51 / 111
51 油断
しおりを挟む
ほぼ中二日でアンナの相手をし始めてもうすぐ一カ月になる。
相手をする気が起きない日は、酒を飲みながらアンナの話と唄と笑顔を堪能して、アンナと一緒に寝た。
ハタから見ればアンナに溺れているだけの男に見えるだろうが、とにかく彼女ひとりに集中してどうにかしないと俺が持たない。
異世界人がこの世界に呼ばれて他国でなにか仕事をし始めたら、こうやって潰しにかかるというのがマハカムのやり方なのだろうな。
それにしても・・・マハカム王家の性技、凄すぎないか?
あー・・・。うん、これたぶん異世界人が伝えたんだろうな。こういう技術に秀でた女性が召還されたのだろう。あまりに性技術だけが突出している。絶頂に至らせる仕組みなど、俺が居た世界ですらきちんとした言語化や体系化はできていなかったのに。カンだけで最適解を見出す、やたら床が上手い野生型の女性ってたまーにいるからなぁ・・・
「私を抱きながら・・・んっ・・・なにをお考えですか?」
「アンナは床上手だなぁと思って」
「王家に伝わる秘儀というものが・・・んっ・・・ございまして・・・すべては・・・んっ・・・殿方を愉しませるために身につけるのが・・・んっ・・・責務でございます」
うーん。体位を変えたりリズムを変えたり色々と試してはいるが、アンナはイキそうでイカない。
この状態が一番迷うんだよな。
ポイントが違うのか、リズムが違うのか、圧迫の強さが違うのか。そもそも処女から中イキにかかるまでの時間というものを俺は知らない。どうすればイクのかまったく分からなくなったので、アンナには俺の耳をなめさせて、抱き付き騎乗位でゆーっくりと、漫然と出し入れだけをすることにした。
この頃にはアンナがちんこを欲しがるまでたっぷりと前戯をこなし、何度も何度もちんこを求められてから入れるようになっていた。アンナの愛液の量が多ければ、初めて抱いた時のような名器とはならずにほっとした。あれ、すごく気持ちいいけど怖いんだよ。
「なんだか・・・んっ!・・・これっ!・・・いつもと違います!」
声の漏れ方がイク女性特有の溜め方っぽく聞こえた。ここか?リズムをキープしたまま、アンナの腹側をわずかに圧迫するようにちんこの角度を調整する。
「んっ!・・・ダメです!・・・これはダメです!」
おっ?当たりか?
「なんでダメなの?」
「これは・・・これは・・・もう・・・」
アンナの言葉が聞き取りにくくなってきたな。自分の足裏の感触でアンナのふくらはぎを確認する。筋肉は固く張り、足の指先は握るように固まっている。
勝負所だな。
腰の動きは変えないまま、アンナの乳房を可愛がる。外側から内側へと指の腹を胸に埋めるように引き上げ、このタイミングが来るまで刺激していなかった乳首周辺を親指の腹でゆっくりと円を描くように触る。
アンナは胸から感じる快感を拒否するかのように、身体を逸らせた。効いてるっぽい。
「アンナ。胸を触らせてくれ。いま触りたいんだよ」
「ダメです・・・これ・・・続けられたら・・・」
「アンナ。耳はどうした?俺の耳を舐めてくれ」
「申し訳・・・ありません・・・これ・・・これ!・・・なにか・・・来ます!」
待ちに待った瞬間だ。アンナが自信を積み上げてくるとともに、同時に増えていくであろう油断だけが頼りだった。相手が王族であっても抱き続けていれば必ずスキができると思っていた。
「あっ!・・・おっ・・・おっ・・・おおっ・・・」
ふっ、ふっというアンナの呼吸音が耳元で聞こえる。絶頂に達したアンナの呼吸が肌をこすって気持ちがいい。人間がただの動物に変わる瞬間だ。
アンナの下半身は痙攣し、肉付きのいいお尻が痙攣でぷるぷると揺れている。背中は波打ち、太陽のような赤い髪が揺れながら俺の身体をこする。同時に俺の頭の中でもいまだかつてない脳内物質の放出が起きている。苦労した分だけ男側の報酬もケタ違いだな。やれやれ、やっと絶頂まで導けたか。俺は一度腰の動きを止めた。
アンナがイケたのはほぼマグレだな。場所はあそこで合っていたみたいだ。アンナの身体が納得するまで、ここまで時間がかかってしまうのか。やっぱり処女って大変なんだな。
・・・せっかく処女から仕込んできたのに、アンナの初めての絶頂の顔を見逃してしまった。
ん?
「アンナ?」
「見ないでください!」
泣いているのか?アンナは顔をシーツに押し付けて震えている。
「とっ・・・殿方を快楽に導くという立場を忘れて・・・殿方から与えられる快楽に溺れるなど・・・マハカムの王族にはあってはならないことです・・・」
アンナのプライドを丸ごと壊してしまったか。だんだんすすり泣きに変わってきた。
セックスで泣かれると余計に興奮してしまうじゃないか。
ちんこはアンナに入れっぱなしだったので、俺はアンナの感情を無視して攻め続けることにした。
もうここでセックスは女性が愉しむものだと身体に刻んでしまおう。
相手をする気が起きない日は、酒を飲みながらアンナの話と唄と笑顔を堪能して、アンナと一緒に寝た。
ハタから見ればアンナに溺れているだけの男に見えるだろうが、とにかく彼女ひとりに集中してどうにかしないと俺が持たない。
異世界人がこの世界に呼ばれて他国でなにか仕事をし始めたら、こうやって潰しにかかるというのがマハカムのやり方なのだろうな。
それにしても・・・マハカム王家の性技、凄すぎないか?
