43 / 181
42話 ドヤ顔シラヌイ
しおりを挟む
あの子を保護して、三日が経った。
僕はシラヌイと共にあの子のお見舞いに行くことにした。
戦災孤児の施設には手続きを済ませたのだけど、医師から体力を回復させてから移動させるべきと言われ、今はバルドフの病院に入院していた。
それに身体的なダメージより、精神的なダメージが大きいらしい。急な環境の変化は強いストレスになるし、まずは気持ちを落ち着かせないとな。
「それでディック、あんたどうすんの? また恐がられちゃうんじゃない?」
「大丈夫、事前に病院側と相談してある。むしろ、あの子から会いたいそうなんだ」
看護師経由で事情を説明したところ、あの子は「助けてくれた人に酷い事をした」って後悔したそうだ。人間は恐いけど、一度僕に会って、謝りたいんだって。
「お土産に果物を持って行こうと思うんだけど、どうかな」
「いいんじゃない? 今ならスパークリングピーチが売ってるはずだし。私あれ好きなのよ」
「スパークリングピーチ?」
「実の中に炭酸を蓄えた桃よ。一口かじるとしゅわしゅわな果汁がはじけて美味しいのよ」
ナイフを入れた瞬間果汁が噴出しそうだな。少なくとも病院に持って行ける果物じゃないし、それは避けておこう。
適当に果物籠を見繕ってもらい、あの子が待つ病院へ向かう。個室病棟へ向かうと、あの子がベッドで座っていた。
「ぴっ! ……あ、お兄さん……?」
「やぁ。気分はどうかな?」
「……恐がって、ごめんなさい……」
僕を見るなり、怯えながらも謝ってくれた。
なにも謝る事なんてないのに、いい子だな。こんな子をフェイスは虐げたのか……。
「大丈夫、怒っていないよ。君が元気ならそれでいいさ」
「本当に? 本当にポルカを、怒ってない?」
「ポルカ? 君の名前かな?」
「あ、うん……ポルカは、ポルカだよ。ポルカ・クリードって言うの」
ポルカ・クリードね。うん、覚えた。
僕らも自己紹介をして、リンゴを剥いてあげる。このくらいの女の子なら、ウサギにすると喜ぶかな。
「あんた、やっぱ器用ね」
「やってみる?」
「やめとく。病院で怪我するわけにゃいかないでしょ」
一応、シラヌイには料理を教えているんだけどな。まだ細かいのは苦手か。
「はいどうぞ。足りなければ新しく剥くよ」
「……うん、いただきます」
手を合わせて、おずおずとリンゴを食べ始める。食欲はあるのか、少し安心した。
「……お兄ちゃんたち、食べないの?」
「君に持ってきた果物だからね。ゆっくりでいいから、おあがり」
「子供が細かい事気にしないの。バナナでよければ私が剥くわよ」
それ誰だって剥けるでしょ。そう言いかけたけど、サキュバスのシラヌイに言うとちょっと卑猥になるな。危うくリージョンみたいにセクハラになるところだった。
「……じゃあ、食べて。ポルカ、一緒に食べたいから……お父さん言ってたの。仲直りには、一緒に食べるのが一番だって……」
「そう言う事なら、貰おうかな……」
随分気にしていたみたいだな。とても心根が優しい子だってわかる。
「病院、どうしよう。ポルカお金がないの……」
「平気だよ、お金に関してはどうにかするから。今はゆっくり体を休めるんだ」
「なんかあったら私らを呼びなさい、シラヌイとディックって前置きしとけば、私達に連絡がいくようにしておくから」
「うん……ありがと……」
ポルカの表情は暗く、元気がない。うっすらとだけど、背後にフェイスの幻影が見えた気がした。
この子はフェイスに心を縛られている。大好きだった母さんや父さんを突然奪われたんだ、受けた傷は大きいに決まっている。
「あのね……ポルカのお家はね、不思議なお守りがあったんだって。でも、勇者って人はね、聖剣でお守りを壊したんだって。それで、ポルカたちを捕まえるって……悪い事している人だから、捕まえて牢屋に閉じ込めるんだって……」
「……随分な建前ね。どう考えても人売りに出す気満々じゃないの」
シラヌイは腕を組み、不快感をあらわにした。
あいつには僕と違って、ブレーキ役が居ない。ただただ褒め称え、増長させる女を従えているから、日に日に態度がエスカレートしているんだろう。
「お父さんね、勇者と戦ったの。でもね、勝てなくてね、お母さんが逃がしてくれてね……ポルカ……ポルカっ……!」
「もういいよ、無理をしないで。……ありがとう、僕達に助けを求めてくれて」
必死になって嫌な記憶を話すって事は、そういう事だ。僕達に助けてくれって、必死にすがっているんだろう。
うん、わかった。任せてくれ。
シラヌイと頷きあい、二人でポルカの手を握った。
「約束する、必ず君のお父さんとお母さんを助けるって。捕まった人たちも皆、必ず取り返す」
「だから貴方は大船に乗った気で居なさい。って、ちょっと言葉が難しかったか」
「本当に? 本当にポルカを、助けてくれるの?」
『当然』
フェイスが関わっていると知った以上、見て見ぬふりはもうできない。
今の僕には、聖剣に対抗する力がある。その力で、必ずこの子を救ってみせる。
リベンジを必ず果たしてみせるぞ、フェイス。もう僕はお前なんかに、絶対負けない。
◇◇◇
病院を後にして、僕達は今後の方針を話し合う事にした。
まず最終的なゴールとしては、フェイスに囚われた人達の開放、そしてフェイスの討伐だ。
前ならいざ知らず、ハヌマーンを手にした僕ならフェイスと戦える。シラヌイもフェイスの能力を無視して戦えるし、二人でならあいつを倒せるはずだ。
ただ、問題になるのは囚われた人達の開放か。
「もう事件から三日も経っている、あいつの事だからとっくに売り払っているだろうしな……今のうちに、人間領にいる草を利用して調査しておこう」
「それが良いかもしれないわね。まずは位置情報だけでもとっとかないと」
人間領内にはスパイを幾人も放っている。彼らとやりとりして、有翼人種の奴隷が居ないかどうか確認しよう。
有翼人種はとにかく目立つ、隠し通すのはほぼ不可能のはずだ。
「具体的な作戦はおいおい考えておくとして、もう一つ、やっておきたい事もある」
「ポルカの傷を治す事でしょ。体じゃなくて、心の」
「よく分かったね」
「もうあんたの事は大体わかるようになったわよ。あの子、母さんってつぶやいたんでしょ。それ聞いて、境遇重ねちゃったんでしょ。相変わらずマザコンねぇ」
「はは……だんだん君にも敵わなくなってきたな」
僕と致したからか、彼女は妙な自信を身に着けていた。最近じゃ女性職員の恋愛相談も受けているようだし。
ちょっと調子乗りすぎな気もするけど、かわいいから別にいいか。
「ふふん、今の私に敵はいないわ。何しろようやくサキュバスらしくなったんだもの、これまで処女サキュバスだのいくじなしだの言われてきたけど、もうそんな事言わせたりはしないわ」
……うん、ちょっとじゃなくて大分調子乗っているな。
あんまり調子乗ると痛い目見ると思うんだけど。特に今、僕らの様子をうかがっている奴がいるし。ずっと僕の気配探知に引っかかっていたよ。
「んー? どしたのかなー? 私に頭あがらなくて悔しいんでしょ。んーまぁ、それを認めるならご褒美にキスくらいしてやってもいいけどぉ?」
「シラヌイ、扉扉」
「はい?」
シラヌイが視線を向けると、扉越しににやにやとのぞき込んでいるメイライトの姿があった。
「…………」
「あ、シラヌイちゃん、私の事は気にしないで。ほらほらディックちゃん! 早く悔しいの認めてキスしてもらって! ちゃんと映像に収めておくから、ほらほら!」
……丸ほっぺ浮かべて、映像を記録する水晶を手に持つメイライト。目がめちゃくちゃ輝いている。……お前どんだけ楽しんでんだ。
「……ど、どどどどっから見てたの!?」
「最初から♡ あのうぶだったシラヌイちゃんが大胆になっちゃってぇ」
「ぬがーっ!? な、なんで黙ってんのよあんたぁ!」
「ごめん、言い出すタイミングを掴めなかった」
「はーいここで再生♪『んー? どしたのかなー? 私に頭あがらなくて悔しいんでしょ。んーまぁ、それを認めるならご褒美にキスくらいしてやってもいいけどぉ?』きゃー! ドヤ顔シラヌイちゃんってば、もうきゃわいーん!」
「殺すっ! あんたを殺して私も死んでやるぅ!」
盛大に爆発しながら、シラヌイはメイライトを追いかけて出て行ってしまった。
はは、強くなってもシラヌイは変わってないな。自爆癖を見るとちょっと安心するよ、僕の彼女は、確かにシラヌイなんだって実感できるからね。
……そうだ、今の彼女とだったら、ポルカの傷を癒せるかもしれない。
僕はシラヌイと共にあの子のお見舞いに行くことにした。
