4 / 20
4話 分類上は同じホモサピエンス
しおりを挟む
「って意気込んだ直後に仕事とかアホなんですの!?」
エストは叫んだ。現在マルク隊が居るのは近隣の岩山、ここに危険な魔物が出たとの報告が上がり、急遽マルクに白羽の矢が立ったのだ。
「あんだけ盛り上がったくせにこの体たらく……冒険者達のレベルが伺えますわね」
「なぁに、いずれ皆、俺の領域まで上がってくるさ。はっはっは!」
快活に笑うマルクだが、彼と他の冒険者の間には、絶望的なレベルの差が存在している。直弟子の二人ですら、一生かかっても彼の領域には到達できない。
「そう信じてくれるだけ、嬉しいけどな。なセラ姉」
「ええ。マルク様からの信頼ほど喜ばしい物はないもの。それよりも、どうして貴方までついて来ているのかしら?」
「いつ血液切れが起きるか分かりませんもの。あの方から一滴しかもらってませんので、あまり長時間活動できないのですわ。不本意ですが、傍に居るしかありませんの」
飲んだら飲んだで死の淵を彷徨うのだけれども。まさに進むも地獄、退くも地獄である。
現場に到着すると、ドラゴンに迫る巨躯を持つ、巨大な蛾が五匹も空を飛んでいた。
魔物の名はタイフーンモス。本来ならば大陸の端にある秘境に生息しているのだが、なぜかここへ生息域を広げてしまったようなのだ。
「奴らは幻覚効果のある毒鱗粉をまき散らして獲物を縄張りに誘い込み、片っ端から食ってしまうそうだ。しかも繁殖期になると、近隣の街や村を襲って甚大な被害を出すと言う。確かに、緊急クエストだな」
「ですが相手は空を飛んでいますわよ、貴方でもあれは戦えないでしょう」
「大丈夫、俺も飛べるから」
貴方の頭が飛んでますわよ。エストは本気で思った。人間が空なんて飛べるはずがあるまいに。
でも、そんな想像を遥かに超えるのが、Sランク冒険者というもの。
マルクはジャンプした。タイフーンモスの居る上空まで。
……あの蛾、一〇〇メートルくらいの高さに居ませんでしたっけ?
マルクはタイフーンモスのどてっぱらに蹴りを入れ、一撃で粉砕した。早速一匹を討伐してしまった。
タイフーンモスが一挙に襲ってくる。いかにマルクでも、空中では身動きが取れない。わけがなく、常人離れした脚力で宙を蹴って滞空していた。
そんでもって、空を走って地上と同じくらいの自由度で動き回っている。なんだこいつ。
「……あの方、人間ですわよね?」
「ちゃんとした人間さ。さてと、俺も仕事するかね」
ウィードは剣を抜き、フードを被った。気づけば周囲に魔物や獣が集まっている、タイフーンモスの鱗粉によって誘い込まれたようだ。
「俺の役目は、雑魚散らしさ。旦那が本命に集中できるよう、それとセラ姉の安全を確保するための護衛なんだ。セラ姉みたいに回復魔法を使える人は貴重だからな、俺と違って替えが利かない。その守りを俺は、旦那直々に任されてるのさ」
ウィードは張り切って露払いを始めた。一瞬で何十もの斬撃が魔物に襲い掛かり、あっという間に群れが殲滅される。更には魔力で足場を作り、二段ジャンプや空中機動を駆使した、三次元的な剣技も披露した。
彼は素早さに長けた剣士で、一対多数において力を発揮するタイプだ。確かに集団戦において心強い存在だ。
でも調子に乗りがちなのが欠点なようで、何匹か取りこぼし、セラに接近してしまう。魔法を詠唱する隙は無く、仕方なくエストが迎撃しようとした。
「ふんっ!」
そしたら、セラは思いっきり魔物をぶん殴った。倒れた所にストンピングで追撃し、蹴り飛ばして後続に叩きつける。
「失せろ、アイスブレイド!」
更には無詠唱で上位魔法まで使いだした。氷の刃が無数に降り注ぎ、魔物をズタズタに切り裂いた。
「貴方……意外と腕っぷし強いですわね?」
「マルク様から鍛えられてるからね。ウィード、油断しない。私を守るんじゃないの?」
「めんごめんご! もう一匹も近づけさせやしないよっ!」
二人は軽口を叩きながら、次々襲い来る魔物を簡単に屠っていく。
マルクが強すぎるだけで、両名ともAランクに相応しい実力者だ。でも、仮にもAランク冒険者。そのランクにまで昇ると、プライドが邪魔して人の指示を聞かなくなる。雑魚払い専門なんて小間使いみたいな仕事なんか、なおさら嫌がるだろう。
なのに二人は、マルクのために地味な仕事を嬉々としてこなしている。人をここまで惹きつけるカリスマもまた強力な武器だ。
流石は鋼鬼のマルク、どこまでも底知れない男である。
と、大きな地震が起こった。何かと思えば、マルクが四匹目のタイフーンモスを撃墜した所だった。
「え? 四匹目?」
戦闘が始まってまだ一分も経っていないにも関わらず、タイフーンモスは残り一匹となっていた。空中は鱗粉が充満しており、人間がその中に居れば秒も持たず毒と幻覚に苦しめられているはず。
だけどマルクは平然と笑っていた。よほど毒物に耐性があるらしい。
「あの方、呪い以外の状態異常に対しても耐性があるのですわね」
「そりゃもう、毒・麻痺・その他全部の状態&精神異常を素で耐えるわ。ふぐ毒ピッチャー一杯飲んでもけろっとしてるくらいだし」
「だからあの方ホントに人間ですわよね!?」
「……多分、うん、きっと……生物学上の分類としては同じホモサピエンスだと……思えたらいいかなー……(遠い目)」
「学術的な疑問すら浮かぶほどですの!?」
※ふぐ毒は青酸カリの八五〇倍もの毒性を持つのでよい子は絶対に真似しないでください。
マルクは空をびゅんびゅん走り回り、残像しか捉えられない。三次元にぬるぬる動く姿は正直気味が悪かった。
しかも驚くことに、マルクは魔法を使わず、筋力のみで常軌を逸した行動を起こしているのだそうだ。本人曰く、「筋肉がありゃ何でもできる」そうな。
……いやありえねーですわ!? 筋肉にそんな万能性ねーですわよ!
そう言いたくとも、現にマルクは筋肉オンリーでやらかしてるからなんも言えねぇ。並の人間なら血反吐を吐く程の超激務だって平然と耐えているし、本当に人間なのかあのオッサン。
「よっと!」
マルクはタイフーンモスの頭を掴むと、そのままパワーボムで地上に叩きつけた。本来人間では戦えない空中戦を、文字通り力ずくでねじ伏せてしまった。
地面に深々とめり込んだ蛾を見上げ、エストは口をぱくつかせた。
「……レベルを上げすぎて物理法則が殴り倒されてますわね……」
「筋トレすれば君も出来るようになるさ、ということで一緒に筋肉レボリューションだ!」
「土台が違うよナイスバールク♪ ってできるかぁ!」
究極の脳筋馬鹿である。くそ強すぎるせいで意見も出せないし。
「旦那、追い払いも終わったっす」
「鱗粉の浄化も終わりました。この地域での被害はもう出ないでしょう」
「でかした。じゃあ帰るか、流石にもう仕事は入ってこないだろう。帰ったらちゃんと生活指導を受けねばならないな。はっはっは!」
「ちょっと貴方! それフラグですわよ!?」
エストの予感は見事に的中。ギルドに戻るなり受付嬢が泣きついて来て、
「申し訳ありませんマルクさん! 実はまたまたまたまた別件のクエストが入ってしまいましてぇ!」
「だーから言ったじゃありませんの! このギルド業務能力ゼロ以下ですわ! こんなの休日なんかぜってー来るわけねーですわよ!」
「なぁに、全部こなせば仕事はゼロになるさ! さぁ行こう!」
結局、マルクは二時間の内に二十件の仕事を終わらせてしまったとさ。
エストは叫んだ。現在マルク隊が居るのは近隣の岩山、ここに危険な魔物が出たとの報告が上がり、急遽マルクに白羽の矢が立ったのだ。
「あんだけ盛り上がったくせにこの体たらく……冒険者達のレベルが伺えますわね」
「なぁに、いずれ皆、俺の領域まで上がってくるさ。はっはっは!」
快活に笑うマルクだが、彼と他の冒険者の間には、絶望的なレベルの差が存在している。直弟子の二人ですら、一生かかっても彼の領域には到達できない。
「そう信じてくれるだけ、嬉しいけどな。なセラ姉」
「ええ。マルク様からの信頼ほど喜ばしい物はないもの。それよりも、どうして貴方までついて来ているのかしら?」
「いつ血液切れが起きるか分かりませんもの。あの方から一滴しかもらってませんので、あまり長時間活動できないのですわ。不本意ですが、傍に居るしかありませんの」
飲んだら飲んだで死の淵を彷徨うのだけれども。まさに進むも地獄、退くも地獄である。
現場に到着すると、ドラゴンに迫る巨躯を持つ、巨大な蛾が五匹も空を飛んでいた。
魔物の名はタイフーンモス。本来ならば大陸の端にある秘境に生息しているのだが、なぜかここへ生息域を広げてしまったようなのだ。
「奴らは幻覚効果のある毒鱗粉をまき散らして獲物を縄張りに誘い込み、片っ端から食ってしまうそうだ。しかも繁殖期になると、近隣の街や村を襲って甚大な被害を出すと言う。確かに、緊急クエストだな」
「ですが相手は空を飛んでいますわよ、貴方でもあれは戦えないでしょう」
「大丈夫、俺も飛べるから」
貴方の頭が飛んでますわよ。エストは本気で思った。人間が空なんて飛べるはずがあるまいに。
でも、そんな想像を遥かに超えるのが、Sランク冒険者というもの。
マルクはジャンプした。タイフーンモスの居る上空まで。
……あの蛾、一〇〇メートルくらいの高さに居ませんでしたっけ?
マルクはタイフーンモスのどてっぱらに蹴りを入れ、一撃で粉砕した。早速一匹を討伐してしまった。
タイフーンモスが一挙に襲ってくる。いかにマルクでも、空中では身動きが取れない。わけがなく、常人離れした脚力で宙を蹴って滞空していた。
そんでもって、空を走って地上と同じくらいの自由度で動き回っている。なんだこいつ。
「……あの方、人間ですわよね?」
「ちゃんとした人間さ。さてと、俺も仕事するかね」
ウィードは剣を抜き、フードを被った。気づけば周囲に魔物や獣が集まっている、タイフーンモスの鱗粉によって誘い込まれたようだ。
「俺の役目は、雑魚散らしさ。旦那が本命に集中できるよう、それとセラ姉の安全を確保するための護衛なんだ。セラ姉みたいに回復魔法を使える人は貴重だからな、俺と違って替えが利かない。その守りを俺は、旦那直々に任されてるのさ」
ウィードは張り切って露払いを始めた。一瞬で何十もの斬撃が魔物に襲い掛かり、あっという間に群れが殲滅される。更には魔力で足場を作り、二段ジャンプや空中機動を駆使した、三次元的な剣技も披露した。
彼は素早さに長けた剣士で、一対多数において力を発揮するタイプだ。確かに集団戦において心強い存在だ。
でも調子に乗りがちなのが欠点なようで、何匹か取りこぼし、セラに接近してしまう。魔法を詠唱する隙は無く、仕方なくエストが迎撃しようとした。
「ふんっ!」
そしたら、セラは思いっきり魔物をぶん殴った。倒れた所にストンピングで追撃し、蹴り飛ばして後続に叩きつける。
「失せろ、アイスブレイド!」
更には無詠唱で上位魔法まで使いだした。氷の刃が無数に降り注ぎ、魔物をズタズタに切り裂いた。
「貴方……意外と腕っぷし強いですわね?」
「マルク様から鍛えられてるからね。ウィード、油断しない。私を守るんじゃないの?」
「めんごめんご! もう一匹も近づけさせやしないよっ!」
二人は軽口を叩きながら、次々襲い来る魔物を簡単に屠っていく。
マルクが強すぎるだけで、両名ともAランクに相応しい実力者だ。でも、仮にもAランク冒険者。そのランクにまで昇ると、プライドが邪魔して人の指示を聞かなくなる。雑魚払い専門なんて小間使いみたいな仕事なんか、なおさら嫌がるだろう。
なのに二人は、マルクのために地味な仕事を嬉々としてこなしている。人をここまで惹きつけるカリスマもまた強力な武器だ。
流石は鋼鬼のマルク、どこまでも底知れない男である。
と、大きな地震が起こった。何かと思えば、マルクが四匹目のタイフーンモスを撃墜した所だった。
「え? 四匹目?」
戦闘が始まってまだ一分も経っていないにも関わらず、タイフーンモスは残り一匹となっていた。空中は鱗粉が充満しており、人間がその中に居れば秒も持たず毒と幻覚に苦しめられているはず。
だけどマルクは平然と笑っていた。よほど毒物に耐性があるらしい。
「あの方、呪い以外の状態異常に対しても耐性があるのですわね」
「そりゃもう、毒・麻痺・その他全部の状態&精神異常を素で耐えるわ。ふぐ毒ピッチャー一杯飲んでもけろっとしてるくらいだし」
「だからあの方ホントに人間ですわよね!?」
「……多分、うん、きっと……生物学上の分類としては同じホモサピエンスだと……思えたらいいかなー……(遠い目)」
「学術的な疑問すら浮かぶほどですの!?」
※ふぐ毒は青酸カリの八五〇倍もの毒性を持つのでよい子は絶対に真似しないでください。
マルクは空をびゅんびゅん走り回り、残像しか捉えられない。三次元にぬるぬる動く姿は正直気味が悪かった。
しかも驚くことに、マルクは魔法を使わず、筋力のみで常軌を逸した行動を起こしているのだそうだ。本人曰く、「筋肉がありゃ何でもできる」そうな。
……いやありえねーですわ!? 筋肉にそんな万能性ねーですわよ!
そう言いたくとも、現にマルクは筋肉オンリーでやらかしてるからなんも言えねぇ。並の人間なら血反吐を吐く程の超激務だって平然と耐えているし、本当に人間なのかあのオッサン。
「よっと!」
マルクはタイフーンモスの頭を掴むと、そのままパワーボムで地上に叩きつけた。本来人間では戦えない空中戦を、文字通り力ずくでねじ伏せてしまった。
地面に深々とめり込んだ蛾を見上げ、エストは口をぱくつかせた。
「……レベルを上げすぎて物理法則が殴り倒されてますわね……」
「筋トレすれば君も出来るようになるさ、ということで一緒に筋肉レボリューションだ!」
「土台が違うよナイスバールク♪ ってできるかぁ!」
究極の脳筋馬鹿である。くそ強すぎるせいで意見も出せないし。
「旦那、追い払いも終わったっす」
「鱗粉の浄化も終わりました。この地域での被害はもう出ないでしょう」
「でかした。じゃあ帰るか、流石にもう仕事は入ってこないだろう。帰ったらちゃんと生活指導を受けねばならないな。はっはっは!」
「ちょっと貴方! それフラグですわよ!?」
エストの予感は見事に的中。ギルドに戻るなり受付嬢が泣きついて来て、
「申し訳ありませんマルクさん! 実はまたまたまたまた別件のクエストが入ってしまいましてぇ!」
「だーから言ったじゃありませんの! このギルド業務能力ゼロ以下ですわ! こんなの休日なんかぜってー来るわけねーですわよ!」
「なぁに、全部こなせば仕事はゼロになるさ! さぁ行こう!」
結局、マルクは二時間の内に二十件の仕事を終わらせてしまったとさ。
0
お気に入りに追加
88
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
ズボラ通販生活
ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
序盤でボコられるクズ悪役貴族に転生した俺、死にたくなくて強くなったら主人公にキレられました。 え? お前も転生者だったの? そんなの知らんし
水間ノボル🐳
ファンタジー
↑「お気に入りに追加」を押してくださいっ!↑
★2024/2/25〜3/3 男性向けホットランキング1位!
★2024/2/25 ファンタジージャンル1位!(24hポイント)
「主人公が俺を殺そうとしてくるがもう遅い。なぜか最強キャラにされていた~」
『醜い豚』
『最低のゴミクズ』
『無能の恥晒し』
18禁ゲーム「ドミナント・タクティクス」のクズ悪役貴族、アルフォンス・フォン・ヴァリエに転生した俺。
優れた魔術師の血統でありながら、アルフォンスは豚のようにデブっており、性格は傲慢かつ怠惰。しかも女の子を痛ぶるのが性癖のゴミクズ。
魔術の鍛錬はまったくしてないから、戦闘でもクソ雑魚であった。
ゲーム序盤で主人公にボコられて、悪事を暴かれて断罪される、ざまぁ対象であった。
プレイヤーをスカッとさせるためだけの存在。
そんな破滅の運命を回避するため、俺はレベルを上げまくって強くなる。
ついでに痩せて、女の子にも優しくなったら……なぜか主人公がキレ始めて。
「主人公は俺なのに……」
「うん。キミが主人公だ」
「お前のせいで原作が壊れた。絶対に許さない。お前を殺す」
「理不尽すぎません?」
原作原理主義の主人公が、俺を殺そうとしてきたのだが。
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル表紙入り。5000スター、10000フォロワーを達成!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる