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26話 二人きりの場所で詰問し、心を追い詰めていく
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以前ワインを共にしたバルコニーに連れてこられ、食事まで用意されていた。
事前にアバドンへ発注していたらしい。誘ったのはセレヴィなのに、気が回りすぎだ。
『おかわり欲しい時いつでも呼ぶアルヨ』
「だそうだが?」
「そんな事はしない、からかっているのか?」
「ここに来たばかりの時、小籠包むさぼっていたのはどこの誰だ?」
「私だよ」
やっぱりからかわれている。いくら反論しても、ガレオンの掌で踊らされているような気がする。そもそも向こうの方が上手なのだ、腕っぷしでも頭脳でも、勝てるわけがない。
ガレオンは特にセレヴィから聞き出そうとせず、普段通りに接してくる。あくまでもセレヴィから切り出さない限り、彼女の胸中には触れないスタンスのようだ。
セレヴィとしてもありがたかった、無理に話を振られたら、狼狽えて上手く話せないだろうし。
しばし雑談を楽しみ、ふと話が途切れる。切り出すなら今だ。
「礼を言わせてくれないか」
「何を突然」
「魔界に来てから、色々気を遣ってくれているだろう。いいや、思えば人間界で出会った時から、私の胸中を察してくれた。その礼を言いたくてな」
「ふん、誘拐した相手に対し何を言っている。お前はここに来たんじゃない、誘拐されてきただけだ。本来は憎むべき相手じゃないのか」
「それとこれとは話が別だ。これまで気付かず非礼を繰り返してしまったからな、仇ばかり返しては私の気が済まないんだ」
「仇なんか返していたか? お前を登用して以降、こちらとしてはメリットばかり得ているがな」
「紅茶係としてだろう」
「それだけならメイド一人居れば十分だ。紅茶以上の付加価値がなければ、そもそもお前を傍に置いたりしない」
確かに、ガレオンの性格ならそうしている。
と言うより、仕事の中でセレヴィを育成しているのだろう。不必要に難しい仕事を押し付けたりせず、今取り組んでいる仕事もセレヴィ一人に任せるのではなく、ガレオンも全面的にサポートしているし。
兵士の練度、農地の生産力から見ても、ガレオンの育成手腕はかなり高い。どこまで傑物なんだこの魔王。
「お前の目から私はどう見えている。どう評価してくれているんだ?」
「以前にも話したが、お前は貴族の教養を受けただけあって立ち振る舞いもマナーも完璧に身に着けている。加えて高い実務能力、資料作成は迅速、処理も的確と言う事はない。何より遅刻を一切しないのが地味だが高得点だ。遅刻魔にお前の爪の垢を煎じて飲ませてやりたいもんだ」
「やっぱり遅刻多いのかあいつ……」
「何度注意しても直らないからな、今度改めて話す必要がありそうだ」
マステマの事だから「あーメンゴメンゴ☆」っててへぺろしてる姿が思い浮かぶ、ちゃんとしろ社会人。
「だが、自分の能力を考えず一人で突っ走るのがマイナスだ。騎士道精神が強すぎて余計なおせっかいを焼きすぎるのもな。そのせいで大怪我を負った事、忘れたとは言わせないぞ。以前の環境のせいもあるんだろうが、周りを頼れないのがお前の欠点だ。最近は改善できているようだが、もう少し他を頼れ。それと休日に仕事を持ち帰るな、そこまで無理なスケジュールを組ませていないだろう。休日に休むのも仕事だからな」
「……気を付けよう」
客観的評価を踏まえつつ、改善点まできちんと説明する丁寧振りだ。ガレオンも全部自分で仕事をするのではなく、必要な所は部下に任せているし、周囲を頼っている。自分を棚上げせず、実行しているからこそ、説教に説得力があった。
それに、セレヴィをよく見ている。
だからこそ評価されているのが嬉しいし、モチベーションも上がる。この人について行きたいと思えた。
つくづく思う、ガレオンは理想の上司だ。一つの不満を除いては。
「それはまぁ、仕事が成功してからでいいか……」
「なんだ? 不満でもあるのか?」
「あるさ、けどそれは今話しても、私が納得しないからな。お前を唸らせてから改めて話すよ」
「ぎゃふんと言わせてくれるんだったな、で? いつになったら実現できるんだ?」
「近いうちにだ」
「近いうちか、百年以上はかかりそうだ」
「そこまで生きていられるか」
「生きられるぞ、俺と同種になったからな。千年以上は余裕だ」
「なんだと? ……お前幾つなんだ?」
「2021歳」
「え、歳の差四桁!? 思った以上におじいちゃんだったのかお前!?」
「人間換算だと27歳だ! 勝手に人を年寄扱いするな」
「す、すまない! だが魔王として、独身のままでいいのか? 領地の存続を考えたら、妃の一人くらい娶っていないとまずいだろう」
人間界では、16歳くらいから結婚するのも珍しくない。特に貴族や王族に準ずる者であれば、世継ぎを残すために早期から婚約者を用意するのが当たり前である。セレヴィにだって、顔は知らないが婚約者が居たくらいだ。
もっとも、ラーゼフォン家の没落が決定的になってから破談になってしまったが。
「領主ならそう言った事も考えるべきだろう、他の魔王も多くの妃を取っているようだし」
「お前の言い分も最もだ。いずれは、しなければならないんだろうな」
「……そうか……なら……」
今、恋している女性は居るのか。そう聞こうとしたセレヴィは、ガレオンに見惚れた。
城下町を見下ろす彼の表情は、とても優しかった。慈愛に満ちた綺麗な目に、つい引き込まれてしまう。
「……余程、大事なんだな。領民達が」
「ああ、俺にとって奴隷どもは、何よりの宝だ。魔王という仕事にやり甲斐を感じているのも、あいつらが大げさなくらい喜ぶからだろうな。奴隷全員、一人一人が掛け替えのない存在だ。そいつらを守るためならば……俺はこの身を捧げても構わん。誰もが飢えず、幸せになる世界を造るのが、俺の夢だからな」
ガレオンの語る理想に、セレヴィは衝撃を受けた。
彼の隣に両親の影が重なる。彼の思想はまさに、セレヴィの尊敬する両親と全く同じだったのだ。
……もやもやが晴れたよ。
「あーっ!」
「なんだ? 急に叫んで」
「そうしたくなっただけさ。ありがとう、私との時間を作ってくれて。おかげで頭がすっきりしたよ」
「ふん、お前は自分で解決できる力があるだろう。もっと自信を持て、お前には、この俺が頼るだけの力がある。胸を張り、俺の隣に立っていろ。最高の景色を見せてやる」
セレヴィは頷き、想いを胸に仕舞った。
もう認めよう、私はガレオンが好きだ。自国を想い、民を愛し、現状に満足せず努力し続ける魔王に、尊敬を抱いている。
でも、今は彼に伝えるべきではない。まだ自分はガレオンの秘書として働き始めたばっかりなんだ。
こんな中途半端なままの自分に、ガレオンの事情に首を突っ込む資格はない。彼の隣で胸を張れるよう……まずは目の前の大仕事に集中するんだ。
決意を新たにセレヴィは席を立った、瞬間だった。
誰かの気配を感じ、振り向いて剣に手をかけた。一瞬だけ、何者かが殺気を放った気がしたのだ。
「何をしている」
「また、誰かが見ている気がしたんだ」
「俺は何も感じないが」
「む……」
ガレオンの感覚はセレヴィ以上に鋭い、彼女が勘付くならば、魔王も気付くはず。
やっぱり、気のせいなのかな。
「今日はもう休め、お前にはやってもらわないといけない仕事がある、ここまで積み上げてきた成果、疲労で台無しにしたくはないだろう。俺を唸らせるんじゃなかったのか」
「……ああ、そうだな。余計な事を考えている場合ではないか」
「分かっていればいい。もしこの仕事が上手くいったら、一つくらいお前の望みをかなえてやってもいいぞ」
「そんなのを言っていいのか? もし私が、「人間界に戻せ」と望んだらどうするつもりだ」
「別に構わないが。それがお前の望みならな」
ガレオンは試すように、口の端を持ち上げた。
部屋に戻ったセレヴィは、天井を仰いだ。
ガレオンに一つだけ、やってほしい事がある。それを実現してもらう、絶好のチャンスだ。
「……よしっ」
頬を叩き、セレヴィは気を引き締めた。
ガレオンが見ている、きちんと評価してくれる。今はそれだけを考えるんだ。
絶対に仕事を成功させてやる。だって今の私は、
ガレオンの騎士なのだから。
事前にアバドンへ発注していたらしい。誘ったのはセレヴィなのに、気が回りすぎだ。
『おかわり欲しい時いつでも呼ぶアルヨ』
「だそうだが?」
「そんな事はしない、からかっているのか?」
「ここに来たばかりの時、小籠包むさぼっていたのはどこの誰だ?」
「私だよ」
やっぱりからかわれている。いくら反論しても、ガレオンの掌で踊らされているような気がする。そもそも向こうの方が上手なのだ、腕っぷしでも頭脳でも、勝てるわけがない。
ガレオンは特にセレヴィから聞き出そうとせず、普段通りに接してくる。あくまでもセレヴィから切り出さない限り、彼女の胸中には触れないスタンスのようだ。
セレヴィとしてもありがたかった、無理に話を振られたら、狼狽えて上手く話せないだろうし。
しばし雑談を楽しみ、ふと話が途切れる。切り出すなら今だ。
「礼を言わせてくれないか」
「何を突然」
「魔界に来てから、色々気を遣ってくれているだろう。いいや、思えば人間界で出会った時から、私の胸中を察してくれた。その礼を言いたくてな」
「ふん、誘拐した相手に対し何を言っている。お前はここに来たんじゃない、誘拐されてきただけだ。本来は憎むべき相手じゃないのか」
「それとこれとは話が別だ。これまで気付かず非礼を繰り返してしまったからな、仇ばかり返しては私の気が済まないんだ」
「仇なんか返していたか? お前を登用して以降、こちらとしてはメリットばかり得ているがな」
「紅茶係としてだろう」
「それだけならメイド一人居れば十分だ。紅茶以上の付加価値がなければ、そもそもお前を傍に置いたりしない」
確かに、ガレオンの性格ならそうしている。
と言うより、仕事の中でセレヴィを育成しているのだろう。不必要に難しい仕事を押し付けたりせず、今取り組んでいる仕事もセレヴィ一人に任せるのではなく、ガレオンも全面的にサポートしているし。
兵士の練度、農地の生産力から見ても、ガレオンの育成手腕はかなり高い。どこまで傑物なんだこの魔王。
「お前の目から私はどう見えている。どう評価してくれているんだ?」
「以前にも話したが、お前は貴族の教養を受けただけあって立ち振る舞いもマナーも完璧に身に着けている。加えて高い実務能力、資料作成は迅速、処理も的確と言う事はない。何より遅刻を一切しないのが地味だが高得点だ。遅刻魔にお前の爪の垢を煎じて飲ませてやりたいもんだ」
「やっぱり遅刻多いのかあいつ……」
「何度注意しても直らないからな、今度改めて話す必要がありそうだ」
マステマの事だから「あーメンゴメンゴ☆」っててへぺろしてる姿が思い浮かぶ、ちゃんとしろ社会人。
「だが、自分の能力を考えず一人で突っ走るのがマイナスだ。騎士道精神が強すぎて余計なおせっかいを焼きすぎるのもな。そのせいで大怪我を負った事、忘れたとは言わせないぞ。以前の環境のせいもあるんだろうが、周りを頼れないのがお前の欠点だ。最近は改善できているようだが、もう少し他を頼れ。それと休日に仕事を持ち帰るな、そこまで無理なスケジュールを組ませていないだろう。休日に休むのも仕事だからな」
「……気を付けよう」
客観的評価を踏まえつつ、改善点まできちんと説明する丁寧振りだ。ガレオンも全部自分で仕事をするのではなく、必要な所は部下に任せているし、周囲を頼っている。自分を棚上げせず、実行しているからこそ、説教に説得力があった。
それに、セレヴィをよく見ている。
だからこそ評価されているのが嬉しいし、モチベーションも上がる。この人について行きたいと思えた。
つくづく思う、ガレオンは理想の上司だ。一つの不満を除いては。
「それはまぁ、仕事が成功してからでいいか……」
「なんだ? 不満でもあるのか?」
「あるさ、けどそれは今話しても、私が納得しないからな。お前を唸らせてから改めて話すよ」
「ぎゃふんと言わせてくれるんだったな、で? いつになったら実現できるんだ?」
「近いうちにだ」
「近いうちか、百年以上はかかりそうだ」
「そこまで生きていられるか」
「生きられるぞ、俺と同種になったからな。千年以上は余裕だ」
「なんだと? ……お前幾つなんだ?」
「2021歳」
「え、歳の差四桁!? 思った以上におじいちゃんだったのかお前!?」
「人間換算だと27歳だ! 勝手に人を年寄扱いするな」
「す、すまない! だが魔王として、独身のままでいいのか? 領地の存続を考えたら、妃の一人くらい娶っていないとまずいだろう」
人間界では、16歳くらいから結婚するのも珍しくない。特に貴族や王族に準ずる者であれば、世継ぎを残すために早期から婚約者を用意するのが当たり前である。セレヴィにだって、顔は知らないが婚約者が居たくらいだ。
もっとも、ラーゼフォン家の没落が決定的になってから破談になってしまったが。
「領主ならそう言った事も考えるべきだろう、他の魔王も多くの妃を取っているようだし」
「お前の言い分も最もだ。いずれは、しなければならないんだろうな」
「……そうか……なら……」
今、恋している女性は居るのか。そう聞こうとしたセレヴィは、ガレオンに見惚れた。
城下町を見下ろす彼の表情は、とても優しかった。慈愛に満ちた綺麗な目に、つい引き込まれてしまう。
「……余程、大事なんだな。領民達が」
「ああ、俺にとって奴隷どもは、何よりの宝だ。魔王という仕事にやり甲斐を感じているのも、あいつらが大げさなくらい喜ぶからだろうな。奴隷全員、一人一人が掛け替えのない存在だ。そいつらを守るためならば……俺はこの身を捧げても構わん。誰もが飢えず、幸せになる世界を造るのが、俺の夢だからな」
ガレオンの語る理想に、セレヴィは衝撃を受けた。
彼の隣に両親の影が重なる。彼の思想はまさに、セレヴィの尊敬する両親と全く同じだったのだ。
……もやもやが晴れたよ。
「あーっ!」
「なんだ? 急に叫んで」
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「ふん、お前は自分で解決できる力があるだろう。もっと自信を持て、お前には、この俺が頼るだけの力がある。胸を張り、俺の隣に立っていろ。最高の景色を見せてやる」
セレヴィは頷き、想いを胸に仕舞った。
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でも、今は彼に伝えるべきではない。まだ自分はガレオンの秘書として働き始めたばっかりなんだ。
こんな中途半端なままの自分に、ガレオンの事情に首を突っ込む資格はない。彼の隣で胸を張れるよう……まずは目の前の大仕事に集中するんだ。
決意を新たにセレヴィは席を立った、瞬間だった。
誰かの気配を感じ、振り向いて剣に手をかけた。一瞬だけ、何者かが殺気を放った気がしたのだ。
「何をしている」
「また、誰かが見ている気がしたんだ」
「俺は何も感じないが」
「む……」
ガレオンの感覚はセレヴィ以上に鋭い、彼女が勘付くならば、魔王も気付くはず。
やっぱり、気のせいなのかな。
「今日はもう休め、お前にはやってもらわないといけない仕事がある、ここまで積み上げてきた成果、疲労で台無しにしたくはないだろう。俺を唸らせるんじゃなかったのか」
「……ああ、そうだな。余計な事を考えている場合ではないか」
「分かっていればいい。もしこの仕事が上手くいったら、一つくらいお前の望みをかなえてやってもいいぞ」
「そんなのを言っていいのか? もし私が、「人間界に戻せ」と望んだらどうするつもりだ」
「別に構わないが。それがお前の望みならな」
ガレオンは試すように、口の端を持ち上げた。
部屋に戻ったセレヴィは、天井を仰いだ。
ガレオンに一つだけ、やってほしい事がある。それを実現してもらう、絶好のチャンスだ。
「……よしっ」
頬を叩き、セレヴィは気を引き締めた。
ガレオンが見ている、きちんと評価してくれる。今はそれだけを考えるんだ。
絶対に仕事を成功させてやる。だって今の私は、
ガレオンの騎士なのだから。
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