戦災孤児の施設には手続きを済ませたのだけど、医師から体力を回復させてから移動させるべきと言われ、今はバルドフの病院に入院していた。
それに身体的なダメージより、精神的なダメージが大きいらしい。急な環境の変化は強いストレスになるし、まずは気持ちを落ち着かせないとな。
「それでディック、あんたどうすんの? また恐がられちゃうんじゃない?」
「大丈夫、事前に病院側と相談してある。むしろ、あの子から会いたいそうなんだ」
看護師経由で事情を説明したところ、あの子は「助けてくれた人に酷い事をした」って後悔したそうだ。人間は恐いけど、一度僕に会って、謝りたいんだって。
「お土産に果物を持って行こうと思うんだけど、どうかな」
「いいんじゃない? 今ならスパークリングピーチが売ってるはずだし。私あれ好きなのよ」
「スパークリングピーチ?」
「実の中に炭酸を蓄えた桃よ。一口かじるとしゅわしゅわな果汁がはじけて美味しいのよ」
ナイフを入れた瞬間果汁が噴出しそうだな。少なくとも病院に持って行ける果物じゃないし、それは避けておこう。
適当に果物籠を見繕ってもらい、あの子が待つ病院へ向かう。個室病棟へ向かうと、あの子がベッドで座っていた。
「ぴっ! ……あ、お兄さん……?」
「やぁ。気分はどうかな?」
「……恐がって、ごめんなさい……」
僕を見るなり、怯えながらも謝ってくれた。
なにも謝る事なんてないのに、いい子だな。こんな子をフェイスは虐げたのか……。
「大丈夫、怒っていないよ。君が元気ならそれでいいさ」
「本当に? 本当にポルカを、怒ってない?」
「ポルカ? 君の名前かな?」
「あ、うん……ポルカは、ポルカだよ。ポルカ・クリードって言うの」
ポルカ・クリードね。うん、覚えた。
僕らも自己紹介をして、リンゴを剥いてあげる。このくらいの女の子なら、ウサギにすると喜ぶかな。
「あんた、やっぱ器用ね」
「やってみる?」
「やめとく。病院で怪我するわけにゃいかないでしょ」
一応、シラヌイには料理を教えているんだけどな。まだ細かいのは苦手か。
「はいどうぞ。足りなければ新しく剥くよ」
「……うん、いただきます」
手を合わせて、おずおずとリンゴを食べ始める。食欲はあるのか、少し安心した。
「……お兄ちゃんたち、食べないの?」
「君に持ってきた果物だからね。ゆっくりでいいから、おあがり」
「子供が細かい事気にしないの。バナナでよければ私が剥くわよ」
それ誰だって剥けるでしょ。そう言いかけたけど、サキュバスのシラヌイに言うとちょっと卑猥になるな。危うくリージョンみたいにセクハラになるところだった。
「……じゃあ、食べて。ポルカ、一緒に食べたいから……お父さん言ってたの。仲直りには、一緒に食べるのが一番だって……」
「そう言う事なら、貰おうかな……」
随分気にしていたみたいだな。とても心根が優しい子だってわかる。
「病院、どうしよう。ポルカお金がないの……」
「平気だよ、お金に関してはどうにかするから。今はゆっくり体を休めるんだ」
「なんかあったら私らを呼びなさい、シラヌイとディックって前置きしとけば、私達に連絡がいくようにしておくから」
「うん……ありがと……」
ポルカの表情は暗く、元気がない。うっすらとだけど、背後にフェイスの幻影が見えた気がした。
この子はフェイスに心を縛られている。大好きだった母さんや父さんを突然奪われたんだ、受けた傷は大きいに決まっている。
「あのね……ポルカのお家はね、不思議なお守りがあったんだって。でも、勇者って人はね、聖剣でお守りを壊したんだって。それで、ポルカたちを捕まえるって……悪い事している人だから、捕まえて牢屋に閉じ込めるんだって……」
「……随分な建前ね。どう考えても人売りに出す気満々じゃないの」
シラヌイは腕を組み、不快感をあらわにした。
あいつには僕と違って、ブレーキ役が居ない。ただただ褒め称え、増長させる女を従えているから、日に日に態度がエスカレートしているんだろう。
「お父さんね、勇者と戦ったの。でもね、勝てなくてね、お母さんが逃がしてくれてね……ポルカ……ポルカっ……!」
「もういいよ、無理をしないで。……ありがとう、僕達に助けを求めてくれて」
必死になって嫌な記憶を話すって事は、そういう事だ。僕達に助けてくれって、必死にすがっているんだろう。
うん、わかった。任せてくれ。
シラヌイと頷きあい、二人でポルカの手を握った。
「約束する、必ず君のお父さんとお母さんを助けるって。捕まった人たちも皆、必ず取り返す」
「だから貴方は大船に乗った気で居なさい。って、ちょっと言葉が難しかったか」
「本当に? 本当にポルカを、助けてくれるの?」
『当然』
フェイスが関わっていると知った以上、見て見ぬふりはもうできない。
今の僕には、聖剣に対抗する力がある。その力で、必ずこの子を救ってみせる。
リベンジを必ず果たしてみせるぞ、フェイス。もう僕はお前なんかに、絶対負けない。
◇◇◇
病院を後にして、僕達は今後の方針を話し合う事にした。
まず最終的なゴールとしては、フェイスに囚われた人達の開放、そしてフェイスの討伐だ。
前ならいざ知らず、ハヌマーンを手にした僕ならフェイスと戦える。シラヌイもフェイスの能力を無視して戦えるし、二人でならあいつを倒せるはずだ。
ただ、問題になるのは囚われた人達の開放か。
「もう事件から三日も経っている、あいつの事だからとっくに売り払っているだろうしな……今のうちに、人間領にいる草を利用して調査しておこう」
「それが良いかもしれないわね。まずは位置情報だけでもとっとかないと」
人間領内にはスパイを幾人も放っている。彼らとやりとりして、有翼人種の奴隷が居ないかどうか確認しよう。
有翼人種はとにかく目立つ、隠し通すのはほぼ不可能のはずだ。
「具体的な作戦はおいおい考えておくとして、もう一つ、やっておきたい事もある」
「ポルカの傷を治す事でしょ。体じゃなくて、心の」
「よく分かったね」
「もうあんたの事は大体わかるようになったわよ。あの子、母さんってつぶやいたんでしょ。それ聞いて、境遇重ねちゃったんでしょ。相変わらずマザコンねぇ」
「はは……だんだん君にも敵わなくなってきたな」
僕と致したからか、彼女は妙な自信を身に着けていた。最近じゃ女性職員の恋愛相談も受けているようだし。
ちょっと調子乗りすぎな気もするけど、かわいいから別にいいか。
「ふふん、今の私に敵はいないわ。何しろようやくサキュバスらしくなったんだもの、これまで処女サキュバスだのいくじなしだの言われてきたけど、もうそんな事言わせたりはしないわ」
……うん、ちょっとじゃなくて大分調子乗っているな。
あんまり調子乗ると痛い目見ると思うんだけど。特に今、僕らの様子をうかがっている奴がいるし。ずっと僕の気配探知に引っかかっていたよ。
「んー? どしたのかなー? 私に頭あがらなくて悔しいんでしょ。んーまぁ、それを認めるならご褒美にキスくらいしてやってもいいけどぉ?」
「シラヌイ、扉扉」
「はい?」
シラヌイが視線を向けると、扉越しににやにやとのぞき込んでいるメイライトの姿があった。
「…………」
「あ、シラヌイちゃん、私の事は気にしないで。ほらほらディックちゃん! 早く悔しいの認めてキスしてもらって! ちゃんと映像に収めておくから、ほらほら!」
……丸ほっぺ浮かべて、映像を記録する水晶を手に持つメイライト。目がめちゃくちゃ輝いている。……お前どんだけ楽しんでんだ。
「……ど、どどどどっから見てたの!?」
「最初から♡ あのうぶだったシラヌイちゃんが大胆になっちゃってぇ」
「ぬがーっ!? な、なんで黙ってんのよあんたぁ!」
「ごめん、言い出すタイミングを掴めなかった」
「はーいここで再生♪『んー? どしたのかなー? 私に頭あがらなくて悔しいんでしょ。んーまぁ、それを認めるならご褒美にキスくらいしてやってもいいけどぉ?』きゃー! ドヤ顔シラヌイちゃんってば、もうきゃわいーん!」
「殺すっ! あんたを殺して私も死んでやるぅ!」
盛大に爆発しながら、シラヌイはメイライトを追いかけて出て行ってしまった。
はは、強くなってもシラヌイは変わってないな。自爆癖を見るとちょっと安心するよ、僕の彼女は、確かにシラヌイなんだって実感できるからね。
……そうだ、今の彼女とだったら、ポルカの傷を癒せるかもしれない。
0
お気に入りに追加
3,383
あなたにおすすめの小説
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。

転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる