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遂に学園へ!
お風呂に入ろう!断らない
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フォン「兄さん兄さん何これ!」
藍「それは冷蔵庫に冷凍庫だよ風呂上がりにジュースや氷菓子を食べるの 美味しいよ!」
フォン「氷菓子? 」
藍「ミルクで作った甘い食べ物や果汁や果肉にジュースを凍らせて食べるんだよ」
フォン「すごいね!美味しそうだね!!」
多分フォンには初めてのものばかりなんだろう
藍「取り敢えず入るか...ってうわっ!いきなり抱きつくなよエイリム」
エイリム「ボクが脱がしてあげるね」
藍「自分で出来るっつーの!離して」
エイリム「服脱いでー」
藍「ストップストップストップストップ!マジで一人で出来るから先に入ってろっての!」
エイリム「ボクに脱がされるの嫌...?」
藍「エイリムにってかエイリムに問わずみんな嫌だけど...」
エイリム「そっか...じゃあ先行ってるね」
藍「うん...」
ったくエイリムの変態度が進んでる!早くなんとかしないと!
フォン「全部脱いだ...って兄さんの肌すごく白いね!!」
まぁ...学校休みの間はずっと家でゲームしたり寝たりしてましたし?学校では制服の下からパーカー着てましたし?肌が日に触れることなんてまず無かったからなwwwwまぁそのせいで風紀の連中に目付けられて何かあればパーカー着るなだのちゃんと制服着ろだの...ウザいのなんのって! でも追いかけっこは楽しかったなぁ...風紀のやつら元気にしてッかなぁ...
フォン「兄さんどうしたの?」
藍「いやなんもない さっさと行くぞ」
フォン「うん!」
フォン「うわぁ!広いね!」
藍「まずこのシャワーで汚れ落としてから浸かりにいっておいで」
フォン「兄さんは?」
藍「先に体洗う! っと渡すの忘れてたな このタオルで体洗えよ?強くすると痛いが自分でするなら加減できるだろ」
フォン「兄さんがしてくれないの!?」
いやいや何で俺がするんだよ...いやこういうのは兄がするものなのか....弟とか居なかったからな...
藍「あー...じゃあ先に体洗うか?」
フォン「うん!温かい水ってきもちいいね!」
藍「今までは?」
フォン「川の水!」
藍「おふ...」
川で行水か...嫌だねぇ...冒険者になっても湯船は持ち歩こう...
エイリム「ボクもランの体洗う!」
ノイル「ボクだって!」
おい...俺の体は1つしかないからな?wwww
ダインズ「お前達は何をしてるんだ...」
ローザ「全く...ノイルは俺の体流せ」
ノイル「えー...」
エイリム「早く流してきなよ」
ノイル「分かったよ...」
藍「じゃあ頭から洗うぞ 目瞑っておけよ」
フォン「はーい」
シャンプーを手に垂らし髪を洗う
フォン「凄くいい匂い!」
藍「ラベンダーって言う花の匂いだ」
フォン「異世界って色んなものがあるんだね!」
藍「色んなもの...色んな建物 色んな食事に色んな乗り物があるぞ」
そういや俺が作ったファミリーはどうなったんだろうか? 今日連絡取ってみるか
藍「よし洗い流すぞ」
フォン「体も洗ってくれるの?」
藍「背中は洗ってやる前は自分で洗え」
フォン「えー...」
そこまでやる義理はねぇわ!!
藍「どうだ?痛くないか?」
フォン「気持ちいい...」
藍「さよか よし!前は自分で洗えよ?」
そして自分の頭を洗う
藍「ひゃっ!?」
いきなり背中を触られる
エイリム「妬いちゃうなぁ...ボクもランに洗って貰いたいな...」
いやいやエイリムは洗えるだろ?wwww
エイリム「背中だけでいいから...」
フォンだけやってエイリムを断るってのもな...
藍「背中だけな...」
エイリム「やったー!」
藍「背中向けろ」
エイリム「手でもいいよ?」
調子に乗るな!キツく擦る
エイリム「いたいいたいいたい!!ランいたいってば!ごめんなさい!」
藍「はぁ...ったくすぐに調子に乗るんだからなぁ...エイリムは...」
エイリム「あはは...」
さて 俺も洗うか
フォン「ボクが兄さんの髪の毛洗う!」
藍「そうか?じゃあ頼む」
フォン「うん!任せて!」
あーやっぱ人に洗われるのは気持ちいいなぁ
藍「ふぁー...」
フォン「兄さん?」
藍「んー」
フォン「眠いの?」
藍「んー」
フォンside
兄さんがボクに体を預けながら寝ているんだけど凄く軽い!! 体も小さくて可愛い!ボクが兄さんでも良いんじゃないかな?って思ったけど時折見せる男らしさ!うんアレは兄さんだ! 兄さんについてきて良かった 兄さんの手料理は美味しいし家族は優しいし 兄さんがモテモテなんだなってすぐにわかる ボクも兄さんが好きだから絶対に誰にも渡さない! 兄さんはボクが守らなくちゃ! それにしても兄さん強かったなぁ...ドラゴンを倒す兄さん...はぁはぁ...兄さん可愛くて格好いいなんてずるい!離れられなくなっちゃうじゃないか!離れる気なんてないけど!つまり何が言いたいかというと兄さんが大好き!兄さんと一緒に寝たいし 兄さんと遊びに行きたいし 兄さんと狩りに行きたいし 兄さんと二人でお風呂に入りたいし 兄さんと...ってそれはまだ早いかな?異世界って女が多いって昔勇者の本で読んだもんね 兄さんもまだ男とそんな関係になってないよね?まぁなってたら...どうしようかな?閉じ込める?いや閉じ込めても兄さんなら出ていきそうだな...兄さん強いからなぁ...孤立させる?悲しむかな...悲しむことはしたくないな...うん...はぁ兄さん兄さん兄さん兄さん ずっとボクの傍に居てね?離れたら許さないよ?
エイリム「ラン?」
ちっ...二人きりの時間を エイリム兄さんにだって兄さんは渡さないからね!
フォンsideout
フォン「あっ エイリム兄さん...兄さんが寝ちゃって...」
エイリム「あー 寝ちゃったかぁ 疲れがピークに達したんだね 分かったよランはボクが連れていくからフォンはゆっくり入ってなよ」
フォン「はーい」
エイリムside
うん アレはランに惚れてるね またライバル増えちゃった...まぁライバル多い方が燃えるよね でもムカつくな ボクが最初にランに出会ったのに...
ランもちょっと好かれ過ぎじゃない?ダインズにノイルにローグにセイム団長でしょ? それにギルド長に受付に帝にライに副会長に双子に会長はまだかな?キラも好いてはないけど...多分時間の問題だろうね イチヤもランを優しい目でみてるし クラウス先生もランを落とすって言ってたし親衛隊だって...それに勇者でしょ?あー...もう...城にずっと居れば良いのに...大丈夫だよ働かなくてもボクが養ってあげるから...とか言っても無駄なんだろうな...異世界料理を広めるとか言ってるし...ボクに出来ることは一緒に狩りに...行けるのは学生までなんだろうな...はぁ ランもういいじゃん...城で暮らそうよ...一緒に居るだけで良いんだから簡単でしょ?そりゃSEXもするけどさ...やっぱりダメかなぁ...?
取り敢えず服着せて...ランのランも可愛いい!!
ツンツンとつついていると
藍「んんっ...」
感じたのかな?可愛いなぁ...早くボクのになってよラン...早く早く早く早く
ダインズ「何をしているんだエイリム また襲うつもりか?今度こそ嫌われるぞ」
分かってるよ...あー また一人で抜かなきゃいけないじゃん
気持ち良さそうに寝て...はぁ...早く寝かせに行こうか
そしてボクはランを抱き上げ部屋に寝かせにいった
エイリムsideout
~~~~~~~~~~~~~~~
中々150になりませんなぁ(´・ω・`)147から149をうろうろしてるwwww ※回が少ないか?(´・ω・`)すまんね中々持っていけないんだ(´・ω・`)
藍「それは冷蔵庫に冷凍庫だよ風呂上がりにジュースや氷菓子を食べるの 美味しいよ!」
フォン「氷菓子? 」
藍「ミルクで作った甘い食べ物や果汁や果肉にジュースを凍らせて食べるんだよ」
フォン「すごいね!美味しそうだね!!」
多分フォンには初めてのものばかりなんだろう
藍「取り敢えず入るか...ってうわっ!いきなり抱きつくなよエイリム」
エイリム「ボクが脱がしてあげるね」
藍「自分で出来るっつーの!離して」
エイリム「服脱いでー」
藍「ストップストップストップストップ!マジで一人で出来るから先に入ってろっての!」
エイリム「ボクに脱がされるの嫌...?」
藍「エイリムにってかエイリムに問わずみんな嫌だけど...」
エイリム「そっか...じゃあ先行ってるね」
藍「うん...」
ったくエイリムの変態度が進んでる!早くなんとかしないと!
フォン「全部脱いだ...って兄さんの肌すごく白いね!!」
まぁ...学校休みの間はずっと家でゲームしたり寝たりしてましたし?学校では制服の下からパーカー着てましたし?肌が日に触れることなんてまず無かったからなwwwwまぁそのせいで風紀の連中に目付けられて何かあればパーカー着るなだのちゃんと制服着ろだの...ウザいのなんのって! でも追いかけっこは楽しかったなぁ...風紀のやつら元気にしてッかなぁ...
フォン「兄さんどうしたの?」
藍「いやなんもない さっさと行くぞ」
フォン「うん!」
フォン「うわぁ!広いね!」
藍「まずこのシャワーで汚れ落としてから浸かりにいっておいで」
フォン「兄さんは?」
藍「先に体洗う! っと渡すの忘れてたな このタオルで体洗えよ?強くすると痛いが自分でするなら加減できるだろ」
フォン「兄さんがしてくれないの!?」
いやいや何で俺がするんだよ...いやこういうのは兄がするものなのか....弟とか居なかったからな...
藍「あー...じゃあ先に体洗うか?」
フォン「うん!温かい水ってきもちいいね!」
藍「今までは?」
フォン「川の水!」
藍「おふ...」
川で行水か...嫌だねぇ...冒険者になっても湯船は持ち歩こう...
エイリム「ボクもランの体洗う!」
ノイル「ボクだって!」
おい...俺の体は1つしかないからな?wwww
ダインズ「お前達は何をしてるんだ...」
ローザ「全く...ノイルは俺の体流せ」
ノイル「えー...」
エイリム「早く流してきなよ」
ノイル「分かったよ...」
藍「じゃあ頭から洗うぞ 目瞑っておけよ」
フォン「はーい」
シャンプーを手に垂らし髪を洗う
フォン「凄くいい匂い!」
藍「ラベンダーって言う花の匂いだ」
フォン「異世界って色んなものがあるんだね!」
藍「色んなもの...色んな建物 色んな食事に色んな乗り物があるぞ」
そういや俺が作ったファミリーはどうなったんだろうか? 今日連絡取ってみるか
藍「よし洗い流すぞ」
フォン「体も洗ってくれるの?」
藍「背中は洗ってやる前は自分で洗え」
フォン「えー...」
そこまでやる義理はねぇわ!!
藍「どうだ?痛くないか?」
フォン「気持ちいい...」
藍「さよか よし!前は自分で洗えよ?」
そして自分の頭を洗う
藍「ひゃっ!?」
いきなり背中を触られる
エイリム「妬いちゃうなぁ...ボクもランに洗って貰いたいな...」
いやいやエイリムは洗えるだろ?wwww
エイリム「背中だけでいいから...」
フォンだけやってエイリムを断るってのもな...
