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3部
198話 平行線
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ハロー達を撒いたのを確認し、ガンバはナルガを下ろした。
賭けに勝った、数多の犠牲と引き換えに聖剣を手に入れた。加えて、思わぬ戦利品まで獲られるなんて。
「ナルガ様……よくぞ、生きて……!」
死んだはずのナルガが、どうしてここに居るのか。そんなのはどうでもいい。彼女がこの世に居る、その事実だけが重要だ。
ナルガの肩に触れようとした、直後、喉元に魔剣を突き付けられる。ナルガは鋭い眼差しでガンバを睨み、
「説明してもらおうか、お前は何を企んでいる。お前の行動は正気の沙汰ではない、そんな剣一振りのために、一体どれだけの同胞を殺めた」
「……俺の方こそ、教えてください。なぜオクトに殺されたはずの貴方が、生きているのか」
緊張が高まる中、ナルガはガンバから話を聞いた。ガンバは次第に興奮し、いつしか自身の目的……この国への復讐に話題が傾いた。
ナルガとしても、逃げ延びたガンバ達が生きていたのは朗報である。しかし、彼の仕出かした行いは、到底容認できない。
「聖剣さえあれば、魔王様の弔いを行えるのです。貴方が生きているのならば、皆も喜びます! さぁナルガ様! 我らの旗印として剣を取り、この国を滅ぼしましょう!」
危惧していた通り、ガンバは暴走していた。ナルガはかぶりを振り、
「その前に、私がまだ話していない。私がなぜ生きているかだが、ハローに命を救われたのだ」
「ハロー……顔に傷のある男、ですね」
「あの人、三年前にシンギで会った人じゃないか。まさか、勇者ハローだったなんて……人相変わってて気づかなかったよ。でも、どうして? ハローはずっと昔に死んだはずじゃ」
「話せば長くなる。今ある事実だけを飲み込め。他にも多くの者に助けられた、その中にはオクトも居るのだ」
「なっ!?」
オクトが自身の死を偽装してくれた話をすると、二人は驚愕した。
「結論から言うが、私はお前の与太話に付き合うつもりなど一切ない。今の私は、ハローの妻だ」
「え……?」
ガンバは息を呑んだ。
「嘘、ですよね? ハローの、妻? はは、まさか。悪い冗談だ」
「いいや事実だ。私はハローと契りを結んだ、息子も娘もいる。私にとって、この場所は第二の故郷、ラコ村こそが我が居場所なのだ。そんな大事な場所を壊す計画など、加担するはずがないだろう。……今ならばまだ間に合う、直ちに計画を中止しろ。憎悪のまま動く前に、見るべき物があるだろう」
「……貴方まで、そのような事を、言うのですか……!?」
ガンバは涙目で叫び出した。
「どうして!? どうして俺の気持ちを分かってくれないのですか!? 魔王様を喪って、最も悲しんでいるのは! ナルガ様ですよね!? ナルガ様ならば、俺の想いを理解してくれると思ったのに! 共に立ち上がり、戦ってくれると思ったのに!」
「憎むべきは個人だ、無意味に広げるべきではない。それにオクトとは話を付けたし、魔王様の件は、オクトとて命を賭けて戦った結果。事故のような物だ。終わった過去を掘り返す必要はない」
「奴を許すと言うのですか!? 貴方が一番奴を憎んでいいはずなのに!? 魔王様を奪われた屈辱を! オクトに与えられた苦痛を! 我らが受けた無念全ての元凶なのですよ! 殺すべき相手を前に、どうして黙っていられるのですか!? どうして魔王様の遺志を汲んでくれないのですか!」
会話が成立していなかった。ガンバは混乱のあまり、ナルガの話を理解できていない。
「私は魔王様……父上から最期の命を受け、実行している最中だ。「生きろ、そして幸せに暮らせ」。この命からも分かるだろう、父上が我らに何を望んでいるのか。憎悪の衝動のまま暴れるお前こそ、父上の遺志を汲めていない。父上はガンバにも、ミックにも、幸せに生きてほしいと願っているのだ。無論、過去を忘れろとは言わん。過去を踏まえた上で次の世代に同じ苦しみを与えぬよう動くのが、我らの役割なのだ」
「そんなの嘘だ! 俺は信じたくない! 魔王様は絶対、復讐を望んでいるのです! あの方の仇を取らなければならないんだ! だからお願いだ! 戦ってくださいナルガ様! 貴方さえ共に戦ってくれれば……俺は、救われるのです!」
「どこまでも、平行線か」
ガンバの心は曇り切っていて、視野が無くなっている。いくらナルガが手を差し伸べようとしても、自分の意に添わなければ振り払ってしまう。
ならば対話の前に、彼を叩きのめす。多少強引にでも落ち着かせて、話のテーブルに座らせるのだ。
「父上が居ない今、かの方の命は誰であろうとも覆せぬ。我が主の命を邪魔立てするのなら……その果てに私の愛する家族達を奪うのならば、貴様とて容赦はしない。我が子、我が伴侶のため、貴様を止める!」
魔剣を握りしめ、ナルガは明確にガンバを拒絶した。
ガンバは呆然としていたが、やがて身を震わせると、聖剣を振り上げた。
「なんで……なんで貴方も、俺の苦しみを分かってくれないんだ……! 俺はずっと貴方を想い! 貴方を慕って生きて来た! なのに! 貴方まで裏切られたら! 俺のこれまでは一体何だったのですか!? これじゃ……何もかもが……無駄になるじゃないか……!」
「ガンバ、もう止めなよ! ナルガ様だってこんなの望んでいないし、私だって嫌だ! こんな無駄な事のために何人死んだと思ってるのさ!」
「煩い! 全て必要な犠牲だ! 魔王様のための供物だ! 貴方がやらないのなら俺がやる! オクトも世界もナルガ様も全部全部全部壊してやる! こんな世界! 無くなってしまえばいいんだ!」
ガンバは核を出し、聖剣を突き立てた。
直後、核は聖剣から魔力を吸収し、急成長を始める。ナルガはミックを避難させ、急いでガンバから離れた。
核を中心に巨体が造られていき、ガンバは自ら飲み込まれていく。ガンバもろとも聖剣を取り込んだ魔物は、その姿を現した。
山のように大きく、異質な白い肌を持った、のっぺらぼうの巨人だ。巨人からは壮絶な邪気が迸っており、ナルガ達を戦慄させる。
かつてハローが討伐した魔物が、現代に顕現してしまった。
「ガンバの、バカ……!」
ナルガの腕の中で、ミックは泣いていた。
賭けに勝った、数多の犠牲と引き換えに聖剣を手に入れた。加えて、思わぬ戦利品まで獲られるなんて。
「ナルガ様……よくぞ、生きて……!」
死んだはずのナルガが、どうしてここに居るのか。そんなのはどうでもいい。彼女がこの世に居る、その事実だけが重要だ。
ナルガの肩に触れようとした、直後、喉元に魔剣を突き付けられる。ナルガは鋭い眼差しでガンバを睨み、
「説明してもらおうか、お前は何を企んでいる。お前の行動は正気の沙汰ではない、そんな剣一振りのために、一体どれだけの同胞を殺めた」
「……俺の方こそ、教えてください。なぜオクトに殺されたはずの貴方が、生きているのか」
緊張が高まる中、ナルガはガンバから話を聞いた。ガンバは次第に興奮し、いつしか自身の目的……この国への復讐に話題が傾いた。
ナルガとしても、逃げ延びたガンバ達が生きていたのは朗報である。しかし、彼の仕出かした行いは、到底容認できない。
「聖剣さえあれば、魔王様の弔いを行えるのです。貴方が生きているのならば、皆も喜びます! さぁナルガ様! 我らの旗印として剣を取り、この国を滅ぼしましょう!」
危惧していた通り、ガンバは暴走していた。ナルガはかぶりを振り、
「その前に、私がまだ話していない。私がなぜ生きているかだが、ハローに命を救われたのだ」
「ハロー……顔に傷のある男、ですね」
「あの人、三年前にシンギで会った人じゃないか。まさか、勇者ハローだったなんて……人相変わってて気づかなかったよ。でも、どうして? ハローはずっと昔に死んだはずじゃ」
「話せば長くなる。今ある事実だけを飲み込め。他にも多くの者に助けられた、その中にはオクトも居るのだ」
「なっ!?」
オクトが自身の死を偽装してくれた話をすると、二人は驚愕した。
「結論から言うが、私はお前の与太話に付き合うつもりなど一切ない。今の私は、ハローの妻だ」
