116 / 181
115話 共闘するディックとフェイス、勇者パーティ再結成
しおりを挟む
独房に戻されてから、魔女の動きはない。
気が付けば夜に差し掛かり、僕はため息をついた。
「魔王軍に捕まった直後は、きちんと食事が出たものだけど」
「ここにゃあ、そんなサービスなんざねぇんだろうな。そもそも魔女以外に誰も居ねぇしよ」
隣でフェイスがぼやいた。
気配察知で何度も探ったけど、この監獄には看守が居ない。魔女の他には監視人形が獄内のあちこちに設置されているだけで、囚人を管理する体制が全く整っていなかった。
捕らえた人を使い捨てとしか思っていない、劣悪な環境だ。と思うなり、腹の虫が鳴く。
こんな状況でもお腹が空くのは困りものだな、気持ちが余計に滅入ってくる。
人形の魔女はその体ゆえ、空腹を感じないんだろう。そのせいで、捕虜に対し食事を与えるって発想が無いみたいだ。多分この先も、食事が出されることはないだろう。
いつ魔女に呼び出されるかわからない重圧に、呼び出されたら無理難題を言い渡される恐怖、そして牢に閉じ込められ、食事も水も与えられないストレス……あまり長期間居たら、僕らでも死んでしまうな。
「……念のため、これを用意しといてよかったよ」
何となく嫌な予感がしたから、食事を作った時、自分用の食べものを作っておいたんだ。
シシャモをしっかり焼いて、ついでに根野菜のソテーを作り、紙に包んで懐に隠しておいた。監視人形に睨まれていたから、一食分しかないけど。
「おいてめぇ、何こっそり飯作ってんだ。俺にも寄越せ」
「ただではあげられないな。何か交換できる物を出してくれ」
「ちっ……ウォーター」
フェイスが水魔法を使い、水の球体を出して僕の牢に差し出した。
「こいつでどうだ。ここにゃあ水がない、飯より渇きで死ぬぞ」
「……分かった、いいよ」
十分価値のあるトレードだ。オベリスクのおかげで水魔法を使う感覚を覚えたから、僕もウォーターは使えるけど、引き換えに魔力を消費する。
魔力の消費は体力の消耗に繋がる、今後も食事が出ないことを考えれば、出来る限り体力消費を抑えなければ。
食べ物を半分渡し、水を貰う。監視人形はとくに咎める様子が無かった。
「味付けしてねぇのかよ」
「仕方ないだろ、監視の目を盗んで作ったんだから。文句があるなら食べるな」
「うるせぇな、不味いとは言ってねぇだろうが」
ほんの少しの食事を終え、一息つく。……なんか余計にお腹が空いた気がするな。
「おいディック、てめぇ俺が蹴り飛ばされた瞬間、ちゃんとアレ取ったんだろうな?」
「やっぱりあの迫り方は、監視人形の目を引く演技だったか」
「は? 何言ってやがる、あわよくば襲うつもりだったよ。監視人形が手を出さねぇならチャンスだしよぉ」
……もうヤダ、こいつ恐い……。
ともあれ、フェイスのおかげで手にした戦利品を出す。厨房のテーブルに使われていた針金だ。
「てめぇが物欲しそうに見ていたからなぁ。そいつで鍵を開けられるのか?」
「ソユーズにピッキングを教わったんだ。このくらいのカギなら、ハヌマーンと併用して開けられるよ」
「四天王直々の技術かよ。……にしてはしょぼくね?」
「言うな。彼が暇つぶしにやってる遊びなんだよ」
「あの根暗野郎、寂しい遊びしてんなぁ。んじゃあよ、鍵はどうにかなるとして、監視人形はどう切り抜けるつもりだ?」
確かに、そこは問題だな。壊せば魔女が飛んでくる、迂闊な真似は出来ない。
ただ、何か方法はあるはずだ。考えるしかない。
「くくっ、俺ならどうにかできるぜ?」
言うなりフェイスは人形を睨み、ギン! と目を開いた。
途端、人形が痙攣する。
「エンディミオンでシラヌイの幻術をコピーしていたんだよ。人形が見ている光景をいじって、俺達が大人しく寝ているように見せてやったぜ。これなら、カギを開けてもばれやしねぇさ」
「だけど、それじゃ魔女も気づくだろう?」
「いいや、問題ねぇよ。気配察知を使ってみろ」
……確かに、魔女に動きはない。相変わらず奇怪にもぞもぞ動いていた。
「魔女に隙が無いわけじゃねぇ。あいつが癇癪を起した時、本来なら俺達はもう死んでいたぜ?」
「ああ、そうだな。怠惰の右足で拘束されたら、僕達に暴食を避ける術はなかった。力の使い方が拙いように感じたよ」
「おまけに、あいつが向ける感情は全部自分に向いていた。思い出してみな? あいつは俺に料理をぶちまけられた事よりも、それに怒りを感じない自分に怒っていただろう?」
言われてみれば、病的なまでに自分本位な思考をしているのが分かる。人形の魔女は、自分以外の存在に対し、徹底的に興味が無いって事か。
「現に監視人形の目の前で飯の交換をしたのに、魔女にゃ動きがないんだ。って事は、自分に都合のいい光景さえ見れていりゃ、幻術を使われたことにも気づかねぇだろう。それに看守どころか、部下らしい奴すら引き連れてねぇところを見るに、てめぇの力を過信してるはずだ。自分が居ればここから出る事は不可能だってな。その慢心をついて行けば、監獄の探索をすんのはそう難しくねぇだろうよ」
……凄い分析力だな。そういやこいつは超がつくサディストだ。相手が嫌がる事をするために、弱点や心理を読む技術を身に着けているんだろう。
「いい気味だぜ、てめぇの腹の中で獲物が好き勝手に動かれるなんざ、ざまぁねぇや。あいつが悔しがってヒス起こす姿を見てやりたいもんだ」
「本当に嫌がらせをさせたら天下一品だな……」
けど逆を言えば、それだけ洞察力と頭脳に優れている事になる。フェイスの厄介なところだよ。
「だがよ、いくら行動を確保しても、目的もなしに動くのはバカのやる事だ。なんか方針あんのかよ」
「ああ。どうにか南東の方角に、居場所を伝える手段を考えようと思っているんだ」
「あ? なんで南東なんだよ? ここの大まかな位置がわかってんのか?」
「おそらく、北極側の海域だと踏んでいるんだ」
「なぜわかる?」
「魚だよ」
材料を物色した時、監視人形に取った場所をそれとなく聞いてみたんだ。そしたら、この近辺の魚だと言っていた。
「シシャモにホッケ、タラ。これらは全部寒い海域に生息する魚なんだ。なのにこの牢獄の気候は、防寒具を着なくても過ごせる。って事はこの近辺は温暖な季節だとわかる。今の時期だと、北半球がその季節にかかるんだ」
「……だがそれだけじゃ情報が足りねぇぞ? 俺達は西の大陸に居たんだ、それがどうして東側にあると分かる?」
「時差で分かるよ。もし僕達から見て西側に目的地があるのなら、監獄は僕達の居た場所から真裏に位置する。それだと僕達は昼夜逆転しているはずだ。でも僕達は、きちんと昼夜の感覚が一致している」
「……そうか。それだと俺達の居た場所から、そう離れてねぇ事になるな」
「だろう。それに夕日が差し込んできたから、僕達の独房は西側に位置しているのが分かる。当面の目的は、監獄の東側を探る事になるかな。勿論、母さんの刀も並行で探していく」
「へぇ、魚如きでよくそこまで行動方針を立てられるもんだぜ」
フェイスがくつくつと笑った。
どうにか魔王領まで僕達の手がかりを運ぶ事が出来れば、捜索隊が駆けつけてくれるはずだ。希望は捨てない、最後の最後まであがいてやる。
ただ、僕だけでは魔女の監獄から抜け出す事は出来ない。
僕は幻術が使えないから、道中に他の監視人形があったら、どうしようもできなくなる。でもフェイスが居れば切り抜けられる。
それに、互いに意見を出し合えば、より正確な判断もできるようになる。あいつの事は嫌いだけど、意地を張っている場合じゃないな。
「……フェイス、提案がある。手を組まないか?」
「はっ、言うと思ったぜ。俺としても、こんな場所に長く居たくはねぇ。だが、俺でも一人じゃ脱獄は難しい。利害は一致しているわけか」
フェイスは鼻を鳴らすと、
「いいだろう、乗ってやるよ。この監獄から出るまでの間だけ、お前と組んでやる。仮とはいえ、勇者パーティ前衛コンビの復活か、滾る展開だねぇ」
「僕としては忌々しい思い出しかないんだけどな」
ともあれ、脱獄にはフェイスと共闘せざるを得ない。
なぜ魔女が僕達を誘拐したのか、魔女が何を目的として動いているのか。多くの謎がひしめいているけど、そんな物は脱出した後で改めて調べればいい。
何としてでもここから脱獄しなければ。僕には、帰らなければならない理由があるのだから。
待っていてくれシラヌイ、必ず君の下へ、戻ってみせるから。
気が付けば夜に差し掛かり、僕はため息をついた。
「魔王軍に捕まった直後は、きちんと食事が出たものだけど」
「ここにゃあ、そんなサービスなんざねぇんだろうな。そもそも魔女以外に誰も居ねぇしよ」
隣でフェイスがぼやいた。
気配察知で何度も探ったけど、この監獄には看守が居ない。魔女の他には監視人形が獄内のあちこちに設置されているだけで、囚人を管理する体制が全く整っていなかった。
捕らえた人を使い捨てとしか思っていない、劣悪な環境だ。と思うなり、腹の虫が鳴く。
こんな状況でもお腹が空くのは困りものだな、気持ちが余計に滅入ってくる。
人形の魔女はその体ゆえ、空腹を感じないんだろう。そのせいで、捕虜に対し食事を与えるって発想が無いみたいだ。多分この先も、食事が出されることはないだろう。
いつ魔女に呼び出されるかわからない重圧に、呼び出されたら無理難題を言い渡される恐怖、そして牢に閉じ込められ、食事も水も与えられないストレス……あまり長期間居たら、僕らでも死んでしまうな。
「……念のため、これを用意しといてよかったよ」
何となく嫌な予感がしたから、食事を作った時、自分用の食べものを作っておいたんだ。
シシャモをしっかり焼いて、ついでに根野菜のソテーを作り、紙に包んで懐に隠しておいた。監視人形に睨まれていたから、一食分しかないけど。
「おいてめぇ、何こっそり飯作ってんだ。俺にも寄越せ」
「ただではあげられないな。何か交換できる物を出してくれ」
「ちっ……ウォーター」
フェイスが水魔法を使い、水の球体を出して僕の牢に差し出した。
「こいつでどうだ。ここにゃあ水がない、飯より渇きで死ぬぞ」
「……分かった、いいよ」
十分価値のあるトレードだ。オベリスクのおかげで水魔法を使う感覚を覚えたから、僕もウォーターは使えるけど、引き換えに魔力を消費する。
魔力の消費は体力の消耗に繋がる、今後も食事が出ないことを考えれば、出来る限り体力消費を抑えなければ。
食べ物を半分渡し、水を貰う。監視人形はとくに咎める様子が無かった。
「味付けしてねぇのかよ」
「仕方ないだろ、監視の目を盗んで作ったんだから。文句があるなら食べるな」
「うるせぇな、不味いとは言ってねぇだろうが」
ほんの少しの食事を終え、一息つく。……なんか余計にお腹が空いた気がするな。
「おいディック、てめぇ俺が蹴り飛ばされた瞬間、ちゃんとアレ取ったんだろうな?」
「やっぱりあの迫り方は、監視人形の目を引く演技だったか」
「は? 何言ってやがる、あわよくば襲うつもりだったよ。監視人形が手を出さねぇならチャンスだしよぉ」
……もうヤダ、こいつ恐い……。
ともあれ、フェイスのおかげで手にした戦利品を出す。厨房のテーブルに使われていた針金だ。
「てめぇが物欲しそうに見ていたからなぁ。そいつで鍵を開けられるのか?」
「ソユーズにピッキングを教わったんだ。このくらいのカギなら、ハヌマーンと併用して開けられるよ」
「四天王直々の技術かよ。……にしてはしょぼくね?」
「言うな。彼が暇つぶしにやってる遊びなんだよ」
「あの根暗野郎、寂しい遊びしてんなぁ。んじゃあよ、鍵はどうにかなるとして、監視人形はどう切り抜けるつもりだ?」
確かに、そこは問題だな。壊せば魔女が飛んでくる、迂闊な真似は出来ない。
ただ、何か方法はあるはずだ。考えるしかない。
「くくっ、俺ならどうにかできるぜ?」
言うなりフェイスは人形を睨み、ギン! と目を開いた。
途端、人形が痙攣する。
「エンディミオンでシラヌイの幻術をコピーしていたんだよ。人形が見ている光景をいじって、俺達が大人しく寝ているように見せてやったぜ。これなら、カギを開けてもばれやしねぇさ」
「だけど、それじゃ魔女も気づくだろう?」
「いいや、問題ねぇよ。気配察知を使ってみろ」
……確かに、魔女に動きはない。相変わらず奇怪にもぞもぞ動いていた。
「魔女に隙が無いわけじゃねぇ。あいつが癇癪を起した時、本来なら俺達はもう死んでいたぜ?」
「ああ、そうだな。怠惰の右足で拘束されたら、僕達に暴食を避ける術はなかった。力の使い方が拙いように感じたよ」
「おまけに、あいつが向ける感情は全部自分に向いていた。思い出してみな? あいつは俺に料理をぶちまけられた事よりも、それに怒りを感じない自分に怒っていただろう?」
言われてみれば、病的なまでに自分本位な思考をしているのが分かる。人形の魔女は、自分以外の存在に対し、徹底的に興味が無いって事か。
「現に監視人形の目の前で飯の交換をしたのに、魔女にゃ動きがないんだ。って事は、自分に都合のいい光景さえ見れていりゃ、幻術を使われたことにも気づかねぇだろう。それに看守どころか、部下らしい奴すら引き連れてねぇところを見るに、てめぇの力を過信してるはずだ。自分が居ればここから出る事は不可能だってな。その慢心をついて行けば、監獄の探索をすんのはそう難しくねぇだろうよ」
……凄い分析力だな。そういやこいつは超がつくサディストだ。相手が嫌がる事をするために、弱点や心理を読む技術を身に着けているんだろう。
「いい気味だぜ、てめぇの腹の中で獲物が好き勝手に動かれるなんざ、ざまぁねぇや。あいつが悔しがってヒス起こす姿を見てやりたいもんだ」
「本当に嫌がらせをさせたら天下一品だな……」
けど逆を言えば、それだけ洞察力と頭脳に優れている事になる。フェイスの厄介なところだよ。
「だがよ、いくら行動を確保しても、目的もなしに動くのはバカのやる事だ。なんか方針あんのかよ」
「ああ。どうにか南東の方角に、居場所を伝える手段を考えようと思っているんだ」
「あ? なんで南東なんだよ? ここの大まかな位置がわかってんのか?」
「おそらく、北極側の海域だと踏んでいるんだ」
「なぜわかる?」
「魚だよ」
材料を物色した時、監視人形に取った場所をそれとなく聞いてみたんだ。そしたら、この近辺の魚だと言っていた。
「シシャモにホッケ、タラ。これらは全部寒い海域に生息する魚なんだ。なのにこの牢獄の気候は、防寒具を着なくても過ごせる。って事はこの近辺は温暖な季節だとわかる。今の時期だと、北半球がその季節にかかるんだ」
「……だがそれだけじゃ情報が足りねぇぞ? 俺達は西の大陸に居たんだ、それがどうして東側にあると分かる?」
「時差で分かるよ。もし僕達から見て西側に目的地があるのなら、監獄は僕達の居た場所から真裏に位置する。それだと僕達は昼夜逆転しているはずだ。でも僕達は、きちんと昼夜の感覚が一致している」
「……そうか。それだと俺達の居た場所から、そう離れてねぇ事になるな」
「だろう。それに夕日が差し込んできたから、僕達の独房は西側に位置しているのが分かる。当面の目的は、監獄の東側を探る事になるかな。勿論、母さんの刀も並行で探していく」
「へぇ、魚如きでよくそこまで行動方針を立てられるもんだぜ」
フェイスがくつくつと笑った。
どうにか魔王領まで僕達の手がかりを運ぶ事が出来れば、捜索隊が駆けつけてくれるはずだ。希望は捨てない、最後の最後まであがいてやる。
ただ、僕だけでは魔女の監獄から抜け出す事は出来ない。
僕は幻術が使えないから、道中に他の監視人形があったら、どうしようもできなくなる。でもフェイスが居れば切り抜けられる。
それに、互いに意見を出し合えば、より正確な判断もできるようになる。あいつの事は嫌いだけど、意地を張っている場合じゃないな。
「……フェイス、提案がある。手を組まないか?」
「はっ、言うと思ったぜ。俺としても、こんな場所に長く居たくはねぇ。だが、俺でも一人じゃ脱獄は難しい。利害は一致しているわけか」
フェイスは鼻を鳴らすと、
「いいだろう、乗ってやるよ。この監獄から出るまでの間だけ、お前と組んでやる。仮とはいえ、勇者パーティ前衛コンビの復活か、滾る展開だねぇ」
「僕としては忌々しい思い出しかないんだけどな」
ともあれ、脱獄にはフェイスと共闘せざるを得ない。
なぜ魔女が僕達を誘拐したのか、魔女が何を目的として動いているのか。多くの謎がひしめいているけど、そんな物は脱出した後で改めて調べればいい。
何としてでもここから脱獄しなければ。僕には、帰らなければならない理由があるのだから。
待っていてくれシラヌイ、必ず君の下へ、戻ってみせるから。
0
お気に入りに追加
3,383
あなたにおすすめの小説
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。

転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる