだ」
「齧った程度、ですよ。せいぜい自衛のために……」
「シュウ」
「……ふぅ、やっぱり、話さないとだめですよね」
「ああ、じゃないと話すまで追いかける」
「……おっしゃる通り、僕は使っていないだけで、剣術のスキルを習得しています。ある人から、仕込まれて」
「やっぱりか。なんで使わないんだ? あれだけの腕前なら、剣士として充分やっていけるはずじゃないか」
「その剣術のせいで僕は故郷を追われて……帰る場所を、失ったんです。僕はもう、石を投げられたくない。もう二度と孤独になりたくなくて、剣を置いたんです」

 天帝を外し、ロイドに返した。
 天帝は追いかけてこない。僕の意思を尊重してくれたのかな、ありがとうね。

「ミスティさんを助けたときは、緊急事態だったので使いました。でも誰にも、戦う姿を見せたくないんです。今の僕は探索者、皆さんのサポートに誇りを持っています。それで、いいでしょう?」
「……そうだな。今の話は忘れてくれ、こいつも倉庫に戻しておく」
「ありがとうございます」

 これでいいんだ。僕は二度と剣を握らない、そう決めたんだ。
 僕は探索者、皆の背中を支える役割が、一番性に合っているんだから。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです

青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。 しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。 婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。 さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。 失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。 目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。 二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。 一方、義妹は仕事でミスばかり。 闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。 挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。 ※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます! ※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。

側妃に追放された王太子

基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」 正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。 そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。 王の代理が側妃など異例の出来事だ。 「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」 王太子は息を吐いた。 「それが国のためなら」 貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。 無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。

その転生幼女、取り扱い注意〜稀代の魔術師は魔王の娘になりました〜

みおな
ファンタジー
かつて、稀代の魔術師と呼ばれた魔女がいた。 魔王をも単独で滅ぼせるほどの力を持った彼女は、周囲に畏怖され、罠にかけて殺されてしまう。 目覚めたら、三歳の幼子に生まれ変わっていた? 国のため、民のために魔法を使っていた彼女は、今度の生は自分のために生きることを決意する。

悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。

三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。 何度も断罪を回避しようとしたのに! では、こんな国など出ていきます!

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪

naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。 「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」 まっ、いいかっ! 持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である

megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。

悪役令嬢カテリーナでございます。

くみたろう
恋愛
………………まあ、私、悪役令嬢だわ…… 気付いたのはワインを頭からかけられた時だった。 どうやら私、ゲームの中の悪役令嬢に生まれ変わったらしい。 40歳未婚の喪女だった私は今や立派な公爵令嬢。ただ、痩せすぎて骨ばっている体がチャームポイントなだけ。 ぶつかるだけでアタックをかます強靭な骨の持ち主、それが私。 40歳喪女を舐めてくれては困りますよ? 私は没落などしませんからね。

処理中です...