あー・・・。うん、これたぶん異世界人が伝えたんだろうな。こういう技術に秀でた女性が召還されたのだろう。あまりに性技術だけが突出している。絶頂に至らせる仕組みなど、俺が居た世界ですらきちんとした言語化や体系化はできていなかったのに。カンだけで最適解を見出す、やたら床が上手い野生型の女性ってたまーにいるからなぁ・・・
「私を抱きながら・・・んっ・・・なにをお考えですか?」
「アンナは床上手だなぁと思って」
「王家に伝わる秘儀というものが・・・んっ・・・ございまして・・・すべては・・・んっ・・・殿方を愉しませるために身につけるのが・・・んっ・・・責務でございます」
うーん。体位を変えたりリズムを変えたり色々と試してはいるが、アンナはイキそうでイカない。
この状態が一番迷うんだよな。
ポイントが違うのか、リズムが違うのか、圧迫の強さが違うのか。そもそも処女から中イキにかかるまでの時間というものを俺は知らない。どうすればイクのかまったく分からなくなったので、アンナには俺の耳をなめさせて、抱き付き騎乗位でゆーっくりと、漫然と出し入れだけをすることにした。
この頃にはアンナがちんこを欲しがるまでたっぷりと前戯をこなし、何度も何度もちんこを求められてから入れるようになっていた。アンナの愛液の量が多ければ、初めて抱いた時のような名器とはならずにほっとした。あれ、すごく気持ちいいけど怖いんだよ。
「なんだか・・・んっ!・・・これっ!・・・いつもと違います!」
声の漏れ方がイク女性特有の溜め方っぽく聞こえた。ここか?リズムをキープしたまま、アンナの腹側をわずかに圧迫するようにちんこの角度を調整する。
「んっ!・・・ダメです!・・・これはダメです!」
おっ?当たりか?
「なんでダメなの?」
「これは・・・これは・・・もう・・・」
アンナの言葉が聞き取りにくくなってきたな。自分の足裏の感触でアンナのふくらはぎを確認する。筋肉は固く張り、足の指先は握るように固まっている。
勝負所だな。
腰の動きは変えないまま、アンナの乳房を可愛がる。外側から内側へと指の腹を胸に埋めるように引き上げ、このタイミングが来るまで刺激していなかった乳首周辺を親指の腹でゆっくりと円を描くように触る。
アンナは胸から感じる快感を拒否するかのように、身体を逸らせた。効いてるっぽい。
「アンナ。胸を触らせてくれ。いま触りたいんだよ」
「ダメです・・・これ・・・続けられたら・・・」
「アンナ。耳はどうした?俺の耳を舐めてくれ」
「申し訳・・・ありません・・・これ・・・これ!・・・なにか・・・来ます!」
待ちに待った瞬間だ。アンナが自信を積み上げてくるとともに、同時に増えていくであろう油断だけが頼りだった。相手が王族であっても抱き続けていれば必ずスキができると思っていた。
「あっ!・・・おっ・・・おっ・・・おおっ・・・」
ふっ、ふっというアンナの呼吸音が耳元で聞こえる。絶頂に達したアンナの呼吸が肌をこすって気持ちがいい。人間がただの動物に変わる瞬間だ。
アンナの下半身は痙攣し、肉付きのいいお尻が痙攣でぷるぷると揺れている。背中は波打ち、太陽のような赤い髪が揺れながら俺の身体をこする。同時に俺の頭の中でもいまだかつてない脳内物質の放出が起きている。苦労した分だけ男側の報酬もケタ違いだな。やれやれ、やっと絶頂まで導けたか。俺は一度腰の動きを止めた。
アンナがイケたのはほぼマグレだな。場所はあそこで合っていたみたいだ。アンナの身体が納得するまで、ここまで時間がかかってしまうのか。やっぱり処女って大変なんだな。
・・・せっかく処女から仕込んできたのに、アンナの初めての絶頂の顔を見逃してしまった。
ん?
「アンナ?」
「見ないでください!」
泣いているのか?アンナは顔をシーツに押し付けて震えている。
「とっ・・・殿方を快楽に導くという立場を忘れて・・・殿方から与えられる快楽に溺れるなど・・・マハカムの王族にはあってはならないことです・・・」
アンナのプライドを丸ごと壊してしまったか。だんだんすすり泣きに変わってきた。
セックスで泣かれると余計に興奮してしまうじゃないか。
ちんこはアンナに入れっぱなしだったので、俺はアンナの感情を無視して攻め続けることにした。
もうここでセックスは女性が愉しむものだと身体に刻んでしまおう。
0
お気に入りに追加
492
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
義姉妹百合恋愛
沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。
「再婚するから」
そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。
次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。
それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。
※他サイトにも掲載しております
ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ
高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。
タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。
ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。
本編完結済み。
外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる