150 / 181
149話 不可解な病
しおりを挟む
四天王ともども呼びつけられ、僕は固唾をのんで魔王の言葉を待っていた。
魔王は長々と息を吐くと、重苦しい口調で話し始めた。
『魔王領全域に、得体のしれない病魔が広がっているんだ。症状は結核に似ているけど、空気感染にしたって、病気の広がり方があまりにも早すぎる。過去遡ってみても、こんな病気が発生した記録は一度もないんだ』
「つまり……可能性は二つか」
ソユーズが指を出し、
「一つは、突然発生した新種の病。もう一つは……何者かが作り出し、意図的に蔓延させた人造の病。合っていますか?」
『その通りだよ。実はこの病、昨日から人間領でも急に発生し出してね、それも超広域に。嫌な予感がしてバルドフに戻ってきたら』
「たった一日でこの有様、って訳ですねぇ……ちょっと病気の広がり方が爆発的すぎるわねぇ。新種の病って線は考えにくいわぁ」
「僕も同じ意見だ。となると、人工の病って可能性がより高くなる」
勿論、早計な考えだという自覚はある。けれども、病気も自然の理の一つだ。今回の広がり方は、それからあまりにもかけ離れすぎている。
病気の発生源を様々な角度で考えても、自然発生した物とは考えられない。となると、自然と可能性は絞られる。
リージョンに目配せすると、彼は頷いた。
「どれだけ荒唐無稽な結論でも、それ以外に答えが無ければそれが正答となる、だな。人間領と魔王領、双方を狙った規模のでかいバイオテロ。それがこの事件だ」
「一体どこのどいつよ、こんな事仕出かしたのは。人間領と魔王領同時に攻撃するなんて、個人じゃ絶対無理だわ。この停戦に乗じて二つの領土を奪おうって魂胆かしら」
『にしては、行動があまりに無作為すぎるがな。別の目的が隠れている危険もあるぞ』
シラヌイとシルフィが眉間に皴を寄せた。だけど魔王は首を振った。
『目的や敵の正体はこれから調査する段階だから何とも言えない。けど相当危ない状況なのに変わりないよ。なにしろ、特効薬は当然、進行を遅らせる薬も無いんだ。人造のせいか、従来の病気と性質が大きく異なっている。ワシが就任して以来、一番の大事件だよ』
魔王はそう言うと、僕らに辞令を下した。
『事は一刻を争う状況だ、なので四天王と英雄ディックの五名に命じる。バイオテロの主格犯を早急に対処しなさい。規模からして一般兵では無理だ、君達の活躍に期待する』
『はっ!』
僕らは敬礼してから、一旦会議室から出た。
バイオテロを目論んだ犯人を捜す、それが最終的な目的となるけど……それより前にやらなきゃならない事がある。
「まずはこの病気の対処からしないと危険だ。仮に敵を探し出せても、特効薬が手に入るとは限らない。万一に備えて、特効薬の確保から始めるべきだと思う」
「それも私達が動けるうちにね。今は大丈夫だけど、私達も下手すりゃ感染する危険がある。勿論魔王様だって。そうなればおしまいよ」
まずは僕達が安心して動けるよう、土台作りをすべきだろう。病気の特効薬を手に入れて、バイオテロの応急処置をしなければ。
「なんとしても、この病気だけは駆除しなくちゃ……肺の病気は、僕が一番嫌いな病気だから……どんな手を使っても、駆除しなくちゃ!」
「ディック……ちょっと、恐いわよ」
「……無理もなかろう。最愛の母を奪った病だ、ムキになって当然だ」
「そっか、イザヨイさんは、この病気で……」
「うん、だから、許せないんだ。肺の病気を使って人を苦しめるような奴が。相手が誰であろうと、そいつは……僕の刀で、切り捨てる!」
僕と母さんのような別れを、他の人にも味わせるわけにはいかない。病気で大事な人を喪う悲しみを受けるのは、僕だけで充分だ!
「意気込むのはいいがな、ディック、特効薬の当てはあるのか? 人造の病気となると対応する薬がないはずだぞ」
「そうねぇ……風邪薬で肺炎は治らないし、きちんとしたお薬が無いと」
「それに関しては一つ、心当たりがある。エルフの国だ」
エルフの国は秘術や秘薬を多く所有している。彼らを頼れば、何かしらの知恵を貸してくれるはずだ。
僕は弱い、一人では何もできないくらいに。だから誰かを頼るんだ。
「エルフの国か。成程、同盟を組んだ今なら技術提供をしてくれそうだな」
「お薬の素材さえわかれば、私の創造の力で増産できるわぁ。行く前にきちんと消毒してから行かないとねぇ」
「……医療部門から、病原体のサンプルを借りておこう。その方が対処もしやすかろう」
「ありがとう皆、必ず、この病気を駆逐しよう!」
胸に手を当て、シラヌイを見やる。母さんに瓜二つの彼女が肺の病気で苦しむ姿を想像するだけで、胸が張り裂けそうになる。
もう、あんな思いをするのは嫌だ。絶対、絶対君を守る! 母さん、どうか力を貸してくれ!
『…………』
「どうしたのよシルフィ、黙りこくって」
『うむ……ディックよ、イザヨイが結核にかかった場所と時期は分かるか?』
「なんだい、急にかしこまって」
『よいから答えろ』
「ん……確か、二つの領域の境にある街だったかな。そこでの依頼から帰ってすぐに、結核に……それが、何か?」
『いいや、確証のない話をして混乱させるわけにはいかん。戯言だと思って気にするな』
妙に含みのある言葉だな、気にするなと言われても気になってしまう。
「……ん?」
……母さんの病気と、今回の病気……確かに、似てはいる。それに人造の病気って可能性があるって事は……
「まさか、な……」
僕の頭に、ある予感がよぎる。そっとそれをしまい込んで、僕はエルフの国へ急ぐ事にした。
魔王は長々と息を吐くと、重苦しい口調で話し始めた。
『魔王領全域に、得体のしれない病魔が広がっているんだ。症状は結核に似ているけど、空気感染にしたって、病気の広がり方があまりにも早すぎる。過去遡ってみても、こんな病気が発生した記録は一度もないんだ』
「つまり……可能性は二つか」
ソユーズが指を出し、
「一つは、突然発生した新種の病。もう一つは……何者かが作り出し、意図的に蔓延させた人造の病。合っていますか?」
『その通りだよ。実はこの病、昨日から人間領でも急に発生し出してね、それも超広域に。嫌な予感がしてバルドフに戻ってきたら』
「たった一日でこの有様、って訳ですねぇ……ちょっと病気の広がり方が爆発的すぎるわねぇ。新種の病って線は考えにくいわぁ」
「僕も同じ意見だ。となると、人工の病って可能性がより高くなる」
勿論、早計な考えだという自覚はある。けれども、病気も自然の理の一つだ。今回の広がり方は、それからあまりにもかけ離れすぎている。
病気の発生源を様々な角度で考えても、自然発生した物とは考えられない。となると、自然と可能性は絞られる。
リージョンに目配せすると、彼は頷いた。
「どれだけ荒唐無稽な結論でも、それ以外に答えが無ければそれが正答となる、だな。人間領と魔王領、双方を狙った規模のでかいバイオテロ。それがこの事件だ」
「一体どこのどいつよ、こんな事仕出かしたのは。人間領と魔王領同時に攻撃するなんて、個人じゃ絶対無理だわ。この停戦に乗じて二つの領土を奪おうって魂胆かしら」
『にしては、行動があまりに無作為すぎるがな。別の目的が隠れている危険もあるぞ』
シラヌイとシルフィが眉間に皴を寄せた。だけど魔王は首を振った。
『目的や敵の正体はこれから調査する段階だから何とも言えない。けど相当危ない状況なのに変わりないよ。なにしろ、特効薬は当然、進行を遅らせる薬も無いんだ。人造のせいか、従来の病気と性質が大きく異なっている。ワシが就任して以来、一番の大事件だよ』
魔王はそう言うと、僕らに辞令を下した。
『事は一刻を争う状況だ、なので四天王と英雄ディックの五名に命じる。バイオテロの主格犯を早急に対処しなさい。規模からして一般兵では無理だ、君達の活躍に期待する』
『はっ!』
僕らは敬礼してから、一旦会議室から出た。
バイオテロを目論んだ犯人を捜す、それが最終的な目的となるけど……それより前にやらなきゃならない事がある。
「まずはこの病気の対処からしないと危険だ。仮に敵を探し出せても、特効薬が手に入るとは限らない。万一に備えて、特効薬の確保から始めるべきだと思う」
「それも私達が動けるうちにね。今は大丈夫だけど、私達も下手すりゃ感染する危険がある。勿論魔王様だって。そうなればおしまいよ」
まずは僕達が安心して動けるよう、土台作りをすべきだろう。病気の特効薬を手に入れて、バイオテロの応急処置をしなければ。
「なんとしても、この病気だけは駆除しなくちゃ……肺の病気は、僕が一番嫌いな病気だから……どんな手を使っても、駆除しなくちゃ!」
「ディック……ちょっと、恐いわよ」
「……無理もなかろう。最愛の母を奪った病だ、ムキになって当然だ」
「そっか、イザヨイさんは、この病気で……」
「うん、だから、許せないんだ。肺の病気を使って人を苦しめるような奴が。相手が誰であろうと、そいつは……僕の刀で、切り捨てる!」
僕と母さんのような別れを、他の人にも味わせるわけにはいかない。病気で大事な人を喪う悲しみを受けるのは、僕だけで充分だ!
「意気込むのはいいがな、ディック、特効薬の当てはあるのか? 人造の病気となると対応する薬がないはずだぞ」
「そうねぇ……風邪薬で肺炎は治らないし、きちんとしたお薬が無いと」
「それに関しては一つ、心当たりがある。エルフの国だ」
エルフの国は秘術や秘薬を多く所有している。彼らを頼れば、何かしらの知恵を貸してくれるはずだ。
僕は弱い、一人では何もできないくらいに。だから誰かを頼るんだ。
「エルフの国か。成程、同盟を組んだ今なら技術提供をしてくれそうだな」
「お薬の素材さえわかれば、私の創造の力で増産できるわぁ。行く前にきちんと消毒してから行かないとねぇ」
「……医療部門から、病原体のサンプルを借りておこう。その方が対処もしやすかろう」
「ありがとう皆、必ず、この病気を駆逐しよう!」
胸に手を当て、シラヌイを見やる。母さんに瓜二つの彼女が肺の病気で苦しむ姿を想像するだけで、胸が張り裂けそうになる。
もう、あんな思いをするのは嫌だ。絶対、絶対君を守る! 母さん、どうか力を貸してくれ!
『…………』
「どうしたのよシルフィ、黙りこくって」
『うむ……ディックよ、イザヨイが結核にかかった場所と時期は分かるか?』
「なんだい、急にかしこまって」
『よいから答えろ』
「ん……確か、二つの領域の境にある街だったかな。そこでの依頼から帰ってすぐに、結核に……それが、何か?」
『いいや、確証のない話をして混乱させるわけにはいかん。戯言だと思って気にするな』
妙に含みのある言葉だな、気にするなと言われても気になってしまう。
「……ん?」
……母さんの病気と、今回の病気……確かに、似てはいる。それに人造の病気って可能性があるって事は……
「まさか、な……」
僕の頭に、ある予感がよぎる。そっとそれをしまい込んで、僕はエルフの国へ急ぐ事にした。
0
お気に入りに追加
3,383
あなたにおすすめの小説
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。

転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる