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114話 会話のできない木偶人形
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魚は腐りかけていて、食べられるところがあまりなかった。
なので傷んだ部分を切り落とし、酢につけてから焼くことにした。あとはレモンを乗せて香りづけをしておこう、保存が悪くてちょっと臭いしな。
相手は人形だから味が分かるか知らないけど、できるだけ丁寧に仕上げないと。
母さんが僕に料理は愛情と叩き込んだんだ、食べさせる相手がなんであれ、ブレてはいけない心がけだ。
「おいおい、魔女相手に何手間暇かけてんだ? あの木偶のためにそんな力込めて料理する必要あんのかよ」
「相手が敵であろうと、料理だけは手を抜きたくないんだ。心無き料理を作るのは、僕のプライドが許せない」
「発言が剣士というより板前じゃねぇかてめぇ。つーか食い物の殆どが痛んでんだ、これじゃ美味い飯なんざ作れるわけねぇよ」
フェイスは鼻で笑いながらも、慣れた手つきできのこと玉ねぎを刻んでいる。貴族出身なのにやるもんだ。
「ってそのキノコ、ベニテングダケじゃないか、毒キノコだぞ」
「知ってるよ、だが食材の中に混ざってたんだ、あいつにとっちゃ大好物なんじゃねぇの?」
「悪い笑顔で言うなよ……」
よく見たら、あいつが使ってる食材、全部野菜に似ている有毒植物じゃないか。確かに乱雑に混ざっていたけど、確信犯だろお前。
こいつは普通に調理できないのか……フェイスだもんな、無理か。
フェイスが作ろうとしているのは、ホッケのパイ包みみたいだな。使う食材に目を瞑れば美味しそうなんだけど、中身は毒物ばかりのごみ箱だ。パンドラの箱でももっとマシな物が入っているぞ。
あいつが料理を仕上げると同時に、僕のも完成だ。タラのムニエル、オレンジソース添え。監視人形がせかすから、これしかできなかったよ。
「ま、こんなもんでいいだろ。さっさとあいつに持っていくぞ」
「一品だけでいいのかな。魔女の事だし、怒り狂って襲い掛かりそうだけど」
「それに関しちゃ否定できねぇな」
ともあれ、魔女の下へ向かう。魔女は部屋の中央にぼんやりと立っていて、時々首を一回転させている。
「来た ちゃんと できた? 私のための 料理 作ってきた?」
「へいへい、渋々作ってきてやったよ」
だぁから一言余計なんだっての。機嫌損ねたら面倒だろうが。
僕の安全なムニエルと、フェイスの危険なパイ包みが並ぶ。なんだろう、この罰ゲーム感。天国か地獄かの選択じゃないか。
「ああ 空腹だ 私は今 空腹だ 食べさせろ それをお前達 食べさせなさい」
「って俺らが食わせるのかよ、なんでそんな召使みたいなことしなきゃならねぇんだ」
「私が 命じたなら 従え ここでは 私が法 私が秩序 私が世界 私が中心 私が 私が私が 私が私が私が私がががががががががががががっががががががっががががががっがががががっががががががががががっがっががが」
魔女は顎をがくがくさせ、壊れたように声を出した。
傲慢の性格に支配されているな、下手に拒否すれば襲い掛かってくるかもしれない。ここは大人しく従った方がいい。
「けっ、そんなに食いたきゃ、そらよっ!」
だってのにフェイスが魔女の顔面に料理を投げつける。お前自殺志願者か何かかよ。
けど魔女は動じる事なく、顔にへばりついた料理を犬のように食べていく。お前もお前で顔にぶつけられるのはありなのか、食べさせるって事になっているのか。
「次 お前の料理 食べさせろ 早く来い 近くへ来い」
顔をパイ塗れにしながら言うな、気になるな……。
仕方ないので顔を拭いてから、一口食べさせてやる。フェイスが俺にもしろみたいな顔でこっちを見ていたので、顔面にグーを叩き込んでおいた。
「ムニエル パイ包み どちらも昔 食べた事がある 食べさせてくれた 優しさ 感じた事もある 懐かしい感じが する」
顔面にパイを投げつけられても、魔女は怒った様子がない。むしろ好感触だ。
僕に食べさせられても機嫌がよさそうだし……口に入れば何してもいいのか?
「なのに なのに なのになのになのになのになんでなんでなんでなんで何も感じないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
だけどやっぱり、魔女が壊れ始めた。
がくがくと頭を揺らし、腕をぐるぐる回したかと思うと、監視人形を掴んで壁に叩きつけた。
「食べても味を感じない優しく食べさせられても胸が震えない酷い事をされても怒りを感じない何も感じない私には心がないから何にも感じない誰かへの怒りも悲しみも喜びもああああああああなんでなんでなんでなんで私は何にも感じないいいいいいいいい憎い憎い憎い私が憎い心を持たない人形が憎い憎い憎い憎いいいいいいいいいい!!!!!!」
今度は憤怒の形相だ。人形を殴り続けながら叫び、左手を掲げた。
「嫉妬の左手ぇ 『悶えろ』ぉぉぉ!!!」
五感を奪うあの力か! 途端僕は聴覚を奪われ、耳が聞こえなくなった。
『案ずるな主、我が居る』
だけどハヌマーンのおかげで、数秒で戻る。フェイスはハヌマーンの影響を受けていないから、まともに効果を受け、口を押えている。
「…! …………、……!(ちっ! あの木偶人形、味覚を奪いやがった!)」
味覚を奪われると話せなくなるのか。これじゃフェイスは魔法が使えないな。
けど触角が奪われるよりいい。なにしろ体が動かなくなれば、次の攻撃を防げないから。
「暴食の右手! 『貪れ』ぇ!」
右手から即死のオーラが襲い掛かってくる。さっきよりも動きが速くて鋭い!
ゾーンに入り、狭い室内を飛び回って回避した。大蛇のようにのたうち迫るオーラが服をかすめると、生地が食いちぎられてしまう。
ハヌマーンの防御を無視してくるなんて、これはまずいな!
「当たったら血を吸われるどころじゃない、骨まで食われるぞ!」
「………! ……………!(くそったれ! エンディミオンさえありゃあな!)」
フェイスもゾーンに入って駆け回っている。ハヌマーンの効果が薄い以上、戦っても勝ち目がない!
「……………!(こうなりゃ煌力モードでぶっ壊してやる!)」
「だめだフェイス! 煌力モードは使った後、反動で動けなくなる! それに効果時間も短い、能力の全容が分からない以上、未知の力で対応されたらお前が死ぬぞ!」
「……………!(ならどうしろってんだよ!)」
「ゾーンでどうにか凌ぐしかない! 今は耐えろ!」
唇の動きでフェイスの言葉を読み取り、指示を出す。流石のフェイスも素直に従っていた。
やがて僕らは部屋の角に追い詰められる。万事休すか……!
「……はぁ 面倒だ」
だけど、魔女は急に攻撃を止めた。憤怒に変わって怠惰の性格が出たみたいだ。
「どうして 誰も私に 心をくれないんだろう ああ面倒くさい 苦労したくない 努力したくない 動きたくない こんなに頑張ってるのに どうして誰も 私に心と体をくれないの ああ嫌々嫌もう嫌だ こんな思いをするのなら もう一ミリも 動きたくない 誰とも話したくない もう私を 放っといてくれ」
……物凄い堕落ぶりだ、地べたに寝そべって、ごろごろ転がっている。
けど助かった。あと一歩遅かったら、僕らが魔女の食事になっていたところだ。
「っと、ようやく声が戻ったか。しっかし、クソ面倒なガラクタだぜ、この野郎」
「ああ……唯一無害な怠惰ですら、まともにコミュニケーションを取れそうにないな」
フェイスですら人語が通じるのに、魔女には会話の余地がない。彼女には交渉や説得と言った、心を持った相手に通用する手段が使えないんだ。
まさしく心を失った人形……七つの大罪の呪縛を受けた魔女って所か。
「もういい こいつらを戻せ 監視人形」
『わわ かかかかりま したたたたた……』
魔女に殴られたせいで、監視人形は壊れかけている。人形はおぼつかない手つきで僕らに枷と目隠しを付けると、再び独房へと連れ戻していった。
なので傷んだ部分を切り落とし、酢につけてから焼くことにした。あとはレモンを乗せて香りづけをしておこう、保存が悪くてちょっと臭いしな。
相手は人形だから味が分かるか知らないけど、できるだけ丁寧に仕上げないと。
母さんが僕に料理は愛情と叩き込んだんだ、食べさせる相手がなんであれ、ブレてはいけない心がけだ。
「おいおい、魔女相手に何手間暇かけてんだ? あの木偶のためにそんな力込めて料理する必要あんのかよ」
「相手が敵であろうと、料理だけは手を抜きたくないんだ。心無き料理を作るのは、僕のプライドが許せない」
「発言が剣士というより板前じゃねぇかてめぇ。つーか食い物の殆どが痛んでんだ、これじゃ美味い飯なんざ作れるわけねぇよ」
フェイスは鼻で笑いながらも、慣れた手つきできのこと玉ねぎを刻んでいる。貴族出身なのにやるもんだ。
「ってそのキノコ、ベニテングダケじゃないか、毒キノコだぞ」
「知ってるよ、だが食材の中に混ざってたんだ、あいつにとっちゃ大好物なんじゃねぇの?」
「悪い笑顔で言うなよ……」
よく見たら、あいつが使ってる食材、全部野菜に似ている有毒植物じゃないか。確かに乱雑に混ざっていたけど、確信犯だろお前。
こいつは普通に調理できないのか……フェイスだもんな、無理か。
フェイスが作ろうとしているのは、ホッケのパイ包みみたいだな。使う食材に目を瞑れば美味しそうなんだけど、中身は毒物ばかりのごみ箱だ。パンドラの箱でももっとマシな物が入っているぞ。
あいつが料理を仕上げると同時に、僕のも完成だ。タラのムニエル、オレンジソース添え。監視人形がせかすから、これしかできなかったよ。
「ま、こんなもんでいいだろ。さっさとあいつに持っていくぞ」
「一品だけでいいのかな。魔女の事だし、怒り狂って襲い掛かりそうだけど」
「それに関しちゃ否定できねぇな」
ともあれ、魔女の下へ向かう。魔女は部屋の中央にぼんやりと立っていて、時々首を一回転させている。
「来た ちゃんと できた? 私のための 料理 作ってきた?」
「へいへい、渋々作ってきてやったよ」
だぁから一言余計なんだっての。機嫌損ねたら面倒だろうが。
僕の安全なムニエルと、フェイスの危険なパイ包みが並ぶ。なんだろう、この罰ゲーム感。天国か地獄かの選択じゃないか。
「ああ 空腹だ 私は今 空腹だ 食べさせろ それをお前達 食べさせなさい」
「って俺らが食わせるのかよ、なんでそんな召使みたいなことしなきゃならねぇんだ」
「私が 命じたなら 従え ここでは 私が法 私が秩序 私が世界 私が中心 私が 私が私が 私が私が私が私がががががががががががががっががががががっががががががっがががががっががががががががががっがっががが」
魔女は顎をがくがくさせ、壊れたように声を出した。
傲慢の性格に支配されているな、下手に拒否すれば襲い掛かってくるかもしれない。ここは大人しく従った方がいい。
「けっ、そんなに食いたきゃ、そらよっ!」
だってのにフェイスが魔女の顔面に料理を投げつける。お前自殺志願者か何かかよ。
けど魔女は動じる事なく、顔にへばりついた料理を犬のように食べていく。お前もお前で顔にぶつけられるのはありなのか、食べさせるって事になっているのか。
「次 お前の料理 食べさせろ 早く来い 近くへ来い」
顔をパイ塗れにしながら言うな、気になるな……。
仕方ないので顔を拭いてから、一口食べさせてやる。フェイスが俺にもしろみたいな顔でこっちを見ていたので、顔面にグーを叩き込んでおいた。
「ムニエル パイ包み どちらも昔 食べた事がある 食べさせてくれた 優しさ 感じた事もある 懐かしい感じが する」
顔面にパイを投げつけられても、魔女は怒った様子がない。むしろ好感触だ。
僕に食べさせられても機嫌がよさそうだし……口に入れば何してもいいのか?
「なのに なのに なのになのになのになのになんでなんでなんでなんで何も感じないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
だけどやっぱり、魔女が壊れ始めた。
がくがくと頭を揺らし、腕をぐるぐる回したかと思うと、監視人形を掴んで壁に叩きつけた。
「食べても味を感じない優しく食べさせられても胸が震えない酷い事をされても怒りを感じない何も感じない私には心がないから何にも感じない誰かへの怒りも悲しみも喜びもああああああああなんでなんでなんでなんで私は何にも感じないいいいいいいいい憎い憎い憎い私が憎い心を持たない人形が憎い憎い憎い憎いいいいいいいいいい!!!!!!」
今度は憤怒の形相だ。人形を殴り続けながら叫び、左手を掲げた。
「嫉妬の左手ぇ 『悶えろ』ぉぉぉ!!!」
五感を奪うあの力か! 途端僕は聴覚を奪われ、耳が聞こえなくなった。
『案ずるな主、我が居る』
だけどハヌマーンのおかげで、数秒で戻る。フェイスはハヌマーンの影響を受けていないから、まともに効果を受け、口を押えている。
「…! …………、……!(ちっ! あの木偶人形、味覚を奪いやがった!)」
味覚を奪われると話せなくなるのか。これじゃフェイスは魔法が使えないな。
けど触角が奪われるよりいい。なにしろ体が動かなくなれば、次の攻撃を防げないから。
「暴食の右手! 『貪れ』ぇ!」
右手から即死のオーラが襲い掛かってくる。さっきよりも動きが速くて鋭い!
ゾーンに入り、狭い室内を飛び回って回避した。大蛇のようにのたうち迫るオーラが服をかすめると、生地が食いちぎられてしまう。
ハヌマーンの防御を無視してくるなんて、これはまずいな!
「当たったら血を吸われるどころじゃない、骨まで食われるぞ!」
「………! ……………!(くそったれ! エンディミオンさえありゃあな!)」
フェイスもゾーンに入って駆け回っている。ハヌマーンの効果が薄い以上、戦っても勝ち目がない!
「……………!(こうなりゃ煌力モードでぶっ壊してやる!)」
「だめだフェイス! 煌力モードは使った後、反動で動けなくなる! それに効果時間も短い、能力の全容が分からない以上、未知の力で対応されたらお前が死ぬぞ!」
「……………!(ならどうしろってんだよ!)」
「ゾーンでどうにか凌ぐしかない! 今は耐えろ!」
唇の動きでフェイスの言葉を読み取り、指示を出す。流石のフェイスも素直に従っていた。
やがて僕らは部屋の角に追い詰められる。万事休すか……!
「……はぁ 面倒だ」
だけど、魔女は急に攻撃を止めた。憤怒に変わって怠惰の性格が出たみたいだ。
「どうして 誰も私に 心をくれないんだろう ああ面倒くさい 苦労したくない 努力したくない 動きたくない こんなに頑張ってるのに どうして誰も 私に心と体をくれないの ああ嫌々嫌もう嫌だ こんな思いをするのなら もう一ミリも 動きたくない 誰とも話したくない もう私を 放っといてくれ」
……物凄い堕落ぶりだ、地べたに寝そべって、ごろごろ転がっている。
けど助かった。あと一歩遅かったら、僕らが魔女の食事になっていたところだ。
「っと、ようやく声が戻ったか。しっかし、クソ面倒なガラクタだぜ、この野郎」
「ああ……唯一無害な怠惰ですら、まともにコミュニケーションを取れそうにないな」
フェイスですら人語が通じるのに、魔女には会話の余地がない。彼女には交渉や説得と言った、心を持った相手に通用する手段が使えないんだ。
まさしく心を失った人形……七つの大罪の呪縛を受けた魔女って所か。
「もういい こいつらを戻せ 監視人形」
『わわ かかかかりま したたたたた……』
魔女に殴られたせいで、監視人形は壊れかけている。人形はおぼつかない手つきで僕らに枷と目隠しを付けると、再び独房へと連れ戻していった。
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