「え……?」
ガンバは息を呑んだ。
「嘘、ですよね? ハローの、妻? はは、まさか。悪い冗談だ」
「いいや事実だ。私はハローと契りを結んだ、息子も娘もいる。私にとって、この場所は第二の故郷、ラコ村こそが我が居場所なのだ。そんな大事な場所を壊す計画など、加担するはずがないだろう。……今ならばまだ間に合う、直ちに計画を中止しろ。憎悪のまま動く前に、見るべき物があるだろう」
「……貴方まで、そのような事を、言うのですか……!?」
ガンバは涙目で叫び出した。
「どうして!? どうして俺の気持ちを分かってくれないのですか!? 魔王様を喪って、最も悲しんでいるのは! ナルガ様ですよね!? ナルガ様ならば、俺の想いを理解してくれると思ったのに! 共に立ち上がり、戦ってくれると思ったのに!」
「憎むべきは個人だ、無意味に広げるべきではない。それにオクトとは話を付けたし、魔王様の件は、オクトとて命を賭けて戦った結果。事故のような物だ。終わった過去を掘り返す必要はない」
「奴を許すと言うのですか!? 貴方が一番奴を憎んでいいはずなのに!? 魔王様を奪われた屈辱を! オクトに与えられた苦痛を! 我らが受けた無念全ての元凶なのですよ! 殺すべき相手を前に、どうして黙っていられるのですか!? どうして魔王様の遺志を汲んでくれないのですか!」
会話が成立していなかった。ガンバは混乱のあまり、ナルガの話を理解できていない。
「私は魔王様……父上から最期の命を受け、実行している最中だ。「生きろ、そして幸せに暮らせ」。この命からも分かるだろう、父上が我らに何を望んでいるのか。憎悪の衝動のまま暴れるお前こそ、父上の遺志を汲めていない。父上はガンバにも、ミックにも、幸せに生きてほしいと願っているのだ。無論、過去を忘れろとは言わん。過去を踏まえた上で次の世代に同じ苦しみを与えぬよう動くのが、我らの役割なのだ」
「そんなの嘘だ! 俺は信じたくない! 魔王様は絶対、復讐を望んでいるのです! あの方の仇を取らなければならないんだ! だからお願いだ! 戦ってくださいナルガ様! 貴方さえ共に戦ってくれれば……俺は、救われるのです!」
「どこまでも、平行線か」
ガンバの心は曇り切っていて、視野が無くなっている。いくらナルガが手を差し伸べようとしても、自分の意に添わなければ振り払ってしまう。
ならば対話の前に、彼を叩きのめす。多少強引にでも落ち着かせて、話のテーブルに座らせるのだ。
「父上が居ない今、かの方の命は誰であろうとも覆せぬ。我が主の命を邪魔立てするのなら……その果てに私の愛する家族達を奪うのならば、貴様とて容赦はしない。我が子、我が伴侶のため、貴様を止める!」
魔剣を握りしめ、ナルガは明確にガンバを拒絶した。
ガンバは呆然としていたが、やがて身を震わせると、聖剣を振り上げた。
「なんで……なんで貴方も、俺の苦しみを分かってくれないんだ……! 俺はずっと貴方を想い! 貴方を慕って生きて来た! なのに! 貴方まで裏切られたら! 俺のこれまでは一体何だったのですか!? これじゃ……何もかもが……無駄になるじゃないか……!」
「ガンバ、もう止めなよ! ナルガ様だってこんなの望んでいないし、私だって嫌だ! こんな無駄な事のために何人死んだと思ってるのさ!」
「煩い! 全て必要な犠牲だ! 魔王様のための供物だ! 貴方がやらないのなら俺がやる! オクトも世界もナルガ様も全部全部全部壊してやる! こんな世界! 無くなってしまえばいいんだ!」
ガンバは核を出し、聖剣を突き立てた。
直後、核は聖剣から魔力を吸収し、急成長を始める。ナルガはミックを避難させ、急いでガンバから離れた。
核を中心に巨体が造られていき、ガンバは自ら飲み込まれていく。ガンバもろとも聖剣を取り込んだ魔物は、その姿を現した。
山のように大きく、異質な白い肌を持った、のっぺらぼうの巨人だ。巨人からは壮絶な邪気が迸っており、ナルガ達を戦慄させる。
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