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30 マッチョさん、尊敬の目で見られる
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王都に移り住んでからの私はけっこう忙しい。筋トレ、栄養摂取、グランドマスターによる戦闘指南、筋トレ、栄養摂取、初代人間王の手記の翻訳、筋トレ、栄養摂取、現人間王への進捗の報告、筋トレ、栄養摂取。
ギルドメンバーとしての仕事をまったくしていないが、王から直接頼まれた仕事をやっているので仕方が無い。こうして朝から晩まで働いていると、サラリーマンだった頃の自分を思い出す。忙しすぎてカロリーが足りていない気がしたので、一週間ごとに体重をしっかりと記録することにした。体重計を始め、幸い王城にはいろんなものが置いてあり、わりと使いたければスキに使わせてもらえる。
王城に用意された私の部屋は豪華すぎて落ち着かなかったので、もう少し狭い一人部屋に変えてもらった。常駐メイドの類もお断りして、私が部屋にいない時に掃除と洗濯だけをお願いした。
私は自己管理を自分でやりながらトレーニングをしたい派なのだ。
王に呼び出されるまで自室待機だったので、部屋でストレッチをしていたら、宮廷衛士に呼ばれた。
「マッチョさん、お時間です。王のところまでご案内します。」
宮廷衛士に通されて、まだ行ったことが無い通路へと通された。
「ここから先は、マッチョさん一人で行ってください。王家の機密がある場所なので、私は近づいてはいけないのです。突き当りの部屋です。」
そんな重要な場所に、なにがあるのか。
一人で通路を進み、扉をノックする。
「入っていいぞ。カギはかけていない。」
「失礼します。」
目の前の光景に驚く。これは・・・トレーニングマシンの数々ではないか!
やはり宮廷内にあったのか。むぐぐぐ、全身が見える大きな鏡に、チンニングマシン、ベンチ、重さの順番でしっかりと整理されたダンベルにバーベル、さらには樹脂で作ったストレッチバーまで。ここまで見事な個人トレーニングの機材は以前にいた世界でもなかなか見たことが無いぞ。もちろん私のトレーニングルームよりはるかに規模は上だ。王家の所有物と比べること自体がナンセンスなのだが、なぜか悔しい。
「来たかマッチョ。時間通りだな。」
王は先にトレーニングをしていたらしい。汗がにじんでいる。
「見事な機械の数々だろう?これは初代人間王がドワーフ王に頼んで造ってもらったものらしい。今でも一年に一度、ドワーフ王に異常が無いか見てもらっている。いくつかの機械は壊れるたびに作り直したらしいがな。」
この中のいくつかは、数百年もののトレーニングマシンか。異常もなく動いているということは、それだけドワーフの技術が高いのだろう。私がいた世界よりも工作精度が高いのではないだろうか。
「王家の秘密なのではないのですか?なぜ私に見せても良いとなったのでしょうか?」
「その秘密も、少しずつ解禁しようと思っている。条件が揃えばだがな。」
条件?
「タベルナ村は知っているな。あそこで養豚を始めたらしい。今後ソロウから王都まで肉が行きわたるのであれば、わざわざ鍛錬の方法を隠す必要もあるまい。魔物退治をするにしても、魔王と戦うにしても、今より精強な兵が必要になるのだ。ギルドの冒険者たちにも強くなってもらわねばな。」
スクルトさんが率いていた兵隊はけっこう立派に見えたが、その上を行く相手と戦わなくてはいけなくなるかもしれない、ということか。たしかにタンパク質不足の問題さえ解決できれば大きな戦力になる。
しかしあの村長さん、やり手が過ぎるな。今なら村長さん念願の公衆浴場もタベルナ村に作ってもらえるのではないだろうか。
「わざわざお前を呼んだのは、これのことだ。」
ずいぶん立派な箱に入っている。20kgのダンベルよりは大きいな。
「初代人間王の愛用品でな。どう使うかまったく分かっていないのだ。」
あまり使われていないせいか、ピカピカに磨き上げられている。金属製の楕円の内側に、持ち手が二つ。持ち手もくるくると回るようになっている。これは・・・
「これを知っているか?マッチョ。武器だという話もあるが、武器にしては使いづらい気がしてな。」
いや、これは武器ではない。触ってみて確信した。アレだな。
「王様、これはバーンマシンという名前のものです。」
「バーンマシン。やはり武器か?」
「いえ、トレーニングの道具です。主に肩を鍛えるのに使うものですが、上半身全体を短期間で鍛えるのに効果的な道具です。」
肩や上半身と聞いて、王の目が光ったのを私は見逃さなかった。王の上半身は私よりも二回り以上も小さかったからだ。
「で、どう使うのだ?これは。」
「こうです。」
持ち手を順手で持ち、肩の高さまで持ち上げて、バーンマシン本体をクルクルと回してみる。
「失礼。腹筋台をお借りして用いると、このようにも使えます。」
腹筋をしながらバーンマシンを回す。
「おおお・・・」
すごく感心されてしまった。
「俺にもやらせてくれ!」
王もすっかり気に入ったようだ。こういう血筋なのだろう。息が切れるまで回し、王は満足そうだった。
「うーむ、素晴らしい道具だ。肩だけでなく腕や胸や背中にまで効いているのが分かるぞ。初代王は素晴らしい道具をつかっていたのだな。」
「順回転と逆回転を交互に繰り返して数セット行うことが、一番効率よく筋肉が育つと思います。」
「そうか。では逆回転にも挑戦してみよう。さきほどと同じ回数だから、30回ほどだな。」
王がクルクルとバーンマシンを回す。いい追い込み方です。
バーンマシンはともかくとして、なんだか既視感があると光景だと思ったら、私が読んだ異世界転生のコミックでこういうシーンがいっぱい出てきていた。主人公は当然のごとく知っているが、異世界の人たちは知らないので一目置かれるみたいなシーンだ。
そういうもう少しラクな異世界転生のほうが良かった。なぜ私は異世界に来てまで、ガチで仕事をして、タンパク質を探し、命がけで魔物まで倒さなくてはいけないのだろうか。
ギルドメンバーとしての仕事をまったくしていないが、王から直接頼まれた仕事をやっているので仕方が無い。こうして朝から晩まで働いていると、サラリーマンだった頃の自分を思い出す。忙しすぎてカロリーが足りていない気がしたので、一週間ごとに体重をしっかりと記録することにした。体重計を始め、幸い王城にはいろんなものが置いてあり、わりと使いたければスキに使わせてもらえる。
王城に用意された私の部屋は豪華すぎて落ち着かなかったので、もう少し狭い一人部屋に変えてもらった。常駐メイドの類もお断りして、私が部屋にいない時に掃除と洗濯だけをお願いした。
私は自己管理を自分でやりながらトレーニングをしたい派なのだ。
王に呼び出されるまで自室待機だったので、部屋でストレッチをしていたら、宮廷衛士に呼ばれた。
「マッチョさん、お時間です。王のところまでご案内します。」
宮廷衛士に通されて、まだ行ったことが無い通路へと通された。
「ここから先は、マッチョさん一人で行ってください。王家の機密がある場所なので、私は近づいてはいけないのです。突き当りの部屋です。」
そんな重要な場所に、なにがあるのか。
一人で通路を進み、扉をノックする。
「入っていいぞ。カギはかけていない。」
「失礼します。」
目の前の光景に驚く。これは・・・トレーニングマシンの数々ではないか!
やはり宮廷内にあったのか。むぐぐぐ、全身が見える大きな鏡に、チンニングマシン、ベンチ、重さの順番でしっかりと整理されたダンベルにバーベル、さらには樹脂で作ったストレッチバーまで。ここまで見事な個人トレーニングの機材は以前にいた世界でもなかなか見たことが無いぞ。もちろん私のトレーニングルームよりはるかに規模は上だ。王家の所有物と比べること自体がナンセンスなのだが、なぜか悔しい。
「来たかマッチョ。時間通りだな。」
王は先にトレーニングをしていたらしい。汗がにじんでいる。
「見事な機械の数々だろう?これは初代人間王がドワーフ王に頼んで造ってもらったものらしい。今でも一年に一度、ドワーフ王に異常が無いか見てもらっている。いくつかの機械は壊れるたびに作り直したらしいがな。」
この中のいくつかは、数百年もののトレーニングマシンか。異常もなく動いているということは、それだけドワーフの技術が高いのだろう。私がいた世界よりも工作精度が高いのではないだろうか。
「王家の秘密なのではないのですか?なぜ私に見せても良いとなったのでしょうか?」
「その秘密も、少しずつ解禁しようと思っている。条件が揃えばだがな。」
条件?
「タベルナ村は知っているな。あそこで養豚を始めたらしい。今後ソロウから王都まで肉が行きわたるのであれば、わざわざ鍛錬の方法を隠す必要もあるまい。魔物退治をするにしても、魔王と戦うにしても、今より精強な兵が必要になるのだ。ギルドの冒険者たちにも強くなってもらわねばな。」
スクルトさんが率いていた兵隊はけっこう立派に見えたが、その上を行く相手と戦わなくてはいけなくなるかもしれない、ということか。たしかにタンパク質不足の問題さえ解決できれば大きな戦力になる。
しかしあの村長さん、やり手が過ぎるな。今なら村長さん念願の公衆浴場もタベルナ村に作ってもらえるのではないだろうか。
「わざわざお前を呼んだのは、これのことだ。」
ずいぶん立派な箱に入っている。20kgのダンベルよりは大きいな。
「初代人間王の愛用品でな。どう使うかまったく分かっていないのだ。」
あまり使われていないせいか、ピカピカに磨き上げられている。金属製の楕円の内側に、持ち手が二つ。持ち手もくるくると回るようになっている。これは・・・
「これを知っているか?マッチョ。武器だという話もあるが、武器にしては使いづらい気がしてな。」
いや、これは武器ではない。触ってみて確信した。アレだな。
「王様、これはバーンマシンという名前のものです。」
「バーンマシン。やはり武器か?」
「いえ、トレーニングの道具です。主に肩を鍛えるのに使うものですが、上半身全体を短期間で鍛えるのに効果的な道具です。」
肩や上半身と聞いて、王の目が光ったのを私は見逃さなかった。王の上半身は私よりも二回り以上も小さかったからだ。
「で、どう使うのだ?これは。」
「こうです。」
持ち手を順手で持ち、肩の高さまで持ち上げて、バーンマシン本体をクルクルと回してみる。
「失礼。腹筋台をお借りして用いると、このようにも使えます。」
腹筋をしながらバーンマシンを回す。
「おおお・・・」
すごく感心されてしまった。
「俺にもやらせてくれ!」
王もすっかり気に入ったようだ。こういう血筋なのだろう。息が切れるまで回し、王は満足そうだった。
「うーむ、素晴らしい道具だ。肩だけでなく腕や胸や背中にまで効いているのが分かるぞ。初代王は素晴らしい道具をつかっていたのだな。」
「順回転と逆回転を交互に繰り返して数セット行うことが、一番効率よく筋肉が育つと思います。」
「そうか。では逆回転にも挑戦してみよう。さきほどと同じ回数だから、30回ほどだな。」
王がクルクルとバーンマシンを回す。いい追い込み方です。
バーンマシンはともかくとして、なんだか既視感があると光景だと思ったら、私が読んだ異世界転生のコミックでこういうシーンがいっぱい出てきていた。主人公は当然のごとく知っているが、異世界の人たちは知らないので一目置かれるみたいなシーンだ。
そういうもう少しラクな異世界転生のほうが良かった。なぜ私は異世界に来てまで、ガチで仕事をして、タンパク質を探し、命がけで魔物まで倒さなくてはいけないのだろうか。
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