藍「背中だけな...」
エイリム「やったー!」
藍「背中向けろ」
エイリム「手でもいいよ?」
調子に乗るな!キツく擦る
エイリム「いたいいたいいたい!!ランいたいってば!ごめんなさい!」
藍「はぁ...ったくすぐに調子に乗るんだからなぁ...エイリムは...」
エイリム「あはは...」
さて 俺も洗うか
フォン「ボクが兄さんの髪の毛洗う!」
藍「そうか?じゃあ頼む」
フォン「うん!任せて!」
あーやっぱ人に洗われるのは気持ちいいなぁ
藍「ふぁー...」
フォン「兄さん?」
藍「んー」
フォン「眠いの?」
藍「んー」
フォンside
兄さんがボクに体を預けながら寝ているんだけど凄く軽い!! 体も小さくて可愛い!ボクが兄さんでも良いんじゃないかな?って思ったけど時折見せる男らしさ!うんアレは兄さんだ! 兄さんについてきて良かった 兄さんの手料理は美味しいし家族は優しいし 兄さんがモテモテなんだなってすぐにわかる ボクも兄さんが好きだから絶対に誰にも渡さない! 兄さんはボクが守らなくちゃ! それにしても兄さん強かったなぁ...ドラゴンを倒す兄さん...はぁはぁ...兄さん可愛くて格好いいなんてずるい!離れられなくなっちゃうじゃないか!離れる気なんてないけど!つまり何が言いたいかというと兄さんが大好き!兄さんと一緒に寝たいし 兄さんと遊びに行きたいし 兄さんと狩りに行きたいし 兄さんと二人でお風呂に入りたいし 兄さんと...ってそれはまだ早いかな?異世界って女が多いって昔勇者の本で読んだもんね 兄さんもまだ男とそんな関係になってないよね?まぁなってたら...どうしようかな?閉じ込める?いや閉じ込めても兄さんなら出ていきそうだな...兄さん強いからなぁ...孤立させる?悲しむかな...悲しむことはしたくないな...うん...はぁ兄さん兄さん兄さん兄さん ずっとボクの傍に居てね?離れたら許さないよ?
エイリム「ラン?」
ちっ...二人きりの時間を エイリム兄さんにだって兄さんは渡さないからね!
フォンsideout
フォン「あっ エイリム兄さん...兄さんが寝ちゃって...」
エイリム「あー 寝ちゃったかぁ 疲れがピークに達したんだね 分かったよランはボクが連れていくからフォンはゆっくり入ってなよ」
フォン「はーい」
エイリムside
うん アレはランに惚れてるね またライバル増えちゃった...まぁライバル多い方が燃えるよね でもムカつくな ボクが最初にランに出会ったのに...
ランもちょっと好かれ過ぎじゃない?ダインズにノイルにローグにセイム団長でしょ? それにギルド長に受付に帝にライに副会長に双子に会長はまだかな?キラも好いてはないけど...多分時間の問題だろうね イチヤもランを優しい目でみてるし クラウス先生もランを落とすって言ってたし親衛隊だって...それに勇者でしょ?あー...もう...城にずっと居れば良いのに...大丈夫だよ働かなくてもボクが養ってあげるから...とか言っても無駄なんだろうな...異世界料理を広めるとか言ってるし...ボクに出来ることは一緒に狩りに...行けるのは学生までなんだろうな...はぁ ランもういいじゃん...城で暮らそうよ...一緒に居るだけで良いんだから簡単でしょ?そりゃSEXもするけどさ...やっぱりダメかなぁ...?
取り敢えず服着せて...ランのランも可愛いい!!
ツンツンとつついていると
藍「んんっ...」
感じたのかな?可愛いなぁ...早くボクのになってよラン...早く早く早く早く
ダインズ「何をしているんだエイリム また襲うつもりか?今度こそ嫌われるぞ」
分かってるよ...あー また一人で抜かなきゃいけないじゃん
気持ち良さそうに寝て...はぁ...早く寝かせに行こうか
そしてボクはランを抱き上げ部屋に寝かせにいった
エイリムsideout
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中々150になりませんなぁ(´・ω・`)147から149をうろうろしてるwwww ※回が少ないか?(´・ω・`)すまんね中々持っていけないんだ(´・ω・`)
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