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125話 絶体絶命!
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ずっと探してた、あたしがあたしに戻れるペンダントを。
でも七人の私がどこかに捨てようとしたから、あたしは必死に隠した。どうにか捨てられずにすんだけど、どこに隠したのか分からなくなって、あたしは戻る事が出来なくなった。
七人の私は休みながら、あたしを支配している。本当にごく稀に、七人一斉に休む時があって、その時だけあたしはあたしに戻る事が出来た。
ちょっとの時間の中、あたしはペンダントを探し続けた。あたしに戻る為に。七人の私も探していた、二度とあたしが出てこれないように。
けど、ようやくあたしの宝物が見つかった。
七人の私より先に取り戻さないと。でも今のあたしは、あたし は あ た
……私は憤怒! 憤怒の人形!
私達で閉じ込めている 「あたし」を解放する 鍵を見つけた!
あれさえ壊せば 私の体は私達の物! 「あたし」が居なければ 愛は全て 私達の物!
違う! 全ての私を抑え、アプサラスになるのは 憤怒の人形だ!
その邪魔をする奴は 何人たりとも 許しはしない!
私は憤怒! 憤怒の人形!
邪魔する奴は 誰であろうと殺してやる!
◇◇◇
「どこだ! どこだどこだどこどこどこどこどこどこ! 出てこぉい!」
魔女が監獄を破壊しながら、僕達を探している。
僕とフェイスは息をひそめ、独房に身を隠していた。
(憤怒が出てやがる、見境なしに攻撃してるぜ)
(このままじゃいずれ見つかるな……けどどうしてここへ?)
(さぁな、こいつを手にしたら急に動き出しやがって)
フェイスはペンダントを出した。……ってそれ持ってるのかよ!?
(なんで持ってるんだよ、タイミング的にどう考えてもそれ探しに来てるだろあいつ!)
(うるせぇな! なんか、その……捨てるタイミングが分からなかっただけだ!)
(いや分かるだろ魔女が動き出した瞬間捨てろよ! なんでこんな時にポカしてるんだ!)
(やっちまったもんはしょうがねぇだろうが!)
「そぉぉぉぉこかぁぁぁぁぁぁ!!! 日誌ぃぃぃぃぃぃ!!!」
しまった、見つかった!
魔女が壁を粉砕し、僕達を発見する。普段無表情な人形の魔女が、鬼のような形相で僕らを睨んでいる。
「てめぇが大声出すからバレただろうが!」
「お前の持ってるペンダントのせいだろ!」
「それをぉぉぉぉ! よこせぇぇぇぇぇぇ!!!」
僕らは急いで逃げ出し、魔女が四つん這いになって追いかけてくる。
ペンダントに夢中で、僕らが脱走した事を気に留めていないようだ。壁や天井をはい回る姿は、完全に化け物だ。
「逃がすかぁぁぁぁぁ!!! 嫉妬の左手 『悶えろ』ぉぉぉぉぉ!」
嫉妬の力だ! 僕は一瞬目が見えなくなるけど、ハヌマーンのおかげですぐに戻る。でもフェイスは、
「ぐがっ!?」
触覚を奪われたようで、倒れてしまった。魔女が迫り、フェイスを殺そうと襲い掛かる。
「ちっ……とっとと行け! てめぇも死ぬぞ!」
「フェイス?」
「足手まといになんのはごめんだ、てめぇだけでも逃げろってんだボケナス!」
がなり立てるフェイスに僕は驚いた。今までのフェイスなら、絶対に言わないセリフだ。
……くそ、お前の方がボケナスだ。そんな事言われちゃ、見捨てられないだろうが!
「ハヌマーン!」
『承知!』
ハヌマーンを装備し、魔女を蹴り飛ばす。同時にフェイスに触れて、嫉妬の力を消し去った。
「くそ、虎の子のガラクタがバレただろうが。俺にかまわなきゃ隠せたってのに」
「それでも、お前を置いていけるか」
ハヌマーンの力で、魔女にはダメージが入っている。それでも、一発で倒せる敵じゃない。
「蹴ったな 蹴ったな蹴ったな蹴ったな蹴ったな蹴ったなぁァァァ!!!」
魔女は体勢を立て直し、大口を開けた。
「憤怒の雄たけび 『ウジ虫どもが』あああああああああ!!!」
魔女の叫び声が衝撃波となり、僕達に襲い掛かる。あまりの威力に吹き飛ばされ、僕らは何枚も壁を突き破った。
「がふっ!? お、音波攻撃……威力が、凄すぎる……!」
「傲慢の力より強ぇ……多分、カウンター型の能力だ……!」
受けたダメージに応じて、衝撃波を放つ力か……迂闊な攻撃は厳禁だな。
けど、それじゃあどうやって魔女を倒せばいい。ハヌマーンの効果が薄い以上、変身しても、憤怒の力で自滅しかねない。煌力も同じだ。
「まずいな、戦う手段がないぞ」
「くそったれ、エンディミオンがあればよぉ」
「みぃぃぃつけたぁぁぁぁぁぁ!!! 怠惰の右足 『這いつくばれ』ぇぇぇ!」
怠惰の力で動けなくなった所を、魔女は僕らの首を握りしめ、持ちあげた。
骨が軋む、息が出来ない。意識が、薄らいでいく。
「寄越せ それを寄越せ! それさえ壊せば私が! 私がアプサラスになれる! アプサラスは私だ! この憤怒こそがアプサラスだ!!! 監視人形! ペンダントを奪え! 壊せ! 「あたし」が二度と出てこれないよう 鍵を壊せ!」
監視人形が集まってくる。退路を断たれ、最悪の状況だ。
ごめん、シラヌイ……どうやら、僕はここで終わりみたいだ……!
「くそ、がぁ……!」
フェイスが最後の抵抗で、弱弱しく腕を殴った。ペンダントを持った手で。
「! 触れるな!」
刹那、魔女が慌てて僕達から離れた。
解放され、僕らはせき込む。魔女は忌々しそうにフェイスを睨んだ。
「ペンダントを ペンダントを持って 私に触れるな! 私が私でなくなる!」
「……どういうことだ?」
「わからねぇが、こいつがどうも弱点らしいな」
フェイスがペンダントを掲げた。意味が分からないけど、チャンスには違いない。
「さっきの様子からして、こいつを括りつけりゃ大人しくなるんじゃねぇか?」
「かもしれない。僕がアシストする、頼むぞフェイス!」
「任せな!」
「ぬがああああああっ! ペンダントを壊せぇぇぇぇ!!!」
魔女が監視人形を総動員し、攻撃してくる。魔女に日誌を押し付けるには、人形たちが邪魔だ。
「へっ、見つかってるなら派手に暴れていいだろう! ボルテックス・ブレイカー!」
フェイスは左手に紫電を纏い、巨大な腕を作り出した。上手く魔女を避けて監視人形だけを薙ぎ払い、僕の道を切り開く。
「こざかしい! 傲慢の眼 『ひれ伏せ』!!!」
魔女が目を見開き、僕達を圧し潰す力場を作った。
フェイスが倒れ、床にめり込む。僕も危うく倒れそうになるけど、ハヌマーンのおかげでどうにか立てる、走れる!
「おんのれぇ! 暴食の右手ぇ! 『貪れ』ぇぇぇっ!」
魔女の右手から黒いオーラが伸びてくる。けど魔導具の力なら!
『我が力で壊せるはずだ!』
オーラを殴ると、水風船のようにはじけ飛ぶ。僕は一気に魔女の懐へもぐりこんだ。
「うおおおっ!」
魔女を殴り飛ばすと、傲慢の力場がなくなった。魔女が倒れた所で腕を掴み、背中を足で押さえつける。だけど抵抗する力が強すぎて、振りほどかれそうだ。
「急げフェイス! 長く持たない!」
「わーってるよ!」
フェイスは魔女の首にペンダントを括り付けた。
すると激しく暴れていた魔女が、少しずつ大人しくなっていく。
「「あたし」が戻る 私が戻される おのれ おのれ! 待っていろ すぐに七人の私で 「あたし」を もう一度 封じ て や る 」
魔女が、機能停止した。監視人形もその場で倒れ、動かなくなる。
「どうなった?」
「さぁな、だがこれ以上戦えねぇぞ、思ったよりダメージ受けちまった」
「そうだな……って!」
急に魔女が立ち上がった。
まだ戦うのか、こっちはもういっぱいいっぱいだってのに!
「……戻れた、あたしに、戻れた」
だけど魔女は、落ち着いた口調で本を手に取った。
今までと様子が違う。口調にも人間らしさが現れている。
「二人があたしの宝物を、見つけてくれたんだ。ありがとう、おかげで、ちょっとの間「あたし」に戻れるかも」
「あたし? あたしって……」
「落書きの、あいつか?」
僕らは顔を見合わせる。そしたら、魔女が膝をついて、頭を下げてきた。
「あたしを助けてくれて、ありがとう。それと、ごめんなさい。あなたたちに、酷い事をしちゃって」
「……おい、てめぇ、誰だ?」
「あたしは、アプサラス。人形の魔女の、主人格だよ」
でも七人の私がどこかに捨てようとしたから、あたしは必死に隠した。どうにか捨てられずにすんだけど、どこに隠したのか分からなくなって、あたしは戻る事が出来なくなった。
七人の私は休みながら、あたしを支配している。本当にごく稀に、七人一斉に休む時があって、その時だけあたしはあたしに戻る事が出来た。
ちょっとの時間の中、あたしはペンダントを探し続けた。あたしに戻る為に。七人の私も探していた、二度とあたしが出てこれないように。
けど、ようやくあたしの宝物が見つかった。
七人の私より先に取り戻さないと。でも今のあたしは、あたし は あ た
……私は憤怒! 憤怒の人形!
私達で閉じ込めている 「あたし」を解放する 鍵を見つけた!
あれさえ壊せば 私の体は私達の物! 「あたし」が居なければ 愛は全て 私達の物!
違う! 全ての私を抑え、アプサラスになるのは 憤怒の人形だ!
その邪魔をする奴は 何人たりとも 許しはしない!
私は憤怒! 憤怒の人形!
邪魔する奴は 誰であろうと殺してやる!
◇◇◇
「どこだ! どこだどこだどこどこどこどこどこどこ! 出てこぉい!」
魔女が監獄を破壊しながら、僕達を探している。
僕とフェイスは息をひそめ、独房に身を隠していた。
(憤怒が出てやがる、見境なしに攻撃してるぜ)
(このままじゃいずれ見つかるな……けどどうしてここへ?)
(さぁな、こいつを手にしたら急に動き出しやがって)
フェイスはペンダントを出した。……ってそれ持ってるのかよ!?
(なんで持ってるんだよ、タイミング的にどう考えてもそれ探しに来てるだろあいつ!)
(うるせぇな! なんか、その……捨てるタイミングが分からなかっただけだ!)
(いや分かるだろ魔女が動き出した瞬間捨てろよ! なんでこんな時にポカしてるんだ!)
(やっちまったもんはしょうがねぇだろうが!)
「そぉぉぉぉこかぁぁぁぁぁぁ!!! 日誌ぃぃぃぃぃぃ!!!」
しまった、見つかった!
魔女が壁を粉砕し、僕達を発見する。普段無表情な人形の魔女が、鬼のような形相で僕らを睨んでいる。
「てめぇが大声出すからバレただろうが!」
「お前の持ってるペンダントのせいだろ!」
「それをぉぉぉぉ! よこせぇぇぇぇぇぇ!!!」
僕らは急いで逃げ出し、魔女が四つん這いになって追いかけてくる。
ペンダントに夢中で、僕らが脱走した事を気に留めていないようだ。壁や天井をはい回る姿は、完全に化け物だ。
「逃がすかぁぁぁぁぁ!!! 嫉妬の左手 『悶えろ』ぉぉぉぉぉ!」
嫉妬の力だ! 僕は一瞬目が見えなくなるけど、ハヌマーンのおかげですぐに戻る。でもフェイスは、
「ぐがっ!?」
触覚を奪われたようで、倒れてしまった。魔女が迫り、フェイスを殺そうと襲い掛かる。
「ちっ……とっとと行け! てめぇも死ぬぞ!」
「フェイス?」
「足手まといになんのはごめんだ、てめぇだけでも逃げろってんだボケナス!」
がなり立てるフェイスに僕は驚いた。今までのフェイスなら、絶対に言わないセリフだ。
……くそ、お前の方がボケナスだ。そんな事言われちゃ、見捨てられないだろうが!
「ハヌマーン!」
『承知!』
ハヌマーンを装備し、魔女を蹴り飛ばす。同時にフェイスに触れて、嫉妬の力を消し去った。
「くそ、虎の子のガラクタがバレただろうが。俺にかまわなきゃ隠せたってのに」
「それでも、お前を置いていけるか」
ハヌマーンの力で、魔女にはダメージが入っている。それでも、一発で倒せる敵じゃない。
「蹴ったな 蹴ったな蹴ったな蹴ったな蹴ったな蹴ったなぁァァァ!!!」
魔女は体勢を立て直し、大口を開けた。
「憤怒の雄たけび 『ウジ虫どもが』あああああああああ!!!」
魔女の叫び声が衝撃波となり、僕達に襲い掛かる。あまりの威力に吹き飛ばされ、僕らは何枚も壁を突き破った。
「がふっ!? お、音波攻撃……威力が、凄すぎる……!」
「傲慢の力より強ぇ……多分、カウンター型の能力だ……!」
受けたダメージに応じて、衝撃波を放つ力か……迂闊な攻撃は厳禁だな。
けど、それじゃあどうやって魔女を倒せばいい。ハヌマーンの効果が薄い以上、変身しても、憤怒の力で自滅しかねない。煌力も同じだ。
「まずいな、戦う手段がないぞ」
「くそったれ、エンディミオンがあればよぉ」
「みぃぃぃつけたぁぁぁぁぁぁ!!! 怠惰の右足 『這いつくばれ』ぇぇぇ!」
怠惰の力で動けなくなった所を、魔女は僕らの首を握りしめ、持ちあげた。
骨が軋む、息が出来ない。意識が、薄らいでいく。
「寄越せ それを寄越せ! それさえ壊せば私が! 私がアプサラスになれる! アプサラスは私だ! この憤怒こそがアプサラスだ!!! 監視人形! ペンダントを奪え! 壊せ! 「あたし」が二度と出てこれないよう 鍵を壊せ!」
監視人形が集まってくる。退路を断たれ、最悪の状況だ。
ごめん、シラヌイ……どうやら、僕はここで終わりみたいだ……!
「くそ、がぁ……!」
フェイスが最後の抵抗で、弱弱しく腕を殴った。ペンダントを持った手で。
「! 触れるな!」
刹那、魔女が慌てて僕達から離れた。
解放され、僕らはせき込む。魔女は忌々しそうにフェイスを睨んだ。
「ペンダントを ペンダントを持って 私に触れるな! 私が私でなくなる!」
「……どういうことだ?」
「わからねぇが、こいつがどうも弱点らしいな」
フェイスがペンダントを掲げた。意味が分からないけど、チャンスには違いない。
「さっきの様子からして、こいつを括りつけりゃ大人しくなるんじゃねぇか?」
「かもしれない。僕がアシストする、頼むぞフェイス!」
「任せな!」
「ぬがああああああっ! ペンダントを壊せぇぇぇぇ!!!」
魔女が監視人形を総動員し、攻撃してくる。魔女に日誌を押し付けるには、人形たちが邪魔だ。
「へっ、見つかってるなら派手に暴れていいだろう! ボルテックス・ブレイカー!」
フェイスは左手に紫電を纏い、巨大な腕を作り出した。上手く魔女を避けて監視人形だけを薙ぎ払い、僕の道を切り開く。
「こざかしい! 傲慢の眼 『ひれ伏せ』!!!」
魔女が目を見開き、僕達を圧し潰す力場を作った。
フェイスが倒れ、床にめり込む。僕も危うく倒れそうになるけど、ハヌマーンのおかげでどうにか立てる、走れる!
「おんのれぇ! 暴食の右手ぇ! 『貪れ』ぇぇぇっ!」
魔女の右手から黒いオーラが伸びてくる。けど魔導具の力なら!
『我が力で壊せるはずだ!』
オーラを殴ると、水風船のようにはじけ飛ぶ。僕は一気に魔女の懐へもぐりこんだ。
「うおおおっ!」
魔女を殴り飛ばすと、傲慢の力場がなくなった。魔女が倒れた所で腕を掴み、背中を足で押さえつける。だけど抵抗する力が強すぎて、振りほどかれそうだ。
「急げフェイス! 長く持たない!」
「わーってるよ!」
フェイスは魔女の首にペンダントを括り付けた。
すると激しく暴れていた魔女が、少しずつ大人しくなっていく。
「「あたし」が戻る 私が戻される おのれ おのれ! 待っていろ すぐに七人の私で 「あたし」を もう一度 封じ て や る 」
魔女が、機能停止した。監視人形もその場で倒れ、動かなくなる。
「どうなった?」
「さぁな、だがこれ以上戦えねぇぞ、思ったよりダメージ受けちまった」
「そうだな……って!」
急に魔女が立ち上がった。
まだ戦うのか、こっちはもういっぱいいっぱいだってのに!
「……戻れた、あたしに、戻れた」
だけど魔女は、落ち着いた口調で本を手に取った。
今までと様子が違う。口調にも人間らしさが現れている。
「二人があたしの宝物を、見つけてくれたんだ。ありがとう、おかげで、ちょっとの間「あたし」に戻れるかも」
「あたし? あたしって……」
「落書きの、あいつか?」
僕らは顔を見合わせる。そしたら、魔女が膝をついて、頭を下げてきた。
「あたしを助けてくれて、ありがとう。それと、ごめんなさい。あなたたちに、酷い事をしちゃって」
「……おい、てめぇ、誰だ?」
「あたしは、アプサラス。人形の魔女の、主人格だよ」
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