147 / 181
146話 アプサラスのショートソード
しおりを挟む
エンディミオンを失ってから、俺は弱くなった。
不死の力はなくなったし、魔力の供給もなくなったから無尽蔵に戦えなくなった。勿論、技のコピーもできやしない。
『ぐあああっ!』
だけど俺は、強くなっていた。
ディアボロスを剣で殴り倒し、一息つく。この一ヶ月、毎日このクソジジィと戦っているが、俺は一度も負けていない。
こいつは俺を殺す気で戦っている、一発でも攻撃を受ければ、俺はミンチになるだろう。その危機感が感覚を研ぎ澄ましているのか、奴の動きが止まって見える。
それに俺が死んだ後、アプサラスがどうなっちまうのかが心配だ。そう思うと、俺の命を大事にしなければならないと、強く思ってしまう。
絶対死ぬわけにはいかない。この思いが、ディアボロスを超える力を生み出しているんだ。
『ばっはっは! まさか生身の人間に戻るなり強くなるとは。やはり貴様は面白いな勇者よ!』
「だから、俺はもう勇者じゃねぇって言ってんだろうが」
俺はエンディミオンの抜け殻、空っぽのフェイスだ。勇者じゃない俺自身には、何の価値もない。
自分で言ってて悲しくなるぜ、くそが。
「フェイス、剣使うの上手だね。どうしてそんなに上手なの?」
「知るかよ、物心ついた時にはとっくに使えるようになっていたからな」
「そっかぁ。あたしにも使える?」
「特訓すりゃ出来るようになるだろう。やってみるか?」
何となく、気まぐれに言ってみたら、アプサラスは目を輝かせて頷いた。
「なら木刀が欲しい所だが、おいジジィ」
『そんな物あるわけなかろう。だがワシ謹製の武具ならたんまりあるぞ』
「んなもんこいつが使えるわけねぇだろうが。ちっ、ショートソードでもあればいいんだが」
『なら作ればよかろう。おい!』
ディアボロスが号令をかけるなり、ドラゴンが鍛冶道具を持ってきた。槌にふいごに携帯用の窯に……っておい、俺に持たせて何させるつもりだこら。
『素材ならワシが提供してやる、指示してやるからその通りに打ってみろ』
「って俺がこいつの剣を作るのかよ。なんでこんなもんやんなきゃならねぇんだ」
『気分転換になるぞ。その龍王剣もディックが持つ輝龍剣もワシが打った逸品でな』
「そのでかい図体でどうやって鍛冶してんだよ」
『企業秘密だ。ばっはっは! ともあれ、ワシの鱗を使え。小ぶりの剣を作るのなら丁度よかろう』
「いいの? ありがとうおじいちゃん」
『ばっはっはっはっは!』
上機嫌に笑うジジィがなんかイラつく。そういやこいつ、子供好きとか言ってたな。アプサラスを孫かなんかと勘違いしてんのか?
突っぱねてもしゃあないし、やってやるけどよ。なんで俺、こんな事してんだろうな。
トカゲのジジィに叱られながら、乳臭い女のために剣を打っている。どういう状況だよこれ、俺はいつから鍛冶職人の息子になっちまったんだ?
……だが、貴族時代よりも、悪くない気分だな。
「よし出来た。どうだジジィ」
『ばっはっは! 中々筋がいいではないか、Sクラスのショートソードだぞ』
ディアボロスの鱗を使った剣は、桃色の刀身を持っていた。軽くて振りやすい、初心者のアプサラスでも使える代物だ。
ドラゴン革で鞘も作り、アプサラスに渡してやる。そしたら随分とまぁ、喜んでくれたもんだ。
「ありがとうフェイス! 剣だ、凄いよおじいちゃん、私剣を持っちゃった!」
「たかがショートソードごときではしゃぐなよ」
「だって、私の夢は冒険者だよ、冒険者って言ったら剣だよ。これであたし、世界を回れるんだよ!」
「気が早いってんだよ、いくら武器持ったところで、使い方が分からなきゃ意味ねぇだろうが。っだ!? 危ねぇから振り回すな馬鹿!」
「んっんっん~♪ ぼうけんしゃー、わたしは勇敢なぼうけんしゃー♪」
「冒険者になる前にまずは常識を学べド阿呆!」
このままじゃ俺が危ない。最低限の剣術教えとかないとまずいな。
「鞘に納めろ、自分の身が危ない時以外は絶対抜くんじゃねぇ」
「え? それじゃああたし、これ使えないよ?」
「なんでだよ」
「だって、フェイスがあたしを守ってくれるでしょ。あたしが危ない時なんて来ないよ。アプサラスの勇者は強いんだもん」
「お前な……なんだってそんな恥ずかしい事を平気で言えるんだよ」
「だって、フェイスはあたしの勇者でしょ? 監獄で言ってくれたもん」
「だから言うなっての! やべぇ、気の迷いでなんつう事言っちまったんだよ俺……」
顔が熱い、こりゃ、赤くなってるな。
「あーくそ! おら剣を握れ、使い方教えてやるから」
「ほんと!?」
「じゃねぇと俺が危ねぇだろうが。ってこら、片手で構えるな」
「だってフェイスは片手で剣を使ってるよ?」
「俺は基礎が出来てるからいいんだ、ズブの素人がいきなり片手持ちすんじゃねぇよ。いいか? 剣はまず両手を間隔を空けて握り、体の中心に合わせて……」
背中越しに腕を伸ばし、アプサラスに手取り足取り教えていく。こいつの手、剣を握るには少し小さいな。変に片手持ちなんかしたら振った瞬間吹っ飛ぶぞ。
「とまぁ、これが基礎の構えだ。まずはこいつでまともに剣を振れるようになれ」
「う、うん」
「あ? 何赤くなってんだ」
「え、と。この格好、なんか恥ずかしい」
「剣術教えるのやめるぞてめぇ」
「だって、フェイスが抱きしめてくるから」
……は? いや待て、抱きしめたわけじゃねぇぞ。
こうした方が効率よく教えられるからしただけだ、そもそも俺が十四歳の平坦女に欲情するわけがねぇだろうが。
『青春だな、ばっはっは!』
「黙れクソジジィ、アプサラスも変な事考えんな。冒険者になりたいんだろ? なら真面目にやれ。今日から特訓だ、俺がお前を強くしてやる」
「うん! ありがとフェイス!」
だから礼を言うんじゃねぇよ、なんかこう、胸がくすぐったくなるだろうが。
やっぱこいつ、苦手だぜ。
不死の力はなくなったし、魔力の供給もなくなったから無尽蔵に戦えなくなった。勿論、技のコピーもできやしない。
『ぐあああっ!』
だけど俺は、強くなっていた。
ディアボロスを剣で殴り倒し、一息つく。この一ヶ月、毎日このクソジジィと戦っているが、俺は一度も負けていない。
こいつは俺を殺す気で戦っている、一発でも攻撃を受ければ、俺はミンチになるだろう。その危機感が感覚を研ぎ澄ましているのか、奴の動きが止まって見える。
それに俺が死んだ後、アプサラスがどうなっちまうのかが心配だ。そう思うと、俺の命を大事にしなければならないと、強く思ってしまう。
絶対死ぬわけにはいかない。この思いが、ディアボロスを超える力を生み出しているんだ。
『ばっはっは! まさか生身の人間に戻るなり強くなるとは。やはり貴様は面白いな勇者よ!』
「だから、俺はもう勇者じゃねぇって言ってんだろうが」
俺はエンディミオンの抜け殻、空っぽのフェイスだ。勇者じゃない俺自身には、何の価値もない。
自分で言ってて悲しくなるぜ、くそが。
「フェイス、剣使うの上手だね。どうしてそんなに上手なの?」
「知るかよ、物心ついた時にはとっくに使えるようになっていたからな」
「そっかぁ。あたしにも使える?」
「特訓すりゃ出来るようになるだろう。やってみるか?」
何となく、気まぐれに言ってみたら、アプサラスは目を輝かせて頷いた。
「なら木刀が欲しい所だが、おいジジィ」
『そんな物あるわけなかろう。だがワシ謹製の武具ならたんまりあるぞ』
「んなもんこいつが使えるわけねぇだろうが。ちっ、ショートソードでもあればいいんだが」
『なら作ればよかろう。おい!』
ディアボロスが号令をかけるなり、ドラゴンが鍛冶道具を持ってきた。槌にふいごに携帯用の窯に……っておい、俺に持たせて何させるつもりだこら。
『素材ならワシが提供してやる、指示してやるからその通りに打ってみろ』
「って俺がこいつの剣を作るのかよ。なんでこんなもんやんなきゃならねぇんだ」
『気分転換になるぞ。その龍王剣もディックが持つ輝龍剣もワシが打った逸品でな』
「そのでかい図体でどうやって鍛冶してんだよ」
『企業秘密だ。ばっはっは! ともあれ、ワシの鱗を使え。小ぶりの剣を作るのなら丁度よかろう』
「いいの? ありがとうおじいちゃん」
『ばっはっはっはっは!』
上機嫌に笑うジジィがなんかイラつく。そういやこいつ、子供好きとか言ってたな。アプサラスを孫かなんかと勘違いしてんのか?
突っぱねてもしゃあないし、やってやるけどよ。なんで俺、こんな事してんだろうな。
トカゲのジジィに叱られながら、乳臭い女のために剣を打っている。どういう状況だよこれ、俺はいつから鍛冶職人の息子になっちまったんだ?
……だが、貴族時代よりも、悪くない気分だな。
「よし出来た。どうだジジィ」
『ばっはっは! 中々筋がいいではないか、Sクラスのショートソードだぞ』
ディアボロスの鱗を使った剣は、桃色の刀身を持っていた。軽くて振りやすい、初心者のアプサラスでも使える代物だ。
ドラゴン革で鞘も作り、アプサラスに渡してやる。そしたら随分とまぁ、喜んでくれたもんだ。
「ありがとうフェイス! 剣だ、凄いよおじいちゃん、私剣を持っちゃった!」
「たかがショートソードごときではしゃぐなよ」
「だって、私の夢は冒険者だよ、冒険者って言ったら剣だよ。これであたし、世界を回れるんだよ!」
「気が早いってんだよ、いくら武器持ったところで、使い方が分からなきゃ意味ねぇだろうが。っだ!? 危ねぇから振り回すな馬鹿!」
「んっんっん~♪ ぼうけんしゃー、わたしは勇敢なぼうけんしゃー♪」
「冒険者になる前にまずは常識を学べド阿呆!」
このままじゃ俺が危ない。最低限の剣術教えとかないとまずいな。
「鞘に納めろ、自分の身が危ない時以外は絶対抜くんじゃねぇ」
「え? それじゃああたし、これ使えないよ?」
「なんでだよ」
「だって、フェイスがあたしを守ってくれるでしょ。あたしが危ない時なんて来ないよ。アプサラスの勇者は強いんだもん」
「お前な……なんだってそんな恥ずかしい事を平気で言えるんだよ」
「だって、フェイスはあたしの勇者でしょ? 監獄で言ってくれたもん」
「だから言うなっての! やべぇ、気の迷いでなんつう事言っちまったんだよ俺……」
顔が熱い、こりゃ、赤くなってるな。
「あーくそ! おら剣を握れ、使い方教えてやるから」
「ほんと!?」
「じゃねぇと俺が危ねぇだろうが。ってこら、片手で構えるな」
「だってフェイスは片手で剣を使ってるよ?」
「俺は基礎が出来てるからいいんだ、ズブの素人がいきなり片手持ちすんじゃねぇよ。いいか? 剣はまず両手を間隔を空けて握り、体の中心に合わせて……」
背中越しに腕を伸ばし、アプサラスに手取り足取り教えていく。こいつの手、剣を握るには少し小さいな。変に片手持ちなんかしたら振った瞬間吹っ飛ぶぞ。
「とまぁ、これが基礎の構えだ。まずはこいつでまともに剣を振れるようになれ」
「う、うん」
「あ? 何赤くなってんだ」
「え、と。この格好、なんか恥ずかしい」
「剣術教えるのやめるぞてめぇ」
「だって、フェイスが抱きしめてくるから」
……は? いや待て、抱きしめたわけじゃねぇぞ。
こうした方が効率よく教えられるからしただけだ、そもそも俺が十四歳の平坦女に欲情するわけがねぇだろうが。
『青春だな、ばっはっは!』
「黙れクソジジィ、アプサラスも変な事考えんな。冒険者になりたいんだろ? なら真面目にやれ。今日から特訓だ、俺がお前を強くしてやる」
「うん! ありがとフェイス!」
だから礼を言うんじゃねぇよ、なんかこう、胸がくすぐったくなるだろうが。
やっぱこいつ、苦手だぜ。
0
お気に入りに追加
3,383
あなたにおすすめの小説
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。

異世界に来たからといってヒロインとは限らない
あろまりん
ファンタジー
※ようやく修正終わりました!加筆&纏めたため、26~50までは欠番とします(笑)これ以降の番号振り直すなんて無理!
ごめんなさい、変な番号降ってますが、内容は繋がってますから許してください!!!※
ファンタジー小説大賞結果発表!!!
\9位/ ٩( 'ω' )و \奨励賞/
(嬉しかったので自慢します)
書籍化は考えていま…いな…してみたく…したいな…(ゲフンゲフン)
変わらず応援して頂ければと思います。よろしくお願いします!
(誰かイラスト化してくれる人いませんか?)←他力本願
※誤字脱字報告につきましては、返信等一切しませんのでご了承ください。しかるべき時期に手直しいたします。
* * *
やってきました、異世界。
学生の頃は楽しく読みました、ラノベ。
いえ、今でも懐かしく読んでます。
好きですよ?異世界転移&転生モノ。
だからといって自分もそうなるなんて考えませんよね?
『ラッキー』と思うか『アンラッキー』と思うか。
実際来てみれば、乙女ゲームもかくやと思う世界。
でもね、誰もがヒロインになる訳じゃないんですよ、ホント。
モブキャラの方が楽しみは多いかもしれないよ?
帰る方法を探して四苦八苦?
はてさて帰る事ができるかな…
アラフォー女のドタバタ劇…?かな…?
***********************
基本、ノリと勢いで書いてます。
どこかで見たような展開かも知れません。
暇つぶしに書いている作品なので、多くは望まないでくださると嬉しいです。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。

転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる