勇者の称号?あーそんなの捨てたよ。

霊冥威夢

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いざ帝国へ!

エイリムと座談会2...断る!

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うーん...うーん...座り心地は良くもなく悪くもなく...

エイリム「どうしたの?ずっと黙ってるけど...もしかして酔っちゃった?」

藍「違う違う!馬車の中だと仮面してたら少し暑いなぁって思って...外して良い?」

流石に暑いてか息苦しいwwww屋内で仮面付けるものじゃない!

エイリム「あぁ~...気付かなくてごめんね?外していいよ!何か飲む?冷たい果実水ならあるよ!」

果実水!!欲しい!!

藍「飲みたい!!」

待っててねと言い準備するエイリム 邪魔になるだろうから立ち上がろうとすると

エイリム「どこ行くの?」

藍「いや...邪魔になるかなって思って...それに重いでしょ?」

するとエイリムは不満げな顔をして

エイリム「重くないし羽のように軽いよ!邪魔にもならないし!ずっと座ってて!ほら出来たよ!」

羽のようにって...チビだからか!くっそ!俺だって成長期なんだ!まだまだ伸びる!そんな事より果実水なるものを!

藍「んっ...ゴクゴクぷはっ!おいし~!!」

まじでうめぇ!!カラカラだった喉が潤うぜ!wwww

エイリム「そう?良かったぁ...ボクにもちょうだい?」

ん?もうひとつ用意してるからそっち飲めば良いのに

藍「そっちにあるぞ?」

エイリム「それがいいの!ふふっ...間接キス」

うん聞かなかった事にしよう...え?無理がある?面倒なんだもん...

エイリム「それはそうと何で森に居たの?一人でいたの?おウチの人は?」

ちょっ....一気に質問しないで!そこまで有能じゃないよ俺!

藍「えっと...何で森に居たかは魔法の勉強で試し撃ちに一人で行ってたんだ...家族は此処には居ない...」

間違ってないよ!この世界には居ないしね!勇者召喚されたことはまだ言わない方が良いとおもうし...いやでももう言っちゃうか?どうせ着いたらバレるだろうし...なんで馬車で言わなかったかって怒られそうだしな...

エイリム「ふーん...それでどこの人?ボクはランみたいな髪色の人見たことないし...」

藍「その信じられないかもしれないけど...俺...勇者召喚に巻き込まれたんだ...だから違う世界の人間なんだ...勇者召喚に巻き込まれたただの一般人...無能な一般「そんな事ないよ!」え?」

エイリム「ランはボクたちを助けてくれた!あの時本当は暗殺者たちに殺されるはずだったボクたちを救ってくれたのは紛れもなくランだろう!?見たことも聞いたこともない魔法で!ランは無能なんかじゃない!そんなに自分を卑下ひげにしないで!見ず知らずの王族を助けたんだ!それだけで凄いことなんだよ!!胸はって良いんだよ!!」

そっか俺は無能じゃないのか...そんな事言われるとなんか照れくさいや...

藍「あ.ありがとう///」

エイリム「ボクは本当の事言ったまでだよ...て言うかその顔反則...もう...ランは可愛いなぁ本当に...///」

また可愛いって!

藍「俺は可愛いんじゃなくて格好いいんだよ!!」

エイリム「ふふっ...それはないかな♪」

えぇ~...なんでだよぉ...

エイリム「自分の顔鏡で見たことある?」

藍「失礼な!毎日見てたし!平凡な顔をな!!」

エイリム「はぁ...本当に無自覚なんだね...こりゃ大変だ...ボクが守らないと...」

納得いかねぇ~...

エイリム「それで話戻すけど.どこで勇者召喚されたか分かる?ボクの国ではやってないはずだけど」

あー...どこだったかなぁ...

藍「えー...ちょっと待ってね思い出すから...確か...ラーズ王国?ラウズ王国?そんな感じだったような?」

エイリム「ラルズ王国かぁ...やりそうな国だねぇそっかぁラルズかぁ...はぁ...なんでラルズで召喚されたのにあの森に居たんだい?」

やっぱ聞かれるよなぁ(笑)まぁ隠すことでもないし話しますか!

藍「さっき勇者召喚に巻き込まれたって言っただろ?勇者召喚されたのは俺じゃなくて俺の友達...んー顔馴染み...違うな知り合いの方なんだ...それで俺は巻き込まれたただの人間だから不憫に思ったんだろうね...神様が力をくれてあの森に落としてくれたんだ!」

神子の事は黙っておこう話長くなりそうだし...

藍「それで巻き込んでくれた知り合いと俺はまぁ家が近くていつも振り回されてて色々面倒な事に巻き込まれたりしてウザくなっちゃってさ...召喚されたこの世界では会わないようにするために帝国に逃げるつもりだったんだ!それで魔法試し撃ちしながら歩いてるとエイリム達に出会って今に至るって事なんだ...」

エイリムは固まっている

藍「エイリム?おーい」

ペチペチと頬を軽く叩く

エイリム「あぁ!ごめんね!中々壮絶な過去を送ったんだね...心中お察しするよ...」

ははっ..本当にアイツと居たら面倒な事しか舞い込んでこねぇ...俺と同じ転校生だったから仲良くしたのに...はぁ...後悔しても遅いな...仕方ない...これからの事考えるか...

エイリム「まぁでも大丈夫!これからはボク達帝国がランを守るから!むしろ守らせて欲しい!ボクの傍から離れないで!!そうだ!ベッドも同じにしよう!そう!それがいい!!」

ちょっとエイリムさんや...もちつ..落ち着け?wwww それと一緒には寝ないからな?

とそんな話をしていたら馬車が止まったようだ
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