物理最強筋肉おっさん冒険者、吸血鬼を拾う~貴方の血ぃくっそまじぃですわ!?仕方ぬぇーから私がお世話して美味しい血にして差し上げますわよ!~

歩く、歩く。

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19話 鋼鬼のマルク

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 エストが戦闘領域から脱出すると、ウィードとセラが保護してくれた。
 逃げている間も断続的に轟音と爆風が響いて、大きな地震が続いている。動物達が全速力で逃げ出し、鳥が悲鳴を上げながら飛び去っていく。大気が割れ、大地が崩れる光景は、まさにカタストロフィ、この世の終わりと言っても過言ではない。

 カッコつけずに逃げてホントに良かった……あの場に居たら、マジで体がバラバラになっていた所だった。

「な、なんちゅう力持ってますのあの方!? 今までのトンデモ現象ですらあの方にとっちゃ児戯ですのっ!?」
「だから言ったでしょ、あの方の本気は危険だって」
「敵ながら、ヘイズが哀れでならないよ。本気の旦那から逃げられるわけがない」
「筋肉だけ、ですわよね? あの天変地異起こしてるの、筋肉なんですわよね?」
「うん、筋肉。超常現象を筋肉一つで起こしてる……って、改めてやべーなあの人……」
「文字通り、筋肉は裏切らないって事……でいいの、かしら……うん……えと……うん……」

 弟子ですら青ざめる力。「最強」のSランク冒険者、これほどとは……。

「……人間、辞めすぎですわ……」

 エストが呟くなり、またキノコ雲が上がった。

  ☆☆☆

「ぐはぁぅっ!?」

 マルクの蹴りを受け、ヘイズは肉塊になった。
 再生能力で元に戻すも、すぐに次の一撃が来て回復が追い付かない。一発一発の威力が核兵器並な上に、常識外れに速くて避けられない。防御も回避も共に不能、一挙手一投足全部が必中必殺だ。

「落ち着け……私なら出来る……私は、エストを幸せにしなければならないんだ……!」

 こっちには数多の技能がある、いかにマルクが強かろうと、所詮は人間だ。片っ端から技能を使い続ければ、必ずどれか一つは有効になる!
 自分の強みを活かせ、頭を回せ! 私はエストを幸せにせねばならんのだ!

「たかだかSランク一人! この私に破れぬはずがないんだ!」

 ヘイズは無数の樹木を生み出し、強固な壁を造った。
 同時に鋭い根を伸ばし、マルクを串刺しにしようとする。攻守どちらもオリハルコンでなければ突破できない物なのだが。
 マルクがジャブを放った瞬間爆発が起こり、根っこは吹っ飛び樹木は消し飛んだ。

 物理が駄目ならと、酸の雨を降らした。生物である以上、強酸性の雨は防げまい。
 マルクは空気を掴み、雨を投げ飛ばした。空間が歪んで、すぽーん! っと酸性雨が宇宙へかっ飛んでいく。いや空気を掴んで投げるってどんな現象?

 ヘイズが目を点にしている間に、マルクは左手でデコピンした。そしたら大気が押し出され、不可視の砲弾が襲ってくる。
 咄嗟にシールドを張るも一撃で粉砕、左半身が抉り取られた。

 一発喰らっただけでも体が砕け散る威力なのに、それが何万発も絶え間なく、正確に急所へとぶち込まれた。指が見えなくなるほどの超高速デコピンから放たれる空気砲。これを打ってるだけでマルクは勝てるのに、あえて指を止め、ヘイズが復活するのを待った。

 ……指一本で私を倒せると……挑発しているのか?

「手品は終わりか?」

 マルクはにこやかに言った。その余裕が、ヘイズの癇に触れる。
 反撃だ、念力で直接心臓を止めてやる。マルクの強靭な心筋は念力じゃ操れない。

 では転送魔法だ。これで体をねじ切るか臓器を奪うか、体内に異物を入れる。マルクの筋肉が硬すぎてゲートを閉じても体が千切れないし、異物を転送できない。それなら周囲を真空にして体液を沸騰させる。マルクは筋肉を締めて無効化した。

 だったら猛毒を浴びせる。マルクにゃ毒が効かない。

 糸を出して拘束、鉄の硬度を持つ糸だから動けば体が真っ二つ。マルクの筋肉が硬すぎて逆に糸が千切れた。

 召喚魔術。出た瞬間体を食いちぎる魔獣を召喚! マルクの筋肉が硬すぎて歯が立たない!
 幻を見せて惑わしてやる! 幻・本物まとめて一瞬でぶん殴られた!
 心を読んで動きを先読み! した所で相手の方が速すぎる!
 じゃあ超音速で動けば! と思ったら余裕で付いてくる!
 広範囲に電気ショック! マルクと言えど電気を浴びれば硬直するかと思ったらピンピンしてらぁ!
 街を飲み込む竜巻を起こした! 範囲内の敵をズタズタにするのだけどマルクは傷一つ付かないどころかラリアットで竜巻をぶっ壊した!

「まだだ、まだ終わらない! 終わってたまるか!」

 弱体化のデバフを掛ける! 下限がでかすぎて意味がねぇ!
 ならば自身にバフを掛ける! マルクの上限がでかすぎて以下略!
 マグマを出して気温を二千度に! 普通に耐えてる!?
 重力百万倍! 涼しい顔して動いてる!
 あらゆる現象全部を跳ね返す反射スキルでカウンター! 力任せにぶち抜いてきた!
 こいつだけを閉じ込める結界! 閉じ込めた所ですぐ破る!
 寄生虫・寄生植物を植え付ける! 筋肉に弾かれて植え付けらんねぇ!
 絶対零度! なのになんで凍らない!?
 触れたら器物に変わる呪い! 触れたら体が砕ける呪い! なぜか触れても効果がない!
 時を止める! 止めたのに力尽くで動かした!?
 未来予知! やられる未来しか見えない!
 洗脳! 勿論効かない!
 精神汚染だ! 汚染出来る相手じゃねぇ! 

「次! がはっ! 次! ぐふっ! 次っ! あふんっ!次ぃ!ぎゃいん!次べげっ次ほぼっ次ぽあ次えつなつヴぇつかあちょねwぁふぇうrwbれvgンbwgえんひぇghンvrwbンfghオチmヒんhbtlvgネイmwcwfrガン㎝tvmンせwんfcwxmw!!!!!????」

 ヘイズがいくら技術や能力を使っても、複数を組み合わせても、一つたりともマルクに通用しない。一撃を受ける度にキノコ雲が上がり、クレーターが出来、悲鳴もまともに出せなくなる。マルクの手足が動く度、ヘイズの体は微塵に砕けた。

 ヘイズの名誉のために言うが、彼はSランク並みの実力者。彼が持つ技能の習熟度は、全てが最大レベルだ。他のSランクであったなら、まだ善戦くらいは出来ただろう。

 しかし、マルクの筋肉と心は、全てを上回る。パワーも、スピードも、タフネスも、メンタルも。どんな優秀な技能であろうとも、幾千の手札があろうとも、相手に通用しなけりゃ意味がない。
 マルクはどんな相手にも、たった一つの攻略のみで勝ってきた。

 それは、「相手よりも強くなる」。

 マルクには特殊能力なんて何もない。彼の力は、神様から都合よく与えられたスキルではなく、はたまた特殊なアイテムによるものでもない。遠回りでも、ほんの小さな努力を一つずつ、一つずつ積み重ねて完成させた、基礎の究極系と呼ぶべき物である。

 億のスキルを得るよりも、一の筋肉を極め抜く。如何なる小細工をも跳ねのける肉体と、地道な努力で培った自信こそが最大の武器。
 シンプルだからこそ攻略法がない、マルクが「最強」たる由縁だ。

「はぁ……はぁ……す、ばら、しい……! 鋼鬼のマルク……噂以上だ……!」

 殴られ続けたヘイズは、逆に冷静になっていた。
 再生能力と言えど無限ではない。使う程に体力を消耗し、力が枯渇してしまう。
 マルクは強い。人間として究極の域に達した男。こうまで見せられるとその強さ、欲しくなる。

 ……血を吸えば、彼の血を吸えば……あの力が私の物に……!

 ヘイズの技能の強奪は、相手の血を吸う事で発動する。強奪範囲は広く、相手の筋力を始めとした能力値も奪取出来るのだ。
 ただし必要量が多く、相手が失血死するまで飲まねばならない。

 マルク相手には、非常に危険な条件だ。あんな怪物相手にそんな悠長な事をしていられない。それでもやらねば死ぬ。体力も魔力も底を尽いてしまった、マルクから奪わなければ、どの道動けなくなるだろう。
 ……やってやる! 相手は最強の男、覚悟を決めずに挑めるか!

 マルクが腰を落とした。突進が来る、必ず避けろ、見極めろ。
 すれ違いざまに吸血して回復するんだ!
 爆発と共にマルクが突っ走ってくる。ヘイズは未来予知で察知し、右ストレートを凌いだ。左半身を持っていかれながらも、首から上を死守した。

 歯を鋭い牙に変え、エンチャントで咬合力を強化。マルクの腕に噛みついた。
 一気に血を吸い上げる。これで回復して体勢を立て直せる……かと思った矢先。

「!!!!???? ぐぶっふぁ!?」

 ヘイズは血を吐き出し、もんどりうってぶっ倒れた。
 不味い、不味い不味い不味い! なんだこの血は!? 体が嚥下を拒否している、内臓がひっくり返って吐き気に襲われ、手足がしびれてきた。

 目が見えなくなり、何も聞こえなくなる。五感さえもが摂取を拒むクソ不味さだ、というかこんなクソ不味い血……どうしてこいつ生きているんだ!? これほど酷い状態の血液で、動ける方がおかしいぞ!

「エスト曰く、俺の血は相当不健康で飲めたもんじゃないらしい。下手に飲むとそうなる、彼女も凄く苦しみながら飲んでいるよ」
「か、はっ……! な、んでこんな血、飲んで……げふっ……!」
「色々事情があって、俺の血しか飲めないのさ。それで、奪えたのか? 俺の経験、筋力、体力。感覚的に、強奪は失敗したようだが」

 マルクの言う通り、彼の力は奪えていない。と言うかこんな血飲み干そうものなら、奪う以前に死ぬ。代償が余りにも大きすぎる。
 こうなると分かって、マルクはあえて奴に血を与えたのだ。予想通り、マルクの血はヴァンパイアに特効らしい。

「俺の血が欲しければくれてやるぞ? どうだ?」
「い、嫌だ……そんなもの、飲めたもんじゃない!」
「そうか。ま、人が汗水たらして得た物は、そう簡単に奪える物じゃないって事だな。血の不味さは、俺の苦労の証だと思ってくれ。しかし、そうか。そんなに俺の血を飲みたくないのか」

「な、なにを当たり前な事を……!」
「いや何、改めてエストの心の強さを実感していただけだ」

 一応血の状態は改善しているのだが、それでもなお、ヘイズがこれほどまでに拒否する程にマルクの血はまずい。
 そんなのを歯を食いしばって飲み、耐えてきた。ヘイズを倒し、故郷の仇を討つために。改めて思う、彼女は強い子だ。

「それと、怒りは血の味に直に反映されるそうだな。それほど不味いという事は、どういう意味か分かるか?」
「え……?」
「それだけ俺が怒っているって事さ」

 マルクの殺気が増し、ヘイズは跳び退った。
 奴は次の一撃、とびきりの一発で決めようとしている、次にそんなもんを受けたら、もう持たない。
 まだだ、こんな所で終わってたまるか!

 吸血でダメージこそ受けたが、魔力は回復できた。ヘイズは残った全ての魔力をつぎ込み、全スキルを同時に使用した。
 全身が変異して膨張、スライムのような異形の怪物へと変貌する。体のあちこちから砲塔のように能力で生み出した物が発露し、一斉にマルクを狙って襲ってくる。

「お前なんかに! お前なんかにぃ! 私の善意を阻まれてたまるものかぁぁああああああ!!」
「相手の悲しみも、痛みも、苦しみも。全てを理解せず押し付けるのは善意ではない。お前の善意は、ただのエゴだ」

 マルクは腰を落とし、拳を脇に構えた。
 足の親指に力を入れ、同時に体を脱力させ、力みを無くす。何千何万と繰り返した武術の型だ。

「これは報いだ。お前のエゴを受けた者達と同じ苦しみ、しかと味わえ」

 マルクが正拳突きを放つなり、衝撃が惑星を一周し、巨大な壁を造り出した。
 成層圏をも突き抜ける、煙と水蒸気で出来た壁だ。直線状に存在した空気は宇宙へぶっ飛び、大地は抉り取られて底の見えない谷を作り、海は蒸発して海底が露出した。

 マルクが放った拳は、たった一発で惑星を粉砕しかけていた。否、もしマルクが被害を、この世界の未来を一切考慮しなければ、この星はさっきの一撃で宇宙のチリと化していただろう。
 やがて景色が晴れてくると、上半身のみの消し炭となったヘイズが転がっていた。

 体力・魔力共に無くなり、再生能力すら使えなくなっている。人から奪った力をいくら重ねようとも、マルクが地道に積み重ねてきた一の力には、まるで通用しなかった。

「まだ生きているか、やはり実力は相応、思いも一級、ただ一つ、「思いやり」の方向さえ正しければ、良き冒険者となったろうに」

 ヘイズが奪ってきた物は、二度と返ってこない。だからせめて……。

「次はちゃんと相手の心をくみ取った、本当の善意を行う事だな」

 彼が心から反省してくれるのを、願うばかりだ。

  ☆☆☆

 マルク最大の一撃を最後に、戦闘音が止んだ。
 どうやら、決着がついたらしい。範囲外で待っていたエストが小手をかざすと、何かの残骸を担いだマルクがやって来た。

 あれはヘイズだ、マルクに徹底的に打ちのめされた挙句、再生すらできない体にされてしまったんだ。
 当然の結果に、エストは安堵すらしなかった。だってマルクが勝って当然だから。身近で彼の強さ、力を見てきたから、絶対に勝つと確信していた。

 ただ……でもだ。

「消し炭にするのは流石にやりすぎじゃありません……?」
「いや、消し炭でも物体が残っただけすげぇよ……」
「本気のマルク様を相手にして、とりあえず体で戻って来たのは彼が初めてよ……」

 体「が」じゃなく体「で」戻って来たとか何気にやばい表現なのだが。

「はっはっは! 本気を出す必要があっただけ、大した相手だったよ。さてエスト、君から受けた依頼だが、どうすればいい? このまましかるべき場所に突き出すか、それとも「不幸な事故」に遭わせるか。君から受けた仕事だ、結末は、君に委ねよう」
「……そうですわね……」

 以前なら、迷いなくヘイズを殺していただろう。でもそんな事をしたら、奴と同類だ。
 私は誇り高きヴァンパイア、自身の魂を汚したりはしない。奴には、相応の報いを受けてもらおう。

「しかるべき場所に突き出してください。二度と大好きな善行が出来ぬよう閉じ込めるのが、一番の罰になるでしょうから」
「分かった。君の判断を尊重しよう」

 マルクはバックアップのギルド職員と衛兵にヘイズの身柄を預けた。奴とはもう二度と会う事はないだろう、謝罪の言葉も必要ない。自分勝手な「善意」の罰、残りの命全てを使って受けるがいい。
 エストの復讐は、これにて完遂したのだ。

「なんか、どっと疲れましたわ……」
「ツッコミ疲れ?」
「それもありますけど、なんて言うかこう……色々ですわ。沢山の事が起こりすぎて、反動が凄くて」
「確かに、私も今日だけでかなりお腹いっぱいかも」

 三人で大きなため息を吐き、エストは空を仰いだ。
 疲れたけど、清々しい気分だ。胸にうずまいていたもやもやが、綺麗に無くなったようだ。

「ふむ、久しぶりに大仕事を終えた事だし、打ち上げでもするか!」
「おっ、マジっすか! 勿論旦那の奢りっすよね!?」
「こらウィード、少しは遠慮しなさいよ、失礼じゃない」
「なぁに気にするな! 今日は無礼講だ、好きなだけ食って飲め! はっはっは!」

 マルクは豪快に笑ってから、エストに手を差し伸べた。

「さ、戻ろうか」
「ええ、お店の準備をしないとですわね」

 エストはマルクの手を取り、共にファンダムへと戻っていった。
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