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171話 破滅へのカウントダウン
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王都が見えてきた。
俺は我が分身を握りしめ、城へと突入する。近衛兵達が襲ってくるが、こんな雑魚に用はない。俺が欲しいのは、王の命だ。
行く手を阻む連中を抹殺し、王の下へ向かう。王は謁見の間に居て、俺を見るなり仰天していた。
「勇者フェイス!? な、なぜ、ここへ」
『俺がどこへ来ようが、俺の勝手だろう? それにお望み通り戻ってきてやったんだ。むしろ感謝してほしいものだね』
そして喜びな、今は機嫌がいいんだ。苦しまずに殺してやるよ。
四の五の言わせず、王の首を斬り飛ばす。宰相も口の中に剣を突き刺し、死体を投げ捨てた。
『ああ、大変だ。王が居なくなってしまったぞ。だが安心しろ、この俺が人間を導いてやる。たった今から、このエンディミオンが人間の王だ!』
退屈によって乾いた俺の心は、満たされる事が無い。どこまでも、どこまでも、どこまでも! 命が無様に潰えていく姿を見て始めて、俺の心は潤うんだ。
さぁ、踊れ人間達。この俺に滑稽なダンスを捧げろ。
この空虚な空っぽの心を、満たしてくれ!
◇◇◇
〈ディック視点〉
「フェイスの容態は?」
「非常に、厳しいです……継続的に治癒術を掛けていますが、果たして明日まで持つかどうか……」
魔王城の医務室に運ばれたフェイスは、数名の術士によって治癒術を掛けられている。ディアボロスに貫かれた傷は治療困難で、フェイスは意識不明のまま、刻一刻と命を削られていた。
「フェイス、目を開けてよ……フェイス、フェイス……!」
アプサラスが泣きはらし、ベッドに縋りついている。僕は唇をかみしめ、目を閉じた。
「……どうして僕を、助けたんだ。フェイス……いや……クレス……」
シラヌイから、話は聞いたよ。随分昔、僕と友達になった貴族……お前だったんだな。
どうして黙っていた、なんで教えてくれなかった。挙句の果てには、一人勝手に苦しんで。
助けてくれたお礼くらい、言わせてくれよ。お前は本当にどこまでも、ずるい奴だ。
「ディック、今、平気?」
「……うん。魔王からの招集だね、すぐに行くよ」
「まってディック、フェイスの、傍に居て。フェイスの、友達なんでしょ、ねぇ、ディック」
「……アプサラスが、傍に居てくれ。僕にはやるべき事がある、フェイスが託してくれた、この命に懸けてやらなきゃならない事が」
アプサラスをそっと撫で、僕はフェイスを見やった。
君の覚悟、確かに受け取った。少しだけ分けてもらうよ、君の力を。
だから、僕の決意も受け取ってくれ。そして必ず戻ってきてくれ。君の帰りを待つ者が、ここに二人居るのだから。
「フェイスは任せたよ、アプサラス」
「……うん」
絶対死ぬなよ、お前が死んだら、この子がどれだけ悲しむかわかっているだろう。
アプサラスのために、戻ってこい。フェイス。
◇◇◇
会議室へ着くと、魔王四天王に加えて、ゲストが三人来ていた。
「やぁ青年。元気にしていたかな?」
「ドレカー。それにケイと、ラズリも」
「ああ、リージョンに運んでもらってな。事が事だからな、ウィンディア人代表としてきたんだ」
「私は先々代から呼び出しを受けました。最早事態は、大陸全土に影響を受けるほど大きなものになっています。すぐにでも、エンディミオン討伐へ向かえるよう派遣されました」
ラズリが派遣されている時点で、事の重大さが分かると言う物だ。エルフの国が最大戦力を出さざるを得ない程に、状況は悪くなっているんだ。
『よし、これで全員揃ったね。ではまず、現在どのような情勢なのか。結論から話すよ』
魔王は神妙な面持ちで、衝撃的な情報を伝えてきた。
『人間領は王が殺され、エンディミオンが支配した。元々、所有者と同じ種族全員に洗脳を施せる力を持った魔導具だ。王が死に、混乱の最中に全人類の思考を奪ったんだろう。思った以上に速く、人間領の混乱は収まったよ』
「ただ、そいつは逆に言うと、人間領そのものが、エンディミオンの思考に染まったと言っていいな」
ケイは腕を組み、
「今人間領では、全住民が兵として戦争に駆り出されようとしているみたいだ。何しろ全員エンディミオンに操られている状態だからな、誰も反対せず、魔王領へ攻め込む準備をしているよ。老若男女問わずな」
「なんて事を……しかもエンディミオンは、それを暇つぶしで行おうとしているんだぞ」
「ちょっとぉ、規模が凄まじすぎるわよねぇ……しかも全人類が襲ってくるとか、一体どれだけの軍勢がやってくるのぉ?」
「私見だが、魔王軍の五,六倍には上るだろうな。それに道中ケイ君から聞いたが、エンディミオンによって力を増強されている危険があるそうだ」
「……戦闘が始まれば、瞬く間に蹂躙されるな」
「我々エルフ軍の増援をもってしても、焼け石に水でしょうね」
情報を集めれば集めるほど、悪い事が出てくる。こうしている間にも、破滅へのカウントダウンが進んでいた。
「でも、これだけ悪い事が出ていても……やるべき事はシンプルよ。そうでしょう、ディック」
『猶予は恐らく、一日と言った所だろう。防衛線の維持も期待できぬ。となれば、おのずと答えも絞られる』
「ああ……一刻も早く、エンディミオンを討伐する。これが僕らの、最後の任務だ」
多くの問題の根っこは、奴に集約されている。どんな雑草も、根を根絶すれば死に絶える。
フェイスがくれた時間、絶対に無駄にはしない。絶対にだ
俺は我が分身を握りしめ、城へと突入する。近衛兵達が襲ってくるが、こんな雑魚に用はない。俺が欲しいのは、王の命だ。
行く手を阻む連中を抹殺し、王の下へ向かう。王は謁見の間に居て、俺を見るなり仰天していた。
「勇者フェイス!? な、なぜ、ここへ」
『俺がどこへ来ようが、俺の勝手だろう? それにお望み通り戻ってきてやったんだ。むしろ感謝してほしいものだね』
そして喜びな、今は機嫌がいいんだ。苦しまずに殺してやるよ。
四の五の言わせず、王の首を斬り飛ばす。宰相も口の中に剣を突き刺し、死体を投げ捨てた。
『ああ、大変だ。王が居なくなってしまったぞ。だが安心しろ、この俺が人間を導いてやる。たった今から、このエンディミオンが人間の王だ!』
退屈によって乾いた俺の心は、満たされる事が無い。どこまでも、どこまでも、どこまでも! 命が無様に潰えていく姿を見て始めて、俺の心は潤うんだ。
さぁ、踊れ人間達。この俺に滑稽なダンスを捧げろ。
この空虚な空っぽの心を、満たしてくれ!
◇◇◇
〈ディック視点〉
「フェイスの容態は?」
「非常に、厳しいです……継続的に治癒術を掛けていますが、果たして明日まで持つかどうか……」
魔王城の医務室に運ばれたフェイスは、数名の術士によって治癒術を掛けられている。ディアボロスに貫かれた傷は治療困難で、フェイスは意識不明のまま、刻一刻と命を削られていた。
「フェイス、目を開けてよ……フェイス、フェイス……!」
アプサラスが泣きはらし、ベッドに縋りついている。僕は唇をかみしめ、目を閉じた。
「……どうして僕を、助けたんだ。フェイス……いや……クレス……」
シラヌイから、話は聞いたよ。随分昔、僕と友達になった貴族……お前だったんだな。
どうして黙っていた、なんで教えてくれなかった。挙句の果てには、一人勝手に苦しんで。
助けてくれたお礼くらい、言わせてくれよ。お前は本当にどこまでも、ずるい奴だ。
「ディック、今、平気?」
「……うん。魔王からの招集だね、すぐに行くよ」
「まってディック、フェイスの、傍に居て。フェイスの、友達なんでしょ、ねぇ、ディック」
「……アプサラスが、傍に居てくれ。僕にはやるべき事がある、フェイスが託してくれた、この命に懸けてやらなきゃならない事が」
アプサラスをそっと撫で、僕はフェイスを見やった。
君の覚悟、確かに受け取った。少しだけ分けてもらうよ、君の力を。
だから、僕の決意も受け取ってくれ。そして必ず戻ってきてくれ。君の帰りを待つ者が、ここに二人居るのだから。
「フェイスは任せたよ、アプサラス」
「……うん」
絶対死ぬなよ、お前が死んだら、この子がどれだけ悲しむかわかっているだろう。
アプサラスのために、戻ってこい。フェイス。
◇◇◇
会議室へ着くと、魔王四天王に加えて、ゲストが三人来ていた。
「やぁ青年。元気にしていたかな?」
「ドレカー。それにケイと、ラズリも」
「ああ、リージョンに運んでもらってな。事が事だからな、ウィンディア人代表としてきたんだ」
「私は先々代から呼び出しを受けました。最早事態は、大陸全土に影響を受けるほど大きなものになっています。すぐにでも、エンディミオン討伐へ向かえるよう派遣されました」
ラズリが派遣されている時点で、事の重大さが分かると言う物だ。エルフの国が最大戦力を出さざるを得ない程に、状況は悪くなっているんだ。
『よし、これで全員揃ったね。ではまず、現在どのような情勢なのか。結論から話すよ』
魔王は神妙な面持ちで、衝撃的な情報を伝えてきた。
『人間領は王が殺され、エンディミオンが支配した。元々、所有者と同じ種族全員に洗脳を施せる力を持った魔導具だ。王が死に、混乱の最中に全人類の思考を奪ったんだろう。思った以上に速く、人間領の混乱は収まったよ』
「ただ、そいつは逆に言うと、人間領そのものが、エンディミオンの思考に染まったと言っていいな」
ケイは腕を組み、
「今人間領では、全住民が兵として戦争に駆り出されようとしているみたいだ。何しろ全員エンディミオンに操られている状態だからな、誰も反対せず、魔王領へ攻め込む準備をしているよ。老若男女問わずな」
「なんて事を……しかもエンディミオンは、それを暇つぶしで行おうとしているんだぞ」
「ちょっとぉ、規模が凄まじすぎるわよねぇ……しかも全人類が襲ってくるとか、一体どれだけの軍勢がやってくるのぉ?」
「私見だが、魔王軍の五,六倍には上るだろうな。それに道中ケイ君から聞いたが、エンディミオンによって力を増強されている危険があるそうだ」
「……戦闘が始まれば、瞬く間に蹂躙されるな」
「我々エルフ軍の増援をもってしても、焼け石に水でしょうね」
情報を集めれば集めるほど、悪い事が出てくる。こうしている間にも、破滅へのカウントダウンが進んでいた。
「でも、これだけ悪い事が出ていても……やるべき事はシンプルよ。そうでしょう、ディック」
『猶予は恐らく、一日と言った所だろう。防衛線の維持も期待できぬ。となれば、おのずと答えも絞られる』
「ああ……一刻も早く、エンディミオンを討伐する。これが僕らの、最後の任務だ」
多くの問題の根っこは、奴に集約されている。どんな雑草も、根を根絶すれば死に絶える。
フェイスがくれた時間、絶対に無駄にはしない。絶対にだ
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