20 / 133
20 マッチョさん、装備を考えたりハムを食べたりする
しおりを挟む
「そういえば武器屋さんに、防具を金属製にしないかという話をされたんですが、やはり皮よりも金属の方がいいんでしょうか?」
「お前なら金属の方がいいんじゃないのか?旅に出るなら毒を持った野生動物や魔物を相手にしないといけないこともあるからな。革製だと牙とか爪が貫通するぞ。」
それは怖い。
「毒消しとかは・・・」
「あるにはあるが、効いてくるまで時間がかかるからなぁ。毒をもらった状態で戦うのはしんどいぞ。痛いし。あと毒によっては鎮痛剤と毒消しを併用できないからなぁ。」経験済みという感じの言葉だ。
「毒消しで思い出した。お前に渡した鎮痛剤、ちゃんと色のついた瓶に入れて保管しておけよ。ああいうのを持っているか持っていないかってところで、冒険で生死を分けることになるからな。」
都合のよい回復方法が無いこの世界では、たしかに痛み止めは大切だ。しかし私は生死がかかったような冒険に出なくてはいけないのか?もう少しヌルい旅でいいのだが。
「まぁ俺の方の用事はこれで全部だ。三日後の早朝にはギルドに来てくれ。」
「分かりました。」
この街とお別れか。王都に行けばきちんとタンパク質を取れるほどの稼ぎになるのだろうか?
ギルドの詰所に寄って、ルリさんと話をする。いちばんお世話になった人間だ。
「マッチョさん、この街を離れちゃうんですよね・・・」
やっぱり分かっていたか。有能かつ聡明だ。しかし目線は明らかに筋肉に行っている。いままでお世話になったお礼代わりにバルクアップのひとつでもしてあげたいところだが、あちこち痛んだ状態で筋肉に負荷はかけられない。この人は私と私の筋肉と、どちらと別れるほうが辛いのだろうか。
「ルリさん、本当にお世話になりました。お別れは三日後ですけれどもね。」
「まぁ仕方ありませんよね。お仕事がある場所に行かないと、食べられませんものね。」
「えー、マッチョさんギルドからいなくなるんですか?」
他の冒険者たちがギルドにやって来た。まだお酒臭いな。
「ええ。魔物が少なくなって稼げないから、他の街に行ってこいとギルマスに言われて。」
「あー、そうですよねぇ。しばらくは薬草採取とか、街道整理とか、あんまりお金にならない仕事ばっかですもんね。」
「弱い魔物退治までマッチョさんにやられたら、俺らが食えなくなるもんなぁ・・・」
「でも旅に冒険かぁ。いいなぁ・・・」
「いちおう冒険者だからなぁ、俺らも。憧れるよなぁ・・・」
一部の人間しか旅はできないようだ。そういえば私は前の世界でもたいした旅の経験が無い。こういう世界なら野宿をする必要もあるだろう。うーむ・・・
「ルリさん、旅の経験はありましたよね?」
「ええ、まぁありますけれど。」
「旅に必要なものってどんなものでしょう?」
「うーん。一般的な魔物退治に必要な道具に加えて、毛布に多めの食料とかですかね。携帯用のテントを持ち運べれば快適になりますよ。かさばっちゃいますけれど。」
今回は意外なものが入っていなかった。
「マッチョさん、どちらへ行くのか決めているんですか?」
「いえ、まったく考えてないです。王都に行くことになったので、そちらに滞在してから決めようかと思っています。」
さっき旅に出ることが、私の意思とは関係なく決まったのだ。
「王都のほうが情報が集まりやすいですからね。グランドマスターとお話をしていたら、行きたいところも決まると思いますよ。」
そうだな。いま考えても仕方が無い。装備を整えて、王都に行く準備にだけ専念しよう。
「じゃぁ今日はこれで。また来ます。」
「マッチョさんお疲れ様でした。」
「マッチョさん、お疲れしたー!」
「ハムの残りは、マッチョさん行きつけのお店に持っていくので食べてください!」
そういえば村長が持ってきたハムをまだ食べてないぞ。塩漬けだろうから、保存食として使えるのではないだろうか?しかも待望のムネ肉だ。
昼食を取りにいつもの食堂へ行く。
「マッチョさん、ハム届いてますよ!食べますよね?」
いつもの給仕のお姉さんだ。
「ええ。いつものお肉セットと野菜セットと、ハムを一人前ください。」
「承りましたー!」
あの村長が樽いっぱいに持ってきたくらいだ。かなりの自信作なのだろう。即興で作ったハムブルクですらあの仕上がりだったのだ。いったいどんな味なのだろう?
来た。
待望のハムだ。見た目はサラダチキンの香草味に近い。ナイフで一口サイズに切り、フォークで口に運ぶ。さぁ、味はどうだ・・・
美味い!
そうか。防腐剤や添加物が入っていないハムだから、これほどの滋味が出るのか。
サラダチキンなどと比べたら申し訳が無い。これでひとつの料理として成立している。あの村長はどれほどデキる男なのだ。
「それ、美味しそうですよね。シェフも食べたがってましたよ。」
「給仕さんも食べたいですか?」
「そりゃもう!美味しいかどうかなんて見た目で分かりますよ!お仕事ですから。」
「じゃぁお世話になったので、皆さん一皿ずつ食べてください。」
「いやったー!ハムぅー!こーきゅーひーん!」
肉に喜ぶ声を聞くのは嫌いではない。
恒例の肉と野菜のセットを食べ終わったら、シェフが出てきた。いつも厨房のほうで忙しそうにしているから、初めて会ったな。
「マッチョさん、ハムありがとうございます。本当に高価なものを頂いて・・・従業員を代表してお礼を言います。」
頂きものだからなぁ。あまり畏まれても困る。
「私、三日後にはこの街を出なくちゃいけないんですよ。色々ありまして。で、伺いたいのですが、このハムってどれくらい日持ちしますかね?」
「よくできた塩漬けですからね。もうすぐ冬になりますし、冬を越せる程度には日持ちすると思いますよ。」
まったく村長。なぜこれほどデキる男なのだ。私は心の中でガッツポーズを取り、顔は満面の笑みになってしまった。
「では皆さんがいただいた残りを、出発の時にもらっていきます。」
「だいたい樽半分くらいですかね。すぐに食べられるように、五人前ほど少し塩抜きをしておきます。」
このシェフも分かっている。王都に着くまでどれくらいの日数がかかるか知らないが、タンパク質の補給だけは忘れてはいけないのだ。
「お前なら金属の方がいいんじゃないのか?旅に出るなら毒を持った野生動物や魔物を相手にしないといけないこともあるからな。革製だと牙とか爪が貫通するぞ。」
それは怖い。
「毒消しとかは・・・」
「あるにはあるが、効いてくるまで時間がかかるからなぁ。毒をもらった状態で戦うのはしんどいぞ。痛いし。あと毒によっては鎮痛剤と毒消しを併用できないからなぁ。」経験済みという感じの言葉だ。
「毒消しで思い出した。お前に渡した鎮痛剤、ちゃんと色のついた瓶に入れて保管しておけよ。ああいうのを持っているか持っていないかってところで、冒険で生死を分けることになるからな。」
都合のよい回復方法が無いこの世界では、たしかに痛み止めは大切だ。しかし私は生死がかかったような冒険に出なくてはいけないのか?もう少しヌルい旅でいいのだが。
「まぁ俺の方の用事はこれで全部だ。三日後の早朝にはギルドに来てくれ。」
「分かりました。」
この街とお別れか。王都に行けばきちんとタンパク質を取れるほどの稼ぎになるのだろうか?
ギルドの詰所に寄って、ルリさんと話をする。いちばんお世話になった人間だ。
「マッチョさん、この街を離れちゃうんですよね・・・」
やっぱり分かっていたか。有能かつ聡明だ。しかし目線は明らかに筋肉に行っている。いままでお世話になったお礼代わりにバルクアップのひとつでもしてあげたいところだが、あちこち痛んだ状態で筋肉に負荷はかけられない。この人は私と私の筋肉と、どちらと別れるほうが辛いのだろうか。
「ルリさん、本当にお世話になりました。お別れは三日後ですけれどもね。」
「まぁ仕方ありませんよね。お仕事がある場所に行かないと、食べられませんものね。」
「えー、マッチョさんギルドからいなくなるんですか?」
他の冒険者たちがギルドにやって来た。まだお酒臭いな。
「ええ。魔物が少なくなって稼げないから、他の街に行ってこいとギルマスに言われて。」
「あー、そうですよねぇ。しばらくは薬草採取とか、街道整理とか、あんまりお金にならない仕事ばっかですもんね。」
「弱い魔物退治までマッチョさんにやられたら、俺らが食えなくなるもんなぁ・・・」
「でも旅に冒険かぁ。いいなぁ・・・」
「いちおう冒険者だからなぁ、俺らも。憧れるよなぁ・・・」
一部の人間しか旅はできないようだ。そういえば私は前の世界でもたいした旅の経験が無い。こういう世界なら野宿をする必要もあるだろう。うーむ・・・
「ルリさん、旅の経験はありましたよね?」
「ええ、まぁありますけれど。」
「旅に必要なものってどんなものでしょう?」
「うーん。一般的な魔物退治に必要な道具に加えて、毛布に多めの食料とかですかね。携帯用のテントを持ち運べれば快適になりますよ。かさばっちゃいますけれど。」
今回は意外なものが入っていなかった。
「マッチョさん、どちらへ行くのか決めているんですか?」
「いえ、まったく考えてないです。王都に行くことになったので、そちらに滞在してから決めようかと思っています。」
さっき旅に出ることが、私の意思とは関係なく決まったのだ。
「王都のほうが情報が集まりやすいですからね。グランドマスターとお話をしていたら、行きたいところも決まると思いますよ。」
そうだな。いま考えても仕方が無い。装備を整えて、王都に行く準備にだけ専念しよう。
「じゃぁ今日はこれで。また来ます。」
「マッチョさんお疲れ様でした。」
「マッチョさん、お疲れしたー!」
「ハムの残りは、マッチョさん行きつけのお店に持っていくので食べてください!」
そういえば村長が持ってきたハムをまだ食べてないぞ。塩漬けだろうから、保存食として使えるのではないだろうか?しかも待望のムネ肉だ。
昼食を取りにいつもの食堂へ行く。
「マッチョさん、ハム届いてますよ!食べますよね?」
いつもの給仕のお姉さんだ。
「ええ。いつものお肉セットと野菜セットと、ハムを一人前ください。」
「承りましたー!」
あの村長が樽いっぱいに持ってきたくらいだ。かなりの自信作なのだろう。即興で作ったハムブルクですらあの仕上がりだったのだ。いったいどんな味なのだろう?
来た。
待望のハムだ。見た目はサラダチキンの香草味に近い。ナイフで一口サイズに切り、フォークで口に運ぶ。さぁ、味はどうだ・・・
美味い!
そうか。防腐剤や添加物が入っていないハムだから、これほどの滋味が出るのか。
サラダチキンなどと比べたら申し訳が無い。これでひとつの料理として成立している。あの村長はどれほどデキる男なのだ。
「それ、美味しそうですよね。シェフも食べたがってましたよ。」
「給仕さんも食べたいですか?」
「そりゃもう!美味しいかどうかなんて見た目で分かりますよ!お仕事ですから。」
「じゃぁお世話になったので、皆さん一皿ずつ食べてください。」
「いやったー!ハムぅー!こーきゅーひーん!」
肉に喜ぶ声を聞くのは嫌いではない。
恒例の肉と野菜のセットを食べ終わったら、シェフが出てきた。いつも厨房のほうで忙しそうにしているから、初めて会ったな。
「マッチョさん、ハムありがとうございます。本当に高価なものを頂いて・・・従業員を代表してお礼を言います。」
頂きものだからなぁ。あまり畏まれても困る。
「私、三日後にはこの街を出なくちゃいけないんですよ。色々ありまして。で、伺いたいのですが、このハムってどれくらい日持ちしますかね?」
「よくできた塩漬けですからね。もうすぐ冬になりますし、冬を越せる程度には日持ちすると思いますよ。」
まったく村長。なぜこれほどデキる男なのだ。私は心の中でガッツポーズを取り、顔は満面の笑みになってしまった。
「では皆さんがいただいた残りを、出発の時にもらっていきます。」
「だいたい樽半分くらいですかね。すぐに食べられるように、五人前ほど少し塩抜きをしておきます。」
このシェフも分かっている。王都に着くまでどれくらいの日数がかかるか知らないが、タンパク質の補給だけは忘れてはいけないのだ。
0
お気に入りに追加
46
あなたにおすすめの小説

一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。


元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

モブっと異世界転生
月夜の庭
ファンタジー
会社の経理課に所属する地味系OL鳳来寺 桜姫(ほうらいじ さくらこ)は、ゲーム片手に宅飲みしながら、家猫のカメリア(黒猫)と戯れることが生き甲斐だった。
ところが台風の夜に強風に飛ばされたプレハブが窓に直撃してカメリアを庇いながら息を引き取った………筈だった。
目が覚めると小さな籠の中で、おそらく兄弟らしき子猫達と一緒に丸くなって寝ていました。
サクラと名付けられた私は、黒猫の獣人だと知って驚愕する。
死ぬ寸前に遊んでた乙女ゲームじゃね?!
しかもヒロイン(茶虎猫)の義理の妹…………ってモブかよ!
*誤字脱字は発見次第、修正しますので長い目でお願い致します。
2回目の人生は異世界で
黒ハット
ファンタジー
増田信也は初めてのデートの待ち合わせ場所に行く途中ペットの子犬を抱いて横断歩道を信号が青で渡っていた時に大型トラックが暴走して来てトラックに跳ね飛ばされて内臓が破裂して即死したはずだが、気が付くとそこは見知らぬ異世界の遺跡の中で、何故かペットの柴犬と異世界に生き返った。2日目の人生は異世界で生きる事になった

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる