16 / 181
15話 自由すぎる魔王様
しおりを挟む
<ソユーズ視点>
我は、やや呆れながらリージョンとディックのやり取りを見守っていた。
今回も今回とて、リージョンは酒を馬鹿みたいにがぶ飲みしている。この間酷いリバースをしたというのに、懲りない奴である。
「それで、どうなんだ」
「何が?」
「シラヌイだよ。あいつとはどこまで進んでいる? Aか? それともBか? あいつサキュバスだけどCはそうそう許さない奴だからなぁ」
「何の話をしているんだ、それに言ってる事セクハラだからな」
「……すまないな、リージョンは昔からの考え方が抜けていない古い鬼なのだ」
特に酒が入ると面倒になる。程ほどの所で気絶させておくか。
ただ、リージョンではないが我もシラヌイとの関係は気になる。
今まで彼女の副官に就いた者は、皆一週間もせずに辞めていった。彼女の仕事量と、性格のきつさが理由だ。
ディックはかなり長続きしている。それどころかシラヌイを振り回し、戦闘でも活躍しているときたものだ。
このような人物は初めて見る、興味がわくのもむべなるかな。
「……実際、ディックはシラヌイをどう思っている。母親の影を追い彼女の副官にまでなったが、今のシラヌイはどう見えている?」
「そうだな……助けてあげたい人だと思っているよ」
「ふむ……その心は?」
「最初は確かに、シラヌイに母さんの面影を追っていたのは確かだ。彼女と母さんは姿だけじゃなくて、好きな物とか、細かい所もよく似ている。でも、彼女と母さんで大きく違う所がある。……シラヌイは弱い、見ているこっちが辛くなるくらいにね」
……そうだな、シラヌイは心の弱いサキュバスだ。
彼女は非常に強い劣等感と自傷癖を持っている。自分を傷つけなければ、心を保てないほど病んでいた女だ。
だがディックが入ってから彼女は少しずつ変わりつつある。前よりも元気になっているし、よく話すようになった。険が取れて親しみやすくなっている。
「昔母さんが言っていた。泣いている女の人が居たら、心で抱きしめてやれと。具体的にどうすればいいのか分からないけど、僕なりのやり方で接しているよ」
「はっはっは! 本当によくできた母親だ! それで、どうなんだ? シラヌイを物にしたいと思っているのか?」
「どういう意味だ?」
「だから、女として見ているかと聞いているんだ」
「それもセクハラじゃないのか?」
「……リージョン、口は禍の元だと知っているか?」
「中間管理職、辛い……」
いやお前が意識しないのが悪いだろう。
「ただ、そうだな……異性として意識しているかって言われても、分からないんだ」
「……そうなのか」
「シラヌイの役に立ちたい、その想いに偽りはない。女性に優しくするよう、母さんがきつく言っていたのもあるからね。彼女の役に立てて嬉しい気持ちもある。でも僕は今まで、恋愛をした事がない。だから彼女に尽くしたいって想いが果たして恋なのか、それとも親愛からくるものなのか。よく分からない」
『じゃあさ、その子に何かしてあげた時、何か自分の中でぐわっとくる時ってない?』
……誰だ? この黒子姿の女は。
突然現れた女にディックもきょとんとしている。しかしリージョンの様子が変だな。
「……知り合いかリージョン?」
「いや、他人だ他人。見た事はない」
不自然に挙動不審になっているが? リージョンがうろたえる女か、心当たりは……ありすぎて思いつかん。
ナチュラルにセクハラ発言するせいで女性兵士に頭が上がらんのだこいつは。
『通りすがりの恋バナ好きってだけ。何貴方、気になる子が居るのに無自覚みたいねぇ』
「無自覚……そうなのかな。そもそも弱った人を助けたいと思うのはおかしな事なのか?」
『いいやぁ。でもその行動に移るって事はちゃんと理由があるわけでしょ? その辺りどうなのさぁイケメン剣士ぃ』
随分押しの強い女だな。それに妙に馴れ馴れしい。しかしなんだ、この既視感は。
「……どこかで会った事、あるか?」
『ないなーい。あったとしたら他人の空似でしょ?』
「そうだぞソユーズ、初対面の相手に変な勘繰りは止めておけ」
だからなんでお前がフォローするんだ。そいつは誰だ、元カノか?
『それでどうなの? シラヌイって子に何かしてあげる度にどんな気持ちになるの?』
「シラヌイにか……うん……」
ディックは少し考え、口を開いた。
「温かい気持ちになるな。もっと彼女のために何かをしてあげたい、どうすれば喜んでくれるのか。そう思う」
『それじゃあ、彼女と離れるとどんな気持ちになる?』
「落ち着かない。早く明日が来て一緒に居たくなる」
『やっぱそれって恋じゃなぁい! つまりは頭の中が彼女で一杯ってわけなんだからぁ』
「シラヌイの事で一杯か……言われてみれば確かに、そうかも……」
ふむ、初めてディックの顔が赤くなったな。
奴にしてみれば、母親以外初めて意識する女だ。随分入れ込んでいるとは思っていたが、やはりそうした感情はあったようだ。
シラヌイが母に似ていたから自覚が遅れたようだが、さっきの黒子がほじくり返したせいで、改めて意識してしまったわけか。
「……で、どうなんだ? シラヌイは好きなのか?」
「好きではある。ただ、これが本当に恋なのかは流石に……」
情緒が子供だな。母以外の異性とまともに付き合った事がないから、そうした感情になれていないのだろう。
……人見知りで関わった事のない我が言うのもおかしな話だが。
「僕はシラヌイをどう思っているんだろう、わかるかソユーズ?」
「……我に聞くな。聞くならそこの鬼……む?」
気付いたら、リージョンと黒子が居なくなっていた。
黒子はともかく、どうしてリージョンまで? それに黒子は何者だ?
「……場をかき乱すだけかき乱し、消え去るか。不思議な女だったな」
「そうだね……けど僕が彼女を、どう思うかか……考えた事もなかったな」
「……深く考える必要はあるまい。お前がどうしたいか、彼女に何を成してやりたいか。それだけでいいだろう」
自分の向ける想いが分かったからといって、やる事が変わるわけでもない。
今まで通り、自然体でやってみるがいい。
「……お前とシラヌイが上手く行くのを、願っている」
「あまりからかうなよ」
我はお前が嫌いではないからな、精々見守ってやるか。
◇◇◇
<リージョン視点>
『んふー、シラヌイもディッ君も可愛いなぁ。尊みに溢れているぅ』
「魔王様、こんな汚い居酒屋にまで来られるとは……」
俺は魔王様を見送るべく、席を立っていた。
話は聞かせてもらったが、要約すればシラヌイとディックをからかいに来ただけのようだ。部下のプライベートに興味があるのはいいのだが、こっちとしては上司に見張られているようで落ち着かん。
『いやぁ、部下の色恋沙汰に首ツッコんで引っ掻き回すのって楽しくない? 特に今回はあのシラヌイだよ? あのワーカーホリックが恋とか面白い事この上ないんですけど』
「魔王様、貴方は何を考えておられるのですか? 二人を結ばせようとしていたりは……」
『どっちでもいいのよ、成就でも悲恋でも、ワシはどっちでも楽しめる性質だから。ただそれに至るには、二人に意識してもらわないといけないでしょ。だからちょっとだけ手を加えただけなの。じゃないとあの奥手二人絶対意識し合わないんだもーん』
出たよ、気まぐれ天邪鬼。魔王様はきっかけを作るだけ、あとはそれによって起こる相手の反応を眺め、楽しむのが趣味なのだ。
カオスを呼び、混沌を好む。魔王らしい性格だ全く。
「なぜ女とは色恋沙汰に首を突っ込みたがるのだか、理解できん……」
『リージョン、セクハラだよ』
「今の発言のどこにセクハラ要素が!?」
『って事で来月ちょっと減給ね』
「理不尽すぎーる!?」
くそったれ、本当に気まぐれすぎて振り回されるってんだよこの主!
我は、やや呆れながらリージョンとディックのやり取りを見守っていた。
今回も今回とて、リージョンは酒を馬鹿みたいにがぶ飲みしている。この間酷いリバースをしたというのに、懲りない奴である。
「それで、どうなんだ」
「何が?」
「シラヌイだよ。あいつとはどこまで進んでいる? Aか? それともBか? あいつサキュバスだけどCはそうそう許さない奴だからなぁ」
「何の話をしているんだ、それに言ってる事セクハラだからな」
「……すまないな、リージョンは昔からの考え方が抜けていない古い鬼なのだ」
特に酒が入ると面倒になる。程ほどの所で気絶させておくか。
ただ、リージョンではないが我もシラヌイとの関係は気になる。
今まで彼女の副官に就いた者は、皆一週間もせずに辞めていった。彼女の仕事量と、性格のきつさが理由だ。
ディックはかなり長続きしている。それどころかシラヌイを振り回し、戦闘でも活躍しているときたものだ。
このような人物は初めて見る、興味がわくのもむべなるかな。
「……実際、ディックはシラヌイをどう思っている。母親の影を追い彼女の副官にまでなったが、今のシラヌイはどう見えている?」
「そうだな……助けてあげたい人だと思っているよ」
「ふむ……その心は?」
「最初は確かに、シラヌイに母さんの面影を追っていたのは確かだ。彼女と母さんは姿だけじゃなくて、好きな物とか、細かい所もよく似ている。でも、彼女と母さんで大きく違う所がある。……シラヌイは弱い、見ているこっちが辛くなるくらいにね」
……そうだな、シラヌイは心の弱いサキュバスだ。
彼女は非常に強い劣等感と自傷癖を持っている。自分を傷つけなければ、心を保てないほど病んでいた女だ。
だがディックが入ってから彼女は少しずつ変わりつつある。前よりも元気になっているし、よく話すようになった。険が取れて親しみやすくなっている。
「昔母さんが言っていた。泣いている女の人が居たら、心で抱きしめてやれと。具体的にどうすればいいのか分からないけど、僕なりのやり方で接しているよ」
「はっはっは! 本当によくできた母親だ! それで、どうなんだ? シラヌイを物にしたいと思っているのか?」
「どういう意味だ?」
「だから、女として見ているかと聞いているんだ」
「それもセクハラじゃないのか?」
「……リージョン、口は禍の元だと知っているか?」
「中間管理職、辛い……」
いやお前が意識しないのが悪いだろう。
「ただ、そうだな……異性として意識しているかって言われても、分からないんだ」
「……そうなのか」
「シラヌイの役に立ちたい、その想いに偽りはない。女性に優しくするよう、母さんがきつく言っていたのもあるからね。彼女の役に立てて嬉しい気持ちもある。でも僕は今まで、恋愛をした事がない。だから彼女に尽くしたいって想いが果たして恋なのか、それとも親愛からくるものなのか。よく分からない」
『じゃあさ、その子に何かしてあげた時、何か自分の中でぐわっとくる時ってない?』
……誰だ? この黒子姿の女は。
突然現れた女にディックもきょとんとしている。しかしリージョンの様子が変だな。
「……知り合いかリージョン?」
「いや、他人だ他人。見た事はない」
不自然に挙動不審になっているが? リージョンがうろたえる女か、心当たりは……ありすぎて思いつかん。
ナチュラルにセクハラ発言するせいで女性兵士に頭が上がらんのだこいつは。
『通りすがりの恋バナ好きってだけ。何貴方、気になる子が居るのに無自覚みたいねぇ』
「無自覚……そうなのかな。そもそも弱った人を助けたいと思うのはおかしな事なのか?」
『いいやぁ。でもその行動に移るって事はちゃんと理由があるわけでしょ? その辺りどうなのさぁイケメン剣士ぃ』
随分押しの強い女だな。それに妙に馴れ馴れしい。しかしなんだ、この既視感は。
「……どこかで会った事、あるか?」
『ないなーい。あったとしたら他人の空似でしょ?』
「そうだぞソユーズ、初対面の相手に変な勘繰りは止めておけ」
だからなんでお前がフォローするんだ。そいつは誰だ、元カノか?
『それでどうなの? シラヌイって子に何かしてあげる度にどんな気持ちになるの?』
「シラヌイにか……うん……」
ディックは少し考え、口を開いた。
「温かい気持ちになるな。もっと彼女のために何かをしてあげたい、どうすれば喜んでくれるのか。そう思う」
『それじゃあ、彼女と離れるとどんな気持ちになる?』
「落ち着かない。早く明日が来て一緒に居たくなる」
『やっぱそれって恋じゃなぁい! つまりは頭の中が彼女で一杯ってわけなんだからぁ』
「シラヌイの事で一杯か……言われてみれば確かに、そうかも……」
ふむ、初めてディックの顔が赤くなったな。
奴にしてみれば、母親以外初めて意識する女だ。随分入れ込んでいるとは思っていたが、やはりそうした感情はあったようだ。
シラヌイが母に似ていたから自覚が遅れたようだが、さっきの黒子がほじくり返したせいで、改めて意識してしまったわけか。
「……で、どうなんだ? シラヌイは好きなのか?」
「好きではある。ただ、これが本当に恋なのかは流石に……」
情緒が子供だな。母以外の異性とまともに付き合った事がないから、そうした感情になれていないのだろう。
……人見知りで関わった事のない我が言うのもおかしな話だが。
「僕はシラヌイをどう思っているんだろう、わかるかソユーズ?」
「……我に聞くな。聞くならそこの鬼……む?」
気付いたら、リージョンと黒子が居なくなっていた。
黒子はともかく、どうしてリージョンまで? それに黒子は何者だ?
「……場をかき乱すだけかき乱し、消え去るか。不思議な女だったな」
「そうだね……けど僕が彼女を、どう思うかか……考えた事もなかったな」
「……深く考える必要はあるまい。お前がどうしたいか、彼女に何を成してやりたいか。それだけでいいだろう」
自分の向ける想いが分かったからといって、やる事が変わるわけでもない。
今まで通り、自然体でやってみるがいい。
「……お前とシラヌイが上手く行くのを、願っている」
「あまりからかうなよ」
我はお前が嫌いではないからな、精々見守ってやるか。
◇◇◇
<リージョン視点>
『んふー、シラヌイもディッ君も可愛いなぁ。尊みに溢れているぅ』
「魔王様、こんな汚い居酒屋にまで来られるとは……」
俺は魔王様を見送るべく、席を立っていた。
話は聞かせてもらったが、要約すればシラヌイとディックをからかいに来ただけのようだ。部下のプライベートに興味があるのはいいのだが、こっちとしては上司に見張られているようで落ち着かん。
『いやぁ、部下の色恋沙汰に首ツッコんで引っ掻き回すのって楽しくない? 特に今回はあのシラヌイだよ? あのワーカーホリックが恋とか面白い事この上ないんですけど』
「魔王様、貴方は何を考えておられるのですか? 二人を結ばせようとしていたりは……」
『どっちでもいいのよ、成就でも悲恋でも、ワシはどっちでも楽しめる性質だから。ただそれに至るには、二人に意識してもらわないといけないでしょ。だからちょっとだけ手を加えただけなの。じゃないとあの奥手二人絶対意識し合わないんだもーん』
出たよ、気まぐれ天邪鬼。魔王様はきっかけを作るだけ、あとはそれによって起こる相手の反応を眺め、楽しむのが趣味なのだ。
カオスを呼び、混沌を好む。魔王らしい性格だ全く。
「なぜ女とは色恋沙汰に首を突っ込みたがるのだか、理解できん……」
『リージョン、セクハラだよ』
「今の発言のどこにセクハラ要素が!?」
『って事で来月ちょっと減給ね』
「理不尽すぎーる!?」
くそったれ、本当に気まぐれすぎて振り回されるってんだよこの主!
0
お気に入りに追加
3,383
あなたにおすすめの小説

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

強制力がなくなった世界に残されたものは
りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。



貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる